Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱

2022-08-28 00:26:40 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2022年8月6日~9月25日
 
 若冲はまだ出ていないが永徳「唐獅子図屏風」や酒井抱一「十二か月花鳥図」目当てで行ってきた。玉手箱って開けたら煙がでるのかしらん。結構な展覧会とは思うけど2000円高い。名品出てるけど名品展というわけでもなく、初めの方は通史的な展示を目指してるのか?と思ったけど、カバーできてるわけでもない。工芸が充実していたのはよかった、あと私の好きな「東都時名画帖」が出ていてうれしかった。再訪するとしたら9月6日以降だけどまた2000円払うのか……
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歌枕 あなたの知らない心の風景 (後期)

2022-08-27 12:08:49 | Weblog
サントリー美術館 2022年6月29日~8月28日

 最近は無理して前期後期コンプリートとかはしないのだが、運よく前期に滑り込めたので後期も。工芸品も結構入れ替えていた。所蔵品を活用しているのも結構である。歌枕は象徴的、概念的なものではあるけれど、実際の場所でもある。歌枕>実際の景観で表される場合、歌枕に影響されて実際の景観が表される場合、とかあるよなあと思いました。歌枕を模して作った庭をさらに描く絵とか三重構造か? 名所は歌枕由来のものとそうでないものがあって、展示で狩野探幽「大和十景図」(京都国立博物館)に「厳島(非歌枕)」というキャプションがついていて面白かった。名所は自薦他薦淘汰されて成立するけど歌枕は勅撰という理解でいいのかな? そうすると「新名所は勅撰の例」というときの名所は歌枕を目指しているのか。
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江戸時代の絵画―百花繚乱の画家たちの競演―

2022-08-20 21:35:17 | Weblog
本間美術館 2022年7月22日~9月6日

 本間美術館も酒田も一度行ってみたいと思っていましたがなかなか機会がありませんでした。そんなところに頑張れば行ける日程で本間美術館で見たい展示をやっているではないか! がんばって行ってみました。図版で知ってるもの、図版よりいい感じのもの等行ってみて満足です。写真が撮れるものも多かった。蕭白「雑画巻」は図版よりずいぶんいい感じだった。芦雪も桜井雪保もよかったし。清遠閣の建物もよかったし、俳諧の展示もしてたし、もっと時間とって清遠閣でお茶すればもっとよかった。
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工芸教育の精華 納富介次郎とデザインの思想

2022-08-19 01:36:40 | Weblog
石川県立歴史博物館 2022年7月23日~8月28日

 納富介次郎、富山県立高岡工芸高等学校の前身富山県工芸学校を作った人。その前に石川県立工業高等学校の前身金沢工業学校(~石川県工業学校~石川県立工業学校)を作ってた。その後も香川県立高松工芸高等学校の前身香川県工芸学校、佐賀でも佐賀県立工業学校、佐賀県立有田工業学校を作っている。納富本人の絵は南画風。職人の工芸を西洋から持ってきた学校の仕組みでやろうとするから大変だったはず。展示作品に干支で年が入っているのにそれをとらないのはなぜだ? 納富介次郎と、石川県立工業学校関係と石川の工芸の3セクションはそんなにつながっていない。そして担当学芸員は作家でもあって陶漆のオブジェぽい作品が最後に展示されていた。
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富山にもあった大地震!! 関所番人が綴った「安政の大地震」

2022-08-16 22:41:25 | Weblog
富山市猪谷関所館 2022年6月4日~9月25日

 展覧会を見に行ったというわけではないのですが展覧会もやっていたので。館は旧細入村で作ったものだそうです。大合併して今は県境まで富山市。館には常に円空も展示されている。幕末って地震多いな?
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リアルのゆくえ

2022-08-16 00:00:17 | Weblog
神奈川会場、栃木会場巡回済み
高岡市美術館 2022年7月29日~8月31日

 平塚、足利で見損ねた展覧会を帰省先で見ることが出来ました。明治の金工作品で高岡銅器関係のものがあって、それで高岡市美術館での開催かと納得。義手・義足は生人形と紙一重。リアルな鼠の置物を持ち歩いて猫の鳴きまねをするという狂気。漆を用いた作品とか樹脂で水の中の金魚を表わした作品とか面白かった。
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傅抱石・傅益瑤 父娘展 文化のかけ橋―墨絵の美の競演

2022-08-14 23:58:44 | Weblog
長野県立美術館 2022年7月23日~9月11日

 長野県信濃美術館が長野県立美術館になってから初めて行ってみました。傅抱石(1904~1965)は日本にも留学したことのある中国の画家。このお父さんが描いた美人画と娘の顔が似ている。倣王蒙もあれば呉昌硯ぽいのもある。娘の傅益瑤は下放の後、国費で創価大学に留学、のちに武蔵野美術大学へ留学。いろいろお寺関係の絵もかいている。中国人画家が文人画風に日本の風景を襖絵に描くというカオス。日本のお祭りを描いても人物とかなんかちょっと中国ぽく見える。日本画とは何かも考えさせられます。
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芸術×力 ボストン美術館展

2022-08-08 01:03:35 | Weblog
東京都美術館 2022年7月23日~10月2日

 2020年度に予定してた展覧会。巡回はしなくなった、のかな? 日本美術が少し多めだけど分野を網羅した展覧会。「平治物語絵巻」と「吉備大臣入唐絵巻」が見られるのが良い。カナレットもあってうれしかった。
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藤田嗣治 パリへの郷愁

2022-08-05 00:40:11 | Weblog
秋田県立美術館 2022年7月9日~8月28日

 秋田県立美術館が新しくなってから初めて行った。指定管理者平野政吉美術財団なのだな。指定管理者が作品も所蔵していて、その作品と県立近代美術館から借りた作品で構成。藤田って年表に出てくるだけで奥さん何回も変わってるのでびびった。そのうちのマドレーヌさんに注目した展示だった。カフェから竿灯の妙技会の様子が見られてお得な気持ちになった。
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東北の画人たち I ~秋田・山形・福島編~

2022-08-03 21:30:06 | Weblog
瑞巌寺宝物館 2022年6月15日~8月31日

 江戸時代の東北の画家を身分にも注目してとりあげる意欲的な展示で、同時代の絵画について知識があればとても面白い展示。しかし作品が全て単品で魅力的なわけではなく画家もそれほど力がない人もいればその画家の真価が感じられない作品で展示されている人もいて、いきなりこの展示見るのはハードル高くないか。丁寧な解説といってもその場で字を読むには限界があるし、解説を理解するためにはバックグラウンドが必要だ。
コメント (1)
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