気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ササゴイ 来年もきっと!

2021年10月31日 | サギの仲間 2020~

早いもので明日から11月、本格的な秋の訪れですね。

10月最後の記事は思い出深い夏鳥で締めくくりたいと思います。
この数年来、繁殖を見守ってきた夏鳥のササゴイたちの登場です。

すくすく成長し無事に巣立った今年生まれのヒナたち
松の枝の上を歩き回ったり 松葉の間に隠れたたり 元気な姿を見せてくれました。








巣を離れた子供たちを見守るササゴイの親鳥


両親のいずれかが漁に出ている間、もう片方の親鳥は松林に残っているようです。



「やぁ!こんにちは!また来たね」 ??

・・・と手を振ってくれたわけではなく、頭をカキカキ


ササゴイ(笹五位)Striated Heron 全長約52cm
ペリカン目サギ科ササゴイ属


●日本野鳥の会 ササゴイ
https://www.birdfan.net/pg/kind/ord04/fam0400/spe040009/

●バードリサーチ さえずりナビ  ササゴイ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/7


ササゴイたちが営巣している松林は、一帯のリゾート開発により三割ほど伐採されることが決まっています。
貴重なササゴイの繁殖地をなんとか守ることはできないものか、と頭を悩ませてきました。
私個人の力には限界があるので、日本野鳥の会ひょうごの代表者の方に相談してみたところ
ありがたいことに迅速で適切な対応をしてくださいました。
市のレッドデータブックを制作している部署や今回の工事を管轄する建設局と話し合って
今シーズンの繁殖が終わるまでは木の伐採など直接影響を与える作業は控えられました。
来シーズンの対応については
木の伐採や近くに何かを設置する等の作業は、繁殖が始まる前(3月中)に済ませる。
営巣中は営巣木の伐採や巣の撤去など、直接個体の駆除につながるような行為をしない
 (鳥獣保護法に違反する行為)
営巣を始めた場合は影響ができるだけ少なくなるような措置を講じる
公園を利用する市民の理解を得るなど、ササゴイと共生できる場所になるよう
日本野鳥の会ひょうごとして要請と協力をしていきたい、等々心強い回答を頂きました。

親身な対応をしていただきありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

残され保全された松林で来年もササゴイたちが繁殖してくれるよう心から願います。
来シーズンも海を渡って、この地に戻ってきてくれるのを早くも心待ちにしています。


いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。

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ありがとう!コサメビタキ

2021年10月30日 | ヒタキの仲間 2021~

渡り前の夏鳥たちが極端に少ない今年の秋でした。
そんな中で ほぼ毎回コサメビタキに会えました。

こぼれ落ちそうに大きな黒い目をキョロキョロ
小首をかしげるようなポーズの愛らしさと言ったら!

君に会えただけでも来てよかったと気持ちが満たされる。
ありがとう!コサメビタキちゃん!

















コサメビタキ(小鮫鶲)Brown flycatcher 全長約13cm
スズメ目ヒタキ科サメビタキ属


◆バードリサーチ さえずりナビ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/107


リハビリを兼ねて探鳥に出かけ 望遠レンズ装着のカメラを構えて撮影
家の中で「やらねば!」の一念で体操するより ずっと自然に体が動きます。
投薬治療の効果も続き おかげさまで検査の結果は毎回良好。
副作用のひとつが食欲増進 折しも「天高く馬肥ゆる秋」
ふくふくまるまる 外見からは健康優良おばさんにしか見えません(^_-)-☆



木々に身を隠しつつコサメビタキを撮っている時、目の前に大きな女郎蜘蛛の巣が。
風に吹かれた落ち葉がひらり クモは器用に長い足を動かして網から取り除いていました。


昨日は今季初のジョウビタキ♂に会えました。
渡って来たばかりで警戒心が強く 植え込みに隠れたきり。
じきに落ち着いて日本になじんでくれるのを待ちます。
ヒッヒツヒ カッカッカの声を聴くのも楽しみです。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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オオバン ぞくぞく!もりもり!

