さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ウィラポンvs本田

2006-04-27 09:17:35 | 関西ボクシング
長谷川穂積との再戦で敗れたウィラポンの再起戦が
これまた名城信男に敗れて以来の再起戦となる本田秀伸との試合になるそうです。
6/23、タイで挙行とのこと。

ここ最近、所属選手に積極的にチャンスを与える代わりに
厳しい試合も頻繁に組むようになったグリーンツダジム、
タイ遠征やタイのジムとの対抗戦などもおこなっていましたが、
それにしてもこのマッチメイクは驚きでした。
そもそも専門誌には本田引退とか出てませんでしたっけ。

しかし、この試合は見てみたいですね。
ウィラポンと本田、それぞれにそのキャリアが危機に瀕した一流同士の対戦、
きっと味わい深いボクシングを見せてくれるんじゃないでしょうか。

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メイウェザー4冠制覇

2006-04-11 10:26:04 | フロイド・メイウェザー
昨日は情報シャットアウトでWOWOWエキサイトマッチ、
ザブ・ジュダー×フロイド・メイウェザーを見ました。

どちらもボクシングというスポーツにおける「速さ」を限界まで追求した
究極のスピードスターです。
パンチの速さ、足の速さ、判断の速さ、ボクシングの闘いの中で起こるすべてのことどもに、
とにかく「速さ」を武器に対処し、片づけていくスタイルを持つこの二人が闘ったら、
いったいどんな試合になるのだろうかと、世界中が注目した一戦でした。


序盤、信じられない場面の連続でした。
いつもなら相手を反射神経とハンドスピードで圧倒するメイウェザーが、
打っていけばジュダーの右フックをカウンターで合わされ、
待てば左ストレートでガードの真ん中を破られる。
2Rにはジュダーの小さい右のカウンターで
メイウェザーが右手をキャンバスについてしまいました。
レフェリーが見落としましたが、明らかなノックダウンでした。

今まで、誰と闘っても、それこそ神様と人間のケンカのような勝ち方をしてきた
あのメイウェザーが、自分自身の拠り所であるスピードで、はっきり負けていたのです。
こ、これはえらい場面を見てしもうた~、と慄然となりました。

メイウェザーは、他の誰にも真似の出来ないスピードを持ち、
それに徹底的に依存することによって、勝ち続けてきたボクサーです。
それによって腰の入った強打を打てなくてもいいし、
極論すればそれで倒せなければそれでもいい、というボクシングをしてきました。
しかしこの試合で、メイウェザーはその拠り所ではっきりと負けたのです。


告白しますが、私は、メイウェザーがあまり好きではありませんでした。
確かに天才、逸材であることはわかりますし、それを認めもしますが、
速さや優秀さを見せてはくれても、強さや巧さを見せてはくれない。
むしろそういうところから離れよう離れようとしているように見えて、
いつか誰かが一発かましてやってくれんかなー、と思っていました。


そしてこの試合、メイウェザーのボクサーとしてのアイデンティティは
崩壊したかに見えました。
しかし劣勢の中から、メイウェザーは平然と反撃します。
スピードで劣り、いつもみたいに目ではずせないからガードを上げて前進。
そして、ジュダーのジャブやストレートを防いでは、地味に右でボディを突きだしました。

その姿は、いつもの余裕綽々のメイウェザーからすると、ずいぶん不格好でした。
しかしメイウェザーは、それを恥じているようにはまったく見えませんでした。
自分がジュダーのスピードに負けているという事実を、平然と受け容れたように見えました。

試合は徐々にメイウェザーに傾いていきます。
ジュダーはメイウェザーと同じかそれ以上に速いボクサーですが、
ある意味、メイウェザー以上に「速さ」に依存した選手です。
コツコツとボディを打たれ、自分の攻撃をガードされているうちに、
パンチからもボディワークからも、序盤のハイスピードが失われます。
そこをメイウェザーに打たれ、さらに失速、の繰り返し。
5R以降はことごとく失点を重ねて、序盤の貯金を吐き出し、
終わってみれば、中差でしたが明白に破れました。


