MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

不倫 派遣の女

2023-05-31 20:08:18 | ピンク映画
コンマビジョンからコンスタントに月2本くらいづつDVDリリースされてる“平成ロマンポルノ”シリーズは
新東宝や大蔵映画のピンク系劇場の週3本って言う番線の助っ人作品としてエクセスフィルムで作られたピンク映画を使わせてもらってるようでして
そんなエクセスフィルムが2003年に制作したこの作品
なんと男優陣には私のよく見ているお方たちでしたが
 
女優陣は3人様ともお初な女優さんたちばっかりでしたが
これは頭空っぽにしてそのエロさを楽しめればそれでいいと言ったような作品でした
先に書いたように岡田智宏さんはゲスト出演でしたがベテラン小林節彦にヤクザ映画からピンク映画までなんでもこなせる吉田祐健さんのお二人の演技が安定してるから
十二分に楽しめる作品になるんですね
こう言ったピンク映画ってロマンポルノも多分にそうだと思えるんですが
裸見せれば済むだけの女優さんと違い
男優さんがお話を回してくれてるいるってことだって言うのを知らしめてくれてた映画
 
まぁそれに比して女優さんはアヘアヘ艶技ができればそれだけでいいってわけではないけど後はハダカでごまかせるって言う事でも・・・
ってこの映画がそうだとは決して言いませんが、ある程度許されちゃうのかも
 
しかし、ヒロインは来るもの拒まずの離婚妻
派遣先のカメラマンからのいきなりの誘いも拒まずなんですね
そこに区役所の離婚届け係の吉田祐健に個人情報盗まれて
浮気の部屋借りしてる同僚に個人情報を渡してしまい・・・
もう個人情報違反の映画だし完全なる公務員規定違反なんだけどコンマイことはどうでもいいって言うような
ピンク映画としては男の願望を具現化したようなあっけらかんの作品でした。
いや面白かったですよいろいろ問題点はあるんだけどそこは突っ込んじゃいけないって事でして・・・
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2003年製作、日本ピンク映画、エクセスフィルム作品
松岡邦彦共同脚本・監督作品
出演:松本静香、酒井あずさ、しのざきさとみ、小林節彦、吉田祐健、岡田智宏
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンパイア・オブ・ライト

2023-05-31 05:05:57 | 洋画
Fox映画がディズニー傘下に入った関係で、二次使用のDVDが配信は別として、ディズニーの方針で、私はこれは寡占だって思ってるんですが
レンタル店に導入されなくなった関係から
マーベル作品とかFox作品はセル店で見るとつい買ってしまうクセが付いてしまったようですが
これもまた悪いことにディズニー作品はセルにはデジタルコピーが付いているのにFox作品にはDVDとBlu-rayとの二枚組だけと言うこれも傘下企業への差別的な扱いしてくるし・・・
 
そんなこんなでFox作品それもFox子会社のサーチライト作品だったのね
1980年代のイギリスのとある港町の映画館を舞台にした作品だった
ここんとこ長尺で映画関連の作品「バビロン」とか「フェイブルマンズ」とかこの作品とよく見ますねぇ
この後は城定秀夫監督の「銀平町シネマブルース」を見たらいいのかなぁ
 
まぁ映画館って言っても今時のシネコンではないもののこのエンパイア劇場はスクリーン4まであった劇場らしく、今ではスクリーン2以外は封鎖してるようですが
今時のデジタルの反転上映システムではなく、ちゃんと撮影技師がプリントを上映器に潜らせて映写する時代の映画館
コリン・ファースは館主だって見てたら支配人だったのね
なんか劇中途中で転勤させられていたなぁ
っていうか支配人特権でなんとヒロインっても中年の統合失調症のオバハンですが
朝の朝礼の後に支配人室に呼び寄せてなんと一物を咥えさせて抜かせるような人物
それに耐えるヒロインもある意味統合失調症とは言え強い精神力を持ち合わせているとも言えなくないような気もするけど・・・
 
