さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

熊本に新王者(ニュース映像追加)/選手主導で試合が決まる?/ニエテス進出/後継王者/長谷川「引退」を語る

2017-02-27 19:34:33 | 長谷川穂積




今年最初の国内世界戦で、新王者誕生となりました。
WBOミニマム級暫定王座決定戦、福原辰弥がモイセス・カジェロスに判定勝ちとのことです。

どうやら試合ギリギリになって、ネットでライブ配信があったようですが、
後の祭りで気づかず、試合の様子を見ることは出来ませんでした。
地元のローカル局の放送もなく、今日見た関西のスポーツ新聞では、写真も載らない、
短信のような小さい記事があっただけ。

仮にも世界とつく試合がこれか、と思いますが、様々に「評」することは出来ても、
それとは別に、選手の健闘自体は称えられて然るべきでしょう。
どこかで映像が見られんものか、とりあえず思うことはそれだけですね。

次は高山勝成との対戦となるはずですから、その際は何らかの形で見られることでしょう。
また、そうであってくれんと、色んな意味で困った話になってしまいますが。


※熊本県民テレビ、という局による公式の動画です。
ニュース放送された映像のようです。
余計な奴が世界王者面で出てきますが(笑)それはまあ見過ごすとして、
試合映像も短いながら見られます。





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4月23日、パッキャオvsカーン戦合意、と選手同士がツイッターで「発表」
プロモーターそっちのけ?で話が進んでいるような報じられ方ですね。

実際のところは、契約の細部などを選手や陣営同士だけで決められるわけもないでしょうが、
プロモーターの都合で、やって然るべき試合がなかなか決まらないようなことも多い中、
通信手段の変革により、こういう方向の話って、これからも増えてくるかもしれませんね。

もっともこのカードが、どの程度魅力あるものかどうかは、異見も多々あることでしょうが。
サーマンとガルシアが対戦し、ブルックもスペンス戦の可能性があり、その先には...という
「ウェルター級最強」を決める闘いとは交わることのない「路線」をゆく、それがパッキャオの現状である。
その現実を、改めて炙り出したような話やな、と思ったりもします。

まあ、今更言わずとも、わかってた話やないか、と言われれば言葉もないですが。


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ドニー・ニエテス、IBFフライ級王座決定戦が決まったとのこと。

対戦相手のエクタワンは、日本で一勝一敗の戦績。
石田匠との試合は見ていませんが、奥本貴之に勝った試合は観戦しました。
機動力があり、身体を左右に翻して動き、どちらの手でもリードが打てて、
カウンターも取れる、なかなかの好選手でした。
ニエテス相手にどうかは何とも言えませんが、けっこう面白い相手だなと思います。

しかし、ニエテスには、めぼしい選手がすっかりいなくなってしまって、
ゾウ・シミンや井岡あたりが最上位、というお寂しい状況のフライ級全体の
レベルアップを実現するような王者になってもらいたい、という期待があります。
その第一歩として、この試合は要注目ですね。


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長谷川穂積返上の、WBCスーパーバンタム級王座は、無敗のレイ・バルガスが獲得
敵地英国で2-0、内容は順当な勝ちだったようです。

痩身で、強打を秘め、堅調なボクサーファイターという印象でしたが、
この選手と長谷川が「もう一試合」を闘っていたらどうだったのかな、と考えたりもします。
まあ、かなうことのない想像でしかないのですが。


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その長谷川穂積が、ノンフィクション「211」の著者、水野光博氏のインタビューに答えています。
その1その2


引退という選択に対する、あまりにも正直な述懐。
頂点に立った栄光と、その影にあったであろう苦悩を経て生まれた、他者への暖かいまなざし。
今後の自分のありようについて語る、心の揺れと、その果ての決意。

引退した現在の心境を、率直に語った言葉の数々は、実に興味深いものです。
是非、ご一読を。



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雪辱の好機/ところでTVは?/タイの良いように/また地域王座/シュガー引退

2017-02-23 08:04:45 | 話題あれこれ



大森将平の世界戦は、京都ではなく大阪府立で、4月23日、日曜日
相手は一度敗れたWBO王者、マーロン・タパレスです。

前回の試合は会場で見ましたが、とにかく最初から打たれる位置に立ってしまっていて、
あかん、危ない、と思うと同時に打たれて倒れてしまった、という試合でした。

内容も結果も完敗でしたが、正直あれでは、彼我の力量差がどう以前の話や、とも思っていて、
再起3連勝で復調の流れにある大森が、今度こそしっかりやってくれれば勝機あり、と見ます。

