Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
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清方ノスタルジア 名品でたどる鏑木清方の美の世界

2009-12-13 23:06:08 | Weblog
サントリー美術館 2009年11月18日~2010年1月11日
 
 日本画の美人画家鏑木清方の展覧会。鎌倉に鏑木清方記念美術館があって少しずつは常に見られますが、大きい展覧会は10年ぶり。意外と額装もある。「妖魚」の人魚は意外とグラマー。金とかすごい明るい。泉鏡花だから和風、ともいい切れず、日本的といっても西洋の影響があり、西洋風といっても日本的なものが残る時代を感じる。卓上芸術分野も面白いけど展覧会、特に大きな画面のものがあるときはちょっと見せ方が難しい感じ。美人画より肖像のほうが現代向きな気もする。女役者粂八のお着物が蝙蝠ですが、これって市川団十郎関係の蝙蝠ですか?清方って江戸の浮世絵見てるなあという感じですが、特に勝川春章というのは納得です。豊春の「遊女図」は大きいだけでなくプロポーションもがっちり気味でこれが清方旧蔵というのはやや意外。近代における懐古の対象としての江戸についてちょっと考えました。
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