2021年10月29日 | オオバン

冬になると池や海岸に群でやってくる真っ黒な水鳥・オオバン
いまでこそ「冬の水辺ならどこでも見られる鳥」のひとつになっていますが、
わずか6~7年前には私の地域ではめったに見られない珍しい鳥でした。

漆黒の羽に白い象牙のようなクチバシと額板、ルビーのような赤い目

旅行中に信州の高原の池で 初めてオオバンを見た時は、
歓喜して夢中でシャッターを切り続けた記憶があります。

調べてみると各地でオオバンの数が増えだしたのは2010年代になってからのようです。




近郊のため池には10羽ほどのオオバンが到着していました。



護岸壁に生えた草をむしりとってモリモリ!むしゃむしゃ!
緑の新鮮な草はごちそうなのでしょうね。



「うまい!うまい!」というオオバンの声が聞こえてきそうです。



あまり人を恐れていない様子
昨年もこの池で越冬したのと同じオオバンたちのように感じました。



この葉の小さな浮草も美味しそうについばんでいました。
オオバンは食欲もりもり!



オオバン(大鷭)  Black coot   全長約39㎝
ツル目クイナ科オオバン属



池の水面に浮かぶトゲトゲした黒い物体はオニビシのようです。
よく見るとオオバンの体にも付着しています。
オニビシはトゲで水鳥の羽毛に絡みつき、よその水辺へと運ばれて繁殖していくそうです。

◆兵庫県の水生植物
http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/ukiha/a_gyou/oniBisi/oniBisi.html


 バードリサーチニュースによると
「2010年代にオオバンが増加した越冬地が多いことには二つの理由が考えられる」とのこと。

◆オオバンは全国的に増加、ところにより減少  バードリサーチニュース
https://db3.bird-research.jp/news/201807-no3/


◆キャノン 写真野鳥図鑑 オオバン
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/oban/index.html


最後まで見ていただきありがとうございました。
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馬に会えるサービスエリア

2021年10月28日 | 動物園や花鳥園

『天高く馬肥ゆる秋』 まさにその言葉通りの光景でした。

青空にちぎれ雲が浮かび 木々の梢を揺らし爽やかな風が吹き抜ける
悠然と草をはむ馬たちは 牧場の緑の中で思い思いに過ごしています





「ん?だれだ~?でっかいレンズのカメラで撮っているのは?」






体が痒いのか、さかん幹に体をこすりつけていました。
馬の樋爪では痒いところに手が届きませんよね…('◇')ゞ


栗毛に白いたてがみのこの馬に特に惹かれました。






この馬のいる公園へは 第二神明・明石サービスエリアから徒歩で行くことができます。
ウェルカムゲートを徒歩で通れば、高速道路側からも公園に出入り自由。

◆高速道路に乗らなくても行ける!?明石サービスエリアはこんなところ
https://akashi.goguynet.jp/2019/04/22/akashisa-ishigatanikouen/

※ただし馬たちには乗馬クラブでのお仕事もあるので、牧場内で見られないこともあります。
 そんな時は、お子さん向けのポニー乗馬や乗馬クラブを見学してみてはいかがでしょうか?

◆明石乗馬クラブ
https://www.ara.fm/


最後まで見ていただきありがとうございました。

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ヤマガラ 秋は大忙し!

2021年10月27日 | ヤマガラ

実りの秋を迎えてヤマガラは大忙し。ヤマガラには木の実を貯食する習性があります。

エゴノキやマツ、スダジイの実を樹皮の隙間や土の中に隠す姿を何度か観察しています。

一か所に大量に、ではなく、あちこちに一つずつ。こつこつと蓄えていきます。
あまりにも隠し場所が多すぎて、忘れてしまわないのかと心配になりますが、
ヤマガラが忘れるおかげで、樹木の種は色々な所に運ばれて芽吹くそうです。