何で読んだか忘れましたが、かつて野村克也氏は

「自分の出した結果に対して、どこまで率直になれるかどうか。
 それが一流と二流の分かれ目だ」

と言いました。
その言葉を、メイウェザーを見て思い出すことになろうとは、
まったく思いもしなかったことでした。


自らの最大の武器であるスピードで負け、劣勢に立たたされたとき、
私はメイウェザーがもっと狼狽し、錯乱し、自壊するのではないのか、と
勝手に思いこんでいたのです。
ところが彼は私が思っていた「スピード頼みの、傲慢でひ弱な子供」ではありませんでした。
劣勢に立ったとき、自分に出来ることは何かを冷静に考え、或いはコーナーの指示に従い、
見た目もかまわず、地味な反撃に徹して闘い、苦しみながらも失地を回復する。
それは、私の思い描く、真のボクサー、ファイターの姿でした。

気が付けば、私はすっかりメイウェザーに魅了されていました。
10R、あほなセコンド同士の愚かな喧嘩騒ぎがなければ、
メイウェザーはジュダーをフィニッシュしていたかもしれません。
もしそうなっていたら、私はきっと、メイウェザーの勝利に快哉を叫んだでしょう。

実際にはラスト・ラウンドの30秒、メイウェザーはガードを下げて舌を出し、
前に出るジュダーを挑発する、いつもの、私の嫌いなメイウェザーに戻っていましたが...(^^;)


しかし、この日のメイウェザーは、今までに見せなかった魅力を見せてくれました。
強敵ジュダーに見事な逆転勝利、やはりこの選手は別格だ、と改めて思いました。

願わくば、ジュダーのように、メイウェザーを徹底的に脅かせるライバルが
もっと出てきてほしいものです。
そうすれば私も、レナードやカマチョ以上のスピードを持つ新世紀の天才、
フロイド・メイウェザーを、ずっと好きでいられるでしょうから。

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東西「ホール」行脚

2006-04-09 22:27:06 | 大場浩平
そんなわけで、この土日は、後楽園ホールとIMPホールで
二日連続観戦となりました。
まー、我ながらよーやります。あほです、ハイ(^^ゞ

そういうことで8日土曜日の後楽園ホールでは、
ちょいとしんどい8回戦3連発のあと、
名古屋のメイウェザー大場浩平の再起戦がありました。

しかし、ツニャカオ戦から二ヶ月での再起戦、
こういうときこそタイ人とやっとこうよ、という感じなんですが、
相手が三谷将之に初黒星をつけるなど、粘り強さで定評のある新保力。
やはりタフファイトとなり、鮮やかな大場を期待するファンには
ちょっと物足りない試合となりました。

試合は新保の上下のコンビネーションが目立つも、
大場がほとんどをブロックしており、
対する大場はダイナミックに左ボディブローや右ストレートを飛ばす。
やや大場が焦る場面もありましたが、
まずポイントは大場の大差での勝利と見ました。

しかし内容的には不満の多い試合で、あまりに見過ぎ、待ち過ぎ。
相手にタダ同然であれだけ攻撃の機会を与えれば、
それは新保でなくとも頑張りますし、健闘します。

今後はもっと厳しくジャブとフットワークで試合を作って、
その上で得意のメイウェザー・ボクシングをやって欲しいと思いました。


メインの木村章司×ヨーダムロンは、3Rまでは張り詰めた攻防が見られたものの、
中盤以降は木村の攻撃に対してヨーダムロンがあまり意欲的な反撃を見せず、
ずるずると失点を重ねて敗れました。

しかし、2Rの攻防は、なかなか見応えがありました。
両者接近してスタンスを広げ、左ジャブ、左ボディアッパー、右アッパーを
まるで決めごとでもあるかのように応酬するのですが、
この3分間だけを見れば、やはりヨーダムロンは木村章司より明らかに格上に見えます。

なのに、それ以降、ヨーダムロンは見るべきもののない試合をして、
明白に判定を失いました。
なんだか、ちょっと拍子抜けをした試合ではありました。

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で、今日9日はIMPホールへとんぼ返りなのだ~。
というわけでフリークスのNAOさん、KEOさんと合流。
のんびりと京橋の松下IMPホールへ向かうのでした。

