花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~温泉めぐり 別府温泉~

2021-01-29 14:17:56 | Weblog
~温泉めぐり 別府温泉 1~


別府温泉は、大分県別府市にある、古来から有名な温泉郷です。

私が初めて別府温泉を訪れたのは、高校の修学旅行です。

長崎や熊本、阿曽など、九州のあちこちを見学した後、別府から船に乗って、翌朝大阪に着きます。

当時の私にとっては、どれもこれも初めての出来事で、驚くことばかりです。

50年以上経った今でも、当時の思い出が浮かんできます。

中でも、「別府地獄めぐり」は、特に印象的でした。

「龍巻地獄」の間欠温泉が、なぜ、定期的に湯が噴出すのか理解出来ません。

コバルトブルーの海地獄や赤い色をした血の池地獄、こんな不思議なものは生まれて初めて見ました。

太い松の株元から、「ポコ、ポコ」と泥の泡が噴出している坊主地獄を眺めながら、なんと不思議なものだと驚きました。

この後、何度も別府温泉を訪れていますが、この時の印象が今も焼きついています。


~クンシランの話題 2~

2021-01-28 15:51:05 | Weblog
~クンシランの話題 2~


★ クンシランの採種
花びらの中心部に一個のメシベがあり、その回りを数個のオシベが取り囲んでいます。

晴れの日の午前中、皿に花粉を集め、筆先でメシベの柱頭に花粉をくっつけます。
うまく受精すると、徐々に実が膨らんできます。

緑色の実が徐々に大きくなり、5月頃、褐色に熟した実は柔らかくなり、潰すと中に大豆大の種子が数個入っています。

この種子を丁寧に水洗いし、乾かないように気をつけながら播種します。
万一、乾燥してしまうと、発芽率が落ちてしまいます。

★ 播種用土
ピートモスと鹿沼土を半分ずつよく混ぜ合わせた播種用土に十分水を与えます。
播種後は、種の大きさの半分ぐらいの覆土を被せます。

秋口には小さな葉が一枚伸びてきます。

★ 株分け
大株になると、株元から沢山の子株が出てきます。
親株から子株を取り外し、鹿沼土に植えて株分けを行います。
万一、根がついていなくても、しばらく経つと根が出て着ます。

植え替え時には、イチョウ病などの土壌病原菌を防ぐため、古土を使わないことが大切です。

大型の植木鉢で、いくつもの株から数多くの花茎が伸び、沢山の花を咲かせているクンシランはとても豪華です。

★ 君子蘭の病害虫
君子蘭の栽培中、アブラムシやスリップス、ダニなど害虫に犯されたことはほとんどありませんが、ナメクジに新芽をかじられたことがあります。
「ナメトール、ナメコロン」など、ナメクジを対峙する薬剤がありますが、ナメクジは、鉢底などに住んでいるので、手で取り除くことが一番いいでしょう。

君子蘭は、フザリュームやイチョウビョウなど、土壌病原菌で根が腐敗してしまうことがあるので、病原菌のない用度を使うことが大切です。

※ 写真は、オレンジ色の君子蘭の花のアップの画像です。

~クンシランの話題 1~

2021-01-26 16:01:46 | Weblog
~クンシランの話題 1~


クンシラン(君子蘭)は、クリビアミニアタともよばれ、南アフリカ原産のヒガンバナ科の宿根性植物です。

花色は、濃いオレンジ色が中心ですが、黄色も見かけるようになりました。

一年中濃い緑色の葉には、細く長いものから「だるま系」のように広く短いものまで、幅広い種類があります。
葉に斑が入る珍品種の「斑入り君子蘭」は、斑部が光合性出来ないので成長には年月がかかりますが、高価な価格で取引されています。

二月に入ると、温室栽培されたクンシランが花屋の店先に並ぶようになりますが、自然咲きのクンシランは四月頃から咲き出してきます。

★君子蘭の栽培
採種した、大豆くらいの種を蒔くと、秋口には芽が出てきます。
小さな苗が徐々に大きな株に生育し、4、5年が経つと蕾が着いてきます。

このように、花が咲くまでには長い年月がかかるので、蕾がついた株を手に入れるのをおすすめします。

左右に開いた葉の中心部から、蕾が頭を持ち上げてきます。
花茎が伸びると、10輪以上の花が開きます。
花には百合のような甘い香りがあります。

玄関など、涼しい場所に植木鉢を置くと、花を長く観賞することが出来ます。

水管理は季節や鉢の置き場所によって大きな違いがあります。
夏季は十分与えますが、晩秋から初春にかけては、月に二回程度を目安にします。
又、鉢土の表面をよく観察しながら、乾いてくると水を与えます。

