足立区立郷土博物館 2016年3月13日~5月22日
江戸時代の千住は文化的にも栄えていて、谷文晁の弟子でいいとこのうちの人(舩津文渕)がいてその資料がいっぱい残っててそれをちゃんと調べて展示した展覧会。中国趣味の、黒川亀玉とかも参加してた東都嘉慶華宴も千住だった。千住の家の養子だった建部巣兆との関連から酒井抱一も関係ができてくる。舩津家には谷文晁「ファン・ロイエン筆花鳥図模写」(神戸市立博物館)が伝わって、そういうふうに出てったものだけでなく本、下絵、本画といろんなものが伝わってきた。文渕は日記等も残ってて、本業何よ?(名主)てくらい絵もやってる。作品では文渕「四季草花図小襖」が琳派風なんだけどちょっとこってりしたところもあって面白かった。谷文晁も琳派風あるし、その系統の鈴木鵞湖にも琳派風の絵はあるので琳派風も文晁のレパートリーだったんだな。
江戸時代の千住は文化的にも栄えていて、谷文晁の弟子でいいとこのうちの人(舩津文渕)がいてその資料がいっぱい残っててそれをちゃんと調べて展示した展覧会。中国趣味の、黒川亀玉とかも参加してた東都嘉慶華宴も千住だった。千住の家の養子だった建部巣兆との関連から酒井抱一も関係ができてくる。舩津家には谷文晁「ファン・ロイエン筆花鳥図模写」(神戸市立博物館)が伝わって、そういうふうに出てったものだけでなく本、下絵、本画といろんなものが伝わってきた。文渕は日記等も残ってて、本業何よ?(名主)てくらい絵もやってる。作品では文渕「四季草花図小襖」が琳派風なんだけどちょっとこってりしたところもあって面白かった。谷文晁も琳派風あるし、その系統の鈴木鵞湖にも琳派風の絵はあるので琳派風も文晁のレパートリーだったんだな。
あの展覧会は小品が中心ですが、ほんとうにちゃんと調べています。いま美術展覧会はキャッチコピーと著名な作品を順列組合せで展示して、消耗しているナと思うことがあるのですが、足立区の展覧会は、ちゃんと調べていると思いました。
とくに鈴木其一の初見作品を確定しているのには驚きました。