Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

ハイブリッド狩野派 狩野素川彰信とその時代

2020-10-29 01:59:57 | Weblog
静岡県富士山世界遺産センター 2020年10月24日~12月6日

 素川彰信って酒井抱一と同世代なのね。肉筆浮世絵みたいなんも描いてる狩野派正系の絵師という理解。狩野派らしいものもあったし、18世紀末くらいになると画派だけじゃない同時代性とか地域性とかが大きい感じ。富士山は描いてるし、作品も飾っているとはいえ、「江戸文化のなかの富士山」というくくり苦しくないか?姉妹の嫁ぎ先の関係で地方都市に残った作品があった。妾妻の実家とも付き合うのか。「江都四時勝景図巻」を見て、定信が関係した絵巻というくくりで作品を集めても面白そうと思った。
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桃山 天下人の100年

2020-10-25 02:21:05 | Weblog
東京国立博物館 2020年10月6日~11月29日

 大きく前期後期で入れ替わるようなので行ってきた。招待券をいただいたので事前予約だけだったけど、いかに素晴らしい展覧会でも2400円……それでいいのか。コンセプトのある名品展で室町、江戸も少し入れてる。展示品素晴らしいのですがこういうこってりした内容で平成館二階全部だと重すぎるというか消化不良。
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藝大コレクション展 2020―藝大年代記―

2020-10-25 02:10:31 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2020年9月26日~10月25日

 会期の短い大所蔵品展。第1部「『日本美術』をつくる」名品はいつもの名品だが「日本美術史」史という感じも。第2部「自画像をめぐる冒険」 約100点の自画像、圧がある。卒業制作の自画像、夭折した人長生きした人、留学生……。それなりに作家として残った人から選んでるんだろうから、今となってはこの人誰?なのも収蔵庫にはあるんでしょうね。それぞれ工夫があって面白いが額がごついと影が出てキャプションが読みにくくなってた。ヨーゼフ・ボイス対話集会の黒板なんて残してるのか。そのときの実行委員の人の自画像も展示してるんだけど宮島達男の自画像はビデオテープ。そんなのありか。てっきり数字で自画像かと思っていました。
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性差(ジェンダー)の日本史

2020-10-22 01:48:14 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2020年10月6日~12月6日

 ジェンダーの日本史というより女性の日本史か?ジェンダーについての知識があらかじめあればジェンダーに注目した女性の日本史だということはよくわかるけど、そうでないとジェンダーの日本史として見られるかな? 埴輪から村木厚子さんまで。売買春の展示も面白かった。高橋由一「花魁」(東京藝術大学)をこのために借りたのか~。浮世絵に表された小稲嬢と比較できるのはよい。展示に対して図録がボリューミーな感じ。
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日本の食の風景 そとたべの伝統

2020-10-22 01:43:27 | Weblog
国立歴史民俗博物館第4展示室 2020年9月15日~11月29日

 民俗の特集展示最近面白いぞ。「そとたべ」は外食(がいしょく)だけでなくお花見で外で食べるとかも入る。歴博の浮世絵とかの資料も使ってるし、小冊子ももらえる。最後がおでんや「呑喜」で行ったことあるので特にうれしかった。
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宮島達男 クロニクル 1995-2020

2020-10-22 01:31:47 | Weblog
千葉市美術館 2020年9月19日~12月13日

 宮島達男って数字使ってるから世界中どこ行っても通じるな。クレバーだ。あと光ってれば古今東西ありがたいし。Counter Voiceってちょっと芸人ぽく見えてくる。Deathclock for participationやってみたら面白かった。
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墨の天地―中国 安徽地方の美術

2020-10-18 11:46:34 | Weblog
大和文華館 2020年10月10日~11月15日

 すごくいい展示なんだけど、これ一般的にアピールするのはすごく苦しいのでは? この企画ができる大和文華館すごいな。安徽派の絵画だけでなく、硯、墨の展示もよかったし、日本美術的には版画の展示もとても勉強になった。黄山行ってみたくなった、てか大陸行きたいな~。
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聖衆来迎寺と盛安寺―明智光秀ゆかりの下阪本の社寺―

2020-10-18 11:35:03 | Weblog
大津市歴史博物館 2020年10月10日~11月23日

 歴史+美術で仏像も仏画もざくざく出ている猫に小判のような展示だった。仏像は全部垢ぬけてるし……。特に前期は聖衆来迎寺の国宝六道絵が見やすく勢ぞろいしている。六道絵の四か国語解説パンフレットももらえるし。
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南宗憧憬 京都芸大の中国絵画

2020-10-18 01:33:51 | Weblog
京都市立芸術大学芸術史料館 2020年9月15日~10月18日

 田能村直入寄贈品とか羅振玉所蔵品模写とか購入品とか丁寧に調べてあってよい展示でした。道路の表示にも「京都芸大」ってあったし、やっぱここが京都芸大よね? 無料のリーフレットも充実してる。
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舞妓モダン

2020-10-16 23:37:51 | Weblog
京都文化博物館 2020年10月6日~11月29日

 舞妓(まいこ)主題の作品は舞妓が京都の象徴になってから沢山描かれてるのでたしかにそれは近代の話。舞妓Haaaan!!!って映画あったから真似して舞妓モダーーーーン!!!とかにはしないのね。都おどりの実際の衣装とか、結髪とかちょっと面白かった。あと驚いたのは竹内栖鳳「アレ夕立に」のモデルになった舞妓さんてそのあとじきに亡くなってるのね。ショック。現代の舞妓が芸妓になる前の限定的な存在なことは知ってるけど、展覧会における「舞妓」の定義って何だったんだろう? 京都府やサントリー美術館にある、最近「舞踊図」って言ってる作品で踊ってる人たち舞妓(ぶぎ)だよね?昔は「舞妓(ぶぎ)図」って言ってたし。近代にいっぱい描かれたのはそのとおりで、いろんな画家の作品があって京都でやる意味はあると思った。
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