七月頃に花芽が出来、10℃以下の気温が一定期間続くと花芽文化が起こります。
暖かくなると、花茎が伸びてきます。

夏の強い日ざしが直接葉に当たると痛んでしまうので、夏季は寒冷紗の下など日陰の場所で栽培しますが、室内など、真っ暗な所で管理すると花芽がつかなくなってしまいます。

※ 写真は君子蘭の画像です。

~ビオラの話題~

2021-01-25 06:55:03 | Weblog
~ビオラの話題~


ビオラは、日本、東アジア原産の、スミレ科スミレ属(ビオラ属)の植物で、数多くの系統があります。
、パンジーを小型にしたような草姿をしています。
寒さにはとても強く、丈夫で秋から冬、春にかけて花壇やプランターに多く植えられています。

ビオラも品種改良が進み、パンジーとよく似た花色の園芸種が多数ありますが、ビオラの可憐な小さな花には人気があります。

★ ビオラの品種と花色
ビオラには多数の花色がありますが、下記にその一例をまとめてみました。
トパーズイエロー、明るい黄色
ターゴイ、紫青色にヒゲが入る
アクアマリン、鮮明な淡い青色
ブラックオパール、濃い青紫色で黄色の目が入る
ステラ、上弁が紫色で、下弁はうす青色でヒゲが入る

★ ビオラの栽培
ビオラは、秋から初頭にかけて花壇やプランターに植えつけます。
寒さにはとても強く、丈夫で栽培が容易な草花ですから、パンジーと同じように晩秋から春にかけて、美しい花を次々と咲かせます。

○ 植え付け時は、ポリポットを外し、株元が土の面より少し上になるように植えつけます。
このように、深か植えにならないように気をつけ、その後、軽く手で押さえます。

株間は、15~20cmぐらいがよいでしょう。

◆ 花壇やプランターに植えつける場合、同じ花色のビオラを一斉に揃えて植えるのも美しいものです。

○ 植えつけ一週間後、1000倍に薄めた液肥を与え、その10日後にもう一度与えて、合わせて二度液肥を与えると株張りがよくなっていきます。

~パンジーの話題5~

2021-01-22 07:06:08 | Weblog
~パンジーの話題 5~


暖かくなると、パンジーの花からスミレのような香りが匂ってきます。
香りは、大変デリケートなものです。
種類によって、全く匂わないものから、かなり匂いを感じるものまで幅広い違いがあります。

パンジーの香りはそんなに強くないので、気がつかないで過ぎ去ってしまうことがよくあります。

香りには揮発性があり、気温が高くなると感じ取りやすくなります。
冬季は気温が低いので、特に香りを感じるのは難しいでしょう。

春にはいり、沢山の花が咲き、気温が上がってくると、徐々に匂いを感じるようになってきます。

パンジーの匂いを文章で説明するのはとても難しいですが、ユリやカーネーションとは全く違って、まろやかで柔らかなすみれの匂いがします。
一度、匂いを感じていただくと、いつまでも心に残ることでしょう。

※ 写真は、栽培ステージで、紫、オレンジ、黄色の花が咲いているパンジーの画像です。

~パンジーの話題 4~

2021-01-21 16:35:36 | Weblog
~パンジーの話題 4~


パンジーは、一日の日が当たる長短によって花の咲き具合が変化していきます。
以前の品種は、春になり、一日の日の当たる時間が長くなると、徐々に株が立ち上がり、花の咲き具合が悪くなっていきました。

今日では、この問題点を改良した品種が栽培されています。
そのため、初夏に入っても、株が立ち上がることなく、美しい花を次々と咲かせ続けます。

又、このような品種改良の結果、春の季節だけでなく、秋口からもパンジーの花を愛でることが出来るようになりました。

冬季、戸外に植わっているパンジーは、寒さのため花が咲き難くなりますが、暖かくなると一気に咲いてくるのを心待ちにしたいものです。

花が咲くにはエネルギーが必要です。
しっかり肥料を与えると、株が大きくなり、沢山の花が咲いてきます。
肥料が効いてくると、花形が大きくなり、花や葉色が鮮やかになります。

肥料が少ないと、この反対に、花が小さくなり、咲き具合が悪く、花や葉色があせてきます。

初夏に入り、いよいよパンジーの株が傷んでくると、ベゴニアやマリーゴールドなど、夏季の花壇に衣替えの季節です。


~パンジーの話題 3~

2021-01-20 14:48:36 | Weblog
~パンジーの話題 3~


パンジーは主に、秋口から晩秋にかけて、プランターや花壇に植え付けますが、これから春先にかけても植え付けが可能です。
秋口から晩秋に植え付けておくと、冬季にしっかり根が張り、春の準備が行われます。

春に入って少しずつ暖かくなると、一気に株が張り、沢山の花が咲き出してきます。

パンジーの植え付けには、出来るだけ、古い用土は使わず、新しい栽培用土に変えることをおすすめします。
一度植物を植えた用土にパンジーを植えると、「黒根病」など病害虫の発生原因になることがあります。

