MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

修羅の伝説

2019-02-28 23:14:51 | 邦画
ブログの企画での一日一本の時代劇を録画の山で探していたときに
見つけたこの作品
結構面白かった記憶があったので再び見てみようということで再々見くらいになるんですが
結構忘れてるものですねぇ

1992年製作、の東映作品っても俊藤さんの藤コーポレーションが企画での東映作品なんですね
小林旭さん主演の任侠現代ヤクザ映画です
東映では任侠ヤクザ映画が下火になりつつも「極道の妻たち」がコンスタントに
客足を稼いでいた時代の中で作られていたんですね

それにしても流石に東映さんってことで役者が実に揃ってる
小林旭配下の子分に坂上忍、白竜、内藤剛志、清水健太郎、鹿内孝っていう布陣
親分にはなんと喜劇役者の三木のり平さん
敵対組織は室田日出男、本田博太郎、綿引勝彦、ジョニー大倉
さらに女優陣がルビー・モレノ、香山美子、秋野暢子、小野さやか、奈美悦子と
もうお腹いっぱいのキャスティングに加えて
陣内孝則、平幹二朗、夏八木勲、西岡徳馬、ビートたけしが登場してくる

原作は勝目梓の『掟の伝説』だそうで・・・
主役の小林は本妻(秋野暢子)の他に愛人のフィリピンお姉ちゃんのルビー・モレノがいるんですね
勝目梓だからかオープニングではお姉ちゃんがはだかさらしてるしルビー・モレノもちゃんと脱いでくれてる

舞台は地方の架空都市ですが映像的に都市の映像は新潟市でしょうか
雪も降っていたし
お話は地方都市の利権に政治家が絡んで土地ヤクザ同士の抗争劇ですが
そこに政治家が加わったり関西の巨大組織が絡んで来てる訳で
最近のVシネマだと一家の組員でも4、5人くらいですが
そこは東映さんですから、1画面に組員も4、50人くらいいるんですね
そいつらが敵対組織のカチ込みでマシンガン掃射されてバタバタ死んでいくんですね

最後はなんとルビー・モレノになんと見せ場が用意されていた

1992年製作、日本映画、東映作品
和泉聖治監督作品
出演:小林旭、陣内孝則、ルビー・モレノ、平幹二朗、三木のり平、香山美子、秋野暢子、小野さやか、室田日出男、内田朝雄、坂上忍、白竜、内藤剛志、清水健太郎、鹿内孝、本田博太郎、綿引勝彦、ジョニー大倉、奈美悦子、金田竜之介、夏八木勲、西岡徳馬、ビートたけし
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斬人 KIRIHITO

2019-02-28 21:29:52 | Vシネマ
一日一本時代劇を見ていく企画もついに最終日です
本日の一本は竹内力さん時代劇初主演のVシネマです
チャンネルNECOでOAされたものの録画視聴です

普通にVシネマとかOVだと登場人物は髷を結ってなかったりするものの
これはちゃんと髷を結ってますし
江戸幕府開かれる前の戦国時代から始まるのでちゃんと具足に甲冑までのエキストラ
さらにどっかの江戸の町並みでのオープンセットとか
結構お金がかかっていたような

2004年製作というんですがもうこの当時から最近の竹内力さんがお得意とする
あの変顔演技の片鱗が現れていたんですね

小田原城のお殿様が戦闘で孤児になった4人の子供を
隠密として育ててお殿様の影の軍団として活躍するものの
最初に勝矢さんがあっという間に矢で射られてFOしてしまうんですね

でこの隠密たちが門番の山口祥行と渋川清彦を加入させて
他藩の大名が江戸に運ぶお宝を強奪するというお話し
渋川と山口の門番がお役目中にやる意味不明なコントが物語と関係なく面白かった

渋川清彦の獲物がなンと鎖鎌でして最初はそんなでもなかったのに結構役にたっていた
けども剣戟アクションも竹内力さん以外は腰が入ってなくてねぇ

ストーリーも結局はお宝の取り合いになっていくという定番でしたが
なんと力さん死んで・・・って生き返って鬼神になって幕末で新撰組と戦うのね

こういったVシネマってなんでだろう魅力的な女優さん日照りなのねぇ

なお、3月から再びエロチック作品を一日一本見ていく企画を始めます

2004年製作、日本Vシネマ、ケイエスエス作品
辻本貴則監督作品
出演:竹内力、山口祥行、渋川清彦、益子和浩、竹内ゆう、勝矢秀人、高味光一郎
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サスペリア(1977年版)

