気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

朝日に映える海 ウミスズメ

2021年07月31日 | ウミスズメ

五年前の盛夏の頃 地域の漁港にウミスズメがやってきました。
私の地域では珍鳥なので 連日多くのCMさんが詰めかけました。

ゆっくり落ち着いてウミスズメを見たり撮ったりしたくて
うんと早起きして 日の出前に港に向けて車を走らせました。
防波堤の上からくまなく探すと 波間に一羽のウミスズメが見つかりました。
昇る朝日が海面に溶けこんで 幻想的な光の模様を浮かび上がらせました。

ウミスズメとともに いまでも私の心に残る神秘的な海の色です。













あの夏 私が確認したウミスズメは4羽

ウミスズメ・フィーバーも冷めCMさんもいなくなったころ 浜辺で一羽のウミスズメを見つけました。


仲間とはぐれたのか 上の写真の4羽とは別の個体なのか?
疲れているように見えたウミスズメ 



波打ち際は歩く人が多いので 踏まれないよう波止近くに誘導することに
追い立てるような形になり少々気の毒でしたが 
人目につきにくい所で羽をパタパタさせた後 砂にお腹をつけて体を温めているように見えました。

それ以来 ウミスズメを見ることはありませんでした。

ウミスズメ(海雀)Ancient Murrelet 全長約25㎝
チドリ目ウミスズメ科ウミスズメ属 


今年の6月始め 地域の別の港にウミスズメが一羽入り話題となりました。
知人からありがたい情報を頂いたのですが 私は見ることが叶わず。
代わりに思い出のウミスズメと朝日を映した海の写真を探して見返しています。
最後の二枚は当時は未掲載の写真です。
(2016年夏撮影)

◆ウミスズメ~鳴き声 youtubeより
https://www.youtube.com/watch?v=yCTubtnd5F4


最後まで見ていただきありがとうございました。


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蓮の花 近所の池にも

2021年07月30日 | 花や昆虫 2020~

画像を整理していたら三年ほど前「大賀ハスの名所」で撮った写真が出てきました。
たしか探鳥のついで立ち寄って CMさんや花見の人の多さに早々に退散
写真の暗さを見ると 小雨がパラついていたのでは?と思われます。





私の暮らす地域にも 毎年ハスの花が一面に咲くため池があります。
初夏になると この池のそばを車で通るたびハスの成長を眺めるのが楽しみです。
今ごろは 花が隠れるほど大きな葉がうっそうと茂り水面を覆い隠します。



もともと農業地帯で今も営農を続けるお宅もあるので 蓮田の可能性もありそうですが
実際にレンコンを収穫している現場を見たことがないので 詳しいことはわからずにいます。



「大賀ハスの名所」は CMさんの三脚がズラッと立ち並び気後れしてしまいます。
近所の池は、住宅や企業の社屋が立ち並ぶ街中で 日中に車の往来が途切れることはありません。
望遠ズームレンズ付きのカメラが場違いな感じで、こちらも別の意味で撮りにくいです。(;^_^A



スイレンの花 黄色と白を





これはトノサマガエルかな?

何気なく検索してみたら、懐かしの「トノサマガエル」も外来生物のひとつになっているではありませんか!
よくよく読むと 本州のトノサマガエルは在来種で一安心。
 日本地図で真っ赤に染まっているのは北海道と対馬でした。
「北海道では学校教材として静岡県産のものが持ち込まれ余った個体が遺棄されて定着したらしい.対馬における進入経路は不明」とのこと。

ふー、やれやれ~ですね。理科の授業で本来北海道にいないはずのカエルを増やしてしまうとは。(-ω-)/

◆侵入生物データベース
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/40070.html


最後まで見ていただきありがとうございました。
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マヒワ 夏もどこかに

2021年07月29日 | いろいろな鳥 撮りあわせ

マヒワはスズメより二回りほども小さな黄色い小鳥です。

私の地域では冬鳥ですが 一部のマヒワたちは大陸へ渡らず日本に留まると最近読んだ本で知りました。
少数が北海道の針葉樹林で繁殖、局地的ですが本州中部以北の高山でも夏の観察例があるそうです。

先の冬、関西ではマヒワの当たり年で、市街地の公園でも群を見かけました。

越冬期のマヒワは 単独で行動することはほとんどなく、群れを作って暮らします。
体の小さなマヒワですが 数に物を言わせて この水琴窟でも幅を利かせていました。






















マヒワ(真鶸) Eurasian siskin 全長約12cm
スズメ目アトリ科カワラヒワ属

ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14cm
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属

