さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

尾川到着、京口出立 大試合への飛躍に期待

2022-05-31 08:28:52 | 海外ボクシング




ということで5月も終わり、あれこれと注目試合が立て込む6月です。


日本時間5日、ジョー・コルディナ戦を控えた尾川堅一、ヒースロー空港に降り立つ、という記事。
試合地はウェールズのカーディフ、コルディナの地元ですが、場所がどうあれ相手誰であれ、尾川は変わらない(良くも悪くも、だったりはしますが)ので、この試合は基本、相手次第という感じですね。
DAZN配信予定が出ていますが、5日午前3時からです。メインはもっと後でしょうが。


11日、こちらは日本時間で土曜日ですね、エステバン・ベルムデスと闘う京口紘人は、メキシコへ向けてご出立
現地でもファンを獲得したいと、意気込みを語っています。
DAZNの配信は11日、午前8時50分から、となっています。


昨今、あれこれと問題だらけのメキシカンボクサーと、それに疑義を持たないメキシカンやチカノのファンベースの悪影響が、ボクシングというスポーツの信用を毀損している、という絵が見えるボクシング界ではありますが...他方、昔日のメキシコのファンは、その実力を認めれば、それが日本人であろうと誰であろうと、その強さを大いに称賛する人々として知られていました。

10年くらい前ですが、来日したカルロス・サラテ夫妻など、日本の歴代最高のボクサーは誰か、というインタビュアーの問いに、関光徳か柴田国明かで言い合いになっていた?くらいです。
日本で言えば、野球の世界で、誰が最高の外国人選手か、という議論をする、というレベルの話なのかもしれません。
私ならランディ・バース一択ですが...あ、いやいや。


京口紘人も、今回の一試合でいきなり、とは無理でも、いずれそれに近いレベルの認知を得ることがあるかもしれません。
英国のアウェー戦に臨む尾川とて同様で、それぞれに、この先にあるさらなる大試合に向けて、一歩前進出来るかどうか。
そのために、海外のリングに立つというのは、ボクサーが求める成功への道として、本来あるべきものだと言えるでしょう。


来週日曜、そして来週土曜、相次いでそのような試合があり、間には井上、ドネア再戦が国内である。
考えたら、なかなかにとんでもない一週間ですね。
そして、それらがすべて、TVではなくてネット配信で見られるということも含め、昔を思えばえらい時代になったものだなぁ、と改めて思います。
とりあえずその他もあれこれ見られる一ヶ月です。大いに楽しみたいものですね。




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受けに回っても強い、ホンモノの天才 デービス、強打ロメロをカウンターで沈める

2022-05-29 16:08:53 | 海外ボクシング





ということで朝からはWOWOW4Kでサッカーのチャンピオンズ決勝を見て(関係ないか)、一眠りしたのち、オンデマンドでデービス、ロメロ戦を楽しく見ておりました。



昨日の計量では子供のケンカみたいなこともしてまして、今日もリングインするなり、メンチ切りに行ってたジャーボンテイ・デービス。
しかし、いざ試合となれば、プレスかけて出たものの、ローランド・ロメロの強振を見て、徐々に下がって外す展開になっていきました。


初回、両者警戒して見合うが、最後ロメロのワンツー、浅いが入ったか。
2回、左ちょんちょんと突いて探るロメロが、右から左フック返し、逆ワンツーというべきか、ヒットさせる。
デービス、追撃されて自分からクリンチしに行き、引き倒される。
その後デービスが左ダイレクトをヒットするが、この回は攻勢もあってロメロ。
3回もロメロが左フック。また右から左の返しで脅かす。

この右から左の返しは、デービスにしたらよけにくいのか、と見えました。
ただしロメロの右ボディに、デービスが敏捷に返す左カウンターも怖い。
4回は互いにボディ狙って躱し合う。

5回、デービスが左ボディ空振りのあと、顔を歪める。拳の負傷か何か?と思ったが、ミスが気に入らなかっただけか。
6回、デービス何か言っている。この辺、心身に乱れかと思ったが、その後は何ごともなかったかのよう。
徐々に低い姿勢から左を突き上げるような形で、デービスが照準を合わせ始める。


