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邪眼剣のシャチ

2010年05月18日 15時38分18秒 | カード情報(ブロッコリー)
ついにクロニクルがはじまりました。
カードの内容はほぼ判明している訳ですが、
細かな修正点を探しつつ毎回チェックして行きたいと思います。
クロニクル第1回のカードは邪眼剣のシャチですね。

能力ステータスはどうやら全く変わってないみたいです。
弱くなっていることを心配しなければならないカードだったので
これは一安心です。
5/5/5のアイテム2にディフェンダーまで付いていて、
単体で使っても大丈夫な戦力です。
アイテムユーザーの英雄は低スペック、
の流れを一気に覆す大物の登場ですね。
能力はレベル3のオーガミノタウロスを6/6くらいまで成長させる。
リミット8合計で8/11/11アイテム3ディフェンダー
くらいの能力になります。
英雄点1のパガンやブリキンの
能力の強さと実際の活躍して無さを考えるなら、
このくらいでも強すぎる事はないでしょうね。
英雄点2ならむしろこれぐらいないと、と言うところです。

邪眼剣のシャチの偉いところはこの重対抗環境にあって
殴り合い系の巻き返しを狙って投じられたカードであるという事ですね。
対抗枠重視のデックが万能化しているのは、
殴り合いの数字で勝負するユニットに本当に強いものが出てないからであって
根本的に強いユニットが出れば環境も変わるはずです。
ではその根本的に強いユニットに邪眼剣のシャチが見合ったカードなのかと言うと
今更ですが、
防御力を6にして能力は+2/+2にしたほうがよかったのでは、と
思わないでもない。
なぜって、防御力5点ではアンゴルボダに殺されるからですよ。

スケグル制限の次に来るカードはまずアンゴルボダで間違いないでしょう。
そしてアンゴルボダは環境に防御力6以上のカードがなかったら
アニバーサリー時代のアーマーン並に活躍できるユニットになってしまいます。
アーマーン並ではまだ制限までは行かないでしょうが、
使っていて不利になる状況がほとんど見当たらないというのは
あまり気持ちのいいものではありません。
問題は、レベル5以下にアンゴルボダに
殺されないユニットがほとんど存在しないという事です。
レベル5で防御力6のユニットのほとんどはイニシアチブマイナスを持つので
耐性を持っているユニットと
オーガパワーブラザーズ、ゴツマジロ、バブルクラブ、ドレッドシャーク以外は
みんな5点で死ぬか破棄されます。
(耐性があってもポーラーシール、キラーホーン、ウィンターウルフは破棄ですね)
これは要するに、レベル5の英雄は防御力が低くデザインされている事の弊害で
「防御力で勝負する英雄」が存在しなかったら
3すくみの形にならないんですね。
グーとチョキだけでジャンケンしてるようなものです。
邪眼剣のシャチはこれで十分強いユニットなので、
他に防御力の高い英雄を出しておけばそれでいいのですが、
レベル5で防御6以上の英雄を出す決断はしないような気がするなぁ。
もしそれをしなかったらあとでアンゴルボダがめちゃくちゃ強くなっても
なんの文句もいえないと思うんだけど。
あるいはレベル6でもいいからアンゴルボダに有利が付くデザインですね。
ブルータスが「食らいつく」でも持っていたらよかったんですけど。
あ、ブルータスはレベル6だけど防御力5しか無かったですか。
じゃあダメですね。
要するに防御力6以上で防御5点の飛行を即死させられて
常備枠も持っているようなユニットです。
キャリスタが該当しますが、同じようなのがもう1体くらいですね。
はたまたレベル4以下でアンゴルボダを倒せるユニットか。
強くなる事が分かってるんですから、
今のうちからアンゴルボダを押さえ込むカードを用意しておかないと
環境がそればっかりになってから対策しても遅いです。

邪眼剣のシャチはミノタウロスも強化しますね。
これだけでイッカクの互換として使えるわけですから
オークミノタウロスデックに入れてもいいカードでしょう。
というより、パーティの形が3・5に限定されてしまうオーガデックよりも
そっちで使うほうがずっと強そうな気がします。
邪眼剣のシャチがいたらレッドソニアはいらない気がしますが
オークの皇帝なら邪眼剣のシャチが居ても
戦法が全く違いますから活躍できます。

イラストはどうでしょう。
実力のあるイラストレーターを起用したはずですが
持ち味であるはずの迫力が出ていない気がします。
クオリティを求めて有名イラストレーターに依頼したら
スケジュールの関係で逆にクオリティの高いものが
完成しなかったんでしょうか。
ゲームジャパンに乗ってたミンクはいい出来だったんですけど。

記事の後半では魔神掌、魔法陣「油壷」、宝物庫の
3種の儀式地形にも触れられています。
そうなんです、魔法陣「油壷」が復活するんですよ。
これもゲームジャパンに乗っていた情報だったんですが
ブログではあえて取り上げていなかった部分です。
実は儀式地形になっている、というのは初出ですね。
魔法陣「陽炎」との違いを出さなければいけないですから
なるほどの改変です。
陽炎は支配するためのユニットが必要であるため、
結局レベル8のユニットは呼べないのが大きな欠点でしたけど
その弱点がなくなったなら
大型ユニットはずっと使いやすくなりますね。
もともと何度も使用する効果ではないので、
1回使うと代理地形になるのはそれほど気にならないと思います。
使用するとそのターン、
支配地形&誰も居ない地形に属性のユニットを呼びまくれる、
というところでしょうか。
英雄が呼べたら魔法陣「水瓶」でダゴンを呼ぶのですが
余計な制限はないといいんですけど…。

宝物庫は消耗品しか戻せなくなるようです。
朧月夜も複合スペルは戻せませんので、妥当な修正ですね。
このくらいで済んでよかったです。
タイプが付いたものは不可、とか書かれなくて良かったです。

次回は神獣の女神ジーグルーデだそうです。
ジーグルーデは蒼天界の神馬のなかでは
辛うじて強いと思えるカードだったので、安心して待てます。
気になるのはジーグルーデ以外のカードを
どれだけ強くしてくれてるかですよ。

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