花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~桜の話題 区民の森~

2020-03-31 08:19:13 | Weblog
~桜の話題 区民の森~


宇陀市内牧地区に「区民の森」と言う桜の名所があります。

国道369号線から舗装された林道をしばらく走ると、岳神社に着きます。
ここにはトイレも設置されています。
岳神社のように「岳」の呼び名が付いている所は、雨を祈願して雨ごいを行った場所です。
この場所は一体で最も高い所にあり、切り倒した木を集めて燃やします。
大火を炊くと、高く灰が上昇、それを核にして水滴が出来、雨が降ってきます。
当時の人たちは科学的なことは判らなかったと思いますが、体験的に知っていたのでしょう。

岳神社の広大な森には杉やヒノキが生えていました。
ちょうど、12年前の台風7号は奈良県に大きな被害をもたらしました。
山の傾斜方向によって被害に大きな差が生じましたが、この森の杉やひのきは全て倒れて壊滅状態になりました。

区民は力を合わせて倒れた木を片づけ、その跡に桜の苗木を500本植えました。
今では、その桜の木が大きく成長して、花の見頃になっています。

この地域は少し標高が高いので、又兵衛桜が散り始める頃が見頃になるでしょう。

頂上には東屋が建てられ、遠くの山々を遠望することが出来ます。

毎年桜祭りが行われ、獅子鍋や鹿鍋が振る舞われていましたが、今年はこのような状況から桜祭りは取り止めになりました。
でも、桜の花は美しく咲くことでしょう。

ウクレレを弾きながら、森山直太朗の「桜」が歌えればいいな。

※ 写真は「又兵衛桜」の画像です

~ 桜の話題 又兵衛桜~

2020-03-30 09:31:51 | Weblog
~桜の話題 又兵衛桜~


宇陀市本郷地区にある、枝垂れ桜の「又兵衛桜」は今が見頃です。

この「又兵衛桜」はまるで滝が流れているような姿をしているので、当初は「滝桜と呼ばれていました。
この本郷地区には、後藤又兵衛の子孫が住んでいるとも言われています。
この屋敷跡も後藤家だったので、これにちなんで「又兵衛桜」と呼ばれるようになりました。
近くに出る冷戦で後藤又兵衛が傷を治したとも言われています。

崩れかけた石垣に、滝のように枝が垂れ下がる姿がとても美しく、写真家の人気スポットでした。
あちこちに広がっていくと、日本中から訪れる人が増え、崩れかけた石垣も修復され、今までの趣はなくなりましたが、整備されたので、歩きやすくなっています。

宇陀市には室生地区にある大野寺の枝垂れ桜も大変有名です。
大野寺の枝垂れ桜は西光寺の桜を株分けしたものだと言われています。
ちょうど室生寺の谷向かい側にある、西光寺の枝垂れ桜はあまり有名ではありませんが、静かに観賞するにはとてもいい所です。

このように、あまり知られていなくても、素晴らしい桜があちこちで花を咲かせています。


~カキ食べ放題の話題 2~

2020-03-29 08:21:28 | Weblog
~カキ食べ放題の話題 2~


早速日帰りバスツアーを調べてみると、沢山の企画があることに驚きました。
その中に「伊勢湾のカキ食べ放題」に関心を持ったので、このツアーに申し込みました。

指定された集合場所に着くと、大型バスが止まっています。
この時は、まだコロナウイルスも今日のようにあまり問題になっていなかったので、大型バスはほぼ満員です。
現在のような状況なら、かなり思案するところです。

バスは、高速道を走って伊勢方面に向かいました。

旅に出ると、どうしても缶ビールを飲みたい気分になってきます。
所々のサービスエリアで止まってくれますが、残念ながらこのバスにはトイレがついていません。
この点、列車なら気楽に缶ビールを飲むことが出来ます。
何度も、トイレでは痛い目に合っているので、彼も私も飲まないことにしました。

しばらく雨の日が続いていたのに、今日は晴れの暖かい連休初日なので、あちこちで交通渋滞が続いています。
そのため、到着時間が40分程遅れ、昼時をかなり過ぎています。
とても空腹です。

