さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

応援せねばならぬ者

2007-08-27 20:53:33 | 関西ボクシング
武本在樹、三谷将之がそろって再起戦。
共に直近の試合に勝っていればW世界戦だった、という話は
勝負の厳しさを改めて思い知らされますが...。

共に6回戦で再起で、千里馬神戸、高砂の選手が総出で賞金マッチ開催?とか、
色々漏れ伝わってまいりますが、工夫の感じられる面白い興行は
我々にとっては大歓迎ですので、災い転じて福となす、で行ってほしいです(^^)

とはいえ、最近あれやこれやで、観戦ペースがガタ落ち。
スカイA様が頼みの綱です。悲しい...。


スカイA様といえば、こそっと日本選手のタイ遠征試合を放送してくださいます。
特に先月やってたパノムルングレックvs久高寛之戦はなかなかの好試合でした。
久高の頑張りは感動的でしたね。

久高は先日、比国で勝ってたような試合を負けにされたらしいですが、
まだ若いですし、これらの試合を良い経験にして、筋金の入った
ホンモノのボクサーになってもらいたいです。
少々戦績が悪くなったって、我々はこういうボクサーを見捨てはしません。
むしろ、ますます応援したくなろうというものです(^^)

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辛い試合の後で

2007-08-19 21:52:54 | 関西ボクシング
武本在樹、クリス・ジョンに9回終了TKO負けでした。

会場には行けず、スカイAで生中継を見たのですが、
過程も結果も、非常に厳しいものでした。
ミスマッチ批判も致し方ないところでしょう。

加えて、日頃なじみのない選手が世界戦に出て惨敗を喫すれば、
辛口で語られるというのも、当然の現象ではあります。
ま、しかし、それとは逆の場合もありますよ、というお話をひとつ。


以前、武本と榎洋之の再戦(日本タイトルマッチの試合です)を
後楽園ホールで観戦したあと、榎に比較的近しい記者の方と少し話した時のことです。
その記者さんは、ちょっとした驚きをもって、武本の強さを称えておられました。
「武本選手、強いですね!榎があんなに打たれるなんて」という感じでした。

「あんなに」とは、つまりは2R、そして8R(だったかな?)の
右のクリーンヒットにより、榎の動きが止まったり、ロープ際へ飛ばされたりした
場面のことを指していたのでしょう。
私はというと、いかに榎相手といえど、何度かそのくらいの好機を掴みはするだろう、
くらいに思っていましたので「ああ、あの場面が、武本になじみのない人の目には、
そんなに新鮮に映るのか。見方の違いって面白いもんだなぁ」と思ったものでした。

あの試合、私は「日頃、自分から試合を組み立てることをせずに、カウンターの
一発にかまけてばかりいるから、競った試合でポイント拾えへんのや、自業自得や」と
武本に厳しい見方をしていたものですから、余計にその思いは強かったのです。
もちろんそのときは、武本が眼窩骨折を負っていたとかいう事情は知りませんでした。


今日の世界タイトルマッチにおいて、武本は完敗を喫しました。
私は、武本得意の右クロスカウンターが序盤に好打してペースを掴めれば、
武本にも勝機はある、という、願望混じりの予想をしていました。
しかしそれがかなわなければ、大敗を喫するであろう、とも思いました。
結果は、後者でした。

今日の試合で見られた、クリス・ジョンと武本在樹との実力差は、
残念ながら、榎洋之との再戦で私が武本に感じた苛立ちが解消されていても
それを埋められるものではなかったと思います。
武本は武本なりに、自分から仕掛けて、試合を作っていこうとしていました。
その上での完敗でした。実力差は明白でした。

私は今まで、数多く武本在樹の試合を観戦してきました。
彼の持つこだわり...カウンターの一撃で試合を決定づけたい、という「嗜好」を
それなりに魅力的にも思い、同時に、困ったことやなぁとも思い、
つまりはそういう武本在樹の試合を見て、楽しんでも来ました。
そういう私が今思うことは、今はただ、ゆっくり休んで、傷を癒してほしい、と
ただそれだけです。
「ただそれだけ」のことを、長々と書いてしまいました。どもすいません。


