Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

薩摩焼~パリと篤姫を魅了した伝統の美~

2009-02-24 22:35:34 | Weblog
堺、鹿児島巡回済み
江戸東京博物館 2009年2月14日~3月22日

工芸の底力みたいなものをひしひしと感じてるし、幕末明治の工芸も好きなのでいってみました。薩摩焼というのは慶長の役で日本に連れてこられた朝鮮の陶工からはじまるんですな。超絶技巧みたいなのとか素材の制約に挑戦みたいな幕末明治の工芸らしさはありましたが、なんというかいまひとつしまらない感じがします。薩摩焼が面白いということはわかったのでまあいいか。
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蔵出し!文京ゆかりの絵画―逸品・珍品、勢ぞろい

2009-02-24 22:28:34 | Weblog
文京ふるさと歴史館 2009年2月14日~3月22日

うーん。出てるものは面白いものもあるし、展覧会にまとめる努力はあった。だがしかしこの企画展示室というか、ケース掛け軸をかけるようにはできてない感じ。苦しい・・・・・・。狭いし。狩野安信の庭園画とか長谷川雪提とか、菊人形の資料とか面白かった。特に菊人形の頭って生人形と関係ありそう。てゆうか菊人形みてみたいな~ 視覚文化の研究なら菊人形だって対象だ。地域画家としての伊藤晴雨とか企画力はあるんだが・・・・・・
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アジアとヨーロッパの肖像

2009-02-22 22:06:29 | Weblog
大阪
国立民族学博物館 2008年9月11日~11月25日
国立国際美術館 2008年9月30日~11月24日
福岡
福岡アジア美術館 2008年12月6日~2009年1月25日
神奈川
神奈川県立近代美術館 2009年2月7日~3月29日
神奈川県立歴史博物館 2009年2月7日~3月29日

壮大な展覧会。ものも面白いものが出ている。が、なんとなくすっきりしない展覧会という印象。
私は神奈川会場を一日で回った(歴史博物館→近代美術館)のですが、二館でやらなきゃいけないわけがよくわからない。歴史博物館のほうは5章がなくてすごくあっけなかった。アジ美でみれば印象違うのかもしれないけど。上手に二つ同じような展示作ったなあという感じはするけど。
必ずしも「美術」の展覧会ではないというエクスキューズがあるのかもしれないけど、肖像研究の成果があまり反映されてない感じ。
浮世絵の役者絵を肖像にしていた。マクロではそれでいいのかもしれないけど、大胆な。そしてそれを肖像というとき歌舞伎役者の肖像なのか演じている役の肖像なのか。東照宮御影はいっぱいあってこの展覧会にぴったりだ!阿蘭陀通詞って文人なの?中国・朝鮮の肖像見れてよかった。首のない騎馬像、これって死絵の頭すげ替えと同じだ。エンカウンターにこだわってるわりにはその意味が見えにくい。谷鵬紫凕、この人洋風も唐画目利系もどっちもやってるねえ。展示してなかったけど図版番号70 作者名画中に書いてあるのにどして作者不詳なの?ベトナムの版画面白い。インドネシアバティックが出てくるのも面白かったけど、これって人物造型で肖像に入るの?オランダ人の書いたジャワ島の皇太子肖像、皇太子はちゃんとパランのバティックなのね~ てゆうかトロッペン博物館の所蔵品面白い。磁器は面白かった。インドの洋風画、面白い。鍋島直大肖像、額がグー! 近藤医学博士ってどうしてお花を手に持ってるの?ハーフの美少女イネの着物姿の油彩画ってなんか複雑。天皇と皇后がひな壇にいる「明治節お飾り掛図」見たかったね~。ビルマの洋風画も萌え~ ヘレン・ハイドも結構枠の人だな。現代美術では小瀬村真美と澤田知子が気に入りました。
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マーク・ロスコ 瞑想する絵画

2009-02-21 22:12:57 | Weblog
川村記念美術館 2009年2月21日~6月7日

ロスコって自殺なんだ・・・・・・。猫に小判、豚に真珠、Seaにロスコって感じです。これは絵画だけどインスタレーションなんだということはわからなくもない。みてたらなんかチョコ食べたくなっちゃった・・・・・・。
しかし作品は作者の手を離れていくもの、ロスコの思いとは別に他の作家と飾ってみるってのはダメなの?
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皇室侍医ベルツ博士の眼 江戸と明治の華

2009-02-15 23:31:57 | Weblog
岐阜・島根・宮城・大阪巡回済み
高岡市美術館 2009年2月6日~3月15日
MOA美術館 2009年3月28日~5月10日