そんな映画館に大学落ちた黒人青年が新たに従業員として入って来て
彼の教育を任されたヒロイン
黒人青年との職場での交流のなかでなんとこの後2人が心を通わせて体を重ねるのは必然だったって言うお話になんと115分の尺を使った作品ですが
中年の統合失調症オバハンと黒人青年ですし時は1980年代ってことで
なんとヒロインのオバハンは支配人の支配的セクハラをバラして病院送りにされることになりますし
黒人青年はオバハンのいない間に同年代の黒人GFができてしまったりの紆余曲折が・・・
最終的にはデモが劇場に押し寄せて黒人青年は人種差別的なリンチを受けて病院送りに・・・
 
そんな中で青年の見舞いに行けずにいるヒロインを勇気づけてくれたのはなんと映写技師と青年のお母さん
しかし、時すでに遅し、青年は未来に向かって新たに大学に進学し
ヒロインは心残しつつも青年の未来のために笑顔で送り出すって言う
ある意味切ないロマンス作品だったようですね
 
まぁ一応は最後まで見ましたが、個人的には猥雑でアンモラルでお姉ちゃんがバンバン人をブチ殺すような作品が好みの私には不向きな作品でしたかねぇ、いい映画って一般的に言える作品だと思われますが
ただ映画って言うのは人を再生させる力を持ったモノだって言う監督のメッセージは十分に伝わってきましたがね
 
2022年製作、イギリス映画
サム・メンデス脚本・監督作品
出演:オリヴィア・コールマン、マイケル・ワード、コリン・ファース、トビー・ジョーンズ、ターニャ・ムーディー、トム・ブルック、クリスタル・クラーク
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さすらい 絶倫放浪記

2023-05-30 20:08:26 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの5月の“おとなの桃色シネマ白書”のOA二本目がサトウトシキ監督の1995年国映作品
劇場公開時には「悶絶本番 ぶちこむ」って言うタイトルでしたが
どちらかと言ったら今回のTVOA用のはタイトルの方が合ってるような気がする

脚本からしてなんとなく若松孝二的などこかにポリティカルなメッセージがあるようなピンク映画の匂いのする作品だったように思えたけど
そんな感性は感じられず
ただただこの世に虚無感を感じて生きる目的もなんも見出せない修司と麻紀
そして田中要次や葉月蛍に仮託された地道に生きる人間を対極に置いて
95年と言うバブルがはじけた日本の若者の虚無感を描きたかったんですかねぇ
劇中使われてる詩の引用は脚本家さんご自身の詩集からの引用だそうです
 
なんなんだこのメインをはる南口るみねって言うブサカワふうの女優さんは・・・
そんな麻紀と同棲している本多菊雄演じる修司のカップル
修司は年上の吉行由実演じるトミ子吉行由実とも肉体関係を持っているが、実際には仕事もせず麻紀を働かせて食ってるグータラ。友達の建築家であり個人的に詩集を出している田中要次に麻紀を任せてフラッとえあてもななく都会から逃げ出してしまう降り立った町の印刷所の葉月蛍さん演じる経営者サチ子とも関係を持つようになるが
そこにも腰を落ち着けることもできない男だった・・・

“私を都合のいい女にしないで”と言いながらも、進んで都合のいい女になってるトミ子。
シゲルとの同棲を始めるもののふっといなくなる麻紀、まさに修司と同じような感性の持ち主
修司を拾ってそのセックスでは“動かないで、本当はその方が気持ちいい・・・深く、長くね”
“そのまま、じっとしていて、長く・・・、そうすれば人間てしょっちゅうセックスしなくても済むものなのよ。でも、明日また、しましょう・・・”
って言う印刷所経営者で笑わない女として登場するサチ子の無機質な感性

実はこんな葉月蛍が一番エロかった作品だったような葉月蛍さんが一番よかった作品
とにかくピンク映画ってこう言った虚無感では彩って見せてくれるのが一番ですよね
何せ頭空っぽに自伝見る映画だし
何かメッセージがあるようでないのがピンク映画ですから

切り口の違う記事はコチラ

1995年製作、日本ピンク映画、国映作品
サトウトシキ監督作品
出演:本多菊雄、南口るみね、吉行由実、葉月蛍、飯田隆男、今泉浩一、伊藤猛、田中要次
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェイブルマンズ

