sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

ミリオン・ダラーホテル

2007-03-29 | 芸術、とか
プチ独身でくつろいで
普段あまり見ないテレビをつけたら
たまたま映画が始まって
これが、中々よくて、当たりでした。

オープニングの空の色がすごくきれいで、
雰囲気で見せる映画かと思ったら、
案外何だか良くって、
最後までじっくり見て、しみじみしちゃった。
しみじみしても、気分はすっきりです。
悲しいラストなんだけど。

ヴィム・ヴェンダース監督の作品だったのね。
そういわれれば、そうかも。
いや、確かに、そうですね。

ロサンジェルス。
不思議で負け犬でいかれた
はぐれ者たちの棲家
ミリオンダラー・ホテルで起こった自殺(殺人?)事件を
調査にくるFBI捜査官がメル・ギブソンで
初めて、メル・ギブソンに、好感を持った。
強いのに痛々しさも隠されていて、何よりムンムンしてなかったから。
好みじゃなかったミラ・ジョボビッチも、初めて、いいと思った。
全体から裸足の透明感が滲んでいて、彼女の後ろに、
いつも最初のシーンの空の色が見える気がしたから。

登場人物の名前もいい。
トムトムとエロイーズ。ジェロニモ。イジー。
FBI捜査官はスキナー。
これだけでも、物語が匂う。
そしてトムトムの読むイジーの詩は
心を打ちました。

Love can never be portrayed the same way
as a tree,
or the sea,
or any other mystery.
It’s the eyes with which we see.
It’s the sinner in the saint.
It’s the light inside the paint.

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