さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

まずは?日本で会見 井上尚弥、カシメロ戦正式発表 

2020-01-31 17:30:43 | 井上尚弥




ということで、ほぼ決まりと出ていた井上尚弥vsジュンリエル・カシメロ戦、今日、日本国内で記者発表がありました。
この後、アメリカでも会見などあるのかもしれませんが...ないのでしょうかね。
カシメロも来日する手はずだったのが、ビザの不備でかなわなかったとかいう話です。最近、こういう話多いです。


ざっとあれこれ記事見ましたが、井上のコメントを見ると、この人はやっぱり冷静やな、頭涼しいな、と思います。
試合3週間前の現地入りを希望しているあたりもそうですが、対カシメロの作戦も「じっくり」と言い表したり「なんでもかんでも突っ込んではこない」と見ていたりするところなど、何気ない言葉、表現ですが...冷静で、客観的で、なおかつ自信が無いと出て来ない言葉ばかりだなあ、と。

なにしろ無事、正式に発表あって良かったです。
ちょっと、違う話があるかも、なんて噂も小耳に挟んでたりしまして、思わぬ話ながら、そんなこともあり得るのか...と、愕然としていたところだったんで。
まあ、物事何が良いことで、何が悪いことなのかなんて、簡単に言い切れるものではないですが。


改めて、4月26日が楽しみですね。
前記事の話と合わせ、国内と国外で、世界の耳目を集める試合が見られる春から初夏になりそうです。
東京五輪の前に、ボクシングがスポーツ界に、ひとつのムーブメントを起こしてくれたら素晴らしいことですね。



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ということで、一曲。
Simple Minds “Alive And Kicking” です。






コメント (11)
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内々に決まった、という記事

2020-01-30 12:39:40 | 関東ボクシング



今日になってこんな記事が出ていました。

カネロ、村田戦は東京ドームではなく、さいたまSA。
日本時間5月24日。米国のプライムタイムに合わせ、昼間の開催。

この試合については、しばらく前から色々と記事が出ていたんですが、どうしても、ドーム球場に5万人、というところに現実味を感じられない(観客動員力と、日程確保の問題)話だったもんで、拙ブログでも取り上げようか、どうしようか、と迷っていたところでした。

観客動員については、どう見ても5万規模の興行は厳しいだろうと。
辰吉の大阪ドームの試合でも、2万7千人の席を設定し、後に2千人分追加販売がありましたが、それでも3万に届いていない。
タイソン、ダグラス戦 ”TOKYO SHOCKER” でさえ、動員には苦戦していました。
ましてメイウェザーやパッキャオならまだしも、カネロやゴロフキンなんて、世間じゃ誰も知らんぞと。

しかし、さいたまSA、という妥協?があるなら、これはいよいよホンマなのかも、と思ったりもします。
この記事の情報源をある程度まで信じるなら、ですが。


もしこの日程が事実なら、GWを外した日曜、しかも昼間ですから、前日関東のどこかに宿を取り、翌日午前中に会場へ移動、試合が終わるのが遅くても午後3時まで、となれば、そこから充分、関西に戻れます。
翌日の仕事にも一切、支障ありません。楽で良いです。

関東圏の方々は、さいたま遠い、という声もおありなんでしょうが、私にしたら誤差の範囲内。
言うてみれば、見たい試合が府立であるか、神戸であるかの違いみたいなものです(笑)

ただ、こちらの記事にもあるように、もし本当に村田を対戦相手に選んだら、カネロにとって「評」の面では厳しいものが残りそうです。
残念ながら、無理からぬところではあるんですが...村田が結果どう以前に、試合内容でそれを覆してほしい、と思います。



ところでこの記事、文末にあるとおり、一部内容を「修正」してあります。
最初読んだときは、メイウェザー、那須川戦を引き合いに出し、カネロ、村田戦をそれと同一視する声もある、という内容だったのですが、それが拙かった、ってことなんでしょうか。

そりゃ、色々問題だと取ったり、気にくわなかったりする立場の人もいるんでしょうが、欧米に「そういう声」がある、ってことを紹介した部分については、何も問題ないと思うんですが。
この程度のことさえ、あるがままに書けないんだとしたら、ボクシングってやっぱり、あらゆる意味で「駄目」な世界、業界なんだな、としか、言いようがありません。