2023-05-30 05:05:10 | 洋画
この月末に来てレンタル作品も枯渇して、さらに雨降りお月さんってことで
個人的に雨は滅法子な私ですので
家に買い溜めしてる作品を見ることになってるのもあるんでしょうね
長尺な映画を毎日見てるようなような気がする
この作品もなんと151分の長尺映画
 
スピルバーグの半生を描いた自伝的な作品ッテいうことでレンタルやめて購入してたものですが、まさかの二時間半
そしていわゆる劇的な山場がないのになんとも全くオチずに二時間半見続けていられたのは
やっぱスピルバーグ作品だからでしょうか
彼の映画監督になろうって言う幼少期に両親と一緒に初めて鑑賞した映画「地上最大のショウ」の列車と車が衝突するシーンに魅了され、クリスマスにプレゼントとしてもらった列車のおもちゃで母からもらった8mmカメラで列車と車が衝突するとこを再現して見せるのであった
もうここいらは彼のデビュー作「激突」に少なからず影響を与えてる幼児体験だったんではないかって見てるこっちも変に納得させられてしまう
 
ってことで芸術家の母親とエンジニアの両親のDNAを受け継いで
子供から少年期へと映画撮影にのめり込んでいくサミー少年ではありましたが
劇映画撮る側で家族の映像も撮っているうちに思春期だからでしょうか
映像に映し出される母親の父の友人ベニーに見せる一挙手一投足とかの中に母親のベニーに対する恋情を見てとってしまうんですね
そして母の本心を知ったサミー少年は映画を撮るのを辞めることに・・・

そんな中でカリフォルニアに移住することになりサミー少年はなんと高校でイジメにあったり
ここいらも事実そうであったってスピルバーグ自身が避けて通れないことだからって言うことで脚本に入れたって特典映像でも語っていましたが
ガールフレンドができたり振られたりとそれなりの青春時代を過ごす中で
実際にベニー恋しやってことで両親は離婚して妹3人とも別れてカリフォルニアで父と過ごすサミーくんですが
映画が忘れられずに大学辞めて・・・
 
まぁ最後に出てきたのがサミーくんが出会う大物監督ジョン・フォード
なんと演じてるのがあのデビッド・リンチ監督
地平戦云々の映画製作理論を伝授されたとこで映画は終わる
 
いや、この作品エンドロールで分かったのですがファーストクレジットはミシェル・ウィリアムスだったのね
でセカンドは父親役のポール・ダノってことで、ある意味スピルバーグの自伝ではあるものの
実はご両親のお話だったって言うか、仮託されてるフェイブルマン家族のお話ってことで原題が「the Fabelemans (フェイブルマン家のは人々)」と複数形になっていたんですね
 
スピルバーグの原点と家族たちの回想物語の二時間半
気付けば結構のめり込まされて見させてもらいましたねぇ
 
2022年製作、アメリカ映画
スティーヴン・スピルバーグ共同脚本・監督作品
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ガブリエル・ラベル、ジーニー・バーリン、ジュリア・バターズ、ロビン・バートレット、キーリー・カルステン、ジャド・ハーシュ、オークス・フェグリー、デヴィッド・リンチ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喪服の女 崩れる

2023-05-29 20:08:43 | ピンク映画
そういえば、そうなんでした今月の日本映画専門チャンネルの企画プログラムである“おとなの桃色シネマ白書”の今月分
このブログで消化していませんでしたねぇ
見るものっていうか1日二本の片方の邦画作品が今月結構豊富でして
エロチック作品に頼る部分が少なくなってきてたからか
まぁ今月が終わらないうちに消化しておかないと6月分が押してきてしまうようですから・・・
 
ってことで今月の“桃色シネマ”として最初の一本は
ロマンポルノで監督デビューしたら日活がロマンポルノ製作から撤退して
その活路をピンク映画界に求めた後藤大輔監督のこれまたピンク映画デビュー第一作
佐々木麻由子さん主演でお相手の男優さんは最近では任侠ドラマでお馴染みの木村圭作さん
一応ピンク映画の不文律である3人の女優さんを脱がすって言うお約束から何から守っていない作品ではあるものの
 
