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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

フェイブルマンズ

2023-05-30 05:05:10 | 洋画
この月末に来てレンタル作品も枯渇して、さらに雨降りお月さんってことで
個人的に雨は滅法子な私ですので
家に買い溜めしてる作品を見ることになってるのもあるんでしょうね
長尺な映画を毎日見てるようなような気がする
この作品もなんと151分の長尺映画
 
スピルバーグの半生を描いた自伝的な作品ッテいうことでレンタルやめて購入してたものですが、まさかの二時間半
そしていわゆる劇的な山場がないのになんとも全くオチずに二時間半見続けていられたのは
やっぱスピルバーグ作品だからでしょうか
彼の映画監督になろうって言う幼少期に両親と一緒に初めて鑑賞した映画「地上最大のショウ」の列車と車が衝突するシーンに魅了され、クリスマスにプレゼントとしてもらった列車のおもちゃで母からもらった8mmカメラで列車と車が衝突するとこを再現して見せるのであった
もうここいらは彼のデビュー作「激突」に少なからず影響を与えてる幼児体験だったんではないかって見てるこっちも変に納得させられてしまう
 
ってことで芸術家の母親とエンジニアの両親のDNAを受け継いで
子供から少年期へと映画撮影にのめり込んでいくサミー少年ではありましたが
劇映画撮る側で家族の映像も撮っているうちに思春期だからでしょうか
映像に映し出される母親の父の友人ベニーに見せる一挙手一投足とかの中に母親のベニーに対する恋情を見てとってしまうんですね
そして母の本心を知ったサミー少年は映画を撮るのを辞めることに・・・

そんな中でカリフォルニアに移住することになりサミー少年はなんと高校でイジメにあったり
ここいらも事実そうであったってスピルバーグ自身が避けて通れないことだからって言うことで脚本に入れたって特典映像でも語っていましたが
ガールフレンドができたり振られたりとそれなりの青春時代を過ごす中で
実際にベニー恋しやってことで両親は離婚して妹3人とも別れてカリフォルニアで父と過ごすサミーくんですが
映画が忘れられずに大学辞めて・・・
 
まぁ最後に出てきたのがサミーくんが出会う大物監督ジョン・フォード
なんと演じてるのがあのデビッド・リンチ監督
地平戦云々の映画製作理論を伝授されたとこで映画は終わる
 
いや、この作品エンドロールで分かったのですがファーストクレジットはミシェル・ウィリアムスだったのね
でセカンドは父親役のポール・ダノってことで、ある意味スピルバーグの自伝ではあるものの
実はご両親のお話だったって言うか、仮託されてるフェイブルマン家族のお話ってことで原題が「the Fabelemans (フェイブルマン家のは人々)」と複数形になっていたんですね
 
スピルバーグの原点と家族たちの回想物語の二時間半
気付けば結構のめり込まされて見させてもらいましたねぇ
 
2022年製作、アメリカ映画
スティーヴン・スピルバーグ共同脚本・監督作品
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ガブリエル・ラベル、ジーニー・バーリン、ジュリア・バターズ、ロビン・バートレット、キーリー・カルステン、ジャド・ハーシュ、オークス・フェグリー、デヴィッド・リンチ

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