～セミ ３～

～セミ　３～


以前、カンボジアのアンコールトムを訪れた時のことです。
アンコールトムの南大門から広大な敷地内に入ると、大きな音で「ピー！」とまるで焼き芋屋のような奇妙な音が鳴り続いています。
しばらく経ってもこの音はずーっと鳴り続いています。

「先ほどから鳴り続けているこの音はなんですか？」とガイドに尋ねると「あれはセミの鳴き声です」との答えです。

どう考えても、あれがセミの鳴き声とは思えません。
この後で、確かにセミが鳴いているのを確認しましたが、いろんなセミの種類があるようです。

～セミ ２～

～セミ　２～


子供の頃の夏休みはセミの鳴き声と共にやってきます。
子供の頃は暑さにも負けず毎日セミ取りに励みました。
網なんて使わずに素手で捕まえます。

京都市山科地区の一角に元慶寺があります。
静かな住宅街を抜け、小さな境内に入ると、大きな樹木からセミシグレが一斉に降り注いできます。

「カカ、カカ、カカカカ」とヒグラシが鳴き始めると、いよいよ夏休みも終わりに近付いてきます。
夕立が通り過ぎ、涼しくなると、このセミが鳴き出します。
透き通ったような羽根を持ち、主に杉林の中に住んでいます。
高い杉の木に止まっているので、簡単につかまえることは出来ません。

秋のお彼岸の頃になると、ツクツクホーシが鳴き始めます。
このセミが鳴き始めると、暑かった夏が過ぎ、そろそろ秋風が吹いてきます

～セミ １～

～セミ　１～


いよいよ、夏本番に近付くと、賑やかなセミの鳴き声が聞こえてきます。
この地方では先ず、ミンミンゼミが一斉に「ミーンミンミンミンミンミー」と鳴き始めます。
これから毎日、３０度以上の日々が続き、賑やかなセミの鳴き声を聞くと益々暑苦しく感じます。

私が子供の頃はミンミンゼミより一回り大きなアブラゼミも「ジー、ジー、ジ」と低い声で鳴いていましたが、最近このセミをほとんど見かけなくなってきました。
その代わり、以前居なかったクマゼミを数多く見かけるようになっています。
高校野球の応援に甲子園球場へ出かけると、周囲に生えている樹木からクマゼミの鳴き声が騒がしく聞こえてきました。

セミは早朝、脱皮をします。
おおよそ成虫とは似ても似つかない形をした幼虫の背中が縦に大きく割れ、中からよく見慣れている姿をしたセミが現れてきます。
最期に羽根が現れ、太陽の光に輝きながら空中に飛び立って行きます。
このようなセミの抜けがらが枝先にくっついているのも見かけました。

～馬見丘陵公園 ３～

～馬見丘陵公園　３～


ホトトギスやウグイス、沢山の小鳥の鳴き声が聞こえてきました。白っぽいほっぺをした小鳥が、小さな赤い実をついばんでいます。

ベンチに腰を下ろし、白ワインを飲みながらウクレレを弾きました。あまり上手ではありませんが、仲間と一緒にウクレレを弾きながら好きな歌を歌うなんて最高です。

お昼ご飯は馬見丘陵公園のカフェでとりました。この店はパンケーキが有名ですが、ランチコースのスパゲティも、サラダもついていて、とても美味しかったです。

もとのベンチに戻ってウクレレを弾いていると、また、小鳥がやってきました。歌に誘われてか、次々と沢山の小鳥がやってきます。もしかすると、私の誕生日を祝ってくれているのかも知れません。こんな小さな出来事が私の今日をとても幸せなものにしてくれます。
69年前の今日、母が私を生んでくれたことに感謝しながら、素晴らしい１日を過ごしました。

※　写真は青紫色の花が咲いた花ショウブの画像です。

～馬見丘陵公園 ２～

～馬見丘陵公園　２～


広大な公園には自転車道、遊歩道があちこちに続いています。

遊歩道の傍らには、大きな株にオレンジ色に白の斑が入った八重の花を沢山咲かせた「花ザクロ」や珍しい花々があちこちに咲いていました。

オツテオスペルマムの白い花から菊化の独特の匂いが漂ってきます。

広い園内のあちこちでは、業者の人たちが花の植え替えや手入れ、掃除をしています。

この時期は花ショウブが見頃です。ショウブ園には青紫や白、紫の花が沢山咲いています。

小道を散策していると、傍らに、ミニクチナシが真っ白な可愛い花を沢山咲かせています。ほんのりとクチナシの香りが漂ってきました。

バラ園には真紅や黄色、紫色の花が咲いています。ここのバラ園には主に中輪系のバラが植わっています。
石鹸の香りやお菓子のような甘い香りが匂ってきました。いつものことながら、バラの香りには貴賓を感じます。

※　画像は真紅のバラですが、傾きが修正出来ないので申し訳ありません。

～馬見丘陵公園 １～

～馬見丘陵公園　１～


今日は私の誕生日です。仲間と一緒に馬見丘陵公園を訪れました。
奈良県にある「馬見丘陵公園」は馬見丘を中心に65.3haに広がる広大な県立公園で、入場料や駐車料金はいりません。

緑道エリア・北エリア・中央エリア・南エリアの四つの区域に分かれ、園内には多数の古墳が点在しています。

まだ数度しか訪れていないので、広大な区域を全て回ることは出来ていませんが、一部をご紹介して行きましょう。

今回は西田原本駅から近鉄田原本線に乗り、池部駅で下車しました。歩いて約１０分もかからず園内に入ることが出来ます。

訪れた６月中旬は梅雨に入っているとは言え、とてもさわやかで、まるで５月の頃のような気候です。

青空の中、遠くに木立が茂り、広大な緑の芝生の前にナデシコやサルビアで花の帯が作られています。、

※　画像はナデシコとサルビアで作られた花の帯の画像です