後藤監督の力量がこっちにモロに伝わってくる作品
そうなんですよね画面から伝わってくるのはエロさではなく夏の印刷工場内の暑さと蒸せるような肉体の汗、そんな中で発情する人間の性的な業って言うようなモノがモロに伝わってくる
だからモノ言わぬまま木村圭作が主人である佐々木麻由子を工場中を追い詰め
レイプしてしまうって言うことに納得が言っちゃうわけで
 
そこに至る前に佐々木麻由子の夫の脊髄やられて性的不能って言う状況が生かされているのと
まだまだお若い木村圭作さんのギラついた眼差しがしっかりと描かれているからでしょうね
佐々木麻由子さんは木村圭作が来る前までは旦那の主治医の女医さんとレズで性的な満足を得ていたこともしっかりとこっちに伝わって実に無駄のないプロットで作られていた作品
 
ピンクにしては義母の骨拾いから始まって
旦那の骨拾いで終わるって言う計算された作劇もありふれた映画表現ではあるものの
実にピンクっていうよりは一般映画って言う形で今では通用すると思える作品
ピンクとしては早すぎる映画作家だったと思える後藤大輔さんの作品でした。
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2001年製作、日本ピンク映画、セメントマッチ作品、新東宝映画配給
後藤大輔脚本・監督作品
出演:佐々木麻由子、山咲小春、木村圭作、松木良方、水原香菜恵、新納敏正、かわさきひろゆき、森久美子、螢雪次朗、河村栞、神戸顕一
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオカミ狩り

2023-05-29 05:05:59 | 韓国映画
もう見ておかないとねぇ、5月も後二日で終わってしまいますからねぇ
っていうことで、なんとGWに買ってきてた、韓国映画の三本目のBlu-rayは米盤の韓国映画のこの作品
実は丁度GWには劇場公開されてた作品で、映画の情報入れない私でもなんとなく
海上輸送される犯罪者とそれを護送する警察官たちとの船の中での殺し合い映画だって言うことくらいの情報は入ってきてますから
モノを見た途端に購入していましたけどね、なんでこんな面白い作品を今まで見ておかなかったんだろうって、見終わってこのブログ書いてて思ってますよ。

 
犯罪人が多いから足の遅い海上輸送なんだって思っていたら、一応なんとか説明があって、
飛行機で護送された犯罪犯を狙った自爆テロを受けて、政府は貨物船での犯罪者の護送に踏み切ったようですが、足が遅いから自爆テロ以上に恐ろしい結果を迎えてしまったわけじゃないですか
さらに護送される凶悪犯の配下が船員として乗り込んんでいるしでこっちの方が尚更始末が悪かったものの、護る方はベテラン刑事たちの同船と遠隔監視の対応をしたものの、遠隔操作本部を謎の政府系組織が指揮権を把握する
もうここからしておかしな雰囲気が仕組まれたってことになる
ここいら韓国映画のプロットの組み方が実に巧みだよね
 
さらに船内で放たれた犯罪者と警官たちとの攻防戦の血みどろバイオレンス映画だって思っていたら
なんとちょっと日本人には耳の痛いようなモンスター怪人まで出てきちゃって
いつのまにか犯罪者VS警察官VSモンスターって言う三つ巴の攻防戦に変貌しちゃうなんて聞いてないよー
まぁ謎の政府機関が出てきた時になんとなく気付いてはいましたけどねぇ
そう言うことで三つ巴の攻防戦がある意味仕組まれていたって言うとこがミソでしたか
って言う事でなんと二時間の尺に収まらない作品という事で続編ありきで終わるのね
 
って言うことでかなり血みどろに慣れてないとある意味耐えられない作品になっているけど、私が韓国映画に求めてるようなエグさは全くないし
血糊の量は多いけど殺し合いの映画ならこれくらいは普通でしょう
まぁ楽しく見てられる作品で韓国映画がいかにエンターテインメントとしてこう言った作品に予算をつぎ込められるかを見せつけられた作品
日本でこのような作品作ったら完全に低予算で製作せねばならないでしょうね
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ホンソン脚本・監督作品
出演:ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナム、チェ・グィファ、ソン・ジョンハク、ホン・ジユン
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神田川のふたり