それにしても、今更ですが、クリス・ジョンは良いボクサーでした。
生で見ておきたいボクサーでした。惜しいことをしたものだ、と思っております。


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変わりゆくもの

2007-08-17 00:44:42 | 西岡利晃
西岡利晃vsハビエル・ソテロ戦、
録画したのをようやく見ました。

初回、いきなりソテロを倒した切り返しの左フックは、
日本タイトル獲得前の試合で、ジョエル・アビラ(石原英康とOPBF戦で対戦)を
2回KOしたときのパンチとそっくりそのままでした。
かつて若き西岡が、切れ味鋭く倒しまくっていた頃の姿が、
懐かしく思い出されました。

しかし、その後、ソテロの変則的な反撃を受けてのけぞる姿、
そして強引なボディ攻撃で活路を開いていく姿は、
長年の間に、良くも悪くも変容した西岡でした。

6回にドクターチェックの後、いきなり左ストレートで倒し、
7回にまたも左一発で倒しTKO勝ち。
果敢な闘いぶりでの勝利は、精神的な成長を語りうるものでした。
また、好打するタイミングを掴んだときの切れ味も生きていました。

しかし、それらと同時に、彼が長年の間に様々なものを失ったことも、
改めて見せつけられた試合でもありました。
攻め込むために、ある程度打たれることを容認せざるを得ないボクシング。
それはかつて、若き西岡利晃が、もっとも忌み嫌ったものではなかったでしょうか。


かつて、今の長谷川穂積以上にその才能を期待され、
ある意味、今の亀田興毅並に、毀誉褒貶かまびすしい存在だった西岡利晃。
そんな彼も、今はもう、過去の人扱いを受けています。
後楽園ホールのやや寂しい客入りは、それを如実に映し出していました。

そんな中、西岡利晃は、自らの眼前に突きつけられた「現在」に対し、
懸命に立ち向かっていました。


かつて思い描いた理想を捨てて、果敢に闘い、相手を打ち倒した勝利。
この勝利が、5度目の世界挑戦であってくれたらば良かったのに。

かつてご多分に漏れず、西岡利晃に、背負いきれないほどの期待をかけていた
自分自身を思い出しつつ、つい、そんな想像をしてしまいました。

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やるんですかぁ...。

2007-08-16 22:51:10 | 関東ボクシング
内藤大助の初防衛戦が亀田大毅相手に決まったようですね。
正直、ビックリしております。

ま、ボクシングの試合、それも世界タイトルマッチとして見たら、
かなり無理のある組み合わせ、そして、あまり価値のない試合ではありますが、
内藤大助一人のことだけを思えば、楽な相手に(それなりに)良い稼ぎ、
さらに知名度を上げるチャンスという意味では、悪くない話なんでしょう。
そう思って、納得...せないかんのですかなぁ?


しかし、会見にチャンピオンがおらず、挑戦者だけが保護者を連れて現れ、
相手のいないところで罵詈雑言を並べて、当人は単に自信を語ったつもりでいるようですね。
BOX-ON!の記事

自分の姿が、傍目には、ものの見事な「タコ」に見えている、ということを
想像する能力が無いんですな、この子わ。

ただ、今度ばかりは、言うたことに自分の身体張って
責任とらないかんのですから、今までの「言いっぱなし」とは
意味が違いますし、試合までは我慢...せないかんのですかね?
やれやれです。


しかし、こんな試合であんまり盛り上がって欲しくはないですね。
他の報道によると、薬師寺vs辰吉になぞらえている記事もありましたが、
全然次元の違う話ですからね。一緒にせんといてね、と思わずボヤキが出ます。


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比国強し!

2007-08-13 14:15:37 | 海外ボクシング
フィリピン、メキシコに大勝。
なんと6試合やって5勝1敗!