砂利を敷いた広い敷地では、数か所で薪が炊かれています。

テーブルに着くと、歯のないナイフのような形をした道具を受け取りました。
どうやら、これでカキの口をこじ開けるようです。

焚火で焼いた蒸しカキ、焼きカキを、どさっとテーブルに乗せてくれました。
もう口が開いているのや、中にはこじ開けても中々開かないものもあります。

うまい!
焼きたてのカキには、なんとも言えないおいしさがあります。
次々とカキをたいらげていきました。

なくなる前に、次々とテーブルにのせてくれます。
まさに、カキ食べ放題。

今まで、こんなにたらふくカキを食べたことはありません。
食べた上にもまだ食べました。

大きな缶にはカキガラが次々と貯まっていきます。

~カキ食べ放題の話題 1~

2020-03-28 08:03:46 | Weblog
~カキ食べ放題の話題 1~


気心の知れた7人の仲間で一泊二日の年末旅行に出かけました。
このツアーの呼び物は、夜の宴会中に、「おたのしみ抽選会」が行われることです。
目玉は、沖縄宿泊旅行(多分3万円相当かな?)が一人に当たります。
次は日帰りバスツアー券(1万円相当)、これは二人に当たります。
近江牛のシャブシャブセット、カニスキセット(多分、5000円相当かな?)が一人ずつ当たります。
ほとんどの日とはラーメンセットやお茶漬けセット。
舞台には、これらの商品が山積みされています。

私が持っている小さな小判状のプラスッチク板には、80の数字が書かれていました。

抽選箱から取り出した数字を、次々と司会者が読み上げて行きます。
ほとんどがラーメンセットやお茶漬けセット、たまにはサイイン入りのタオル。
近江牛のシャブシャブセットが当たりました。一斉に歓声!

79、81の数字は出てきますが、私が持っている80の数字はまだ出てきません。

段々とラーメンセットやお茶漬けセットの山が小さくなってきました。
この企画では、全ての人がなにか当たるようになっているので、ほとんどの人はなにか持っています。

宴も酣になり、舞台には、ラーメンセットもお茶漬けセットはもちろん、なにも残っていません。

これは、ひょっとしたら、沖縄旅行が当たるかなと考えていると、80の数字が出てきました。
なんと!日帰りバス旅行が当たりました。
今年の三月末まで有効と書かれています。後、残り三カ月。
それに、一人分しかありません。
そこで、二月末、友達を誘ってバスツアーに出かけることにしました。

~ウクレレ 「おさかな天国」の話題~

2020-03-26 06:52:47 | Weblog
~ウクレレの話題 「おさかな天国」~


「おさかな天国」この歌をご存じですか?

テレビやラジオで聞いたことはほとんどないと思いますが、皆さんよくご存じの歌です。
特に、主婦の方々は多分何度も聞いたことがあるでしょう。

スーパーの魚売り場にいくと、「さかな、さかな、さかなを食べると、頭、頭がよくなる…」のフレーズで流れているあの歌声です。
だれも意識して覚えませんが、同じフレーズを繰り返して聞いていると、いつの間にか耳に残ってしまいます。

日本中のスーパーを一つ一つ調べたわけではありませんが、この歌は近くのスーパーだけでなく、どうやら各地のスーパーの魚売り場で流れているようです。

覚えるつもりは全くないのですが、軽快なリズムに乗って、魚を買いに行くと、知らず知らずの間にこのリズムが頭に入ってきます。
歌の題名もわからず、前半の歌詞は聞いたことがないので全く知りませんでした。

今、この「おさかな天国」をウクレレで弾けるように練習しています。
前半部はほとんどの人が知りませんが、「さかな、さかな、さかなを食べると…」になると、軽快なリズムにのって皆さん一緒に歌ってくれます。

どうやら、踊りもついているようです。
皆で踊って歌うと楽しいでしょうね。

~宇陀市 秋山城跡を訪ねて~

2020-03-25 10:20:43 | Weblog
~秋山城跡を訪ねて~


今回は、三月下旬のよく晴れた午後、宇陀市にある「秋山城跡」を訪れた様子をまとめています。
国道166号線にある「道の駅 大宇陀」の駐車場に車を止めました。
ここは広い駐車場なので、かなりの車が止まれそうです。