◆バードリサーチ さえずりナビ マヒワ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/131



昨日じわじわ増えていると書いた新型コロナの新規感染者数ですが、
各地で最多数を更新 全国で9000人を超え一万に届く勢いと夕方に報じられていました。
オリンピックや夏休みの浮かれ気分で 感染力の強いデルタ株が広がるだろうことは誰にでも予想できましたが、驚きのハイペース。
先の四連休に首都圏から地方へ多くの人が移動、1~2週間後その影響がどう出るか…各局でその懸念を伝えていましたね。
コロナ禍や病気以前に熱中症対策で外出を控えていますが、不安感が水に垂らした墨のように広がっていきます。
最初の緊急事態宣言の際に心がけていた「新型コロナ感染予防対策」をもう一度読み直して自衛しようと思います。

◆新型コロナウイルス感染予防対策 
https://www.do-yukai.com/coronavirus/

医療法人社団 同友会のページ ↑ わかりやすくまとめられていたのでリンクさせていただきました。
最後の項目の「具体的な感染対策のヒント」は繰り返し読み記憶にとどめました。


最後まで見ていただきありがとうございました。




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もりもり食べて元気になろう!

2021年07月28日 | 日々雑記

新型コロナウィルスの感染者数 日本各地でじわじわ増えていますね。
自粛ではなく自衛、まだしばらくの間は外食はせず暮らすことになりそうです。

毎日お家ごはんにも慣れてきて 最近では外食に行きたい欲も希薄になってきました。
たとえばラーメン。最近はインスタント麺も冷凍食品もかなり味が良くなっています。
我が家でも手軽に活用して いろんな具材を追加して楽しんでいます。

すき焼きのたれ+αで作る簡単・煮卵、極太メンマ、もやし炒め、コーン缶、
チャーシューは近所の焼肉屋さんのお持ち帰り惣菜。(街の食べ物屋さんを応援!)
刻みネギを買い忘れたので、文鳥さんの豆苗を分けてもらいました(;^_^A



「食パンのキッシュ」
生クリームを使って家族が作りました。具はベーコンとエリンギ、ホウレンソウ


「トマトとズッキーニのスープ」は私作
野菜をざくざく切って鍋に投入~少量の水とオリーブオイル、固形コンソメを加えて煮込みむだけ手間いらず。


「ローストビーフ」ど~んと大皿盛り! 男の手料理です。


スーパーの精肉コーナーに並んでいた「モラ〇ボン」のローストビーフの素を使用
初心者なので、作り方の通り忠実に調理。ローストビーフ大好きな本人もびっくり!の美味しさでした。
私は前日に塩コショウ、ハーブ、おろしニンニクをすり込んで冷蔵庫で寝かせておくのですが、手間暇かけて負けました(笑)


「十勝産小豆たっぷりのお赤飯」
北海道十勝地方で農家を営む友人が 年に一度栽培した各種の豆を送ってくれます。


小豆は多めに下茹でしておいて、残りはさら時間をかけて柔らかく煮込んで「ぜんざい」に。
温かい「ぜんざい」はもちろん、冷蔵庫で冷やしてもとろりとして美味でした。

◆「おしるこ」と「ぜんざい」の違い
https://chigai-allguide.com/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%9C%E3%82%93%E3%81%96%E3%81%84/


投薬治療中で定期的に血液検査を受けています。
一回目の検査結果は病の状態を示す数値が予想外に高く、
「闘病できるだけの栄養が足りていない」と医師から注意を受けました。
5~6月はとにかく忙しくてしんどくて「基礎代謝分が摂れていればいい」というような食べ方だったので反省しきり。
これを機に我が家の食生活を見直すことにしました。

二回目の検査では栄養面もしっかり改善され、病に関する値もはっきり快方に向かっています。
通常は服用して三か月目で効果が出るケースが多い薬とのことですが、
私は一ヶ月で薬効が表れました。早期発見早期治療が功を奏し不幸中の幸いです。(*^^)v

家事に関して私はまだ当分の間は補助の役割で、家族にがんばってもらうことになります。
主テーマは鳥ですが、家族への感謝と応援の気持ちを込めて 時々に手作りお家ごはんを載せたいと思います。


次回は水琴窟シリーズ最終回の予定です。登場するのは あの黄色い小鳥です!(^^)!
最後まで見ていただきありがとうございました。

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エナガと「ひしゃく」

2021年07月27日 | エナガ

コロッと丸い体に長い尾
エナガの全長は約14 cm、その内、尾の長さが7 ~ 8 cm 約半分を占めています。

エナガ(柄長)という名前は長い尾羽を「ひしゃく(柄杓)」の長い柄にみたててつけられたとか。

神社の手水舎に水を求めて飛んできたエナガが「ひしゃく」と並ぶのを見た人々が
「えなが」と名付けたのかもしれない・・・などと勝手な想像を巡らせています。

ウィキペディアによると ~ 江戸時代には柄長柄杓(えながひしゃく)柄柄杓(えびしゃく)
尾長柄杓(おながひしゃく)柄長鳥(えながどり)などとも呼ばれていたそうです。