ベルツコレクションの工芸をたくさん持ってきた展覧会。銅器の町、高岡での展示は博覧会的でした。図録は解説の出来がなんかばらつきがあって驚いた。高岡では未陳が少ないらしいので、見れてラッキー。6常行は川又常行?11景文 花鳥図、梅がちょっと呉春の屏風を思いだす。12景文 庭先図 石燈籠が印象的。あと松の幹がなんか変。10大西椿年 これも鳥獣戯画の遠い子孫?13沖一峨になる前の沖一峨15伊川院栄信 元ネタありそう18橋本雅邦 和製の画題の七福神を唐画的に山水人物で描いた。20酒井道一 拝殿図屋根がゆがんでる。26ナンピン写し。とりあえず白井華陽にしとけないか27春木南凕 花かご図 ナンピン派と関係していくこの画題 31中村晩山 孔雀図 岡本シュウキの弟子らしい。この孔雀のパターンは岸駒とか谷文晁にあるやつ?28・29吉沢雪庵のマニエリスム。松雲仙境図、大坂画壇の太室ともちょっと似てる。34牧野成貫 鹿図 気になる35小林永濯 画中の書中に署名 58 エロ根付 125 鼠に宝尽し小箱 鼠が箱から出てるところがいい。127 タケノコ型の徳利サイコー!137卵殻塗家形箱 屋根がお皿なんて!是真大会、そりゃもっといい是真も世の中にはあるが、是真大会賛成。168 河鍋暁斎これって百済河成と飛騨工の片割れ?169 意味的にはこの左甚五郎は画家の自画像かも。
あわせて北森鴻「なぜ絵版師に頼まなかったのか」(ベルツがなぞ解きをする推理小説)を読めば面白さひとしおでしょう。
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杉本博司 歴史の歴史

2009-02-15 23:24:04 | Weblog
金沢21世紀美術館 2008年11月22日~2009年3月22日
このあと国立国際美術館に巡回

写真家(写真を使った現代美術作家?)杉本博司は作家で身が立つまで古美術商として生計を立てていて、結構有能な古美術商だったのだ。で、作家でお金が入ってくるようになるとそれをコレクションに振り向けた。そのコレクションを使った現代美術展(と私は理解)。何かジョセフ・コスースの江戸絵画を使ったインスタレーションとか思いだしました。江戸時代の江戸時代らしいものは杉本さんはお嫌いみたいですね。司馬江漢とか解体新書はありました。あと化石とか科博っぽいものもあった。展示というもの自体が現代美術の表現になりうるなあと思いました。
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京都御所ゆかりの至宝

2009-02-13 23:44:16 | Weblog
京都国立博物館 2009年1月10日~2月22日
期待以上によくできていた。ものが(モノもいいけど)よりちゃんと構成したという感じがします。微妙に狩野孝信押し?賢聖障子絵は圧巻。新館の部屋にはまっていた旧円満院の狩野派襖もこの展覧会では位置がよくわかります。やっぱ南禅寺大事、と三井寺展に引き続き思いました。
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近世大坂文人画の世界~関西大学コレクションを中心に~

2009-02-13 23:29:04 | Weblog
芦屋市立美術博物館 2009年1月10日~2月22日

最近一部で流行ってる大坂画壇の展覧会。芦屋は大坂画壇で地域密着、存在意義を出そうとしているのか?展示は私は大コーフンでしたが、点数が少なく(展示室の問題)、また派手なものも少なく、これを見て面白くなるヒトは限られるなあという感じもいたしました。太室蘭亭曲水ファニーだ。岡田米山人と半江の親子関係って玉堂・春琴みたい。絵もそういえば似てるか。半江「青緑山水図」よく似た絵が鈴木鵞湖にもある。共通のソースが。少林は越中人。心に留めよう。葛蛇玉の山水図は蕭白の山水にちょっと似ている。鎌田巌松、洋風画みたいというか袁派みたいというか、でも戴進あたりを日本で変容させてもあのくらいはいくのかも。林ロウ苑の漁夫図はけんす和尚か。三好正慶尼の大原女、肉筆浮世絵風。野呂介石理解も人によっていろいろか?ナンピン派系統のものもあり唐画だらけで、私は萌え~。図録があってよかったけど、載ってないものもいっぱい。工夫だけには限りがあるのでやはりもう少しお金が、と人ごとながら思われたことです。
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特集陳列 画家の手紙

2009-02-12 00:12:15 | Weblog
東京国立博物館 2009年2月3日~3月10日

こんなんもやってました。いい展示と思いましたが、画家の手紙を書でだけみててもピンとこないんで、せっかく東博さまなんだから、画家の作品もあればもっといかったのにい。ラインナップは狩野探幽・与謝蕪村・円山応挙・木村蒹葭堂・野呂介石・酒井抱一・谷文晁・貫名菘翁・浦上春琴・春木南溟・高久靄・木下逸雲・中西耕石・帆足杏雨・椿椿山など。図録もありました。
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特別展 妙心寺 

2009-02-11 23:56:02 | Weblog
東京国立博物館 2009年1月20日~3月1日
京都国立博物館 2009年3月24日~5月10日

妙心寺は比較的新しい寺だから仏画とか仏像とか少なくて、派手な近世絵画と禅寺だから坊主の肖像がいっぱいある(乱暴なまとめ)。十分楽しみましたし、東京会場だけのものもあるにはありますが、これは京博仕切りのようですね。京都会場にさらに期待。図録が厚い!微妙に狩野派・桃山絵画展でもあった。あと彫刻も含めて肖像展でもあったな。
面白かったのは、棄丸君用の玩具船(これからの戦国もの時代劇でぜひ再現してほしい)、ビーズ細工風の天蓋、近世絵画全般(天球院は?海北友雪の龍のおまぬけな味わいとか、甚丞「酒仙図屏風」の着物のひらひら具合とか、メトロポリタンの山雪とか、雪舟の変様退蔵院の等益とかワタシには珍しく等益は若書きには萌えない)。
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