お目当ては健文トーレス×クマントーン・ポープルムカモンなのですが、
セミに長谷川穂積に勝った男、荒川正光が登場しました。

試合前に、両選手の戦績が紹介されるのですが、

「荒川正光選手、戦績は7勝8敗、7勝のうちにはいくつのKO勝ちが含まれております」

というアナウンスがあります。

これを、

「荒川正光選手、戦績は7勝8敗、7勝のうちには現WBC世界バンタム級チャンピオン
長谷川穂積戦での判定勝ちが含まれております」

とかやったらあかんのかなぁ、と思いました。
やっぱ、あかんのでしょうかね。
それと知らずに見に来てるお客さんも、おお、とか思って興味を持つと思うんですが...。


荒川の試合は長谷川穂積戦と、もう一回6回戦でTKO勝ちしてるのを見たことがありました。
勝った試合しか知らないので、7勝8敗と言われても、そうなんかなーという感じ。

今日は、相手の上原裕介に右クロスをねらい打たれて苦しい展開。
ところが長身の荒川、打ち込まれたかなと見えたら、突然良い距離を掴んで
長いリーチを生かしたジャブや右ストレートで上原を脅かします。
しかしまた上原に踏み込まれ、そうかと思ったらまた良い距離を取って反撃。
で、ラウンド変わるとまた踏み込まれ、という繰り返し。
ただ、良い距離を取れたときの切れ味にはなかなか目を引くものがあって、
でも安易に踏み込まれて打たれてしまう。
正直、荒川はかなり不思議なボクサーに見えました(^^;)

試合は荒川が最終回にタイミングのいい上原のジャブで
ノーダメージながらダウンしてしまい、判定を失いました。
長谷川穂積戦の荒川も、今日の荒川も、変わることなく苦しい試合のなかで
長所と短所を抱えながら、懸命に闘っていました。
長身、リーチを生かしたボクシングで、これからも頑張ってほしいなと思いました。


メインの健文トーレスと、前OPBFバンタム級チャンピオン、
クマントーン・ポープルムカモンの対戦は、健文にとって試練の一戦となりました。

序盤は健文がスピードの差を見せて、右ストレートやボディブローをヒット。
しかしいずれもクマントーンの固いガードの前に、ダメージは浅い。
ポイントは連取するも、中盤徐々に出てきたクマントーンのボディブローが
健文を脅かす。健文は徐々にスローダウンしていき、9R終了時点では
ややクマントーンかな、という展開。
しかし最終回、健文が奮起して右ストレートを二発ヒット。
クマントーンを下がらせるとこまでは行きませんでしたが、ポイントを取りました。

私は95-95と見ましたが、ジャッジはいずれも小差ながら健文を支持。
わずか8戦のキャリアで、クマントーンと闘ったことを思えば称えるべき試合でしょうが、
やはりまだまだ一線級相手だと、課題もあると見えた試合でもありました。

あと、中盤、劣勢だったラウンドにおいての、健文のマナーの悪さが気になりました。
クリンチの際、あからさまに頭や肩をクマントーンにこすりつけたり、ぶつけたり、
という場面が再三ありました。
まだ若いボクサーですし、うまくいかない試合展開に冷静さを失ったとて、
仕方ないかもしれませんが、今後、周囲の諫言によって、改善してもらいたいと思います。

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ということでひさびさに土日連日観戦をやりました。

後楽園ホール南側の新装なったシートは、なかなか座り心地が良かったです。
来月はイーグル京和×ロデル・マヨール戦を見に行きます。
東西、北の席も良いですが、南側もぐっとグレードが上がった感じ。
来月がまた楽しみやなー、という感じです(^○^)

IMPも久しぶりでしたが、やっぱ見やすくて良いです。
出来れば夜の部も見たかったんですが、事情により断念。
てゆーか、まだ試合見たいんか君、という感じですね(^^ゞ

まあ、これは良かった!って試合には当たりませんでしたが、
それでも生観戦はやはり楽しいものでした。
もっと頻繁に試合会場に足を運びたいものです。

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