さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

カード変更、しかし直前過ぎる 重岡銀次朗の挑戦者はアンパロに

2024-03-28 00:09:31 | 中部ボクシング



日曜日に試合予定だというのに、今週に入ってから、挑戦者の欠場が報じられた、IBFミニマム級タイトルマッチですが、昨日になって代理挑戦者が決まった、とのこと。





ジェイク・アンパロ。小林豪己を二度ダウンさせ、WBOアジア王者になり、ペドロ・タドゥランとIBFイリミネーションを闘って敗れたIBF6位のフィリピン人です。
小林戦での印象としては、実力的には、世界上位の迫力は感じませんでした。
ただ、リーチがあって、ワンツーが遠くから、少しズレたタイミングで飛んでくる。
このパンチで小林を初回に二度倒し、小林のボディ攻撃による反撃にも耐え、終盤また逆襲して、クリアに勝ちました。
警戒を要する武器のみならず、闘志や粘り強さを持っている選手ではある、と思います。


しかし、選手がどうこうはおいといて、この日取りで代理挑戦者を決めて、今から来日したとして、JBCが試合出場を認可するに足る条件をクリア出来るものなんでしょうか。
やれ検診だ、計量だとやらねばならず。普段から練習していた、或いは同時期(或いは同日)、別で試合予定があったのを乗り換えた...等々、理屈は立ててくるのかもしれませんが。
それにしても、ノンタイトルの試合ならともかく、さすがに世界戦でこれは如何なものか、と。
この試合について、JBCがどういう方針で動くのかも、気になるところではありますね。



それにしても、昔から亀田が絡むと、それまであまり聞いたことのない面白いお話を、リングの内外であれやこれやと聞かされるのが常とはいえ、今回もまた、なかなかの大ごとじゃないかと思います。
そして、この挑戦者変更も、急遽駆り出された挑戦者では、重岡銀次朗に太刀打ちできまい、と考えるのが普通ですけど、蓋を開けたら...という可能性も、なくはない?かもしれません。
何しろ、普通なら重岡兄弟に勝ち続けてもらって、試合をプロモートし続けたい、という考えのはずですが、例の試合報酬支払いの遅延などで、関係性が揺らいでいる中、何か違う様相が見えてきたような気も。
今回の件は、その一端なのかもしれません。そもそも今回、優大と銀次朗共々、亀田プロの契約下にある?選手を、揃って挑戦者にあてがわれていたわけ、ですしね...。



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3 コメント

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Unknown (R45ファン)
2024-03-29 06:31:54
毎回毎回ですが、亀田と騒動はセット、これは現役時代から一つも変わりませんね。やれやれ、体調不良は仕方ない、ただアンパロがそんな急に身体作れるかいなと。
そうでなくても時差やフィリピンとの気候差もあるのに。
これじゃ勝っても銀次郎くんの評価が目減りしますよね。かわいそうです。

つくづくですが、ワタナベジムも手を組む相手考えたらと。
それしないで自前で興行する気ないならジム畳めと。
重岡くんもそう、京口さんや谷口さんもまともにマッチメイクできないし、ますます残念になってます
Unknown (海の猫)
2024-03-29 18:40:08
さすがに数日でビザ取って来日は無理でしょうから、実際はもう少し前から動いていたのでしょうね。なぜ発表を遅らせたのかは分かりませんが、急な代役に3日前の来日、ボクシングの世界戦もずいぶん軽いものだなと思わされます。幸い世間はもう彼らに無関心ですから、当時と違ってボクシングの信用や評判を大きく落とすことにはならないでしょうね。重岡兄弟の世界戦がその程度の注目度というのは悲しいですが。

5.4興行の主体はLUSHと六島ジム?でしょうか。六島ジムでチケット売ってますし。3150がどう関わっているのか分かりませんが、先日の LUSHBOMU イベントになるのでしょう。3150/Abema でやるよりは、確実に開催されそうで安心しました。

3150 は、もう損切りのタイミングと方法を伺っているような状況かと自分は思ってます。問題はそれがいつになるかで、長引くと選手が飼い殺しにされる。そして、JBC は下手に動くと、理由付けに利用されるのでは。見栄っ張りですから、人気出なくてお金なくなりましたからやめます、とは言いたくないでしょう。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2024-03-29 19:57:06
>海の猫さん

まあ、実際に話が出た時期と、実際に動いた時期は違うでしょうが、それにしても急は急ですね。確かに時期だけでなく気候も違うし大変でしょうね。
実際、こういう相手に勝っても負けても評価は上がらないでしょうね。確かに銀次朗、気の毒です。
ワタナベジムは指導力や、ジム内部の良さはあるんでしょうが、プロモートやマネジメントは「お手製」ですね。内山高志の時代から不足ありありでしたが、選手が当たり前のようにブランクがちなのは、本当に見ていて心配です。


>海の猫さん

ここまでお手軽なものになって、まあある種の業者さんにとっては都合が良いんでしょうが、ファンとしてはたまったものじゃないですね。今回の選手変更、裏に何があったのかなかったのかは、ある意味アンパロがリングの上でどんな様子かを見たときに、ある程度答えが出るんではないかなあ、という気もします。
5月4日には亀田も関わろうとしている感じですね。先日の矢吹の試合で、アンダーの合間に顔出して、けっこう長い時間かけて、この試合のTravelTV配信をアピールしていたらしいです。興行権を落札した当事者でもありますしね。その興行権を六島ジムに売ったのなら、あとはお任せで引っ込んでいるということはあるかもしれませんが。いや、ないか...何しろ内実どうあれ、絶対にしゃしゃり出てくると思います。だから会場行く踏ん切りがなかなかつかないんですよね、こちらとしては(笑)。
しかしLUSHという会社も、TravelTVも、せっかく静岡のホープ佐野をバックアップしてくれるかと思ったら、くだらないところと関わるものですね。やっていることはABEMAのカメ興行と、非常に似通っているらしいので、親和性がある、とは言えるでしょうが。
亀田プロの先行きは...確かに一時、地方の選手にスポットを当てたり、良い条件で試合を組んだりと、良い話ばかりが聞こえてきましたが、昨年の名古屋興行中止以降、きれいさっぱり途絶えましたね。さすがに異様です。何かが変わったと見るのが妥当ですね。マッチルームとの提携など、唐突に大きな話を持ち出したものの、見事に無くなりましたし。しかし仕舞い、片付けにJBCを利用というのは、なるほどですね。いかにもありそうなお話です。こんな話に得心がいくというのも、情けないことですが。

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