シャレならんすねー。ホントに強い...。

しかし、バウティスタが負けて、ペニャロサが勝つというのも。
ポンセ・デレオンの強打爆発だったのですな。
先に当たれば誰にでも勝ちますね、この人わ。

ペニャロサについては、あの徳山昌守が引退会見で
「彼に防御の大事さを教わった。一番の強敵だった」
と語りましたが、ペニャロサの方はというと、これがまた
「徳山はグレートチャンプ。試合中に闘い方を修正する能力が凄い」
と称えているそうです。

実際、先のデレオン戦でも見せたように、相手と正対して
ヒット&カバーの応酬をやったら、未だ世界のトップクラスです。
とはいえ、あのジョニー・ゴンサレスをKOとは、
恐れ入谷の鬼子母神、というやつですね(^^)


しかし、こういう闘いに、日本のボクサー達も
一枚噛んでいってもらいたいものですね。
確かに厳しい結果が待っているかもしれませんが、
結果以前の話として、こういう大舞台に慣れて、
自分の力を出し切って闘う、日本のボクサーの勇姿を見たいですね。

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試練はめぐる

2007-08-12 21:01:01 | 関西ボクシング

写真は最終回、ロリー松下が三谷将之を
左アッパーで倒した瞬間です。
本日、高砂で行われたOPBFバンタム級タイトルマッチは、
ご存じの通り、ロリー松下が三谷将之を最終回KOし、
タイトルを防衛しました(試合写真はこちら)。

私は二階席から見ていまして、三谷の左フックやボディブローが
ロリーの単発の右ヒットを上回っていると見たのですが、
ジャッジは11Rまで、三者ともロリー優勢だったそうです。
いずれにせよ、最終回、鬼気迫る猛攻で三谷を倒しきった
ロリーの勝負強さが、最後にギラリと光った一戦でした。


試合後、ロビーへの階段で、ロリーとすれ違いました。
右目の周辺が赤黒く腫れていて、激闘の跡がまざまざと見えました。
地震で父が行方不明のまま、日本で戦い続けているというロリー。
その人生は、壮絶な闘いそのものです。

もう4年以上前ですか、大阪で見た若き「ロリー・ルナス」は
怖いもの知らずの若き無敗のホープでした。
小松則幸のカウンターで倒され、初めて敗北の味を知ったあの日から、
彼も様々な辛酸を舐め、運命に導かれて日本のジムに所属し、
この日、若きホープ三谷将之に、試練を与えたわけです。

過去の対ファイタータイプにおける、いくつかの苦戦を見ていれば、
三谷がロリーに苦しめられることはある程度想像は出来ました。
しかし、中盤まで三谷はロリーに対し優勢だったと思いますし、
着実に成長し、自信をつけてもいた、というのが私の印象でした。


いずれにせよ、今日の試合がどう評価されるか以前の問題として、
三谷将之は再び起たねばならないでしょう。
彼の才能は、ここで終わって良いものではありません。

ロリー松下が様々な試練を経て、今日の勝利を手にしたように、
三谷将之もこの試練を乗り越えてもらいたい。
今日の痛烈な敗北を見て、簡単に言ってしまって良いのかとも思いますが、
それを乗り越えて、更に強くなってほしい。そう、切に願います。
ということで、しみじみスカイAの放送を見てから、寝るとします...



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姫路の逸材、再起へ

2007-08-11 01:25:02 | 関西ボクシング

姫路木下ジムの木下(大場)貴志会長ブログによりますと、
10月に予定されている江口啓二の防衛戦興行にて、
3年8ヶ月ぶりに内海俊忠が再起するそうです。

当時は今よりもハイペースで観戦しておりまして、
この選手の試合はよく見ました。
パンチ力やスピードはB級の水準をとうに越えていて、
当時姫路木下所属だった三谷将之、
デビュー以来の連続KOで注目されていた金井晶聡と共に、
姫路木下ジムのホープとして、これからブレイクするだろう、
と思った矢先に、上に掲載した初回KO勝ちの試合を最後に、
諸事情によりリングを去ったホープ。
それが内海俊忠です。

今回、3年8ヶ月ぶりの試合となりますが、
まだまだ若いですし、ブランクを考慮しても、やはり楽しみです。
徐々に調子を取り戻してきたら、また面白い存在になってくれるかも。
これはまた、姫路に行かないかんようになってきましたね。
いやー、困った困った(^^)

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王者が消えた?