ロメロは左から右へとつなげると、大抵外される。
ならばと?右から入って、デービスをロープに追い、また右ボディ、左返すか...と見えたが、ロメロの右ボディがそれまでよりも、外から遠回りの軌道だった。
デービス、この隙間を逃さず、打ち終わりに左のカウンター。体勢少し崩れ気味?ながら見事に合わせる。
ロメロの左返しより先に決まり、ロメロ、前のめりにロープへもたれるダウン。
打った瞬間相手が消え、ベクトルもきっちり合わされた、完璧なカウンター。

ロメロ何とか立って、両手も上げたが、足元に若干の、しかし決定的な乱れを見た?レフェリー止めて、試合終了でした。



両者ともに、タイプは違えど、一発で試合を決める強打を持つ者同士で、その攻防はやはりスリリングなものでした。
しかし、やはり攻めていないと形にならない、故に攻め続けるのみ、というロメロに対し、圧し潰しが無理と見るや引いて、徐々に照準を合わせつつ、それまでの間は、受け身になっても外して闘えるデービス。
両者、試合運びの幅では、はっきりと差があり、それが結果に反映された、という試合に見えました。



試合後、デービスがロメロの眼前でまた何か言って、それを受けたロメロがインタビューも挨拶もなしに、早々にリングを去る、という、我々の感性からすれば後味の良くない光景が、リングの上に残りましたが、まあそれはさておいても、やはりジャーボンテイ・デービスの天性と強打は、強烈な印象を残すものでした。
前回のイサック・クルス戦で傷めた拳が心配でもありましたが、世界ライト級の頂点を争奪するに相応しい、桁外れの強さを見せたと思います。

カンボソス、ヘイニー、そして対プーチン戦争のウクライナ情勢が心配なロマチェンコら、トップランク契約下選手との対戦が、どの程度あり得るものかはわかりませんが、今日の試合ぶりを見ると、やはりそういう垣根を越えてでも、これらのカードを実現させてほしい、と改めて思わせられました。お見事でした。





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世界ライト級ウォーズ、まず強打対決 デービス、ロメロ仕切り直しの一戦

2022-05-28 06:52:24 | 海外ボクシング



ジャーボンテイ・デービスとローランド・ロメロ、会見であれこれ賑々しく、盛り上げているようです。
デービス、けっこうボロクソに言うておりますね(笑)。
一度立ち消えになったライト級の強打対決、明日に迫って来ました。


来月になれば、ロマチェンコ→テオフィモ・ロペスと変遷した王座を獲得したということで、正当な流れの「世界ライト級」チャンピオン、ジョージ・カンボソスがデビン・ヘイニーと闘います。
従って、デービス、ロメロ戦は最強挑戦者決定戦として見る、というところですが、そう片付けてしまうには、両者ともに桁外れの強打を持つ者同士ですし、勝者は半ば王者と対等に近い、と目されるのではないか、と思いもしますね。


強打に加え、スピード、センスでデービスが上、と過去の試合ぶりからは見えます。
ロメロの防御はお世辞にも高度とは言えず、デービスが序盤から強打を決め、速攻で倒してしまう可能性も大いにありそうです。

しかし小柄なデービスが攻めに出たときに、ロメロの強打がクリーンヒットすれば、全てが覆る、ということも、可能性としては低いとしても、あり得ます。
ラフに振り回すイメージのあるロメロですが、実は一定の割合で、相手のインサイドに向けた軌道のパンチを打っている選手だったりもします。
また、良いのもらったり、相手ともつれたりして、バランスを乱しても、その姿勢、体勢からそんなに強いパンチが打てるのか、と驚くような身体能力の持ち主でもありますね。

ただ、攻防ともにブツ切れで、振りかぶって打ち、打たれても踏ん張って返す、という具合の試合をしていて、WBA暫定王座獲得のジャクソン・マリネス戦など、判定はけっこう微妙に見えました。
デービスが会見で素人だとか初心者だとか言っていたのは、この辺の試合ぶりを指しているのでしょうね。


試合としては、KOになる確率が高そう、という意味で楽しみですし、来月のカンボソス、ヘイニー戦との絡みもあって、見逃せない試合になりそうです。
出来れば、会社の違いを乗り越えてでも、この次は...という情勢が生まれるような、盛り上がりのある試合になってほしいものですね。




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再び新たな陽が昇るか、それとも 岩田翔吉、堀川謙一と対戦決定

