花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~ヤナギの話題~

2010-04-30 16:26:55 | Weblog
~柳の話題~


● 今回は柳の話題をまとめてみました。

柳(ヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木樹木で日本各地に自生しています。

ネコヤナギやシダレ柳はよく池や川の土手に生えていますが、今回はしだれヤナギについてまとめてみました。

ちょうどこの時期に新芽がふき出し、春風に揺れる風景はなんともふぜいがあります。

雨の中を小野道風が己の才能のなさに自己嫌悪しながら散歩していると、アマガエルが何度も柳に飛びつこうと挑戦している姿に出会い、なんとカエルはバカなのだろうと見守っていました。
ところが、急に強い風が吹き、柳がしわるとカエルは飛びついていきました。
この様子を眺めた小野道風は己の努力不足に気がつき、一層頑張った結果立派な毛筆家になりました。
このような物語があります。

夏の風物には、柳と言えば幽霊が出現する所になっていますが、冬の柳には葉がなく、寒くてカゼをひいてしまうでしょう。

※ 写真は新芽が出始めている柳の画像です。

~アセビの話題~

2010-04-29 10:40:31 | Weblog
~アセビの話題~


● 今回はアセビについてまとめてみました。

アセビ(馬酔木)はツツジ科の常緑低木で、樹高、1.5mから4mになり、日本各地の山々に自生しています。


※ 写真は白い花が咲いているアセビの画像です

一年中細かな葉がギッシリと着き、沢山の白い花が咲くのでとても美しく、庭園樹や公園樹として植えられています。
太い株のアセビの盆栽が植木鉢で栽培されているのを見かけました。

ところが、馬酔木と書かれるよう葉には毒性があり、動物に食べられないようになっています。
そのためほとんどの樹木は皮や新芽が齧られてしまい育たなくなってしまいますが、奈良公園には鹿に食べられないアセビだけが繁茂しています。


※ 「龍馬の事蹟を訪ねて」の一部修正したものを「花の香りを…」の「旅行記」で掲載しています。

~ハコベの話題~

2010-04-28 09:15:00 | Weblog
~ハコベの話題~


● 今回は春の七草の一つハコベについてまとめてみました。

ハコベ(繁縷)はナデシコ科ハコベ属の越年草植物で、春先に柔らかな葉や茎が長く伸びてきます。

草丈は15~20cmで、節毎に芽が伸び、四方に広がって畑の一面がハコベに覆われてしまうことがあります。

ハコベは春の七草に加わり、葉は黄緑色でとても柔らかく、一見すればおいしそうに感じますが、私は一度も食べたことはなく、両親も同じように話していました。

すでに亡くなりましたが、祖母は十羽の鶏を飼っていました。
鶏の餌には、菜の株本や水菜を包丁で細かく切り刻んだものと小麦粉を混ぜ合わせていましたが、春先にはハコベを細かく刻みながら与えていました。

初夏に入り、暑くなるといつのまにか見かけなくなってしまいます。

~坂本龍馬の事蹟を訪ねて 2~

2010-04-27 08:08:04 | Weblog
~坂本龍馬の事蹟を訪ねて 2~


● 前回に引き続き京都市内の龍馬の事蹟を訪ねた話題を紹介しています。

高瀬川の河畔には沢山の桜や柳が植わり、花見の時期は大勢の人々で賑わっているようです。

高瀬川通りをしばらく下ると四階建ての小学校の廃校が現れ、ここが土佐藩の跡地だったようです。向かいには藩の守護神の稲荷神社がお祭りされていました。、

高瀬川に沿って下り、四条通りを東に折れ、加茂川を渡ると南座が現れ、東山通りに突き当たると「祇園さん」の愛称で親しまれている八坂神社へ着き、皆でお参りさせていただきました。。

丸山公園には坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像が立っています。

しばらく坂道を上がると護国神社に到着、少し長い石段を上がると坂本龍馬と中岡慎太郎の墓があり、ここからは京都市内を一望することが出来ます。

※ 写真は法観寺の八坂塔や京都市内の画像です。

京都市内は春の観光シーズンで、とても賑わっていましたが、今回のツワーではボランティアの方々に大変お世話になり、素晴らしい方々との出会いがありました。

※ ここでまとめたものに写真も加えながら「花の香りを…」の旅で紹介しています。
是非ご覧ください。

~龍馬の事蹟を訪れて 1~

2010-04-26 18:50:33 | Weblog
~龍馬の事蹟を訪ねて 1~


● 京都市内の坂本龍馬の事蹟を、二回に分けてご紹介しています。

さわやかな春の日曜日、京都市のボランティアグループに企画していただいた「龍馬の事跡を訪ねて」に参加させていただきました。

京都駅から地下鉄烏丸線 御池から東西線に乗り換え、京都市役所前で下車、地上に出ると噴水の水音が聞こえてきます。

川原町通りに沿ってしばらく北へ進み、ホテル 大蔵の近くに桂小五郎(木戸孝允)の銅像が立っていましたが、どうやらこの辺が長州藩の屋敷跡だったようです。

※ 写真は桂小五郎の銅像の画像です。

、川原町通をもと来た方向の南へ下り、三条通りを東へ進むと、坂本龍馬や中岡慎太郎などが、近藤勇を隊長にした新撰組に挟撃された池田屋があります。
以前の屋敷が残っているようで、今では居酒屋になり小さな石の記念碑が立っていました。

