（聖書箇所：箴言11：23）
[ 正しい者の願い、ただ良いこと。悪者の望み、激しい怒り。 ]
良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶのは自然の法則であり
人間社会でも自分で蒔いたものを自分で刈り取ります。
人間は自分の行動に対して色々と言いわけしながら、悪い結果に対して
不当であると腹を立てます。
しかし私たちが悪いものを蒔いたならば、自分でそれを刈り取らなければならないし、
すべきことをしなかったならば、その代価も自分で払わないといけません。
また誰も神さまに約束した後に、それをやぶっておきながら何事もおこらないように期待しても
それは間違いです。
悔い改めることは自分が蒔いた悪いものに対して 心をいためてゆるしを求め
主に立ち返ることです。そうすることで神のあわれみによって
その悪いものが成長し実を結ぶことがないように、刈り取ることがないように
神の恵みが与えられます。
（ 第１ヨハネ1：9--もし私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、
その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。 ）
（聖書箇所：11：20-21）
[ 心の曲がった者は主に忌みきらわれる。しかし まっすぐに道を歩む者は主に喜ばれる。
確かに悪人は罰を免れない。しかし正しい者のすえは救いを得る。 ]
悪と戦うことは簡単なことではなく むずかしいことであり、
それが多くの人たちが平気に行っている悪の場合ならばさらに不可能にも見えます。
正しい力は一つになることがむずかしく見える反面、悪い力はたやすく一つになるように
見えることは不思議です。
しかし最後には神の正しさが この世のどんな悪よりも強いことを知るならば慰めにもなります。
神の目に悪を行なう者は 主に忌みきらわれます。
彼らは神の国に入ることができません。
正しい道をまっすぐに歩む者は主に喜ばれますし、神は永遠に彼らと共に住みます。
（ 箴言１３：６--正義は潔白な生き方を保ち、悪は罪人を滅ぼす。 ）
（聖書箇所：箴言11：18）
[ 悪者は偽りの報酬を得るが、義を蒔く者は 確かな賃金を得る。]
キリストは従う者たちが どのように この世で生きるべきかを その生き方で見せて下さいました。
しかし、その生き方を見ながらも「私には無理」と言うクリスチャンも多いです。
自分一人の力で生きようとするならば、それは不可能です。
キリストがなぜ聖霊を送ってくださったでしょうか。聖霊は助け主です。
私たちを助けるために来てくださいました。
聖霊に頼り、聖霊の導きを受けて生きるならば、私たちはみこころに従って生きることが出来ますし、
また義の種を蒔くことができます。
キリストに従って歩む者が 受ける報いは神の御国で永遠に生きることです。
イエス・キリストの恵みと愛、聖霊の助け、そして 私たちが心を尽くし、思いを尽くし
力を尽くし 主を愛し、主に従って生きる時に神の国へ入る素晴らしい報いを受けます。
（ 第1ヨハネ2：6--神のうちにとどまっていると言う者は、
自分でもキリストが歩まれたように歩まなければなりません。 ）
（聖書箇所：箴言11：16）
[ 優しい女は誉れをつかみ、横暴な者は富をつかむ ]
イスカリオテ・ユダはイエス様が見た時に良い資質がありました。
そうでないならば、12弟子に選ばれなかったと思います。
ユダは３年間 キリストと共に生活しながらキリストに仕えていました。
しかし、一番強くしていなければならない時に彼の弱さが出てしまいました。
彼はお金の誘惑に負けてキリストを裏切りました。
一番価値あるキリストの愛を受けていながらも 自分の弱さに負けて
すべてのものを投げ出しました。
誰でも罪を犯します。悲しい事ですが事実です。
強くならないといけない時に、反対に弱くなって倒れてしまいます。
激しい誘惑がある時に 神に頼ることは とても大切です。
神様は私たちに力がない時に 力を与えてくださいます。
私たちのすべきことは神に力を求めることです。
そうするならば、神は私たちに力を与えます。
ユダは弱い時に一度も神にすがり 力を求めたことはありませんでした。
わずかなお金の誘惑に負けて 永遠の宝と いのちの主を失いました。
罪が自分の人生をおさめるようにするならば、キリストの真理を捨てることになります。
ユダと一つになることになって ユダの運命と同じ運命になります。
（ 第1テモテ6：10--金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。
ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、
非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。 ）
（聖書箇所:箴言11:13）
[ 歩き回って人を中傷する者は秘密を漏らす。
しかし真実な心の人は事を秘める。 ]
親しい友の間で「ここだけの話だから秘密にして。」と言って、
誰にも話していない秘密や悩みを話したりすることがあります。
しかし、何日も経たないうちに、周りの人たちまでもが全員知っていじめられたり
からかわれたりするときは、失望と共に親しい友人関係は壊れてしまいます。
心に深い傷も出来てしまいます。
一人の無神経な行動によって もう一人は恥を受け、
そして関係までも壊れてしまいます。
噂を広めることは、私たちが犯しやすい間違いの一つです。
大きな罪になることもあります。
噂は他人の名誉を傷つけることも多いです。
噂は 人を建てることよりは壊すことが多いです。
神様は他人が告白したことに対して、それを守る人を喜びます。
信頼は、互いを守ることで築きあげられます。
そして、この信頼はとても強力な力です。
良い関係とは、良い信頼が土台です。
信頼の中には、相手に対する忠実さがあります。
神との関係においても、この信頼はとても大切ですし、
親しい人の間でも、この信頼はとても大切です。
（レビ記19:16--人々の間を歩き回って、人を中傷してはならない。
あなたの隣人の血を流そうとしてはならない。わたしは主である。 ）