2022-05-27 12:32:24 | 関東ボクシング



7月2日、岩田翔吉の防衛戦が決定。相手はOPBF王者の堀川謙一。
WBOアジアのタイトル決定戦も兼ねて、トリプル地域タイトルマッチとなります。


前戦では歴戦の大内淳雅を初回で返り討ち、あまりにも鮮烈な新旧交代劇を見せた岩田翔吉は、今まさに昇竜の勢いにあります。
その岩田に、またしても関西リングで長くトップとして闘い、不遇を乗り越えて王者となった堀川が挑むというのは、なかなか心に染みるカードです。


とはいえ、冨田大樹戦の快勝から、なんだかんだ2年のブランクが出来てしまい、現在42歳の堀川が、予想をすれば当然不利でしょうね。
しかし、堀川にしてみればもう、時間がないとかいう以前に、この若く勢いのある王者との闘いは、半ば宿命的なものなのでしょう。
今すぐ世界というわけにはいかない現実を、たった一勝で覆すための相手としては、これ以上無い、闘わずしてどうする、という。


もちろん、当日、リングの上でどのような現実が彼を待っているものか、と想像すれば、彼を応援する心情の者には、厳しい予見が先に、それも数多く押し寄せてきます。
しかし、もう勝ち負けどうというより、堀川謙一という歴戦の勇士が、ボクサー人生の、拳歴の集大成として、岩田相手にどのような「拳譜」を奏でるものか、何よりもそれをしかと見たい。見なければならない。
これまで、その闘いぶりを数多く見てきたから、というだけでなく、乗り越えてきた不遇のあれこれも含めて、この闘いに賭ける思いを、リングの上で雄弁に語ってほしい。そんな気持ちです。


そして、それを迎え撃つ若き王者、岩田にもまた...はっきり言えば、無理に今、この相手と闘う選択をせずとも、彼には進める道が他にあったはずです。
所属ジムのことも考えれば、なおのこと、ですが、彼がこの状況で堀川謙一というチャレンジャーを「引き受けた」ことにもまた...こちらの勝手な想像でしかないですが、畏敬の念を抱きます。




何しろ楽しみな、というに収まらない、待ちきれない一戦です。
来月は録画放送と生中継、ふたつの興行がG+で放送されますが、再来月はコレ、ということですね。
有り難いことに、G+月別番組表によると、生中継される模様です。
それこそ、もし録画だったり放送なしだったりしたら、いろいろと考えねばならんところでしたし、有り難い話ですね(^^)







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当たり前にあったものが消えていく時代 ボクシングマガジン、休刊へ

2022-05-26 16:21:45 | その他





驚きの、というと実はそうではないかもしれない残念なニュース。
ボクシングマガジン、今夏にも休刊へ、との報道
朝日新聞デジタルの記事ですので、誤報ではないのでしょう。


井上尚弥や村田諒太といった、数十年前の低迷期からすれば桁外れの業績、実力を持つスターボクサーがいても、こういうことが起こるのか...というのは、もう驚き方としては古いですね。

紙媒体の衰退という大きな流れに加え、情報化時代における従来の枠内に収まった報道への是非論など、これまでも何度か、専門誌やボクシング界におけるジャーナリズムの有り様について、不足を言い、批判もしてきました。
このままでは変容する時代に生き残れない...という危惧は、もう少し後に現実のものとなるだろう、と思っていたら、その厳しい状況にコロナが追い打ちをかけてきた。
とりあえずは、そういう理解で良いのでしょう。


元々ベールボール・マガジン社という出版社は、老舗ではあっても資本規模には限界があり、経営陣にも先見性がない、と色々聞いていました。
現場の編集スタッフは、もう随分早く...二十年くらい前から、紙媒体からweb上への展開に取り組まねば、という意見をしていた、と聞いたことがあります。
しかしそれが容れられず、現在に至り...まあ、こうなって仕方なし、というところでしょうね。


以前、ワールドボクシング誌が休刊したのち、ボクシングワールド、そしてボクシングビートと名前を変え、出版社もその度に変わって現在に至るように、マガジンも、しばし後には...と思いたいところですが、なまじ老舗からの出版であること、そしてあのときとは根本的に事情が違う社会情勢があり、同じような道筋での「再起」がかなうものかどうか。前向きな話があれば幸いですが。