でも、こうして「修正」入れないと、引き続きボクシングについて、書き続けることはままならない。
それを拒否して、この世界を去った優秀な書き手も、現実にいます。
私のようなファンにとっては、ボクシングについて書かれた良い文章を読む楽しみを奪われたようなものなんですが、業界の支配階層にいる人たちにとっては、何の痛痒も感じない、どうでもいい話なんでしょう。

三浦勝夫氏について、現状、そこまで熱烈なファンだというわけではありませんが、誰にせよ彼にせよ、書きたいと思うことを、常識の範囲内で書くことの自由は、確保されているべきだと思います。
今回の「修正」が、自主的なものか、どこからかの「示唆」があったのものか、或いは...実際のところなど、知りようもありませんが。




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強打者故の陥穽そのものを見た、と思ったが 中嶋一輝、苦い優勝

2020-01-29 22:39:57 | 関東ボクシング



ということで昨日は所用のため上京。当初、日帰りの予定だったのですが、月末にホールに寄って見られる試合はないかな、と探してみたらこの興行があり、予定を変えて一泊、観戦してから帰って来ました。

BoxingRaiseでもライブ配信された(はずの)一戦、メインの感想、簡単に。


初回、強打のサウスポー、中嶋一輝がリング中央にどっしりと布陣。
パンフによるとオーソドックス(右構え)とある堤聖也も、サウスポースタンス。回って動く。

中嶋、ジャブ一つとっても音が違う。早々に堤、圧され気味、と見える。
中嶋はじりじり出る。右フックヒットも単発。捉えれば倒す自信あり、という風情。
これが単に狙いすぎで終わらねば良いが、と懸念も。堤が右から入って軽いが速い連打。やや堤。

2回、堤が左回りし、中嶋が左で追うが届かず、堤がジャブ返す。これがヒット。中嶋、スリーパンチも堤きわどく外す。
軽いがヒットのある堤に振らざるを得ない、という内容。

3回、中嶋左から右フック返し。これは浅いがヒット。堤が右右左右、と速い連打。中嶋スリーパンチも堤ガード。
中嶋ジャブ一発ヒット、重い。堤警戒して下がる。やや堤?迷う回。

4回、両者、右を伸ばして探り合い。堤が左右連打で入って、右軽いがヒット。右から左も当てる。
堤による連打の「仕掛け」はこの回、4度あり、ヒット数を稼ぐ。中嶋は鋭いパンチを繰り出すもヒットが少ない。クリアに堤の回。

5回、堤がボディを打つ。すると中嶋、この試合初めて?の左ボディアッパー。続いてボディから上、という攻撃が出て、堤少し後退。
しかし堤も捨てパンチで入って左ヒット。この回中嶋。しかし、ボディ打って展開が好転したのに、狙いすぎ状態にすぐ戻ってしまった。

6回、中嶋、さすがに手が出始める。右フック、続いて三連打。左ボディを続けてヒット。堤は最後に右フック返す。
中嶋、パンチによるカット。左瞼。この回も中嶋。

7回、堤が上手く身体を寄せ、ボディを打つ。中嶋も出て、左ボディ、連打のあと右ボディ。堤反撃、左フック二発。
中嶋のスリーパンチを右回りで外した堤、逆襲して左フック当てる。中嶋、左ボディも堤右リターン、相殺。
堤、悪い流れをひとまず切って得点。

8回、堤が身体寄せて連打。しかし中嶋右をボディへ。左ボディアッパーが続けて入る。堤も懸命に返すが、中嶋が打ち勝つ。
やはりパンチの威力が違う。堤効いているように見えるが、一時右にスイッチして足使うなど、なんとかしのぐ。ポイントは中嶋。


公式採点は77-75中嶋、76-76(優勢点、堤)、76-76(優勢点、中嶋)で、引き分けながら中嶋が勝者扱い。
ゴッドレフトトーナメント優勝、となりました。
私の採点は5対3、堤。仮に3回を逆にして、ドローとしても、優勢点をつけろと言われたら、迷わず堤です。



