藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』のはとにかくわかりやすい指導だから。一人ひとりの成長に徹底的に寄り添って、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えします!年齢問わず、スムーズで音楽的な演奏ができるよう、工夫の詰まった指導です。お子様のレッスンは、心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学、全てお引き受けします。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリンだからこそ、身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者も大歓迎! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

ローランド・オルガン・フェスティバル

2005年11月14日 | 日々のくらし
第一生命ホールでおこなわれたローランド・オルガン・フェスティバルに行ってきました。
世界的オルガニストのヘクター・オリベラ氏の演奏は、今回始めて聴いたのですが、彼のテクニックはもちろん、一見オーソドックスとも感じられるレジストレーション設定が曲の経過とともに壮大なスケールの音楽へと変貌していくさまは、圧巻でした。一つ一つの音色はどれも、ごくごく当たり前のオーケストラの楽器の音〈全く電子的なものを感じさせない音…電子オルガンの世界では、これが意外に難しかったりするのですが)、そして人間味溢れるアーティキュレーション、ていねいな曲の構築、どれもが完璧に計算されているのに、それを全く感じさせずとても自然。そしてそのうえ、彼の愛嬌が演奏に巧みに盛り込まれ、飽きさせない。謙虚で、まっとうで、押し付けがましくなくて、でも明確な世界を持っていて。クラシックの演奏会でよく感じる「ほっとして、でもワクワクする感じ」を電子オルガンの演奏会でも感じることができ、なんだかとても嬉しくなりました。当たり前のことを当たり前に淡々とこなし、でもきちんとした意思や主張のある形に仕上げていくことこそ、一番難しいことかもしれません。そういうものに出会えたときの清々しさ、本当に素敵です。さて、これが自分の音楽に反映させていくことが出来れば申し分ないのですが・・・
(今回の演奏会レポート、月刊誌ムジカノーヴァの記事になります。来月発売号だったかしら?ぜひ、ご覧下さい!写真はホールのあるトリトンスクエアのイルミネーションです。)