2019-02-27 17:19:28 | 洋画
ここのブログにコメントをいただいている「銀幕大帝α」のヒロ之さんから
クロエちゃんの
拙記事の「クリミナル・タウン」へのコメントにリメイク版の「サスペリア」にクロエちゃんが出演されてるというコメントを頂き
精神的に映画館にいけないから米盤の「サスペリア」を購入してきたのはいいのですが

まずはオリジナル見てないってことでまずは輸入屋さんで聞いたら廃盤らしくて
レンタル店、セル店とか中古屋の店頭にはなぜかオリジナルが全くなくて
調べたら三部作ってことなのに1、2は全く不明だってことで行きつけのお店に注文入れまして
ヨウヤット入手できました

ただ高かったこのBlu-ray
なんとTVOA用ですか3種類の日本語版がついてる
さらにイタリア言語とイタリア版の日本語スーパー
英語吹き替えに英語吹き替え版の日本語訳スーパーって言う仕様
さらに本編が99分(リメイク版はなんと2時間30分)なのに特典映像200分のBlu-rayつき
と言う優れもの
っていうことでしたが、ここはオリジナルに敬意を表して
イタリア語音声にイタリア語版の字幕スーパーで鑑賞しました

なんだろうなもうこの原色が溢れまくる映像の極彩色は
1977年ですからこの映像の彩色はテクニカラーですよね

もう極彩色ではあるんですが、もう殆どが真っ赤っか
こういう赤って血の色を暗示してるンでしょうね

サブリミナル効果っていうわけではないんだろうけども

不気味っていうよりは綺麗っていう感覚に浸れるけども


そこはホラー映画ですからねぇ

こんなんシーンが
でもコレが限界かな


ってことでお話としては
ドイツの名門バレエ学校に入学したアメリカ人スージーを待ち受けていたのは
バレエ学校で次々と起こる殺人事件の背後に魔女が・・・

一応順番で2となってる「インフェルノ」と三弾の「サスペリア・テルザ 最後の魔女」を見てからリメイク版の「サスペリア」を見ていきたい

1977年製作、イタリア映画
ダリオ・アルジェント脚本・音楽・監督作品
出演:ジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット、ステファニア・カッシーニ、ウド・キア、ミゲル・ボゼ、フラヴィオ・ブッチ
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黒人魚

2019-02-26 23:04:25 | 洋画
今年も始まりました、ってもう一月を経過している<未体験ゾーンの映画たち2019>にて上映
されたロシア産のホラー映画です
輸入屋さんで表題の「mermaid」に吊られて購入して
allcinemaさんで原題で検索かけて
未体験の一本であることを知りました

見ていっちゃん残念だったってのが
こっちで勝手に想像していた上半身美女で、下半身がお魚っていう
そんな人魚は一切でて来ません
そりゃそうだ原題(英題)の副題には「lake of the dead」って湖に人魚はいねえやねぇ
ってことで配給会社も苦肉の策として"人魚"の前に"黒"つけたんだろうね

湖畔にある自分の別荘に男友達たちと静養にやって来たローマ
深夜一人で湖で泳いでいると謎の女に出会いなんだろう憑かれたようにキスしてしまい
その女に遭って以来、恐ろしい幻影に襲われ、日ごと体力が衰えていく
ローマの婚約者のマリーナもローマ同様に自分の家で幻影に悩まされるようになる
ローマの異変を感じたマリーナは湖畔の別荘に向い、
かって、この湖で起きた女の入水自殺を知る
その女の恐ろしい襲撃がローマとマリーナに襲いかかってくる・・・


ってことでマリーナ演じるヴィクトリア・アガラコヴァっていう女優さんが結構美人
早速女優さんDDの記憶にインプットしときました
人魚って妖怪って言うかもうアレですか、完全に妖怪というよりお化けでしかない
どこが人魚じゃい
ってきとですが、音で脅かすわけでもなく、スプラッターな切り株映像もなくて
ただ水を自由に操るお化けに翻弄される映画です

あんまりおもろうなかったなぁ
って言うか本国ロシアの原題は「RUSALKA: OZERO MYORTVYKH」
ってことで人魚ではなくロシアに伝わる"RUSALKA(ルサーカ)”って言う水を自由に操る妖怪の伝説っていうのをモチーフにしたも作品だったのね

米盤のBlu-rayで英語吹き替えに英語字幕での鑑賞

2018年製作、ロシア映画
スヴィヤトスラフ・ポドガイエフスキー監督作品
出演:ヴィクトリヤ・アガラコヴァ、イェフィム・ペトゥルニン
コメント (2)
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将軍家光の乱心 激突