中嶋はまず手数が少ない。強打に自信があるのはいいが、崩しのジャブがない。
リング中央に布陣し、相手が回るのは、力関係の現れであり、実際、試合が始まってすぐ、堤を見下ろすような風でした。

しかし、動く相手をロープに詰めるプレスやフットワークがあるでなく、ジャブも動かれてなかなか当たらず。当然後続の左から右フック返しも、際どく外されることが多い。
どちらかというと、崩して攻め込むより、左ないしワンツーで釣って右フックを決める、という、相手が出たところに合わすパンチ狙いが目に付いた印象。

少なくとも、強打勝負になった南出仁との試合とは違い、堤がそれを警戒して動いているのだから、違う攻め口が必要なのは明白でした。
しかし、やはり連続初回KO勝ちで勝ち上がってきた自信故に、その先、それ以外の用意が出来ていなかったのでしょう。

中嶋が、直近の試合ぶりを相手に見られ、警戒された場合の展開、それを想定した練習をしてきたのかどうか、少なくとも実際の試合の中で、その片鱗を見ることは、ほぼなかったように思います。
そして、それをもって中嶋のような若いボクサーを責めるのも、指導陣を責めるのも、酷かもしれない、とも。
それほどまでに、このトーナメントにおける中嶋の勝ちっぷりは目覚ましいものであり、それ故になかなか「先」への悪い想定など、出来るものでもないでしょう。


かつてジョー・ルイスが言った、強打者の誇りを語る名言について、少し前の記事、コメント欄で紹介されたことがあります。
「判定勝ちには一万発のパンチが要るが、KOなら一発で済む」
これは同時に、強打者であるが故の陥穽をも、同時に言い当てている、皮肉な名言だと思います。

一発で済まなかった試合もまた、ボクシングには数多あり、この日の中嶋一輝の闘いぶりは、その陥穽そのものだった。そういう試合でした。
そして、その教訓を心に刻むには、敗北、ないしは優勝を逃す、という結果こそが、何よりも一番の薬になるだろう、と思っていたのですが、判定は逆に出ました。

中嶋の強打、それ自体の威力、或いはそこから生まれる威圧を最大限に評価した採点、という理解をするべきなのでしょうが...。
正直、採点の是非もそうですが、これでは誰より何より中嶋の「ため」にならん、というのが、率直な感想でした。

もっとも試合後の様子を見ると、とてもじゃないが勝った選手の顔ではなく、そうとう堪え、落ち込んでいる風でした。
ある意味、あの様子を見て、少し安心した部分もあります。誰より本人が一番よく分かっている、というのも事実でしょう。


引き分け敗者扱いとなった堤聖也ですが、その闘いぶりは立派でした。
彼我の力関係を正確に把握し、もっとも適切な闘い方を貫き、終盤、強打される場面もしっかりしのいだ。健闘だったと思います。
決勝戦に相応しい、見どころある試合を見せてくれました。

あと、関係ないですが入場曲のチョイスにも拍手したいところです。



普通なら、多分ホールで直に見ることはなかった興行でしたが、期待以上に見どころの多い試合を見ることが出来ました。
少々苦い思いも残りますが、試合内容自体は素晴らしかったです。
昨年のことを思えば、なかなかの好スタートを切れた、という意味では、良い気分であります(^^)



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ということで、堤聖也が入場曲に使ったのはこれ。
Steppenwolf “Born To Be Wild” です。







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明日、東京は雨だそうですが

2020-01-27 17:18:55 | 関東ボクシング




明日の試合は、BoxingRaiseでライブ配信があるので、それを見れば良いようなものなんですが、所用で明日から関東の方に行かねばならず、そのついでに時間をとって、ホールに寄り、観戦してから帰ることにしました。

中嶋一輝、アマ時代からのライバル南出仁を初回で沈めた試合はもとより、デビュー戦だったか二戦目だったか、直に見たときも、相手どうというのは置いて、なかなかの切れ味を見せていました。
決勝ともなれば相手もさらに手強いでしょうが、好試合に期待です。

あと、普段あまり見ない女子の試合ですが、タイトルマッチが二試合あるようで、良い機会ですからこれも勉強?しっかり見とこうと。
アンダーでは湯場海樹と竹中関汰のユースタイトル。またも地域を越えた若手同士のカードですね。