下半身を柔らかく使い、程よく重心を降ろしつつ前進し、長いリーチで突き放し、
上下に強打を散らして攻め込むスタイルは、小柄な相手を攻略するには有効なはずで、
益田戦やヒメネス戦では実際に、そのとおりの展開で圧勝してもいます。

タパレスの実力がさらに一段上のものだとしても、大森が自分の良さを出し切れば、
大いに期待していい挑戦だと思います。
これは観戦せねばと思っているのですが、当日名古屋で観戦予定が先に入ってしまい、
ハシゴかけたろかー、と目論んでいるのですが、実際どうなるか、難しい面もありそうです。

ところで船上トレーニングとかいうお話
まあスポーツ新聞向けの話題作りなんでしょうけど、
ホントにこんなことやって、調整段階で体調崩したら元も子もないですから、
常識的な判断をお願いしたいところではありますね。


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今年、国内初の世界戦は山中vsカールソンではなく、福原vsカジェロスです。
言うてる間にもう、次の日曜日なんですね。

国内上位との対戦が多く、タイ遠征でも健闘、日本王座獲得と、上位相手の連続防衛。
世界挑戦者として充分か否かは意見もありましょうが、充実期にあることは間違いない福原辰弥ですから、
暫定戦とはいえ、どんな試合ぶりかを見てみたいと思うところです。

ところが、試合のTV中継については、まったく情報がありません。
地元のローカル局では放送されるのでしょうが、ポスターなどを見ても、TV局の後援などの記載は無し。
余計な来場者の写真にげんなりさせられるのみ。

後日、TBSかその系列で流れたりするのでしょうかね。
先日の田中恒成の試合と同じ扱いなのやもしれません。
CS含め、チャンネルの数はあるのだから、どこかで生中継くらいしてもらいたいものですけどね。


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ミニマム級といえば、大平剛が3度目の世界挑戦のため、タイへ出発
WBC王者ワンヘンに敗れたあと、タイで再起戦を勝利して、その次がWBA挑戦なんですね。

まあ、元々はタイの関係者が希望して設立されたクラスですから、こうなるのも当然なのでしょうが、
他国に有望選手が減ってきたこともあり、何から何まで、あちらの良いように回されとるな、という印象です。
そこに日本の何番手か、という選手が、挑戦者として選ばれると。
正直、良い話だとはとても思えません。

そもそも現状、それこそクラスの存在意義そのものが疑わしいという気がします。
これでタイ勢が盤石の強さを見せ、往年のロペスやロマゴン並の一流王者がいるのならまだしも、
最強と目されるワンヘンの最新試合も、非常に怪しい感じだったと聞きますし。

以前は誰なりと、凄いのがひとりくらいはいたもので(一番最近は、王者ではないがデンバー・クエジョとか)、
そういう選手の活躍を見たいから、という思いもあったものなんですが。


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WBA会長メンドサ・ジュニア来日
何しに来たんや、と思ったら、アジアの地域王座新設という、新手の商売のためらしいです。

世界王者を一本化する、という、あほらしいて屁も出ない話もそうですが、
本当に、どこまですっぽ抜けたら気が済むんですかな。
まさしくボクシング・マフィアというか、ボクシングから生まれるお金にしがみつくこと以外、
頭の中に何もないんでしょうね。

これと同様の団体があと三つもあることも含めて考えるに、
ボクシングというスポーツの将来は、どうにも明るいものとは思えませんね。
頭痛いなー、と、まあ思うことはだいたい、いつもと同じです。


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下田昭文、引退
ここ二年連続、年末に日本フェザー級王座に挑むも、際どいところで王座奪取ならず。
その先への展望がいよいよ難しくなった、とは傍目にも明らかでしたが、
本人は岐阜での敗戦直後に、決断を下していたのだそうです。

なんだかんだいって、若手の頃から、直に会場で試合を見ることが多かったですね。
出始めの頃は、異様なまでの切れ味とスピードで、何処のアマエリートさんかと思ったら
ジム入門からの叩き上げと知り、意外に思ったのを覚えています。

日本王者時代は、ちょっと精神的に未熟なところもあり、不安定な試合ぶりでしたが、
後に世界へ駆け上がる過程で、日本、東洋、そして中南米の選手と闘っていくうちに、
その果敢さを存分に発揮し、真の実力者へと成長していきました。