「森の自然に役立つ忘れもの」 素朴で働き者のヤマガラをさらに愛おしく感じます。





ヤマガラの動きについていけず顔が枠外に…
撮影技術はトホホ…ですが、好きな雰囲気の写真なので載せてみました。


水場に降りてきたのは先ほどのヤマガラでしょうか


水を飲むのかと思ったら 黒い木の実を拾い上げました
この実は熟しているようなので今すぐ食べるのでしょうか。




ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14cm
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属


◆野鳥シリーズ44 ヤマガラ
  森と水の郷 あきた あきた森づくりサポートセンター総合サイト
http://www.forest-akita.jp/data/bird/44-yamagara/yamagara.html


朝晩の冷え込みで 日に日に木の実が色づいていきます。

クロガネモチ


ハナミズキ

いずれも冬には野鳥たちの貴重な食料になる赤い実です。


最後まで見ていただきありがとうございました。

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カラスの玩具? それは何?

2021年10月26日 | カラスの仲間

カモやドバトに笑顔で餌をやる親子さんの向こうに 一羽のカラスが舞い降りました。
カラスも食べ物が欲しくてやってきたのだろうか?と思いつつ眺めていると・・・

どこから取り出したのでしょう?不思議な形の「何か」をくわえて一人遊びをはじめました。
妙~な形にくねくね曲がったこの細い物は、いったい何でしょうか?






カラスがくわえている物はいったいなんでしょうか?



トリミングで拡大してみました。
おもしろい形の木の枝? ひょっとして、ミミズの干物???



手すりのうえで「何か」をしっかりくわえなおした後、カラスはどこかへ飛び去って行きました。




そういえば、何年か前にも同じ公園で似たようなものをくわえて楽しそうにしていたカラスがいました。
いかにもうれしそうに得意げに 何かをくわえていた表情が記憶に強く残っています。
たしかブログにも載せたはず・・・と探して見ると、ありました!


2015年の秋に撮影
ひょっとしたら、あの時のカラスと同じ個体だったりして・・・?



ハシボソガラス(嘴細烏)Carrion crow  全長約50cm
スズメ目カラス科カラス属


最後まで見ていただきありがとうございました。

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ヒドリガモ 第一陣が

2021年10月25日 | カモ 2020秋~

都市公園の池に今年もヒドリガモの第一陣が到着しました。

繁殖期の羽色に変わりつつあるオス 早くもカップル誕生?
日本へ渡る旅の途上で 仲良くなるものもいるのでしょうね?

桜の花が散る頃まで 長く楽しませてくれるヒドリガモたちです。




メス? オスのエクリプス? 今年生まれの若鳥??

今の時季は見分けが難しいので 識別は慎重にしたいです。


ズームアップしてみると 頭頂部に緑色の羽が混じっています。

どんな羽色に変わっていくのでしょう・・・


可愛い彼女をエスコートする紳士

これからライバルのオスたちが登場の可能性も。オスはまだまだ油断できません。


大陸からの長い旅路 
この瞳でどんな景色を眺めてきたのでしょうか。



公園を訪れた人が池においしいものをまいてくれます。
それもこの池にやってくるお目当てのひとつです。

今年もボート小屋に「水鳥のエサ販売機」も設置されています。


ヒドリガモ (緋鳥鴨) Eurasian Wigeon 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆バードリサーチ 生態図鑑 ヒドリガモ
https://db3.bird-research.jp/news/201601-no3/


最後まで見ていただきありがとうございました。

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キタテハとアカタテハ

2021年10月24日 | 花や昆虫 2020~

枯れ葉そっくりの蝶がセイタカアワダチソウに止まりました。

ゆっくり開いた翅の内側は 黄色に黒い斑紋が鮮やかです。

枯れ葉色の後翅の中央に 白いハート形 ♡










コセンダングサにも別の一頭が止まりました




初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色っぽい)と
 秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)がある、そうです。
 今回見られたキタテハはやはり秋型でした。

◆キタテハ 昆虫エクスプローラー
https://www.insects.jp/kon-tyokitateha.htm

キタテハ(黄立羽) 前翅長=22~34mm アカタテハ(アカタテハ)前翅長=30~35mm
 両方とも撮影できたのは今シーズンが初めて。これまでは見かけても撮る前に飛び去っていました。