毎年、序盤は観戦のペースが落ちますが、今年も例外ではなく、春先までは大人しくしているつもりでしたが、まあ用事のついでとはいえ、ひとつ観戦出来るのは良いことです。
思えば昨年の今頃は、娑婆には出られん身の上だったのですから...(^^)



と、春先の話でいえば、坂晃典の防衛戦、渡邊卓也戦は4月25日、府立地下で決まったようです。
翌日に井上尚弥の試合があると言われていますので、その前日、景気よく勝ってほしいものです。

関西で言えば、3月1日に冨田大樹、堀川謙一戦が決まりました。これも注目カードです。
あと、G+の番組表見ると、2月1日に続いて、3月7日の松永宏信、清水優人戦も生中継です。
G+さん、三ヶ月連続で生中継。これもええ話です。

こうして考えると、生観戦のペースはどうも落ち気味で、それは衛星放送以上に、ネット配信を見る機会が増えたから、というのも大きな要因ではありますね。
明日も、他に用が無ければ、さすがに上京してまで見ることはなかったでしょう。配信もあることだし。

まあしかし、色々と方法は違えど、ライブで見る試合が一番楽しいですね。
今年もあれこれ手管を駆使して、一試合でも多く、そういう楽しみを味わいたいものです。


しかし明日、東京はしっかり雨だそうですね...ちと残念です。



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ということで、一曲。
Led Zeppelin “Fool in the Rain” です。







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中国トップランク興行、丸ごと延期

2020-01-24 16:25:48 | 海外ボクシング


先日、伊藤雅雪無念の欠場が発表された、2月2日中国は海南省のトップランク興行ですが、例の新型コロナウィルス肺炎の影響で、興行丸ごと延期になったとのことです。

WHOが緊急事態宣言を出さない裏にいったい何が...とか、ようわからん話が多いですが、それはともかく、アマチュアの東京五輪アジア予選も延期になり、続いての出来事でした。

武漢は文字通り閉鎖されたとのことですが、この手の話って、何よりもまず、終わりが見えないですし、ボクシングに限らず中国で予定されている様々なイベントが、これからさらに影響を受けるでしょうね。
もちろん彼の地の皆さんの日常生活、経済活動もですが。


伊藤雅雪の筋断裂というのは、どの程度重篤なものなのか、それとも比較的軽いものなのか、その内容は明らかにされていませんが、いずれにせよ今回の試合、闘うことはかなわなかった、ということですね...。



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ということで、一曲。
黒沢健一 “Wondering” です。







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「ほとんど確定」という記事も出た 井上尚弥、カシメロ戦ほぼ決まり

2020-01-23 13:07:59 | 井上尚弥




少し前から海外報道で出ていますが、井上尚弥の次は4月25日、ジュンリエル・カシメロとの一戦でほぼ決まりのようです。

しかし「ほぼ決まり」で記事が出るっていうのも...珍しいことなのかはわかりませんが、井上への関心、高いんやなー、と改めて思ったり。

当日、TVはWOWOWなりフジなりがどうにかするでしょうから、生中継が見られるのは間違いないでしょう。
この日ばかりはお出かけ観戦なども自重、用事も入れず、自宅でTVっ子です(笑)


ところで、この興行全体を見ると、アンダーに何が入るのかな、というところも、ちょっと気になります。
トップランク傘下のバンタム近辺の選手がけっこう出るのかな、とは思いますが...といっても、ジョシュア・グリーくらいしか知りませんけど(笑)
IBF指名挑戦者のダスマリナスとかも、この辺に出るのかな、とか。
もし、ダスマリナスとケリーが対戦するとかなら、勝った方はさすがに、次、井上戦でないと気の毒ですね。

セミにウーバーリが出て、ドネアとやって、勝った方が次に...という流れなら収まりも良い、と思ったりもしましたが、WBCの入札を一週間延ばして交渉中、ってことのようです。
仮にまとまっても、会社が違うし、どうなるものかは全然知識がありません。どもすみません。