2023-05-28 20:08:11 | 邦画
いまおかしんじ監督のエロの全くない作品でした。
全然知らなくていまおかしんじさんならこれは・・・
って期待がありつつ購入したきてジャケットの裏表隅から隅までレイティング表示探しました
まじレイティングがありません(本編のはエンドロールでは”G“扱いでした)
本当に男女の高校生がアオハルしてる映画で終始しておりまして
 
私個人的にはアイドルって言う存在にハマったのは森高千里さんが最初だったんで
高校二年生のアオハル映画だから
劇中カラオケ館で歌うのが『17歳』ってことなのねっってだけで見てましたが劇中の台詞はオリジナルの南沙織さんって出てきちゃいましたねぇ
そうか世代的にもいまの高校生って篠山紀信さんって知らない世代でもあるんでしょうねぇ
 
そんな高校二年生の二人が中学の同級生の葬儀で何年かぶりに出会い
彼のこの世に残した想いを伝えるために西永福から井の頭公園まで神田川沿いに自転車で小トリップするアオハルロードムービー
っていう映画なんですがいまおかしんじ監督もやりたかったんですかねぇ
主人公二人の出会いからタイトルインするまでの40分間
そう全尺83分の映画ですがほぼ前半の半分をワンカットで撮影すると言う荒技を見せてくれておりまして
これを本番二回リハ一回の三回回してられたって舞台挨拶の特典映像では語られていましたが
まぁ演じる方は台詞飛ばしや噛み噛みをアドリブでカバーしてたり
撮る方は神田川沿いの遊歩道ですから自転車で後ろ乗りでの撮影にさらにピンマイクで音っていうか台詞を拾っていたようですね
 
後半は普通にカット割で撮られていましたが
ってだけ後半は二人の愛っていうか思いが交錯していくシーンの積み重ねですか
それとゲーセン等カラオケ館っていうシーンがなければ全編ワンカットでも行けたかもしれませんが、それでも結局はオールロケ作品ですが
それでは二人の心が通じんしってことなんでしょうね普通にカット割りして撮ってるってことは
 
私自身が偏ってるんでしょうがいまおかしんじさんでもお色気作品以外でもこんな爽やかな作品が撮れるんだって、これ自体偏見でしかないんですが
改めて・・・
まぁ黒子を画面に出させたりって、ラストこの黒子の正体までをも明かしてしまったり
なんとエアコンビニって言うパントマイムを役者にさせたりと
神様が具現化されて現れて?みたりと
映画表現の可能性をこの作品の中に詰め込んでの83分間
存分に楽しませてもらいました
低予算作品だからこその映画作劇でしたねぇ
 
2021年製作、日本映画、Sunny Rain作品
いまおかしんじ監督作品
出演:上大迫祐希、平井亜門、椎名糸、岡本莉瑚、橋本達、内藤光祐、有永結咲、美波愛子、たきみずなお、村田美輪子、佐藤宏、石綿宏司、逢澤みちる
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパー30 アーナンド先生の教室

2023-05-28 05:05:44 | アジア映画
映画の情報入れないから、ジャケットからインド映画だとは思わなかった
円盤回って初めてインド映画だって知った、どうりで尺が154分もあることに納得がいったけど
ここんとこ続けて長尺の映画ばっか見てる気がしてならないんだけど・・・

これはインド映画っていうかボリウッド感覚のダンスや歌曲をプロットをブツ切りにして入れられないなぁって思って見ていたら
まぁ最近のインド映画ではボリウッドダンスを全く入れない作品もありますが
民族意識の中ではあまりそう言った廃ボリウッド感覚の映画はしっかり受け入れられないのか
この映画ではきっちりドラマプロットに絡めて物語をブツ切りにさせないようにちゃんとお姉ちゃんたちの群舞をいれてきてるのね
 