世界王座奪取と転落を経てなお、その果敢さはやや過剰な面もあり、
それ故に手痛い星を落としたりもしました。
しかし、どこか稚気の残る佇まい、駆け引きよりも真っ向勝負に挑んでいく姿は、
見ていて心配な反面、それ故に光り輝いてもいて、目に眩しくさえありました。

数多くの強敵相手に挑み続けたそのキャリアは、まさに堂々たるものでした。
フェザー級でもう一度、世界に挑むところを見たかったですが、こればかりは仕方ありませんね。
数々の健闘に拍手と感謝を送りたいと思います。

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選択肢あり/意外なれど狙い目か/顔合わせ/堀川復活/今頃何を

2017-02-15 04:47:17 | 話題あれこれ



内山高志の進退について、本人が言及
もし再起するなら、他団体のタイトルマッチ出場の可能性も排除せず、ということですね。

これが例えば、海外から挑戦者としてオファーが来たら受けてお出かけ、という話を
含むのかというと、多分違うんでしょうけども。
でも、再起するのに「コラレス以外眼中に無し」という硬直した発想よりは、余程良いと思います。
本人が自分の現状について、冷静に語っていることも含め、
内山高志とはなんと「出来た人」か、と改めて感心もしますね。

遠からず進退が明らかになることでしょうが、結論がどうあれ、何か安心感があります。
こういう立場にいるボクサーの佇まいとしては、極めて貴重なものですね。


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真正ジムの久保隼、次戦で世界挑戦決定。これはびっくりしました。
今すぐ、世界どうという段階にあるとは、全く思っておらず、意外でした。

相手は世界上位にもう長い、WBAレギュラー王者、ネオマル・セルメーニョ。
だいぶ前にWOWOWで何試合か見た記憶があります。
アンセルモ・モレノに苦戦を強いるなど、世界上位として確かな技量を持つ技巧派といえるでしょう。

しかし、マカオか香港かで闘ったここ三試合の様子を動画で見ると、
昔見たおぼろげな記憶とは違い、随分スローになったなぁという印象です。
もちろん巧さは健在で、中国人挑戦者に連勝し、レギュラーとはいえ王座にあるわけですが。


この世界戦に対する評価は様々にありましょうが、単に勝機の有無について言えば、
案外、目がないこともない、狙い目ではあるかな、と思います。
距離は長いが技巧派で、スピードは落ちてきていて、距離を詰めて強引に攻めてくるタイプではない。
要するに、久保の苦手なことを意識的にやってはこない選手、と見ていいでしょう。

もちろん、離れた距離で闘って、巧さと経験の差が露骨に出てしまう可能性もあるでしょうが、
久保から見れば、得意な距離で左カウンターやアッパーの威力を存分に生かせる相手かも知れません。

久保隼が「長谷川二世」になれるか否か、それがこの試合一つで決まりはしないにせよ、
大エースが去った真正ジムにとり、早速訪れたひとつの大勝負でもありましょう。

当然、関西ローカルなんでしょうが、関西テレビでは当日夕方4時から放送があるということです。
これはありがたいことですね。


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さて、中部のヒーロー田中恒成の次期挑戦者決定戦は、話題の強打アンヘル・アコスタが勝利。
驚いたことに、田中自ら現地で観戦し、試合後には顔合わせまで。

これ、本当にすぐ、次の初防衛戦で実現するのでしょうかね。
最近は、決定戦で決まった王者なんだから、初防衛は最上位と、という常識が通じない事例多々ありですが。
もし、決まれば、名古屋でも岐阜でも行かないかんですね。


フルラウンドの動画は見られず、ハイライトのみ。





これだけでは、打ち込む前の、相手との対峙する様子が見られず、判断しかねる部分も多いですが、
コンパクトながらフォローの深いパンチを連打できる強打者ですね。
ひとたび、好機を与えてしまったら、なかなか怖いことになりそうです。
反面、試合運びはまだ雑かな、防御はちょっと甘いとこもあるな、と思ったりもしますが。


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堀川謙一、広島で復活
板垣幸司に判定勝ち、WBOアジアパシフィック王座獲得。

一昨年末、拳四朗との名勝負に敗れ、王座を喪った堀川でしたが、1年以上のブランクを経て、
見事に復活なったようです。
今後どのような展開があるのかはわかりませんが、世界王者を含め、
人材豊富なクラスで、もう一暴れしてほしいものですね。


対する板垣幸司は、広島から初の国際タイトル獲得ならず、とのこと。
この選手、デビュー戦を偶然見てまして、当時4戦目の滝沢卓に惜敗でしたが、
敵地名古屋の会場を大いに盛り上げる健闘ぶりに、驚かされた記憶があります。
強敵、上位相手のマッチメイクもあり、果敢に挑戦を重ねて来たキャリアの持ち主ですが、
思い返せばデビュー戦からそうだったんですね。