2019-02-26 19:28:49 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は時代劇復興を狙った東映の一連のとんでも時代劇の流れをそのまま汲んでるもののの
さらに千葉真一がご自身が率いるJACに剣戟シーンを任せたアクション時代劇です
が、主演に新国劇出身の緒形拳を据えて
それに対峙する悪役として千葉真一&松方弘樹を配するという事で
悪が強ければ映画は面白いっていうことですか
ってお陰で長門裕之さんがクライマックスで油を被って・・・まで殆ど見せ場なしっていうくらい影が薄い

千葉ちゃんの関係からか香港の電影から数人アクション専用に起用されての
日本時代劇映画
まさかのインターナショナルですか
でも時代劇ですからねぇ台詞なし・・・でもアクションを通して十分に通用してるんですね

家光が嫡男である竹千代を疎んで次男に跡目を継がせたいと竹千代を暗殺しようとするのを
家光に自分の妻を盗られ封建的世界から脱した剣豪が
竹千代を幕府軍勢から守って江戸城まで届けるまでの攻防戦映画
剣豪演じる緒形拳が幕府軍勢に囲まれてのストップモノクロシーンで終わっても良かったかなぁ
でもその後の蛇足部分が東映名物とんでもシノップスだったんですね

なんと竹千代に刃を向けた家光を毒刃で刺してしまう竹千代の乳母って
それを病死と言い含める松方弘樹
東映とんでも時代劇の真骨頂ですねぇ

もうこういったとんでもには驚きませんが
原作・脚本に中島貞夫・松田寛夫ってオープニングのクレジットにあったもンだから
中島貞夫が監督してるかと思いきや
なんと監督には高倉健大好きって公言して憚らない降旗康男だったんですね
私の記憶によると時代劇演出ってこれしかないと思うんですが

ま、たぶんに千葉ちゃんにおんぶにだっこで出来上がったんでしょかねぇ
アクション部分とドラマ部分との乖離がなんとも微妙な作品ですが
アクションが面白ければそれでオッケーですが

1989年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫・松田寛夫原作・脚本、降旗康男監督作品
出演:緒形拳、松方弘樹、千葉真一、加納みゆき、二宮さよ子、真矢武、織田裕二、浅利俊博、荒井紀人、成瀬正孝、茂山逸平、京本政樹、長門裕之、丹波哲郎
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リベンジポルノ PAIN OF LOVE

2019-02-25 23:56:56 | OV
スターボード製作の「リベンジポルノ」シリーズが帰って来ました
ちょいホラーっぽい雰囲気は山内大輔監督らしい
こういうオチはいいやねぇ

憧れの先輩ミキオに愛の告白をしたレイ、
そんなレイにミキオは、"自分には人と違った趣味趣向があり、その全てを受け入れてくれて愛してくれ"とつきあうことを承諾
ミキオとの交際に喜ぶレイであったが、ミキオはレイに自分の目前での放尿を要求し
さらにそのシーンをスマホで撮影する

そしてその後ミキオはレイに様々な変態的行為を要求をしてくるようになっていく
そしてミキオはある日一目惚れしたという中年女との性行為を見せられ
レイは遂にミキオと別れてしまうのだった
レイに去られたミキオは中年女を殺して自首してしまうのだが・・・

そして3年、結婚したレイの前に偶然ミキオが現れてレイとの復縁を迫り
二人は変態不倫に走ってしまうことでミキオによって開発された変態屈辱のプレイは
レイの肉体と精神はいつのまにか変容してしまっており・・・

AV女優のデカパイ霧島さくらさん
実に見事な豊乳ですが、演技と艷技もおっぱい同様見事でした

変態青年を演じる可児正光さんの演技が静か過ぎて実にいい変態ぶりを見せてくれていました
ちょっとしか出て来てないのに存在感抜群の津田篤さんはいいとして
あの川縁の全身包帯のホームレスって森羅万象さんだったのね
しじみさんはあい変わらずの演技巧者

私の好きな千鶴で回る「嬢王」「夜王」「ブラックスワン」「女闇金」の監督の脳内で構築されてるワールドもいいですが
こういった雰囲気の作品も、もうひとつの山内ワールドですねぇ
「リベンジポルノ」シリーズでも異色でした

2018年製作、日本OV、スターボード作品
山内大輔
出演: 霧島さくら、可児正光、しじみ、ほたる、森羅万象、津田篤、安藤ヒロキオ
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銭形平次