まぁ今でもカーストっていう階級制度が厳然としてあるインドでは
この映画の惹句にもあるような“王の子は王”っていう身分制度が生きてて、今や人口が世界一の国ではありながらお金持ちは一生お金持ちで、貧乏人は一生っていうか末代までも貧乏人で生きていかねばならない中で
貧乏人の子として生まれた人は学問に秀でていても一生ウダツが上がらないカースト制度の中で生きていかねばならない国
主人公のアーナンドは特に数学に秀でており、なんと英語もできない
 
そうなんですよね貧乏人は高等教育も受けられないから英語ができない
英語ができないのは貧乏人だろうが大金持ちだろうが日本人はほとんど英語教育を遍く等しく教育受けられるのにできないよねぇ
これはある意味まれなことだと思えるが、根本的に英語教育の方針というか教育システム変えていかないとあかんのよね
個人的には先人が英語わからんでも済むように必要な英語を日本語に訳して置き換えてしまったから仕方ないよねぇって自分を納得させて満足してましたからねぇ
 
まぁアーナンドはお金持ちに拾われてITT進学塾の教師としてお金を得るようになっていくものの
そうある意味出世街道を歩む人物になっていったものの
ある日貧乏人の学のある子供と出会ったことから、ここまで稼いできた全財産を投げ打って貧乏人の子供でお金がなくて進学断念していた30人の子供たちを集めて無料で私塾を始める
ってことで事実を元にして作られた作品だったようで
 
お金持ちの私塾の経営者は政治家と組んでアーナンド先生の無料私塾の潰しにかかるように・・・
っていうかおっかねぇのは殺しにかかってきたことで
なんと塾生の子供までITT受験させるなってことで一緒に殺しちゃえっていうのがおっそろしいお話がクライマックスになっていたんですね
銃で狙ってくるんですからねぇ
 
いや受験させるのはいいんですがITTって大学ですよね
国立だとは思うんですが
進学してからの学費って言うのはどうなるんだろうってずーっと見てたんですが
合格したら学費って言うことは作品の中では全く語られていなかったのはちょっと不満でした
その点はインドってどうなんだろうか?奨学金っていうのもあるんだろうが
日本では奨学金で社会人になってから返還で苦労してる現実があるんだけどね
 
2019年製作、インド映画(日本公開作品)
ヴィカス・バール監督作品
出演:リティク・ローシャン、マルナル・タクール、パンカジ・トリパティ、アミト・サード、リトゥック・サホア
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛欲のまぼろし

2023-05-27 20:08:41 | 洋画未公開
私が利用してるTSUTAYAさんでは、邦画も含めて西洋のエロチック作品も導入されなくなったし、当然店内の暖簾の奥のコーナーも無くなって
レンタル漫画もCDも無くなって完全に広大なワンフロアー自体が雑貨屋さんに変身されて
その一角で細々とレンタルDVDが置かれててっていうお店にシフトチェンジして
もうTSUTAYAさん自体配信への移行が決まってるような感じになってるし
 
GEOさんもここ半年くらい洋ピンの導入もなくなってるって思っていたら
一応この作品が洋ピンのコーナーではなくドラマのコーナーに置いてありまして見逃してた感がありまして
そう月一本くらいは談合してるのかしてないのかわかりませんが
確実にどこかの会社からコンスタントに洋ピンのリリースはされてるんですよね
 
ってことでこの一本ともう一本洋ピンをレンタルしてきましたので
まずはこの作品から
っても洋ピンの常であるアートの皮をかぶったようなエロチック作品とも違って
本当に作者さんがイメージされた観念的な映像を積み重ねてなんとよせばいいのに
そんな官能的ならともかくも観念的な映像の羅列で120分紡いで見せてくれる作品
全く最初の方はついていくだけで内容がっていうか
全く私には理解できずにただただ見ていまして
 
何度かオチそうになりつつ最後まで見てから、ネットで調べて梗概読んである程度理解したって言うところでこのブログをしたためているわけですけれども
この作品なんと登場人物っていうか俳優さんは男女優さんたった二人しか出演されておりません
梗概によると最初にわけわかんないことをのたまっていたのと後半普通に見えてたヒロインはなんと双子って言う設定のようで
さらに最初の方のルイゾンっていう女性は双極性障害ってことでわけわかんないことばっか言っていたのが見終わって理解できましたし
主人公の絵描きさんであるオルソが彼女を色んな角度の表情で描いていた意味も後から理解するって言う寸法で
 