 今季はチョウをはじめ昆虫たちが数多い印象です。


アカタテハ(赤立羽)
成虫で越冬する蝶なので早春から飛びはじめるそうです。
日本では秋に数が多いとのこと。コスモス畑でもよく見かけます。
冬のひだまりで翅をひろげて日光浴する姿もよく見られます。





花蜜を吸うのに夢中 迫力の正面顔









蝶のストローは口の中から伸びているのですね。



◆アカタテハ 昆虫エクスプローラー
https://www.insects.jp/kon-tyoakata.htm


最後まで見ていただきありがとうございました。

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子鳩にであった

2021年10月23日 | 鳩の仲間

木漏れ日の差し込む水場で一羽の子鳩に会いました。

まだ幼いキジバトの子どもです。初々しくて今年生まれのようです。
キョトンと丸い目 あどけない表情で私を見つめ返してきます。

大人のキジバトと どこが違うかお分かりになったでしょうか。




「キジバトの幼鳥を撮りたい」と数年来思い続けていたので、うれしい出会いとなりました。
なぜか これまで一度も幼いキジバトを見たことがなかった私です。



キジバトの成鳥は、首に青灰色と黒の横縞模様がありますが、この子鳩にはまだ表れていません。
目の周りには朱いアイリングが。翼のウロコ模様はもっと鮮やかな赤茶色になります。


参考:キジバト成鳥 モミジの絨毯の上で(再掲)

丸太の道を渡って乗り越えて 水場へ


おいしい水をゴクゴク飲んで渇いた喉を潤して


そろりそろりと水の中へ


お尻の白い羽毛も可愛らしい!



デデー ポポー  デデー ポポー
一年中身近に見られて鳴き声が聴けるキジバトですが 
  北海道では夏鳥 越冬のため南へ移動していきます。

キジバト(雉鳩)Eastern turtle dove・Oriental turtle dove 全長約33㎝
ハト目ハト科キジバト属


水路の脇に咲くミゾソバを写している時、
背後に気配を感じて振り返ると 子鳩がこちらを見ていました。





開花したミゾソバを撮れたのも初めてかもしれません。
ふたつの「お初」が重なって ちょっとうれしい秋の散策となりました。



最後まで見ていただきありがとうございました。

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チュウサギとコチドリが

2021年10月22日 | 白い鷺たち

白鷺~シラサギ’と呼ばれている白いサギたち 

ダイサギ、チュウサギ、コサギの3種は特に見かける機会が多い身近な野鳥です。
ダイサギとコサギは一年中 見られますが チュウサギは繁殖のため渡ってくる夏鳥です。

田起こしの始まる4月頃に渡来し 11月にはほとんど姿が見られなくなります。
ちょうど今ごろは渡りに備えて淡水域で群れていることも多いです。




羽の一部が青いチュウサギがいると 
知人から親切にも連絡をいただいて観察することができました。



羽ばたくと、翼の外側(初列風切、次列風切)の羽のうち数枚が青い色をしていました。



頭部と長い首の後ろ側の羽の一部も青く見えます。
どうして青い羽があるのか、観察している限りでは原因や理由を特定できませんでした。
かなり目立つので、今後、日本の他の地でも確認される可能性もあるのではないかと思います。



同じ池にはコチドリの数羽見られました。


小さな体でちょこちょこコチドリ チュウサギが巨大に見えます。
同じ水辺に生きる鳥類でもこれほど大きさが違うとは。
見るたびに新鮮な驚きを感じます。



何事もなく両者はすれ違っていきました。



もうじき私の地域で繁殖したチュウサギたちも南の越冬地へ渡っていきます。
急に寒くなったので、あわてて旅立っていったかもしれませんね。




チュウサギ(中鷺) Intermediate egret  全長約68㎝
ペリカン目サギ科コサギ属


コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属


◆シラサギ三種の見分け方 日本野鳥の会 東京
https://wbsjt.jimdo.com/contents/column2/

◆大阪南港野鳥園
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/top_cont/dai_chuusagi/dai_chuusagi.htm


最後まで見ていただきありがとうございました。


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蜜の宝庫!あわあわと黄色い花

2021年10月21日 | 花や昆虫 2020~

池を巡る遊歩道をのんびり歩いていくと あわあわと黄色い花が土手一面に咲いています。

秋の野を席巻するかのように群生するセイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花花花・・・!

