Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

特別展 雪舟伝説 「画聖(カリスマ)」の誕生

2024-04-20 00:52:03 | Weblog
京都国立博物館 2024年4月13日〜5月26日

 雪舟の受容を考える展覧会に文句ない雪舟がぞろぞろ並ぶのは国立館ならでは。雪舟展ではありませんが効きすぎて雪舟も落ち着いて見られます。みんな雪舟が好きだったのね。雪舟憧憬はもちろんあるとして、雪舟の向こうに馬遠とか夏珪とか見てるかもだよね。山口雪渓ルームができてたのすごいが雪渓出すなら雪渓再検証いりそう。また最初雪舟で豪華に始まって最後はちょっと寂しい感じになるのも辛い。仏像撤去してやってるので本気は感じました。
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美工・絵専時代の上村松篁 若き日の異色作をめぐって

2024-04-20 00:32:39 | Weblog
京都市立芸術大学アートスペースk.kaneshiro 2024年4月6日〜6月2日

ケース一つの小展示だけど面白かった。学生時代の課題の作品でモデルを書いたんだろうけど、お母さんの顔にも似てるってこと?外光とのバランスが悪いのか見づらかったのが残念。
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移転記念特別展 京都芸大〈はじめて〉物語 第1期 カイセン始動ス!

2024-04-20 00:19:18 | Weblog
京都市立芸術大学芸術資料館 2024年4月6日〜6月2日

 カイセンは絵専、京都市立絵画専門学校のこと。美工から進学してくる人が多かったのね。絵専卒業作品、後の作品を思わせたりして面白いが、大成しなかったけど卒業作品はわりといいような人もいるのかな?コレクションは多いはずなのに、いい展示室ではあるが一部屋では狭いと思いませリ



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特別展 中尊寺金色堂

2024-04-14 15:55:26 | Weblog
東京国立博物館 2024年1月23日~4月14日

 会期中何度かトーハクには行っていたのだが自分にとっての優先順位が低く、会期末に滑り込み。思ったより小さいが全く中央的なお像でこれは中央で作って運ぶの?現地に仏師が行くの? 四天王の躍動感はんぱない。金色堂の模型、中にお像があればもっと楽しいのに~
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生誕150年 池上秀畝 高精細画人

2024-04-11 06:50:32 | Weblog
練馬区立美術館 2024年3月16日~4月21日
長野県立美術館 2024年5月25日~6月30日

 池上秀畝、見たことはあったけどあんまり意識してなかった。 畝は荒木寛畝の畝ね。うまくていろんな画風を吸収してて、旧派ではあるんだけど絵は新派ともそんなに違わないし、渡邊省亭ぽいとこも川合玉堂ぽいとこもある。江戸時代の南北合宗ぽいところもある。個展に加えて同時代展が必要と痛感。展覧会があて図録ができてるだけで素晴らしいのだけれど、画人のルーツ的にも中国絵画との関連もう少し掘り下げられるのではと思った。四季花鳥は狩野派から遡って呂紀とか、金地院・久遠寺の山水図との影響とか。画題としては十牛図とか。連香は楚蓮香よね。
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版画の青春 小野忠重と版画運動

2024-04-07 02:19:39 | Weblog
町田市立国際版画美術館 2024年3月16日~5月19日

 「新版画」は浮世絵を継承した絵師彫師摺師が分業する新版画と運動、雑誌としての新版画がある。出品作家の内、結構な割合で消息不明がいた。遺族が名乗り出て来たりするのかしら。個人的には他に生業がある人たちの制作が面白かった。展示が上手な年賀状大会みたい、と思ったら賀状特集とか自分たちでもやってた。版画でまとめて展示する機会と同時代の他の美術と合わせて展示する機会両方要るね。
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ほとけの国の美術

2024-04-07 01:43:28 | Weblog
府中市美術館 2024年3月9日~5月6日

 前期が4月7日までなので駆け込んできました。「ほとけの国」って仏教が信仰された場所ってことなんですかね。二尊院の土佐行広「二十五菩薩来迎図」は面白かった。歌川国芳「奈良の大仏と淺草観音」もよかったです。お竹大日は簡易版錦絵で、死絵と色使いが似ている。涅槃図の下の方が動物園状態なのはよくあるので、動物絵画が入ってくるのはいいとして、押絵貼の動物図も一種の群獣図と言える作品ではないか、というときの群獣図ってナニなん?
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館蔵品に見る十村たち~藩主前田家を支えた江戸時代の豪農~

2024-04-01 11:11:52 | Weblog
富山市郷土博物館 2024年2月10日~4月21日

  小企画展なのはわかっていましたが、パトロンとして文化人を出す家として十村とその流れは大事なので見てきました。もともと十か村を統括したから十村なのねん。豪農で役人、藩主の御成もある。十村には扶持あり。また十村にも階層あり。任命は個人だけど家が限られるので結局固定する感じですね。
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石崎光瑶生誕140年 知られざる光瑶の横顔

2024-03-27 23:19:08 | Weblog
南砺市立福光美術館 2024年3月2日~4月14日

 大展覧会の前に企画展が催されていたのでうっかり行ってみた。「富山湾真景図」は浜松図的な趣もある実景図で面白かったが真景図、とはどこにも書いてない。南国的な主題ってこのころ流行ったのね。そして石崎光瑶も十村の流れなのか。パトロンとして(浦上春琴のとか)、作家として(南桂子とか)やはり十村の美術が待たれる~
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ひらかれた果亭美術文庫

2024-03-26 23:18:26 | Weblog
山ノ内町立志賀高原ロマン美術館 2023年12月23日~2024年4月7日

 志賀高原がとっても有名なので「志賀高原」と名前に入っていますが美術館はそのふもとにあります。児玉果亭自身の意志が働いてるんだろうけど、没後果亭美術文庫が残りそれが町に寄付されて去年も展示してましたが、粉本とかまで軸装してあって手厚い。本画がなくなった十六羅漢図のコロタイプ図版まで軸装されている。軸装は町への寄贈後なのかな?渡辺崋山や宋紫山、張秋穀の模本があった。この展覧会の、ではないのですが合わせて美術文庫を紹介する冊子も刊行されている。
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