そんな彼女がいきなり行方をくらまして双子の妹のマーラを主人公の絵描きさんが呼び寄せて
極々普通に肉体関係を構築していくわけですが
そうこうしてるうちにオルソ自体が実はマーラもルイゾンもわからなくなっていくっていうことで
精神の異常があったのはルイゾンではなく、最初っからオルソの精神が病んだいてルイゾン自体が双極性障害ではなく、オルソが双極性だったんではって言うように最後はこっちを誘導していたみたいに観念的な映像でこっちを混沌の世界に落としいれてた作品だったのでは・・・
 
って明確な答えはださないもののそんな感じにさせてくれてた作品でした。
 
2021年製作、フランス映画
ブリュノ・メルシエ脚本・編集・監督作品
出演:ジュリエット・デュタン、アントニー・ムディル
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千夜、一夜

2023-05-27 05:05:35 | 邦画
日本映画を積極的に見て行こうって言う企画で見た作品
だったが、なんとこの内容で二時間六分はきつい
って言うのも昨日は三時間超の映画を見れたのにねぇ
やっぱ何も起きんし映画的に派手さと映画的なクライマックスがないと辛いんだわ
だっていくら田中裕子さんが主演だって言っても今や高齢者でしかないし
そんな女が北国のは離島で行方不明になった夫の帰りをひたすら待ち続ける映画だもんだから
カメラは離島の水産物加工商店でひたすら働く彼女の姿をただただ点綴してるだけで
島で起きることは同世代っていうか島の住人のばあちゃんが死ぬことくらいだもんねぇ
 
見終わって調べたらやっぱ佐渡で撮影してるってことはこの主人公のご亭主は一人で家出してなければ
北の将軍様の国に多分拉致されてしまったものの、国が拉致被害者って認定してくんないから“特別失踪人”として扱われているわけでして
国の保証も認定も受けられない
確か七年だかなんだかすれば戸籍から外して死人扱いにされるんじゃなかったっけ、あれは災害被害者だったっけ?
 
ってことで中年の漁師を演じるダンカンがこの主人公に惚れてて
もう戸籍から離脱させて一緒になろうってモーションかけてきてるくらいが事件らしい事件ですが
振られっぱなしで本人がこれまた消えてしまうから始末が悪い
けど吹っ切れて帰ってくるから余計始末が悪い
そんな彼女のもとに夫が二年ほど行方くらましてしまったって言う尾野真千子演じる奈美っていう三十代の若い女が訪ねてきて”特別失踪人“の手続きの仕方を請いにくる
 
なんと彼女は田中裕子とは真逆に新しい男ができて
その男と一緒になるための離婚手続きのために“特別失踪人”の認定が欲しかったようで
ところがある日、本土の街中で田中裕子は奈美の夫を見つけてしまい
島に連れ帰ってはっきりとシロクロつけさせることに・・・
山場って言ったらこの夫が見つかったことくらいで
30年の夫を待つ身上がそのまま彼女の生きる証になってしまったことを語るシーンがちょっと肝だったんですかねぇ
今やそれが日常化してそこからズレたら人生を踏み外してしまうっていうような生き方しかできない女を淡々と演じる田中裕子さんを見るだけの映画だったかなぁ
 
特に北の将軍様云々とか拉致被害者どうのこうのっていうような政治的なメッセージも込められずに
ひとりの女の孤独な生き方をカメラが追っているだけの映画だった
コロナ禍で一時撮影中断を余儀なくされて作られた作品だったようですね
まぁよくまあオチずに最後まで見てられた自分を褒めなくてはいけませんなぁ
 
2022年製作、日本映画、「千夜、一夜」製作委員会作品
久保田直編集・監督作品
出演:田中裕子、尾野真千子、安藤政信、白石加代子、長内美那子、田島令子、諏訪太朗、竹本純平、竜のり子、阿部進之介、山中崇、田中要次、平泉成小倉久寛、ダンカン
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする