雑誌で見たことがあるだけの写真家だったのだけど
以前川島小鳥さんの講演に行った宝塚メディア図書館で
津田直さんの講演があるというので、行ってきた。
津田直さんは風景写真を作品として撮っている人です。
いやはや、なんか、結構ショック。こういう人が、作家なんだなぁ。
予想以上に、素晴らしかったです。
ちょっと心揺さぶられました。
それで津田直さんの、アイルランドを撮った写真集買って
サインももらってしまった。
大自然系の風景写真集買ったの初めてかも。
こういう風景ってあまり興味のない分野だったから。
写真集は前に本屋で見たことがあったけど
同じ写真をスライドで見ると
その美しさにやられてしまったのです。
やっぱりその作品に合った大きさって大事だなぁ。絵でも写真でも。
津田直さんは、しゃべる言葉は全然変じゃないけど
(それどころか、すごくプラクティカルで真面目でまっとう)
なんか佇まいが不思議な感じです。
いえ、どこにも変な所はないのですよ。
ストイックで真面目できちんとした山男風にも見えるのだけど、
目の奥にどこまでも深くて静かな沼があるような感じ。
どこか怖い、わからないものをもってるような。
でも悪い感じではない。いや、むしろ惹かれる。
物静かな佇まいながら、語る言葉はたくさんある、って感じでしょうか。
その言葉は、考えに考えられて、すっかり彼のものになり、
詩のような言葉になっていて美しい。
どこか得体の知れないところのある、
不思議な奥行きのある、いい男だと思いました。
才能にも環境にもそれなりに恵まれていたのだろうとは思う。
大学を出て一度も自分から営業することなく、広告の仕事をすることなく、
ただ自分の撮りたい作品だけ撮り、個展をし
作品集を出し続けてきたというのは珍しいんじゃないかな。
しかも下積みが長いわけでもない。
でも全然がつがつしてない。
写真を撮ることも、山を登るように現実的に入念に準備をして
一歩一歩行くべき道を淡々と行くだけ。そういう男。
小4で学校に行くのをやめた子どもが大学に行くまで8年間
どういう風に過ごし育ったのか、すごく興味があるなぁ。
やりたいことがはっきりしていて、ひたすら前を向いて全力でこなしていると、
話は向こうから来るし道は開けていく、というような人がたまにいるけど、
それもあると思う。
彼の写真は大きい。
物理的な大きさだけでなく、その厳しさも美しさも大きい。
そして、衒ったところのないまっすぐな視線だけど、
まっすぐな感じの写真ではないのです。
澄んでいるのに全然薄っぺらでない。
かなりスローシャッターで時間ごと撮っているせいかも。
写真よりも写真家自体に
すごい興味を持ってしまったのだけど
ほとんど興味のなかった風景写真に、少し目が開いた気がするので
本当に行ってよかった講演だった。
そしてこの翌日、大阪の美術館で森山大道展を見ている時に
そこで津田直さんにばったり会ったのでびっくりした!
ご挨拶しかできなかったけど、どきどきしました。
以前川島小鳥さんの講演に行った宝塚メディア図書館で
津田直さんの講演があるというので、行ってきた。
津田直さんは風景写真を作品として撮っている人です。
いやはや、なんか、結構ショック。こういう人が、作家なんだなぁ。
予想以上に、素晴らしかったです。
ちょっと心揺さぶられました。
それで津田直さんの、アイルランドを撮った写真集買って
サインももらってしまった。
大自然系の風景写真集買ったの初めてかも。
こういう風景ってあまり興味のない分野だったから。
写真集は前に本屋で見たことがあったけど
同じ写真をスライドで見ると
その美しさにやられてしまったのです。
やっぱりその作品に合った大きさって大事だなぁ。絵でも写真でも。
津田直さんは、しゃべる言葉は全然変じゃないけど
(それどころか、すごくプラクティカルで真面目でまっとう)
なんか佇まいが不思議な感じです。
いえ、どこにも変な所はないのですよ。
ストイックで真面目できちんとした山男風にも見えるのだけど、
目の奥にどこまでも深くて静かな沼があるような感じ。
どこか怖い、わからないものをもってるような。
でも悪い感じではない。いや、むしろ惹かれる。
物静かな佇まいながら、語る言葉はたくさんある、って感じでしょうか。
その言葉は、考えに考えられて、すっかり彼のものになり、
詩のような言葉になっていて美しい。
どこか得体の知れないところのある、
不思議な奥行きのある、いい男だと思いました。
才能にも環境にもそれなりに恵まれていたのだろうとは思う。
大学を出て一度も自分から営業することなく、広告の仕事をすることなく、
ただ自分の撮りたい作品だけ撮り、個展をし
作品集を出し続けてきたというのは珍しいんじゃないかな。
しかも下積みが長いわけでもない。
でも全然がつがつしてない。
写真を撮ることも、山を登るように現実的に入念に準備をして
一歩一歩行くべき道を淡々と行くだけ。そういう男。
小4で学校に行くのをやめた子どもが大学に行くまで8年間
どういう風に過ごし育ったのか、すごく興味があるなぁ。
やりたいことがはっきりしていて、ひたすら前を向いて全力でこなしていると、
話は向こうから来るし道は開けていく、というような人がたまにいるけど、
それもあると思う。
彼の写真は大きい。
物理的な大きさだけでなく、その厳しさも美しさも大きい。
そして、衒ったところのないまっすぐな視線だけど、
まっすぐな感じの写真ではないのです。
澄んでいるのに全然薄っぺらでない。
かなりスローシャッターで時間ごと撮っているせいかも。
写真よりも写真家自体に
すごい興味を持ってしまったのだけど
ほとんど興味のなかった風景写真に、少し目が開いた気がするので
本当に行ってよかった講演だった。
そしてこの翌日、大阪の美術館で森山大道展を見ている時に
そこで津田直さんにばったり会ったのでびっくりした!
ご挨拶しかできなかったけど、どきどきしました。
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