花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~アジサイの話題 2~

2020-06-25 16:27:10 | Weblog
~アジサイの話題 2~


★ 今回はアジサイの栽培についてご紹介しています。

アジサイを増やすには、ちょうどこの時期、今年伸びた新芽を挿し木します。

葉を二枚程つけて挿し穂を作りますが、葉が大きい場合、蒸散を防ぐため、葉の半分をハサミで切り取ります。

挿し床の用土は、バーミュキューライトが最もよいでしょう。
この場合、発根材を使用すると根が出やすくなります。

挿し木後は日が当たらない場所で管理し、たっぷりと水を与えます。

常に水管理を怠らず、しばらく経つと真っ白な根が出てきます。
根が伸びた苗を、鉢(12cm)又は、ポリポット(10.5cm)に植えつけます。

その後、根が張って落ち着いてくると、定期的にプロミックス、又は液肥を与えていきます。

伸びた芽をピンチしながら、8月上旬までには4~6本の枝が伸びるように管理します。
この時期以降に出る芽には花が着かないので、8月に入ると、もう摘心は行いません。

庭で栽培している場合にも、この時期までに出た芽の先端部に花芽が形成されるので、8月以降はピンチを行いません。

晩秋にはいると、葉は紅葉して散ってしまいますが、枝の先端部の芽は残ります。
アジサイは、一定の寒さに当たらないと花芽分化を起こしません。

翌年、梅雨に入る頃には、美しい花が咲いてきます。

※ 写真は紫色の花が咲いているアジサイの画像です。