しかしこれから、何もスポーツの専門誌がどうこうという話ではなく、世の中、これまで当たり前にあったものが、気づけばあれこれと消えてなくなっていく時代に突入するのでしょう。
それは言えば宿命的な衰退なのですが、それを後押ししたコロナパンデミックにより、時代を覆う暗雲はますます色濃く見えてなりません。
そのような日々の中、少数のひとりでしかないですが、ボクシング・マガジン休刊というのも、私にとっては大きな事件のひとつです。
残念、というより、半ば仕方ない、という諦念を伴った気持ちですが。





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思惑外れを繰り返すわけには カネロ、次戦でゴロフキンと対戦

2022-05-25 12:50:37 | 海外ボクシング





案外早く、すんなり決まったなあ、という印象です。
カネロ・アルバレスの次は、9月17日にゲンナジー・ゴロフキンと。
世に「因縁の」とつく試合は数多ありますが、これこそ因縁大いにあり、というべき三度目の対戦です。


カネロが直近の試合で敗れたとはいえ、年齢や階級のことを考えれば、普通はカネロ有利の予想が多いはずです。
何しろ今のカネロはスーパーミドルがベストというか、普通の体重になっていて、ゴロフキンと二度闘ったときとは、上体の厚みがけっこう違います。
まあ、そうなった背景がかなり疑わしいので、頑張って鍛えたんやなあ、とは誰も思っていないわけですが。

このふたりの対戦、初戦はゴロフキン勝ちで問題無いが、二度目は競っていたかな、というところだったと思います。
実際の判定は、その印象からすると、いずれもカネロに少しずつ傾いていたように思えてならないものでした。

とはいえ、その後の試合数、そして闘っている階級なども加味すると、上のクラスで充実のカネロ、元のクラスで試合数も少なく、デレビヤンチェンコ戦や村田戦など、相手を「一蹴」は出来ない試合もあるゴロフキン、という対比で、カネロ有利の流れ、のはずでした。


ですが、別の意見というか見方も、こちらの記事に紹介されています。
ゴロフキンは確かに階級面で不利、年齢も上だが、ボクサーとしてのキャリアはカネロを「追う」側の立場であり、精神的にもハングリーであるはず、という見方ですね。
また、過去二試合の内容も、時が経てどもゴロフキンの優位変わりなし、と見る裏付けとなっているようです。
確かに、カネロがクリアにゴロフキンを攻略した、と言える試合ではなかった、それも事実ですしね。


先のディミトリー・ビボル戦での敗退、おそらく色々と思惑違いだったのでしょうが、それはカネロのスターとしての立場を揺るがすものでした。
それが「一旦停止」で済むものか、それとも...カネロに突然訪れた危機、そこからの失地回復への一歩目として、ゴロフキン戦は考え得る中で、一番良い選択である、というのが、カネロの思惑なのでしょう、が。
もしここで、再び思惑違いを繰り返してしまえば、カネロの地位は決定的な形で失われてしまいます。

三度目の対戦、ある意味では、カネロが勝ち続けているときに実現するよりも、より重大なテーマをはらんだ試合になった、と言えるでしょう。



で、この試合、まだだいぶ先ですが、基本はDAZNでライブ配信となるはずです。
まあそれは別に良いんですが、WOWOWさんにしたら、これは頑張って「持ってくる」案件ではないのかな、と思ったりも。
カネロが他の選手となる試合ならまあ、最悪ほっといてもいい(?)かもしれませんが、何しろ先の来日で、多くの敬意を得たゴロフキン相手です。
これはやっぱり...という気がするんですが。どないなものでしょうかね。





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万全の構えで半月前に ノニト・ドネアもう来日

2022-05-23 15:33:56 | 井上尚弥




ということで、来月7日、さいたまでの井上尚弥、ノニト・ドネア再戦まで半月。
ドネア来日、の報を見て、ええ、えらくお早い...と。

そういえば、早めに日本に行く、とどこかで言っていたような気がしますが、何しろ万全の構えですね。
日本が、外国人ボクサーにとって、と総じて言えるかどうかは別として、大半のボクサーにとり、そしてドネアのように日本でも人気のあるボクサーにとり、色々と安心して調整出来る国だから、こういうスケジュールを組もうという気にもなるのでしょうが。