2019-02-25 19:40:04 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は大川橋蔵最後の映画出演となる
TVで有名になった「銭形平次」です
いつだかチャンネルNECOでの舟木一夫特集OAの一貫でのOAを録画していたものを視聴
日活のチャンネルNECOでのまさかの東映さんの三角マークです

1967年の作品だそうで、この作品以降は大川橋蔵さんは東映の京撮に毎日足を運ぶものの
東映TVでなんと20年もの間TV時代劇と言うか”銭形平次”以外は演じていない
恐るべきマンネリズムの極致ですね

TV時代劇開始1年後に主題歌を歌われていた舟木一夫をゲストに迎えての映画化でしたが
平次の大川橋蔵と三ノ輪の親分を演じてる遠藤辰雄以外は映画本編だけのオリジナルキャストだったんですね・・・って言っても私は殆ど
TVでの橋蔵平次親分を見てませんので
ごめんなさいwiki調べです

ってことでこの映画はTVの「銭形平次」から離れての
銭形平次誕生秘話となっていたんですね
こっちはそんなことを知らないから
オープニング賭場で博打に興じる平次の姿を見て
岡っ引きの隠密捜査だとばっか思ってましが

実は平次の父親が岡っ引きで、平次はそんな親を嫌い遊び人から鳶の親方に拾われて
恋女房となるお静とはここでであっていたんですね
その鳶の親方の死の真相を追いかける展開の中で
平次お抱え同心に大犮柳太朗、子分の八に大辻伺郎そしてお
露には水野久美さんというキャスティング

名和宏や小池朝雄が出演してるとそのキャラの立ち位置とかが見えて来ちゃうのは
仕方ないんだろうなぁ

舟木一夫が歌う主題歌の作詞って関沢新一さんだったんだ
関沢新一っていったら私にとっては「ゴジラ」第一作の脚本家っていう認識しかなかったンですが・・・

1967年製作、日本映画、東映作品
山内鉄也監督作品
出演:大川橋蔵、水野久美、小畠絹子、三島ゆり子、舟木一夫、大友柳太朗、遠藤辰雄、小池朝雄、名和宏
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日本抗争烈島 三極志 第二章

2019-02-24 23:07:43 | Vシネマ
昨年マンモス私学のアメフト部員の悪質タックルから
端を発した所謂大学経営者による大学の理事長のあり方からインスパイアされて作ったとしか思えないこの作品ですが

前作では本宮泰風扮する不動産業社長の荒政文治は卒業大学である麒麟大学野球部の八百長事件の真相を暴くために
麒麟大学同期で関西竜門会清武組組長実子である清武義虎と
現在半グレの小田切臣人の力を借りて麒麟大学と全面戦争に・・・
理事長の二ノ宮と彼の意を汲んだ角松組が次々と荒政文治に刺客を送り込んでくるとこで終わってましたが

麒麟大学理事長と角松組の息のかかった連中による執拗な嫌がらせの数々を
前半で見せて来ます
しかし、その嫌がらせはエスカレートし社員の安全を考慮して有給扱いで自分から離れさせたものの
妻に危害が及ぶにいたっっては”窮鼠猫を噛む”じゃないけれど
陥文治の我慢も限界を超えて
ついに怒り爆発なんですが
泰風さんは昔とった杵柄ではないですが格闘技を駆使して冷静に沈着に
麒麟大学理事長のもとに・・・

でもキ○ガイ理事長の息子が理事長を自殺に見せかけて殺してしまっており
結局最後は泰風さんと角松組組長の松田優との超大型どおしのタイマン勝負に
お互い体が動けるのでこのクライマックスのケレンはもう見応え十分です

これで完結でしょうか?キ○ガイ息子が理事長職についてるんで
さらに続けてもいいし、これで終わりにしてもいい終わらせ方でしたが
オールインのHPでは3月までのリリース予定しかなくて
さて、シリーズ化はどうなりますかねぇ

2019年製作、日本Vシネマ、「三極志」製作委員会作品
望月六郎監督作品
出演:本宮泰風、やべきょうすけ、榊英雄、南圭介、稲荷卓央、松本勝、北代高士、村上和成、菅原卓磨、神田川侑希、清水一彰、島村みやこ、板野成美、角田信明、元木大介、長谷直美、松田優、宮本真希、小沢仁志、寺田農
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孤剣は折れず 月影一刀流

2019-02-24 21:08:42 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は、鶴田浩二が、東宝から東映に移籍して
美空ひばりとコンビを組んだ東映時代劇映画
柴田錬三郎原作という事で鶴田演じる神子上源四郎は小野派一刀流の達人