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現役時代、お隣の国の選手ながら、実際に闘ったらどうなるのかな、と
あれこれ想像を膨らませたのが、この対決でした。
それがまあ、今頃になって何を...と、呆れるやら情けないやら。

他の報道によれば、韓国の人気歌手だが芸能人だかが2人に呼びかけ、
揃ってそれに応じたって話らしいですが、おそらくそれを断ってしまうと、
あちこちから叩かれてしまうのだろうな、と想像します。

政治の話には触れるつもりはないですが、こういう話に、
かつて国民的ヒーローとして光り輝いていたチャンピオンを引っ張り出し、
良いように動かしてどうのこうの、と企図するような奴は、碌なものじゃありません。
それは国籍がどうであれ同じです。
しょうもない真似せんといてくれ、と思います。
このお二人共、本当に素晴らしいチャンピオンだったんですからね。


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速攻で新旧交代/実際にある話なのか/進退/出す名前が違う/狭い日本でタライは回る

2017-02-05 21:15:43 | 関東ボクシング



昨夜はG+生中継。野球がシーズンオフなので当然と言えば当然ですが、
来月も生中継らしく、これで三ヶ月連続になります。
昨年12月の尾川ー内藤再戦の録画放送は、さすがに理解不能ではありましたが、
4月以降の健闘も期待して、頑張って?視聴した次第です。


石本康隆vs久我勇作の再戦は、久我の先制攻撃が見事に決まって、
2回TKOで久我が雪辱、王座奪取。鮮やかな新旧交代となりました。

早々に攻め込んだ久我の連打、ボディ攻撃によるダメージからか、
2回に久我が攻め、石本がしばらく手を返せなかった時間のあと、
石本がやっと手を出しかけたところでのタオル投入は、是非以前にいかにも間が悪く、
同時にかなり早い決断にも見えました。
見ていたその時は、正直なところ「ええ、いくらなんでも...」と思いもしました。

しかしこればかりは、当の陣営の決断を尊重するしかないのでしょう。
選手の体調、ダメージなどを一番間近で見ているセコンド陣の判断こそが
何よりも尊重されねばならない、とも思います。
あの石本が、ボディ攻撃で見た目以上にダメージを受けていたのか、
全然手を出せなかった時間があったことを、陣営が重く見た判断だったのかもしれません。

久我勇作は以前、ホールで直に見て、うわーこれはええ選手やな、と思ったことがありました。
小柄ながら、スピード感があり、切れ味があり、躍動感がある。
順調に伸びたら楽しみ、と見ていましたが、石本に一度敗れたのち、
思いの外、早い時期に再挑戦の機会を得て、それを見事に勝ち取りました。
こういう選手が出ることは「最強後楽園」の存在意義を新たに証明することにもなり、
色んな意味で喜ばしいです。

今後は上位陣総当たり的なカードをどんどん組んでいってほしい、と思います。
和氣慎吾や大竹秀典といった、世界戦経験者とのカードに期待ですね。


セミの比嘉大吾は、前哨戦にKO勝ち。
相手は非常に粘り強い選手で、下を向く傾向もあり、若干もたつきましたが、
それでも4回で攻め落としたんですから、まずは充分という印象でした。
本人はえらく不満そうでしたが。

しかし、若手として見ればともかく、次が世界戦という選手として見れば、
当然ながら不足もあるかなと見える部分もありました。
相手次第で、充分世界戦でも勝てると思う反面、遠い距離で動ける選手だったら、
思うように攻め込めるものなのかな、と思ったりもします。
もっとも「強度」のない、半端なボクサータイプだったら、比嘉の強さが存分に出るのかもしれませんが。

若く、勢いがあり、向上心もある。
今のうちに勝負、という判断は、ある程度までは理解できます。
そういう「情勢」にあることも事実でしょう。
しかし、気がかりな面があることも否定できません。
いずれにせよ夏頃には、勝負の時が来るわけですね。


末吉大のKO勝ちは鮮やかでした。
初回早々打たれて、顔が弱気になっているようにも見え、こらまずいと思いましたが、
終わってみれば、元々あんな顔なんですね(笑)


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田口良一、田中恒成との統一戦を、改めて希望

先月にもこんな記事、見たような気がしますが、再び同じような話です。
たぶん、誰の思いも同じで「やるわけないやん」としか思っていませんでしたが、
実際にある、あり得る話なんでしょうかね。ようわかりません。