北アメリカ原産の帰化植物で、観賞植物・蜜源植物として日本にも導入されたそうです。

立ち止まって眺めていると次から次へといろいろな昆虫たちが吸密にやってきます。


イチモンジセセリ? 翅の班が輪状にはなっていませんがチャバネセセリのように思えます。
大きな黒い目が美味しい蜜を吸って生き生きと輝いているようでした。



ウラナミシジミ
よく見ると 翅のさざ波模様が繊細で美しい




ヤマトシジミ
熱い恋の輪舞で空腹に?



蜜源植物(みつげんしょくぶつ)~ 聞きなれない言葉なので調べてみると、
蜂蜜を作るためにミツバチが花から蜜を集める植物のこと。
特に蜜が多く良質な蜂蜜になる植物として思い浮かぶのはアカシア、レンゲ、ミカンなど
他に、クローバー、エゴノキ、 クロガネモチなども上がっていました。
養蜂家は蜜源植物の開花期・分布にあわせてミツバチを巣箱ごと大移動させることも。
子供の頃に、花を求めて日本各地を移り住んでいく養蜂一家の絵本を読んだ記憶があります。




アブの仲間
黒いサングラスの強面さん


こちらのアブは茶色い眼鏡に縦じま模様


蛾の仲間もひっそりと吸密


顔は見えなかったのですが、強烈な印象のお尻!



◆日本養蜂協会・ 日本の主要蜜源植物
http://www.beekeeping.or.jp/nectarsources


◆セイタカアワダチソウ 侵入生物データベース
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80600.html


最後まで見ていただきありがとうございました。

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青い蝶 美しき横恋慕

2021年10月20日 | 花や昆虫 2020~

散策の途中 陽当りの良い草むらにちらちらと青く光る蝶たち舞い飛んでいました。

立ち止まって草むらを見回すと10頭ほどのシジミチョウが飛び交っています。

エノコログサで愛を交わすップルに 横恋慕を仕掛けているオスを見つけました。




カップルのオスは翅をひろげてメスを守ろうとしています。


横恋慕のオスは諦めず繰り返しアタック


さらにもう一頭 横恋慕のオスが参戦


メスを巡る三つ巴の闘いに


カップルのオスは 誇示するように薄青く美しい翅を広げます。


ライバルたちは退散 ようやく落ち着いて愛をはぐくめます。


小さく可憐な青い蝶たち 命を燃やす瞬間を垣間見たような気がしました。



昆虫エクスプローラー ヤマトシジミ
https://www.insects.jp/kon-tyoyamato.htm


こちらの地味な翅色の蝶 ヤマトシジミのメスと思って撮りましたが
昆虫エクスプローラーさんのお写真のように翅に白い縁取りがありません。

オスが一頭も近づいてこなかったので、別の種類のシジミチョウかもしれませんね。



最後まで見ていただきありがとうございました。
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10月の花壇

2021年10月19日 | 花や昆虫 2020~

季節外れの残暑の中 公園内の花壇を一巡り

カンナに似ているようで花びらの形が少し違うような
帰宅後調べてみるとダンドク(檀特) 園芸種のカンナの原種とのこと
花期は6~9月となっていましたが、10月の暑さのおかげで咲き続けていたのでしょうか。
残暑のおかげで 思いがけない出会いとなりました。



アメジストセージ

花言葉は「家族愛」「家庭的」 
   花が寄り添い合っているように見えることに由来しているそうです。
別名=メキシカンブッシュセージ、ベルベットセージ 


ペンタス

初夏から咲き続けてきた花も もうじき終わり



リクニス プチ ヘンリ?
 ※ここあさんよりコメント欄にてユウゼンギク(友禅菊)と教えていただきました。
  園芸種も多く宿根アスターとも呼ばれ流通しているようです。
ここあさん、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
●四季の山野草
https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_3892.htm