パンジーを、美しく咲かせるためのポイントを、三つあげてみました。

1、健全な苗を購入する。
徒長苗や根の張りの悪い苗を避けます。
2.よい培養土を手に入れる。
良い培養土に植えつけると、根がよく張り、株が大きくなっていきます。
3.管理を適切に行う。
冬季は夏季のように水を与える必要はないので、与え過ぎに気をつけます。
水を与え過ぎると根が痛んでしまいます。

植え付け、一ヶ月後に肥料を与えます。
冬季はあまり肥料を必要としませんが、「グリーインサム 8-25-8」など、リン酸の多いものを与えます。
標準サイズのプランターでは2~3個(1.2g)を土の表面に軽く押さえて与えておけばよいでしょう。

尚、気候や環境によって大きな違いがあるので、これを一つの目やすにしてください。

~パンジーの話題 2~

2021-01-19 11:46:56 | Weblog
~パンジーの話題 2~


ここでは、パンジーのポット苗の選び方をご紹介しています。

パンジーやビオラの苗は、7.5、9、10.5cmのポリポットに植わった状態で販売されています。
赤やピンク、ローズ、黄、紫、青、白色が夫々ケースに入ったものや、各色がミックス
されたものが店頭に並んでいます。

近頃は、黄色やブルーなど単色だけでなく、白地にブルーの目入りや、ピンクの目入りなど、沢山の色彩が組み合わされたものがあり、大輪、中輪、小リンなどいろんな種類が販売されています。
沢山の苗が並んでいる販売店では、多くの色彩の中から選ぶことが出来るでしょう。

どうしても、好みの色彩を選んでしまいますが、ふらふら伸びた徒長株は出来るだけ避けることが大切です。
カビなど、病虫害に犯されているものも避けます。

小さな株より、大きな株の方が植え付け後の生育はよくなりますが、どうしても、徒長株はカビや病害虫が発生しやすい傾向を持っています。
見栄えより、根がしっかり張ったのを選ぶことが大切です。
苗を一個ずつポリポットから抜いて確認することは出来ませんが、外から観察する場合、葉ががっしり詰まったものは多分根の張りもよいと思います。

※ 写真は花壇に植わっているパンジーの画像です。

~パンジーの話題 1~

2021-01-18 10:37:34 | Weblog
~パンジーの話題 1~


パンジー(pansy)は、スミレ科 スミレ属の小型の園芸植物で、小型のものをビオラとよんでいます。

パンジーは、寒さにとても強く、寒風が吹いても、雪が積もっても枯れることはありません。
残念ながら、冬季に次々と花が咲いてくることはちょっと難しいですが、少しの寒さで株が枯れてしまうことはありません。
むしろ、この時期に株と根が張っていきます。

私がパンジーに初めて出会ったのは、小学生の時、近所の花好きの奥さんが畑の一角で栽培していました。
当時は花壇なんてありませんから、小さな畑の一角にいろんな草花が植わっていました。

黄色の花びらに黒目が入り、可愛い女の子の笑顔をイメージした可憐な花が咲いていました。
こんな珍しい花は初めてみたので、大変驚きました。
今でも、この時の様子がありありと浮かんできます。

※ 写真は黄色に黒目のパンジーの画像です。

可愛い花を咲かせる割には、とても丈夫な草花で、間もなく、花の好きな祖父も栽培を始めました。

春になると、パンジーと同じ仲間のスミレが、土手に、ピンク色の可憐な花を咲かせてくるでしょう。


~ユーチューブの話題 1~

2021-01-14 15:07:10 | Weblog
~ユーチューブの話題 1~


ズームを使って、ユーチューブ研修を受けました。

丁寧に教えてもらったので、なんとか投稿出来るようにはなりましたが、どんな動画をのせるかがこれからの課題です。

先ずは、ウクレレ演奏の動画を投稿してみました。

あちこち、場所を変えて撮りたいと考えています。
この時期は、ジャンバーやブルドンを着ていると、ウクレレが弾き難くなるので、上着を脱ぐ必要があります。

残念ながら、今は冬季なので寒くて外で撮るのは少し無理です。
仕方なく、室内で撮ることにしました。

「ウクレレの音に比べて、歌声が小さい」と指摘を受けました。

アイホンのイヤホンにはマイクがついています。
これを耳につけて録音すると、線が短いので少ししか離れられません。

そこで、無線イヤホンのエアポッヅを手に入れました。

まだ、使いこなしていないので、もう少し歌声をうまくとれないか工夫しています。

下記のタイトルで掲載しています

「外は寒風の中♪「マイウエイ」視覚障碍者が暗譜で歌うウクレレ【暗闇の風景】0005」

ユーチューブで、「暗闇の風景」と検索していただくと、上から四番目ぐらいに出てきます。
なんとか、一番目に出るように頑張っています。

見ていただいたら、是非、チャンネル登録をしてください。