そのまま東へ進んで高瀬川を渡ります。

今日では高瀬川の周囲の木屋町は京都市内の歓楽街になっていますが、江戸時代の前半、角倉了以、素庵父子によって作られた運河の周りには沢山の材木商が建ち並んでいたようです。

当時の面影を残した材木商酢屋嘉兵衛宅の二階資料館には、木で作った三十石船や高瀬船の模型が並べられ、龍馬が隠れ住んでいた部屋がありました。
木材商の二階では龍馬達の会合がヒンパンニ行われ、ここで四ヶ月も匿われていたようです。

~シャクナゲの話題 6~

2010-04-25 19:58:31 | Weblog
~シャクナゲの話題 6~


●今回はシャクナゲの画像を掲載しました。

我が家の真っ赤なシャクナゲの花が満開になりました。
今回はこの画像を掲載しています。

※ ホームページ「花の香りを…」の「今週のスポット」では「ベゴニア センパーフローレンス」を紹介しています。

是非ごらんください。

~ワラビの話題 2~

2010-04-24 09:54:04 | Weblog
~ワラビの話題 2~

● そろそろワラビが芽を出す時期に入ってきましたが、今回はこの話題をまとめてみました。

シダ植物のワラビは寒くなると地上部が枯れ、残った地下茎から春暖かくなると茎の先端部が小さな握りこぶしのような新芽が出てきます。
特に、タケノコと同じように雨が降った後には沢山出て来ます。

成長すると茎の先端部の握りこぶしのような葉は徐々にシダ植物独特の葉型をしながら広がり、このようになるともう食べられません。

まだ先端部の葉が開いていない茎高約20cmぐらいの茎を根元から折、ワラビの新芽の茎は手で簡単に折ることが出来ます。

小学生の頃、この季節に入ると祖母に連れられながら温かくなると急に大きくなるので数日おきに近くの里山へ出かけました。
当時は麓の土手や池の周囲などが麗に草が刈り取られていたので、沢山のワラビが芽をふき出していました。

~ヒバの話題~

2010-04-23 09:30:35 | Weblog
~ヒバの木の話題~


● 今回はヒバの木についてまとめてみました。

ヒバ(檜葉)はヒノキ科の常緑樹木で、家の建築の柱に使われている檜とは葉の形に少し違いがあります。

我が家の裏山には葉の先端部が黄色く色づく「黄金ヒバ」の太い木が植わっていました。

晩秋から春先にかけて咲いている花が少なくなる時期にはこの黄金ヒバを仏壇へお供えしていました。
草花と違って随分長持ちします。

※ 写真は幹が2mに伸びたヒバの画像です。

黄金ヒバはこのように使っていましたが、家を建てる柱には全く使わないので他にはあまり用途がないのか、ほとんど見かけることはありません。

この太いヒバの木は板に製材して花の栽培用の棚板に使いました。

~ナズナの話題~

2010-04-22 07:55:01 | Weblog
~ナズナの話題~


● 今回は春の七草の一つ、ナズナの話題をまとめています。

春の七草「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」の一つナズナはアブラナ科 ナズナ属の越年草植物で、あちこちの畑の土手や荒地に沢山生えています。

※ 写真は小さな四弁の白い花を咲かせているナズナの画像です。

4月から6月頃にかけて小さな四弁の白い花を沢山咲かせ、咲き終わるとシャミセンのバチのような形をした種が次々と着いてくるので別名をペンペングサとも呼んでいます。
子供の頃は沢山の実が着いた茎を振りながらシャラシャラと音を鳴らして楽しんでいました。

古くなった民家の瓦屋根や藁屋根に生えている小さなナズナの株を見かけることがあり、衰えた店舗にだれも訪れる人がいなくなってしまうと「ペンペングサが生えている」と言われます。

~マリーゴールド 4~

2010-04-21 11:25:50 | Weblog
~マリーゴールドの話題 4~


● 今回はマリーゴールドの話題をまとめてみました。

そろそろ四月中旬に入ると、一部の草花の花壇やプランターの植え替え時期に入ってきました。

プランターに植わっている桜草「ウグイスホワイト、レッド、ローズ」が咲き終わったので、マリーゴールドを植え替えることにしました。

※ 写真は黄色やオレンジ色の花が咲いているマリーゴールドがケースに並んでいる画像です。

ホームページ「花の香りを…」の「香りを楽しむ」で紹介していますが、花には独特の臭いがあり、大変丈夫で夏の花壇やプランターには最適な草花です。

植え替え後、1,000倍に水でうすめた液肥を与えました。
20lのポリタンクに粉末の液肥を20g入れ、よく混ぜながら水を満タンにすれば1,000倍の液肥が出来上がります。
先端部のシャワーはすぐに詰まって水が出にくくなるので、これを取り外したプラスッチック製のジョロを液肥専用に使っています。