チェリーセージ  赤


チェリーセージ 淡いピンク色
 横から見ると 大きなヒレをゆらして魚が泳ぐ魚のように見えました。



ハナカタバミ(花片喰)  オキザリス・ボーウィー


ローズマリー

乾燥してお料理に入れると良い風味を出してくれます。


サルビア・ガラニチカ

アキギリ(秋桐)の仲間  近郊の山に自生していたキバナアキギリと形が似ています。


参考:キバナアキギリ



キョウチクトウ(夾竹桃)
花期は7月から9月とされていますが、残暑の影響かまだ咲き残っていました。


ほんの数日前は半袖で歩いていても汗ばむ陽気でしたが、
昨日は初冬のような冷たい風が吹いていました。
公園ですれ違う何人かが「もう一枚着てくればよかった」と身をすくめていました。


最後まで見ていただきありがとうございました。


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2羽のコサメビタキ

2021年10月18日 | ヒタキの仲間 2021~

昨年の秋 エゾビタキを見つけた公園に行ってみました。

会えたのは2羽のコサメビタキと留鳥たち

「今年の秋は鳥が少ない」との言葉をあちこちで見聞きします。
南の越冬地へ向かう夏鳥たち 今季は渡りのルートを変更したのでしょうか?






二羽のコサメビタキは つかず離れず 争うこともなく
それぞれ虫を探してフライングキャッチを繰り返していました。






コサメビタキ(小鮫鶲)Brown flycatcher 全長約13cm
スズメ目ヒタキ科サメビタキ属


◆バードリサーチ さえずりナビ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/107

▼エゾビタキというけれど
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/e46435c17fd280bcbdb18c63e76d2e65


10月とは思えないような残暑が続いていたのに突然の寒波襲来。
毎日のように日本のどこかで起こる地震
人間の知りえない「何か」を野鳥たちは予知しているのではないか・・・
そんな不安がふと脳裏をかすめる肌寒く薄暗い朝
昇る朝日が窓から差し込んできて ほっと一息。心も明るくなりました。


最後まで見ていただきありがとうございました。

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思い出のクロツラヘラサギ

2021年10月17日 | 強く記憶に残る鳥たち

今回の主役はクロツラヘラサギ 2019年4月地域のため池に滞在した若鳥です。

しゃもじのような特殊な形のクチバシが目をひきます。

へら(篦)の形に似ていることから日本ではヘラサギ、
英名ではSpoonbill(スプーンのようなくちばし)と呼ばれるそうです。

「ヘラサギ」という名前ですが、サギではなくトキの仲間です。




成鳥のクチバシは黒くしわのような模様が浮き出てきますが、
この個体のクチバシは黄褐色味がかっていて表面も滑らかに見えますね。
クチバシが完全に黒くなるには何年もかかるそうです。
大阪南港野鳥園のウェブサイト管理人さんのブログ等を参考にすると
生後1~2年ほどではないか、と思います。

横から見たクチバシ 薄くて平らです



浅瀬でクチバシを左右に振りながら歩き、手探りならぬ「ヘラ探り」で採食していました。
小魚やエビ、水生昆虫などを食べるそうです。





飾り羽先端の暗色部 くっきりと黒いので幼鳥と言えるかもしれません。
成鳥になると翼は真っ白になるそうです。












クロツラヘラサギ(黒面箆鷺) Black-faced Spoonbill 全長約74㎝
ペリカン目トキ科ヘラサギ属


クロツラヘラサギを見たのは この時 一度だけ。
二年前には不明だったあれこれが 書籍やインターネットの情報を得てわかるようになってきました。
実にありがたいことです。

参照サイト
↓クロツラヘラサギに関する詳しい情報はこちら!美しい成鳥の夏羽も見られます。
◆日本クロツラヘラサギネットワーク
http://kurotsura.ne.jp/index.html

◆大阪南港野鳥園
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/


最後まで見ていただきありがとうございました。

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