宇陀川を渡り、国道と旧市内の交差点の信号を渡り、少し行くと、左側にコンクリートの道路が表れてきました。

車止めが置かれ、これを書いている現在ではまだ車の通行は止まっています。
そこに立っている人に尋ねると、どうやら歩行者は通れるようです。

坂道のコンクリートの舗装道路が長く続いています。
頂上まで、600mと表示されていました。

同じような傾斜の、ほぼ真っすぐな道路が続いています。

駐車場が表れてきましたが、車両通行止めになっているので、もちろん一台も止まっていません。
ベンチが設置されています。

そこから少し上ると、コンクリート道路が終わり、急な山道になってきました。
頂上までは200mあるようです。

こんな山道は、雨水が流れてV字状になり、歩き難くなりますが、そんなことはなく、山道としてはよく整備されています。

やっと平らな所に出てきました。

周囲の木々が切り倒されているので、とても見晴らしがよく、青空の中に山並が続いています。

ここから少し上がると天守閣跡。
大和富士と呼ばれている額井岳(ぬかいだけ)812mが美しい姿で聳え立っています。

今日はここで動画撮影を予定していますが、強い風音が聞こえてきました。
早速、ウクレレを取り出して、「イエスタディー」を歌います。
これを、フェイスブックに投稿。

少し下ると、二人の男女が息を切らしながら登ってきました。
挨拶を交わして下り始めると、後ろから「わー!素晴らしい!」と感嘆する声が聞こえてきます。

中学生時代に一度登ったことはありますが、こんな手近な所にこんな素晴らしい所があることに再認識しました。

交通アクセスなど、詳しくは「秋山城跡」で検索してみてください。


~杉の木の話題 2~

2020-03-24 08:54:44 | Weblog
~杉の木の話題 2~


農家はトマトやホウレンソウ、コマツナなどを沢山栽培しています。
そのような中で、ホウレンソウが高く取引されると、だれしもがホウレンソウ栽培に力を入れるようになってきます。
そうなると、今度はホウレンソウが生産過剰になって暴落してしまいます。

杉やヒノキはこのような野菜のように、一年や二年で結果は現れてきません。

日本中で杉やヒノキの植林が始まると、苗の供給が追い付かなくなってきました。
杉苗業者は、樹齢数百年の大樹の杉の木から採った種子を蒔き、苗を育成します。

枝の先端部に米粒より一回り大きな雄蕊の実が沢山着きます。
夏季の気候により、年によっては枝が傾くぐらい鈴なりになることもあります。
子供の頃は、この実を取って杉玉鉄砲を作りました。
これはフキダマ鉄砲と同じ原理で、一回り細い笹竹にフキダマの代わりに杉の実を入れ、後ろから突いて空気の圧縮で飛ばします。
このおしべの実が三月上中旬になると大きくはじいてまるでキナコ(青豆を粉にしたもの)を撒いたように、黄色い雲のようになって飛散して行きます。

雌蕊はちょうど小指の頭くらいの球形をしています。
受精後、中から極小さな種子が弾き出ると、風邪に乗って飛んで行きます。

~杉の木の話題 1~

2020-03-23 15:41:08 | Weblog
~杉の木の話題 1~


二月上旬から飛び始めた杉の花粉もそろそろ終わりに近づいてきましたが、代わってヒノキの花粉が飛ぶようになってきました。

今回は、この花粉を飛散させる杉の木についてまとめてみました。

昔の奥山や里山には常緑樹や落葉樹など、雑木と呼ばれている多種多様の木々や笹などが一面生えていました。
その中に、杉やヒノキもぽつりぽつりと生えていました。

杉やヒノキは建築材料には最適な用材なので、他の樹木に比べると高価に取引されます。
ケヤキや栗の木を板や柱にすると、日が経つと反り返ってきます。
中には、プロペラのようにねじ曲がるものまで出てきます。
これでは建物や橋を作るのにはむきません。
江戸時代、一般農家が家を建てる場合、杉やケヤキの柱を使うことは出来ませんでした。
そのため、古い農家の建物ではケヤキや栗、松などが使われています。

杉やヒノキはこのように曲がったりひねったりすることはほとんどありません。

戦後、ケヤキやクヌギ、ナラなどを切り倒し、杉やヒノキの植林が行われました。
だれしも考えることはよく似たもので、日本中の山々に杉やヒノキの植林が始まりました。