柴錬原作ですから小野派一刀流と柳生但馬との将軍指南役の確執
春日局の御威光と言うかワンマン体制の江戸幕府
三代将軍は出ては来ませんが、松平伊豆の守の配下と言うか、神子上源四郎の育ての親
ある意味柳生但馬も一応敵対勢力ではあるものの春日局の悪者を縦軸にして
神子上源四郎の恩師小野忠明の敵討ちを横軸に

神子上源四郎を取り巻く将軍様の妹姫君の美空ひばり
春日を敵と狙う糸耶の妹演じる桜町弘子
の二人に惚れられる左右からかけられる斜め軸まで加わって
結構賑やかな作品

モノクロではなくカラー作品っていうことはお正月第一弾だったのね
亡き師匠の敵とには「三匹の侍」で売れる前の平幹二朗さん
もう少しニヒリズムだった方が良かった気がするけども及第点ではある

徳大寺伸が盗人で、神子上源四郎が育ての親である伊豆の家で伊豆から春日局暗殺以来を承ける密談を聞いてしまい
命を助けられて家来に・・・っていうのはあまりに安易でしょ
将軍の妹が男装で町中を馬で駆けずり回るってのも・・・

この時代の時代劇は何でもありの娯楽映画ってことですが
流石月形龍之介御大、刀のさし方立ち姿からして剣豪にの雰囲気をだしまくり
今じゃ立ってる姿だけで剣豪に見える役者はいませんね

子役の禿の植木千恵さん、お父上作品ではなく単独出演でしたが
お父上に似すぎでしょ

90分弱ですが色んなことを詰め込んだ映画
それなりに見られる作品でした

一応DVD化されてるんですがあまりにもダサいので
違う画像にしましたが・・・

1960年製作、日本映画、東映作品
佐々木康監督作品
出演:鶴田浩二、桜町弘子、藤田佳子、植木千恵、花園ひろみ、加賀邦男、毛利菊枝、楠本健二、和崎隆太郎、平幹二朗、徳大寺伸、黒川弥太郎、月形龍之介、美空ひばり
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ザ・アウトロー

2019-02-24 17:33:31 | 洋画
アメリカの所謂司法はむずかしいですよね
この映画で活躍するのは所謂シェリフ、主人公たちの防弾チョッキには”sheriff”って書かれているのと
オープニングで犯罪都市ロスアンゼルスっていうのと
空の現金輸送車を襲った時にいち早く現場に駆けつけて殲滅されてしまうパトカー警官はLAPDの警官ってっことでしょうか
彼らのテリトリーはロス市内のみの犯罪にかかわるのみで
市外や郡での犯罪にはシェリフつまり保安官がかかわる
所謂郡内の広域を取り締まるってことなんですねぇ

FBIはさらに広域州をまたがっての捜査権があるんですね
ってことでこの作品ではLASD(Los Angeles Sheriff Department)のsheriffたちと犯罪者との
攻防戦を描いてるんですねぇ
ってきとで捜査にあたるLASDのニック・オブライエン保安官と
レイ・メリーメン率いる強盗団との戦いなんですが
銃撃戦の激しい描写はどこか「ヒート」を思い出させる・・・

もうこの二人を主体にしての犯罪集団と追いかける捜査陣の町中での銃撃戦
これだけで大満足な映画なのに

保安官たちを翻弄させる強盗団のレイの頭のよさがプロット的によくできてるんですねぇ
オープニングでの対警官に向かって整然と銃撃して警官たちを殲滅させていく様は
不謹慎と言われるかも知れませんが強盗団の統率力の見事さ

その後の保安官たちの無秩序さ
見事なコントラストが最後まで続きます
って言うか強盗団が司法をだますんですね偽の銀行立て籠りとかして

しかし、強盗団にしても髭むさい
保安官たちも髭モジャ
こっちはsheriffの防弾チョッキでどっちがどっちって区別するしかない

まさかあんなオチだとは・・・
この映画「ヒート」+「・・・」へのオマージュ作品だったのね
ってことでこの映画も実尺2時間20分もあったのね

2018年製作、アメリカ映画
クリスチャン・グーデガスト原案・脚本・製作・監督作品
出演:ジェラルド・バトラー,カーティス・“50Cent”・ジャクソン,パブロ・シュレイバー,オシェア・ジャクソン・Jr、メドウ・ウィリアムズ、エヴァン・ジョー
コメント (2)
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