Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史

2023-09-30 01:02:16 | Weblog
福岡市博物館 2023年9月15日~11月5日

 黒田家は江戸時代、途中養子が次々亡くなるような時期があったのか大変だな。そんな黒田家伝来の名品を名品展ではなくいかにして家宝になったかという近代の視点から検証した展覧会。相談人に福岡ゆかりの実業家とか呼んでくるのも面白かったけど、探幽や常信の三幅対が伝来するだけでなく、形見分けで到来したりする。到来とか返礼の前にも流通がありうるわけよね。こういう展覧会わかる範囲でいろんなおうちのやってほしー、が黒田家は福岡市にまとめて譲ったから可能なのでもあった。
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朝鮮王朝の絵画―山水・人物・花鳥―

2023-09-30 00:55:01 | Weblog
福岡市美術館古美術企画展示室 2023年9月13日~10月22日

 予想以上に私には楽しい展示だった。マニエリスティックなものが好きなことを確認した。中国絵画を学ぶのでも朝鮮と日本は違うよな。契会図と詩画軸って似てる?と思ってたら図録に解説あった。松永記念館室の秋の名品展にも関係ある作品が出てるのでお見逃しなく~
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武門の遺産 ―徳川家を支えた忍・桑名・白河―

2023-09-28 01:38:35 | Weblog
小峰城歴史館 2023年8月11日~9月10日
行田市歴史博物館 2023年9月16日~10月15日
桑名市博物館 2023年10月28日~11月26日

 三方領知替の三藩の三市による巡回展 どうする家康で徳川家に興味が高まってるのでちょうどいい、のか?(三方領知替200年でもある)。小峰城、殿様絵画があってよい。松平定信「朱達磨図」(桑名市博物館)に松葉じゃない蘆の葉みないなのが松の幹にくっついてるのは蘆葉達磨の関係なのだろうか。谷文晁「楽翁公白河御下屋敷真景図」(白河市歴史民俗資料館)、文晁が白河で描いたと言ってるので実見してるんだろうが、画中には真景とはないね。阿部正武「鶏頭図」(小峰城歴史館)、狩野派を経由して中国院体花鳥画を学んでるね。そして庭園図でもあるな。あとは『久波奈名所図会』って出版地どこ?とか気になりました。
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水のカタチー統べる・活かす・うるおうー

2023-09-28 01:21:19 | Weblog
八潮市立資料館 2023年8月11日~10月1日

 チラシは割と素敵ですがそして展示もいいですが、館は結構老朽化しているな。展示室が狭いから?複製とかパネル展示なものが図録にもちゃんと載っている。最近治水と真景ということを考えてて水運や川に興味があるので行ってみました。葛西用水は見沼代用水の兄弟分といえるな。見沼代用水が絵(のパネル)と構造模型で展示されていて構造がよく理解できた。葛西用水路土地改良区所蔵の用水の絵が署名もあって結構絵画だった。明治34年でも真景図風の画風で描かれてるのが面白かった。改良区所蔵になる経緯も知りたいね。
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国立劇場所蔵 芸能資料展

2023-09-16 23:32:58 | Weblog
国立劇場伝統芸能情報館 2023年8月26日~10月26日
国立演芸場 演芸資料展示室 2023年8月26日~10月25日

 国立劇場の資料を代表的なものをその種類別に展示。アンケート書くと図録もらえる。いろいろあるのは知ってたけどほんとにいろいろあるな。歌川国長「俳優待春図」の豪華な蘭亭曲水らしき屏風の画中画とか、肉筆のラブリーな歌川豊国「八代目市川団十郎死絵」とかいろいろ面白かった。
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堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春

2023-09-16 23:25:55 | Weblog
半蔵門ミュージアム 2023年7月19日~11月5日

 仏教美術の館と思っていた半蔵門ミュージアム 堅山南風《大震災実写図巻》は最後に観音様出てくるから仏教関係ではあるのか。関東大震災100年にふさわしい展示ではある。この実写図巻って注文制作、ではないのか?その他の同時代画家の作品は結構なんだけど立派なロビーとかにかかってそうなものが多かった。
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浙江省ゆかりの絵画と幽微なる風景

2023-09-14 00:41:34 | Weblog
栃木県立博物館 2023年7月29日~9月24日

 栃木県と浙江省は友好県省になって30年とかで所蔵品を中心としたテーマ展でしたが、見たい作品が出ているのでドライブがてら行ってきました。見事に浙江省と結び付けていてグッジョブでした。浙江省の写真提供者に研究者界隈の名前があるのも面白かった。沈南蘋「封猴図」の正方形に近いサイズ面白いな。
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狩野派以外学習帳

2023-09-12 23:33:57 | Weblog
板橋区立美術館 2023年8月26日~10月1日
 
 狩野派以外の画派を中心に、でも画派とかじゃなくて富士山と牡丹に注目して、と頑張った構成。別途修理報告的展示も。とはいえテーマでは出しにくいものもあるし、結局狩野派も出てはいる。千秋美術館は市立だったかと。あと芍薬と牡丹は絵では花では区別しにくくて、芍薬は草、牡丹は木で見分けるしかないんだけど、画家によってはそれも怪しいか?
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楽しい隠遁生活 文人たちのマインドフルネス

2023-09-10 14:01:57 | Weblog
泉屋博古舘 2023年9月2日~10月15日

 所蔵品によるテーマ展でよく練ってあるんだけど作品に有名な作品少なく、テーマもちょっと難しいかも。太湖石や文房具や工芸品も出してあっていい展示ではあります。手引書にクレイグ・クルナス『明代中国の庭園文化』も欲しい気がした。
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恋しこがれたインドの染織―世界にはばたいた布たち―

2023-09-10 13:54:44 | Weblog
大倉集古舘 2023年8月8日~10月22日

 日本画家畠中光亨のコレクションということですごく古いものはないけどインドを中心に他地域も含めてきれいなものがいろいろあった。大倉集古舘の仏像とインドの布がよく合う。
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