バンタム近辺といえば、エマヌエル・ロドリゲスにも、再び上位とのカードが組まれて欲しいものですね。本当に酷い話で...。

あと、これは島国根性丸出しで言いますが、日本からも誰か出せませんかね。
井上に次ぐ「見もの」といえば、単純に寺地拳四朗だったり、田中恒成だったりしますが...まあ無いですわね。
平岡アンディあたり、普通にしれっと出てそうですけど(笑)これはまだ、出るにしてもだいぶ早めの試合になるでしょう。


日本でも近いうちに正式発表、会見などが行われるでしょうが...。
単に勝敗予想のみならず、他のあれこれも含め、試合までの期間を含め、今から大いに楽しむとしましょう(^^)



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そういうことで、一曲。
佐野元春「楽しい時」。







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5戦目で大きな勝利 重岡銀次朗、強敵ロレトをKO

2020-01-22 16:25:19 | 関東ボクシング



大晦日、大田区総合体育館はメインの井岡、シントロン戦が18時開始で固定されていて、第一試合開始が13時だったということで、残念ながらアンダーカードのときは、場内閑散としていました。
YouTubeで手撮りの映像をみた久我勇作、ラモナル戦もそうでしたが、先日関東ローカルで放送された重岡銀次朗、レイ・ロレト戦も同様でした。

友人の厚意により、この試合、放送されたものを見ることが出来ました。
当日、paraviでは、女子世界戦以降しか配信されなかったので、ありがたく見ました。今頃ですが簡単に感想。


サウスポー対決、小柄な重岡がロレトの右を外して左カウンターを被せ、初回にダウンを奪う。
2回、ロレトがじわじわ反撃。ボディ攻撃、ワンツー、左クロスで出て、3回には重岡に左を決め、腰を落とさせる。
4回もロレトが攻めるが、重岡も回復してきて反撃。

5回、重岡が右ボディから左クロス上、対角線のコンビを決める。
そして次、同じコンビを打つと見せるフェイントを入れ、右は打たず左ダイレクト。
これが決まってロレト倒れ、TKO。スリリングな好ファイトを重岡が制しました。


この試合、もし普通にホール開催、メインだったら、もっと場内盛り上がり、ミニマム級の次代を担うホープ、躍進の勝利として印象づけられたのではないか、と思います。
何しろ重岡が5戦目なのに対し、ロレトはこの試合が40戦目。8倍の試合数。
戦績は25勝15敗ですが、直近20試合では、実に17勝3敗。
一時はミニマム級最強かと思われたヌコナシティ・ジョイを二度KOし、板垣幸司を敵地広島で倒し、WBAタイトルにも挑戦し、と、なかなかの強豪なのです。

実際、3回などは重岡、かなり深刻なピンチでしたし、KOにいたる過程も一進一退の、緊迫した攻防。
重岡、よくぞこの相手に勝った、と称えられ、特筆大書されて然るべき試合でした。

確かに打たれて危なかったし、その後も同じ位置、タイミングで狙われていて、切り替えや変化をつけられなかったのは課題でしょうが、何しろたった5戦ですから無理もなし。
今後、このくらいの相手に、もっと盤石に勝てるようになったら、充分「世界」が見えてくる、と思います。
京口紘人が去り、山中竜也が引退、小浦翼が敗れて再起途上の今、この階級のトップに、重岡が立つのはもうすぐだ、とも。



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ということで、一曲。
INXS “New Sensation” です。








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伊藤雅雪、無念の欠場

2020-01-21 19:33:07 | 海外ボクシング




伊藤雅雪、日本時間2月2日の中国での試合は、肩の負傷でキャンセルになったとのこと。
どのくらいで治る怪我か、ちょっとわからないですが、ちょっと遠回りを強いられることになります。

昨日、WOWOW見てたら、当日、WOWOWオンデマンドのライブ配信という表記が出たんで、喜んでいたんですが、昨日の今日で...残念です。

まあ、ラミレスvsポストル戦も充分、注目のカードではありますんで、是非そのままオンデマンド配信をお願いしたいところです。
今から中止、取り止め、ってことはないと...思うんですが。


ところで先日、DAZNの生中継予定について書いたときに、予定が出ていたYouTuber対決なんですが、こちらは配信予定が消えました。
まあ、さすがに流したところで誰も見ん、という判断でしょう。妥当だと思います。
前のやつは、アンダーにヘイニーやらサンダースやらが出ましたが、今回は特にそういうの無いみたいですしね。