あれだけ見事に世界一流の実力を証明しながら、中部ローカルの枠内にいる田中と、
5度防衛ながら、内山陥落後のメインイベンターとしては少し弱い田口。
互いに、大きな勝負に出たいという事情がある...と見るのなら、あり得るのでしょうか。

もちろん、ファンとしては単純に、言うからには...と思っていればいいのかも知れません。
井岡一翔vs八重樫東のように、実際に実現した例もありはします。
とはいえ...どちらかが色々と譲歩する前提が、果たして成り立つのかどうか。
やはり、疑問の方が先ですね。


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上の記事と合わせて、内山高志と河野公平の進退はまだ、決まらず

内山の心境は、最新号の「Number」誌でも読めますが、トレーニングは再開していて、
あとはあくまで心の問題である、ということです。

言えることは「そうであってほしい」ということだけです。
あくまで、彼の心がそう決めた、純粋にそれ故の決断であってほしい。
それ以外の周辺事情に影響された決断では、あってほしくない。
それに尽きますね。


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いちいち取り上げるのもどうかというレベルになってきましたが、井岡一翔練習公開。
今年はゾウ・シミンが標的だ、とのことです。

まあ、これまでもきっちりと、標的を打ち落としてきた王者のお言葉ですから、
ありがたく拝聴すればええようなものではあります。
しかし、ボクシングに対して、継続的に興味を持って見ている者からすれば、
また言うてはりますなー、という感じでしかありません。

この記事だけ読めば、フライ級最強を証明するために闘う井岡の決意、となりますが、
だったら出す名前が違うでしょう、という話です。

なるほど五輪連覇のWBO王者、というのはウソではないですが、
ゾウも井岡も、アムナットに負けた者同士だったりするわけですし、
強豪王者や上位陣が軒並み、上のクラスに去ってしまったフライ級の現状を見れば、
首をすくめて嵐が去るのを待った後で、勇ましいことを言われても、というしかありません。

もし、井岡が最強を目指すというなら、標的はゾウではなく、ミニマム、ライトフライで
世界最強を謳われたドニー・ニエテスであって然るべきです。
転級してきたニエテスの挑戦を受ける、と宣言すれば、誰もが一定以上の納得をして、
それ相応に敬意を持った視線を、井岡に向けることでしょう。

しかし彼は、これまで何年にも渡って「それ違う」ことを繰り返してきました。
これからもまあ、ぼちぼちやっていかはるんでしょうね。
実力自体は充分、世界の上位ではあるんですから、ええ加減なんとかしてもらいたいものですが...。


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ミニマム級はWBO世界戦にまつわる、あれやこれやがこの数年、目に余りますが、
その影響というのか余波というのか、OPBFでも「たらい回し」が露骨になってます。

真正ジムの山中竜也は、元WBO王者サビージョに勝って手にした王座を、あっさり返上。
空位決定戦が決まり、ワタナベジムの京口紘人が出場
で、対戦相手がお懐かしい、アルマンド・デラクルス

グリーンツダの中島健との試合は見たことがあります。
小柄なサウスポーですが、リーチはそこそこあり、ダイレクトの左強打に威力を秘めるファイターです。
ただ、打つときけっこう露骨に防御が悪くなり、中島にそこを突かれて敗れましたが。

しかしそれも、もう12年前の話です。まだ現役やったのか、と驚きましたが、
レコード見ると、4年ほどブランクの時期もあります。

空位の王座決定戦というものは、そもそも上位同士でやるのが当然であろう、という常識論を
問答無用で蹴手繰りにしたマッチメイクであると言わざるを得ません。
こんな試合で勝った方が、WBCランキングで優遇されるなんて、馬鹿馬鹿しいの一語です。

それにしても、今更言うのも空しいですが、山中も遠からず世界挑戦を目論む選手であり、
京口も東洋一を狙う選手であるというのなら、両者で直接タイトルマッチをやればいいようなものです。
しかるに実際は、そういう当然の話にはならず、各々のご都合、内輪の論理で、何もかもが決められています。
勝手なものやな、という以外、言葉もないですね。

狭い日本、そんなに急いで何処へゆく、という交通標語が昔ありましたが、
狭い日本で、小さなタライをお互いに融通し合って、いったい何になるんでしょうかね。

別々に試合してみたところで、どのみちホールは後援以外の客は減少の一途。
片や、神戸の体育館が埋まることもないでしょうに。

いっぺん、頭冷やして考えなはれ、と言いたい気分です。



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