2007-08-10 13:49:56 | 関西ボクシング
クリス・ジョン失踪?てな話題。
世界戦ともなると、リングの内外で色々大変ですね。
来週日曜なんですが、見に行けるかどうか不透明...
まあ、天下のスカイA様が生中継してくださるそうなので、
なんとか結果知らずに見ることは出来そうですが。

武本、予想はやはり不利でしょうが、あの右カウンターを決めて、
「だてに日頃、ヘンコ言うてへんで」てなところを見せてもらいたいですね(^^)

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あまりにも鮮やかで

2007-08-08 21:47:23 | 海外ボクシング
米国在住の比国人、ノニト・ドナイレによる
アルメニアの豪腕ビック・ダルシニアン攻略を、
WOWOWで見ました。

ダルシニアンの強打に相対するのに、あえて自らガードを下げ、
その代わりに距離感、立ち位置に徹底的に気を遣い、
常にダルシニアンの正面から、身体の芯をずらして動き、
出鼻に鋭い左フックを当てることで、
ダルシニアンの圧倒的なプレッシャーを少しずつ削っていく。
ダルシニアンがそれを自覚して、負けじと前に来たところに、
相打ちのタイミングで左フック一発のKO。

圧倒的な才能を持ち、その才能にかまけずに緻密な戦略を立て、
強打の王者を恐れずに、リスクを背負って勇敢に闘う。
生半可な選手に出来ることではないと思います。

そりゃ、手を下げれば左フックのカウンターも打ちやすいし、
相手もよく見えるでしょう。
しかし、立ち位置や距離を間違えれば、一発で倒される可能性だってあります。
相手はあのダルシニアンなんですから。

しかしドナイレは一瞬たりとも気を抜かず、ダルシニアンの圧力に負けず、
自らの狙い通りの勝利を納めました。
いやはや、すごいものを見てしまいました。

J-sports ESPNの「SXB」にて、若手時代のドナイレを見て、
「すごい若手がいるんやなぁ。名城信男とどっちが強いかな」と思いましたが、
名城がマルティン・カスティーヨを攻略した以上の大仕事、
その内容もまた、見事としか言いようがありません。

しかし、この凄い才能と、それを十全に生かし切った勝利が
あまりに鮮やかすぎて、こんな試合がコンスタントに出来るものなのかなぁ、
などと、かえって余計な心配をしてしまいます。
そのくらい見事な勝利でした。

ノニト・ドナイレ(今後はドネア、という読み方になるのでしょうか)、
今後の闘いぶりに、大いに注目したいと思います。



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マヨール負けた...

2007-08-06 00:02:24 | 海外ボクシング
この週末、海外では、注目の世界戦が多数行われました。

WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ、
ラファエル・マルケスvsイスラエル・バスケスの直接再戦は
前王者バスケスが6回TKO勝ちで王座奪回。
てっきりマルケスが引導を渡すものだと思っていたのですが、
タフ・ファイトに強いバスケスが、その強さを見せたのでしょうか。

WBCライト級タイトルマッチは、
あのエリック・モラレスが、王者デビッド・ディアスを初回にダウンさせ、
善戦したようですが判定負け、4階級制覇ならずとのこと。
惨敗を喫すると思っていたモラレス、最後の輝きを見せたようですね。

IBFライトフライ級タイトルマッチは、
日本でもおなじみロデル・マヨールが王者ユリセス・ソリスに
8回逆転KO負けを喫したそうです。
日本人マネージャーの手を離れたというマヨール、
昨今の比国ボクサーブームに乗って、米国で世界挑戦を果たしたものの、
惜しいところで敗れた模様...(--;)


どれもこれも、早く映像を見てみたい試合ばかりです。
WOWOWで放送されるのでしょうが、今から楽しみです。
マヨール・ファンの私としては、マヨールが勝っていれば、
ますます楽しみだったのですが。
一階級上げてもなお、王者ソリス相手に優勢だったそうですから、
さすがはマヨールですが、もうひとつの運を掴めない選手なのかなぁ、と
少々悲観的な思いもわきあがってきます...。


※You Tubeにて動画あり。早速いろいろアップされてます。
ソリスのKOパンチはちょっと変なタイミングと角度で、マヨールもろに食ってますね。
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