前回とは違う、という話をよくしているようですが、これは心理戦半分かなあと。
じゃあ、残り半分はホンマなんか、という話になりますが...どうなんですかね。キーポイントとして狙うパンチを変えてくるとか、そのくらいなら想像は出来ますが。



まあ何しろ楽しみです。
当初、行くつもりはなかったんですが、その後心変わりしまして、またしても最高峰(一番物理的に「高い」が、価格は一番安い)のチケットを買ってしまい、結局友人と見に行くことにしました(笑)。
本当にトンボ返りの旅程で、けっこうきついものがありますが、まあとりあえず...遠いとこからでも、この目であと何度、その試合ぶりを見られるのかと考えたら、なんだかんだ貴重な機会だし、と。

そういうことであと半月。大いに盛り上がっていきたいなあと思う次第です、ハイ。





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公式動画上がってますが、見せ方はいろいろ

2022-05-22 05:04:27 | 関東ボクシング



一昨日の小國以載、栗原慶太戦ですが、A-Signチャンネルでは、音楽付きのハイライトという形ですが、動画がアップされています。






A-Signチャンネルでは、月額制のメンバーシップというのがあって、いずれはそちらで、自前のライブ配信を、という構想があるのかもしれません。
しかし現時点では、機材やシステムや、諸々揃わないでしょうから、ZAIKOというプラットフォームに「流した」のでしょうね。

料金は、昨年の丸田陽七太、日野僚戦から比べたら実質半額くらいでしたから、だいぶリーズナブルになっています。
個人的には1000円前後に収まったら良いなと思うところですが。
しかし、A-Sign単体で、好カードを安定供給するのは難しいでしょうから、やはり複数のプロモーションがグループ化して、その上で道筋を作って行くべきでしょうね。
業界全体で、となれば一番ですが現実的ではないので、複数のグループ、系列に分かれる形になるんでしょうけど。




その前、先週日曜のABEMAも、メインの丸田陽七太、阿部麗也戦公式動画をYouTubeにアップしています。
ただし、フルラウンドではありません。
7R途中までです。
アーカイブをフルに見たい方は、プレミアム会員ってんですか、それにご加入を、ってことですね。





これ見ると、配信の時よりも、画質が多少良くなっているように見えますね。
有料アーカイブだと、この辺は改善されるということでしょう。
正直、最初から有料でライブ配信して、画質を良くしてくれるのが一番ありがたいですが。
まあ、この辺は業者さんによって、色々やり方があるってことでしょうが...なんかこう、いまいち、しっくりこない「やり口」ではありますね...。




※最後に来週のWOWOWオンデマンドについて、今日だと勘違いしてちょっと書いてしまいました。
削除しておきます。失礼しました...。
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3年ブランクも違和感は3分だけの驚異 小國以載、負傷ドローも健在示す

2022-05-21 06:50:01 | 小國以載




ということで昨夜はZAIKOのPPV配信を楽しく見ておりました。

小國以載、栗原慶太のトップボクサー対決は、4回負傷ドロー、無念の結末。
しかしその過程において、見たいと思っていたものは見られたという気持ちでもあり、満足感も残った、そんな試合でした。


3年ぶりの試合で、立ち上がり、小國以載のボクシングには乱れというか、硬さや重さが感じられました。
それは栗原慶太の右フックに対する反応であったり、リターンで打つ右の距離感が合わないところだったり、さらに打ったあとの身体の戻しが遅いことであったり。


若い頃から、派手な一発強打はない(とはいえ、強敵相手にダウンを取る試合もけっこうありますが)かわりに、筋の良いボクシングが身についていて、緩急つけるのが巧く、なおかつペースを乱さない確かさがある。
体力面で落ちるとことは多少あっても、技術はそうそう落ちるものではない、とはどのスポーツでも言われることですが、小國はまさにそういうタイプだと言えるボクサーです。


しかし、いくらなんでも3年のブランク、しかも間に手術を挟んで、となれば、やはり技術を支える体力面の不安は大きい。
初回の小國を見ていて、さすがに今回ばかりは...と思ったのですが、それこそ2分か2分半過ぎたくらいから、様子が変わってきたように見えました。

ジャブが単発ながら出て当たり、身体の軸が決まり出す。
打った後のガード戻しが速くなり、上体が無駄に前に出ない。
そうこうするうちに3分が終わり、2回からは、ほとんど以前のままの小國以載でした。


