狼王ホワイトファング

単体で考えても３／４／４のイニシアチブ＋２。
加速値は一見バードマンと同じですが
こちらは自分も対象になるので圧倒的に速い。

ウィンターウルフと組めば
たったレベル４でイニシアチブ＋５が発生します。
これは速い。
種族ウルフはルビーを除けば最速だったんですが
さらに磨きがかかりましたね。
ここまで速いとパーティを必ずしもウルフ、ハウンドに
統一しなくても安定して先攻が取れますので
パーティ構成に大きく幅が出来ます。
たったレベル４でイニシアチブ＋５も作れたら
残りレベル４は何を入れてもいいですからね。
アーマーンやプラズマボールなどの選択肢が
更に使いやすくなります。
逆にここまで速いとイニシアチブ稼ぎ要員としての
無能力のウルフたちはあんまり要らなくなるわけで、
頭数減らしにも使えますね。

逆にこいつが居て不利になるのは
リュカオンとパーティを組む場合でしょうか。
レベル３が２体だとあまりダメージが出ないです。
ここはうまく調整したところなのかもしれませんね。

耐性反転能力は場合によってはやり過ぎかも。
コイツ自身がデススペルが効かなかったらそれだけで十分なのに
さらにパーティ内のリュカオン、カリストまで
儀式地形で死ななくなります。
儀式地形はウルフやオークが主な標的なのに
逆に魔神掌が弱くなりませんか。
魔神掌に弱いデックには
片っ端から耐性反転能力を与えていったら
反対に儀式地形のほうに使いでがなくなりますからね。

３／４／４の即時召喚ですから
単体で評価しても十分に使えるユニットです。
別にウルフデックでなくても使ってよくないですか。
ウミゴロウやドレイクビートルの代わりにしていいでしょうね。
ミンクデックやオズホーデックなど。
同時攻撃を積極的に狙っていい体力なので
ウォードラム握ってキャンセルされたら先攻で殴って。
ウォードラムを握っている状況なら
まだドレイクビートルのほうが強そうですが、
ホワイトファングならウォードラムが手札にない状況でも強いですから
構築段階での採用優先度はドレイクビートルにも見劣りしませんね。
山札１枚破棄の英雄代償は安くはないですけど。

即時可能の英雄で単体運用できるデザインは
これまでは意図的に避けていたはずですけど
ここに来て大物が登場した感。
これからはこういうデザインの英雄も増えるんでしょうか。