白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ

わたくし白鳩がカードゲームの話を書き連ねるブログ

ファイア・ビートル

2020年04月30日 23時40分15秒 | カード情報(双星のシャンバラ)
ドゥーガの追加レベル4ユニットカード。
種族ネイチャーでスペル*枠を持つが、引き換えにステータスが大幅に下がっているので
強いカードではない。
スペル枠を消費してステータスをあげられる特殊能力が欲しかった。

4/4/4で甲殻を持つ。
似たステータスのユニットは4/5/5で同種の能力を持つグリーンスライムだが
飛行とスペル枠を引き換えにして攻撃力防御力が1ずつも下がってしまうのは痛すぎる。
特に今環境で攻撃力がレベル分しかないレベル4、というのは
パーティに存在するだけで全体の足を引っ張る。
残りレベル4ではどう頑張っても攻撃力6点を稼ぐのが精いっぱいだからだ。
総攻撃力が10点にしかならないことが見えているなら
先攻でも後攻でも同時でも脅威にならない。
この状況を1枠で覆せる戦闘スペルカードは存在しないのでスペル枠も持っているだけ虚しい。
攻撃力が要求されない場面では強いので風相手には有効。
構築段階で相手が風を使うと読めているなら入れてもいいか。


精鋭揃いのシャンバラのレベル4勢の中で唯一の汚点といえるか。
これだけのカードプールがあれば性能にばらつきがあるのは当然なのだが、
20Thにおける火の即時レベル4はヘルボーンの死神騎士だったので
もうちょっとちゃんとしたのと入れ替えたかった。
火属性でも火スペル枠を持っているわけではないので代替案ならカメレオンドラゴンでいいだろう。

実用性は低いと思うが飛行の即時可能のレベル4で防御型は、デザインされること自体が珍しいので
バリエーションの中には居ていいカードだと思う。
こういう機会でもないとなかなかデザインされない。

D環境ではドゥーガの戦力の下方調整になったカード。
ドゥーガのカードはバジリスク、ファイアジャベリンの評価が大幅に上がった反面、
同時攻撃が決定力を失ったので総合的には弱くなっていると思う。
本当に欲しかったのは4/7/7のフェンリルみたいなカードだったか。

スリパリー

2020年04月27日 23時38分45秒 | カード情報(双星のシャンバラ)
即時召喚ユニットの攻撃ダメージを消失させる戦闘スペル。
行動完了させるわけではない特殊なテキスト。
ブロッコリー以降、久しく見なかった書き方だ。

内容はメイルシュトロームからダメージが発生しなくなった劣化効果。
Deus基準の対抗スペルの性能だが、これが土属性で使えるようになった。
環境次第だが、メイルシュトロームは土デックがスペル*で使用するカードの選択肢に入る。
その効果が土枠でも使用できるようになった。

メイルシュトロームは効果の関係上、相手の攻撃宣言の直後に使わなければ効果が薄い。
土デックでメイルシュトロームを使用する場合、
最初に*枠から使用しなければならないリスクがあった。
メイルシュトロームの効果は行動完了がメインで1Dダメージはなくてもいいようなものなので
実用性で考えればスリパリーはメイルシュトロームより強い。

即時召喚不可ユニットには無力なカードだが20Th環境での封殺力は高い。
20Thで即時不可ユニットのみでリミット8を埋められるのはレベル8ユニット単騎か、
シャンバラで加入した4・4勢力しかない。
ウズメもチェルノも即時召喚ユニットなしで戦線を維持し続けられるほどの戦力はなく
あまり攻撃力の高いレベル4ユニットもいないため、スリパリーで防げないなら
ウェポンブレイクかアースシールドで防げる状況にしかならないだろう。

土属性の防御スペルは過剰供給を通り越していて
アースサークル、ウェポンブレイク、アースシールド、エンデュランス、ジャイアントグロース、
スロウ、レジスト、アダマンタイトリベンジ、インヴィンシブルまたはスリープ、
それにスリパリーでスペルのカードプールは完成している。
20点ダメージ以外はすべて防ぐことができ20点ダメージでも手札が良ければ防げなくはない。
しかし本陣が20点ダメージソース1発で陥落することもあるだろうし
ウォーターシェル1発で無力化することもある。
極端な環境になってきたな。