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今回はサーフィン 長谷川穂積挑戦シリーズご紹介

2020-01-20 08:39:38 | 長谷川穂積




ということで、土曜日に放送された、毎度お馴染み「せやねん」長谷川穂積挑戦シリーズです。
今回はサーフィン。
東京五輪出場を目指す17歳、脇田紗良選手の紹介...かと思ったら、突然登場しました。








過去の卓球(小学生に完敗)、フェンシング、縄跳びなど、悉く残念なことになっていましたが、今回は上手く行きました。
しかし、それはそれで、番組としては問題ありと...(笑)
まあしかし、真面目な話、こうして元気に笑わせてくれる、ファンとしては嬉しいことです。





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この上への「機運」を高めるには 竹迫司登、王者対決に圧勝

2020-01-19 12:14:31 | 関東ボクシング



昨日はG+の生中継、今年最初のタイトルマッチを見ておりました。
ざっと感想。

メインは、ダブルタイトルかと思っていたら違って、日本タイトルはかからず、OPBF単独のミドル級タイトルマッチ。
王者、細川チャーリー忍を、初回から左ボディ、右ストレートの対角線コンビネーションで竹迫司登が打ち崩す。

2回までで、両者の実力、その位置付けははっきり見えた、というくらいの竹迫優勢でしたが、3回以降、細川がクリンチで粘り、竹迫は毎回、ポイントは連取するが、さらに攻め込み、倒すという流れは作れず。
判定は大差で竹迫でした。

竹迫、昨日の試合ぶりは、総じて「強い」と言えるものでした。
細川の方も、言動が若い?からイメージと違いますがすでに35歳、それにしては若い竹迫の攻勢を耐え抜いたのだから立派、と言えるでしょう。

しかし、3回以降、クリンチの時間帯が長くなり、その膠着を違う攻め口で変えられない竹迫、ポイント挽回の姿勢を見せられない細川、共に物足りない面もありました。
試合としては、あまり良いものではなかったな、と残念にも思います。


竹迫司登は、加藤収二戦のあれこれを抜きにせずとも、近年の日本ミドル級王者として、抜きん出た実力を持っています。
しかし、村田諒太の域、つまり「上」への挑戦、その機運を高めるためには、OPBFやWBOアジアを防衛し続けて、ランキング上昇を待ち、タイトルないしイリミネーションの試合で勝負、というパターンしかない、のでしょうか。

例えば村田が過去に闘った相手、世界戦ではなく、その前に闘った相手と、竹迫が闘えばどうなるか。
そこで良い内容と結果が残せるようなら、我々にもわかりやすい指標になります。
もちろん、世界戦で闘った相手となら、より良いですが。エンダムやブラントは難しいとして、例えばエマヌエール・ブランダムラだったらどうかな、と。

もちろんそれも色々大変なんでしょうが、なんとか、こちらのファンの想像を超える「おお」という試合を、ひとつなりとも実現してほしいなあ、と思います。
ミドル級で世界どうこうと言うのは、やはり日本のレベルでは「破天荒」なくらいでないと難しいことですしね。



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国内最強を証明した上で、WBOアジア経由、WBO挑戦を実現させた井上岳志は、中国人のサウスポー、チャン・スーを2回終了TKO。
二度ダウンを奪って、チャンが鼻骨骨折で棄権しました。

しかし、時折サウスポーの右フックを食っていて、一度、合わせられて前にのめった場面など、一歩間違えば危ないところだったように。
やはりスーパーウェルターともなれば、あのくらいでも、当たり所ひとつで大ごとになる可能性があります。
先日WOWOWで放送された試合で、WBO暫定王者になったブラジル人サウスポー、パトリック・テイシェイラが相手だったら、あのくらいで済んだものかどうか。

今回のマッチメイクが、テイシェイラ挑戦を目論んでのものだったかはわかりませんが、今のうちに課題が見えたことは幸いだったかもしれません。
あの長身サウスポーとの対戦は、なかなか難しそうですが、ヒットが取れれば攻め込む場面は作れそうです。
なんとか実現してほしいものですね。




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