20秒過ぎくらいに栗原の左が小國の右足、付け根か太ももあたりに入って、レフェリーが分けて注意する。
再開、直後に小國が、それまで使っていなかった左フックリードからの右クロス、というワンツーをクリーンヒット。
この辺、普通に巧いというか、目端が利くというか。栗原膝が折れる。続いて小國のワンツー。
栗原右クロスで迫るが、間が詰まると、バネ仕掛けのように左のボディフックが出る。


3回、栗原の右フックが飛ぶ。小國、顔を背ける防御。外し切れはしないが、威力は半減させていたか。
小國、再三左ボディフック好打。栗原は右アッパー出し始める。左ダブルも良いが、小國が抑えている。

4回、両者互いに右アッパーを振り、栗原がヒット。これはクリーンヒットして、小國ロープからロープへ下がる。
しかしまた左ボディフックを決めて立て直し。栗原、追撃を一旦止められる。

栗原右フック決めて出るが、力強い打ち方である反面、打つ前と打った後、共に身体が大きく動く。
対する小國は、身体があまりぶれないフォームが際立つ。
小さい振りでありながら、栗原と同等の効果を上げる右クロス、左フックが打てる。
この辺は、やはり身体に染みついた小國の技術面、その優秀が健在である、と見えるところ。

この、両者のフォームの差が、この先、両者の差を広げるだろう、と思ったときに、バッティングが起こって小國がカット。
かなり酷い傷だったようで、一発でドクターストップ、負傷ドローとなりました。



しかし小國以載、考えたら凄いなあ、と改めて。
3年ぶりの試合で、もちろん本人、最初違和感あったのではと傍目には見えましたが、あっという間に「慣らし」てしまい、ほとんど以前と変わらぬ感じに戻してしまう。
もちろん栗原の果敢な攻めに遭って、中盤以降、どの程度の消耗を抱えねばならなかったかは知らず、どういう展開になったかはわからないですが、印象としては、あのまま進めば概ね優勢に闘えただろう、と思います。
拳の負傷が問題なければ、今後、栗原がバンタムに戻すとなれば再戦は無理でも、他にも闘って欲しい上位陣はいますし、まだまだ頑張ってほしい、と言える対象ですね。

試合としては白熱しかけたところで打ち切られた、というものでしたから、残念でしたが、それでも小國以載の「健在」なところと、栗原慶太の強さと果敢さも出ていて、やはり良いカードは組むものだなあ、という納得感がありました。




今回、ZAIKOの配信は、普段A-SignのYouTubeチャンネルに上げられている動画の画質を安定させて、ライブ配信のため実況をつけ、それをZAIKOというプラットフォームに流した、という成り立ちだったようです。
有料配信として、ハードルを上げて言えば、カメラアングルの切り換えなど、見ていて多少不満もありましたが、とりあえずライブで見られたのは幸いでしたね。



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標高が少し下がったが 京口紘人防衛戦、グアダラハラに変更

2022-05-20 09:06:31 | 海外ボクシング




来月、日本時間11日の京口紘人vsエステバン・ベルムデス戦、開催地がメキシコシティからグアダラハラに変更になったとのことです。
メキシコシティに次ぐ、第二の都市らしい、というくらいしか知りませんが、気候もさほど変わらないようで、標高が少し下がると。
これは悪くない話かもしれません。

しかし、京口陣営は、引き続き高地対策を継続すると、記事にはあります。
まあ、また「やっぱりメキシコシティで」という話になる可能性だって普通にあるでしょうからね(笑)。いや、笑い事ではないか。
それとも、これまた記事によると、グアダラハラはチーム・レイノソの拠点であるとのことで、その意向が通ったのかもしれませんから、従来の「敵地」としての見方とは、また違うと見ていい?のでしょうか。


ひとつ気になるのは、チーム・レイノソの選手が、最近よく負けていることですね。
御大カネロが先日敗れたばかりですが、一時の飛ぶ鳥を落とす勢いが一転、飛ばした鳥を落とされ続けています。
京口に関しては、どの程度指導を受けているのかというと、窓口的な関わりでしかないのかもしれませんが...。
悪い流れに巻き込まれないよう、願いたいものです。




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