D環境でのスリパリーはやりすぎな強さ。
スリパリーを持つチェルノパーティを突破するには
即時召喚ユニットを含まずに攻撃力10点を上回る必要がある。
これが突破できない術師は多い。
即時不可ユニット4体のパーティは前のターンから存在が見えているので対処しやすい。
アラシャのディフェンダーやポイズンジャイアントなど対応手段がないわけではないが
アダマンタイトリベンジ、スリパリー、インヴィンシブルを攻略する手段を失ったら
その時点で敗北は見えてしまう。

5枚の戦闘スペルカードが5枚とも防御札の術師は作るべきではなかったと思う。
ウズメの戦闘スペルでチェルノが警戒すべきは錬と覇の3枚だけ。
アフターバーンはチェルノ相手には通用しない。
リブ&ラブのゼロフィールドも無視してよい。
ウォーターシェルやレジスト、マジックシールド等もチェルノには対処の必要がない。
後は相手が攻撃力を上げるカードを使ったのを見てから自分の防御力を上げる行動を繰り返せば
相手の突破手段のほうが先に尽きる。
戦闘スペルが3種類あったら1種類は先攻を取った時用の攻撃アップのカードにすべきだと思う。
1種類くらい外れのカードがないと強すぎる。

アーヴァンク

2020年04月23日 23時44分09秒 | カード情報(双星のシャンバラ)
レベル2のビースト。
特殊能力だけでなく常備能力もなく、全リソースを基礎値に割り振っている。
レベル2で攻撃力4点を持ち、バードマン攻撃隊長やサーベルタイガーなど、
同水準のレベル2ユニットを4体並べれば総攻撃力は16点に届く。
リミット8で16点当たりが環境の攻撃力の上限になるだろう。
逆に言えば総防御力を17点程度まで上げることができれば後攻型デックは盤石となる。
総防御力17点は今の土デックなら戦闘スペルカード2枚程度の消費で到達できる。
攻撃力に全振りしたパーティを作ってもメイルシュトローム、スリパリーと
止める手段もいくらも存在し、環境は防御寄りに偏ってきたと感じる。

先攻型のレベル2アタッカーなら同時にイニシアチブを獲得できる
バードマン攻撃隊長、サーベルタイガーのほうが優秀なため3番手。
最優先はプラズマボールなのでほぼレベル2統一のデックでなければ採用はないカード。
レベル2デックを組むなら術師はエゼキエルなのでますます採用し辛い。

6・2デック、4・2・2デックでスペックを必要とする需要はあるが
現在常備枠を持たないレベル2ユニットは
フレイムグライダー
サーベルタイガー
鉄砲魚
瑠璃の乙姫マリモ
スライム
アーヴァンク
パンチパンチ
ストーンウォーム
マーブルセンティピード
風切蟲
ハリケーンイーグル
バードマン攻撃隊長
プラズマボール
ブリンクガゼル
ゴールデンサーモン
バイオレイブン
スケルトン
これだけ存在する。
攻撃力4点だけで採用に至るのは多くのハードルを越えなければならない。
リブ&ラブの属性参照ユニットで土風聖の隙間ユニットの価値が微増したが
アーヴァンクにはそれもない。
他のユニットにはないアーヴァンクならではの強みは同時攻撃だが。

種族ネイチャーを持たないが、ネイチャーデックはパーティ全員がネイチャーの必要はないので
ネイチャーより種族ビーストや種族アクアリウムを持っているほうが使えるだろう。

D環境ではリブ&ラブのレベル2の隙間を埋めるユニット。
リブ&ラブのレベル2ユニットは2種類しかいないので時の扉運用のキーとなる。

雷神八武衆「鳴雷」

2020年04月20日 00時23分44秒 | カード情報(双星のシャンバラ)
攻撃力4+1D点を出せるエースアタッカー。
6が振れればレベル4で攻撃力10点。1でも5点。
安くても攻撃力6点相当で計算できるので英雄を含めてもトップクラスの打点が出る。
スペル火*があるので攻撃力をあげずにブランデッドを撃ってもよい。
イニシアチブ+1もあり、汎用性の高い攻撃力源。

攻撃力を参照する能力とのコンボも可能だが
パーティが組めるレベル4以下で適当なものはおそらく火雷だけだと思う。
逆に火雷を効率よくパンプできる攻撃力アップ能力は鳴雷だけかもしれない。
出る前は攻撃力3点が心許ない火雷だったが出揃ってみると重要なカードに見えてきた。
4・4パーティで出せる攻撃力は通常なら10点か11点程度。後攻デックには通用しない。
火雷は燃費のいいユニットではないのだが、コンボが完成したときの火雷は
ウェポンブレイクくらいでしか防げない。
後攻デック対策の切り札になれる気がする。

20Thでは攻撃力を上げる効果自体がそんなに多くない。
あっても行動完了してパーティの攻撃力をあげたり
上げてレベル+2点くらいの値で上限が設けられており
リミット8で出せる攻撃力はそんなに高くない。
鳴雷のレベル4で攻撃力4+1Dは環境的に最強水準の値。
自身に付与することもできるので単体でも攻撃力をだせる。
代わりに先攻を取られると弱い。
イニシアチブ+1はあるがリミット8での総イニシアチブは+2か+3程度。
風属性には弱く設計されている。
火は風に弱く、風は土に弱く、土は火に弱いバランスになっているなら
ゲームバランスは完成されるのだがウズメで土属性に勝てるようになってるんだろうか。
環境は盤面で素早く展開する速攻型と防御型で二極化して
速攻できるわけでもない飛びぬけた戦闘力があるわけでもないウズメはあまり強そうに見えない。

Dルールならウズメのエースユニット。
先攻さえ取れればまずどれにも勝てる。

カプリコーン

2020年04月11日 22時14分52秒 | カード情報(双星のシャンバラ)
遊べる機会がなくデックも組めてないまま1月近くが過ぎそう。
機会を待っていたらいつまでだっても更新ができなくなりそうなので見切り発車することにする。
発売後のカードの感想を1枚ずつ書いていくことにしよう。
1枚目はカプリコーン。
長らくシークレットだったリブ&ラブの属性参照型能力を持つユニット。

風属性とパーティを組むことでイニシアチブ+1が+2になる。
特筆すべきはレベル4で攻撃力6点の性能だろう。
変わるのはイニシアチブだけなので、風属性と組むことにそこまで拘らなくてもよいと思う。

20Thでは再現なくあがっていく防御力に対して先攻デックの攻撃力の確保は非常に難しい。
Deus登場以降、レベル8防御力12点以上のパーティは簡単に作れるようになったが
攻撃力12点以上はほとんど出ない。
高い攻撃力を出すにはレベル2ユニットを並べる必要がある。
レベル4で攻撃力が6点以上あり、かつイニシアチブ+まで持つユニットはほとんどいない。
カプリコーンは特殊能力を持たなくても実用圏内以上のユニットなのだ。
弱点はカプリコーンを2体並べてもイニシアチブ+2にしかならないことだが、
攻撃力5点の風ユニットと並べてイニシアチブを稼ぐよりも
風属性でなくても攻撃力6点を2体並べて攻撃力12点を出すほうが実用的かもしれない。
攻撃力が足りていなかったら先攻を取っても無意味だ。

4・4パーティの形が先に思いつくが
攻撃力4点のレベル2と並べて攻撃力の限界に挑むほうが理想に近いかもしれない。
5・3のネイチャーよりも4・2・2のパーティのほうがスペックで見ても高くなってしまった。
バードマン攻撃隊長とカプリコーンで攻撃力10点。
あとレベル2で総攻撃力は12点か13点。攻撃力4点とスペル*枠が確保できるのは花園の歌姫。

ライカデックが最も欲しがっていたカードだが今の環境でのライカデックがどうなのか。
2D+5点のダメージが1枠対抗で防がれる環境ならライカの火力ではどうしようもない。
ブシロードの5以降の環境になってきたか。
ダメージ系スペルの威力が足りないだけでなく攻撃力を上げる手段にも乏しい。
攻撃力+4では防御上昇のカードの充実には追い付けないので
アースサークルかアースシールド、土のスペルにしか手段が用意されていない。
これらのカードは他の属性に与えるべきだったな。
あるいはDeusの追加土スペルは同名カードにして一つのデックに入る数を制限したかった。

20Thには属性コンボのギミックがほとんどデザインされていなかった。
黄昏に歌う天使かアムピトリーテくらいしかいない。
20Thではほとんど開拓されていない要素なのでもう少し増えてもいいと思う。
簡単な条件でオーバースペックが完成してしまうのでインフレを招きやすい要素でもあるが。

D環境では風属性の術師がシャンバラに収録されておらず、
旧Deusのガゼルとしかコンビが組めないという変わり種のカード。
火属性ではないのがモンコレ的だ。
リブ&ラブは属性を付与する効果が多いしカプリコーンはイニシアチブ+1でもハイスペックなので
どの術師と組ませた時でも使ってよいカードである。