エナガ(柄長)Long-tailed Tit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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水琴窟 小鳥たちの混浴

2021年07月26日 | ヤマガラ

水場に集まる野鳥たちをじっくり観察していると
同じ種~たとえばヤマガラ~でも それぞれに性格の違いがあるのを感じます。

まず登場したこのヤマガラ 他の鳥たちがいない時を見計らって一羽だけでやってきました。
ひとり気ままに ゆるりと水の感触を楽しんでいるかのように見えました。




愛嬌が感じられ 人を恐れている様子は見受けられません。

この公園に暮らす留鳥で 水場の常連さんなのかもしれません。

次に登場するこのヤマガラも個性が光っていました。

まるで水場の主のように居座って 長々と水浴びを楽しんでいきます。
ふっくら羽毛をふくらませて 羽のすみずみまで洗っているかのようでした。


多彩な鳴き声でコミュニケーションをとるとTVで紹介されたシジュウカラ

最初は警戒心の強いシジュウカラですが 
その場所に危険がないと判断すると気軽に訪れるようになります。


メジロと混浴



今日も猛暑になる予報の日本列島各地に向けて
メジロから冷たい水しぶきの贈り物




もっともっと! 液晶画面の外まで飛んでいけ~


木漏れ日の中 小鳥たちの水浴びは最高潮に
水琴窟の水場 この日も大盛況でした。
(過去1~3年前の冬季に撮影した画像を掲載しています。)

ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14cm
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属

シジュウカラ(四十雀) Japanese tit/ Oriental Tit  全長約14cm
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属

メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属

エナガ(柄長)Long-tailed Tit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属


次回はかわいらしいエナガが登場する予定です。

最後まで見ていただきありがとうございました。


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花言葉 7月の花々

2021年07月25日 | 花や昆虫 2020~

7月に撮った花々が旬を過ぎてしまう前に 花言葉を調べて載せてみました。

下野国(しもつけのくに~栃木県)で  最初に発見されたことから シモツケの名が。
花言葉は 「無駄」「無益」「はかなさ」
花言葉の元になる秘話がそれぞれの花にあるようですが割愛させていただきます。


ツキミソウ(月見草)

花は一夜限りで 夕暮れから夜に花を咲かせます。
咲き始めは透けるような白色ですが朝を迎え咲き終わる頃にはピンク色になり しぼんでしまうそうです。
花言葉は 「ほのかな恋」「うつろな恋」「移り気」


ムラサキツユクサ(紫露草)

ツキミソウとは逆に 朝に開花して夕方には閉じてしまうそうです。
花言葉は「ひとときの幸せ」 1日でしぼんでしまう様子に由来しているのでしょう。


ヒペリカム

花言葉は 「きらめき」「悲しみは続かない」
太陽の光を浴びて輝くように咲く黄色い花には「きらめき」という言葉がぴったり。
ヒペリカムも一日花で、花が咲くのは日中だけでその日のうちにしぼんでしまうそうです。


しかし、花が終わった後に美しい実をつけることから
「悲しみは続かない」との花言葉がついたとのこと。
秋には実を探しに再訪してみたいです。


オカトラノオ(丘虎ノ尾)

花言葉は 「忠実」「清純な恋」「騎士道」


ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)

花言葉は「夏美人」「大器の風格」「気立てのよさ」
2mほどにもなる草丈の高さ、海辺でも異彩を放っていました。


明治時代に移入され全国各地で帰化しています。葉や花は薬用になるそうです。
青森在住のここあさんのお庭にも この個性的な草花が根付いたそうです。
(このビロードモウズイカは数年前に撮影しました)

◆ビロードモウズイカ Evergreen
https://love-evergreen.com/zukan/plant/13213


その日の誕生花や花言葉に美しい写真を添えてブログで紹介されている方がいらっしゃいます。
調べるのは楽しいですが、記事にまとめるのはなかなかたいへんだと自分でやってみて再認識です。
いつもありがとうございます。

次回は 水琴窟に集う野鳥たちが再登場です。
最後まで見ていただきありがとうございました。

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キクイタダキ 水琴窟にて

2021年07月24日 | キクイタダキ

キクイタダキは、日本で見られる野鳥の中で一番小さな鳥です。
体長は10cmほど 体重約5g=1円玉5個分の軽さです。

本州の亜高山帯から高山帯の針葉樹林に生息。
秋冬には平地の林や都市公園などでも見られます。

頭頂部に黄色の冠羽があって 開くと菊の花が咲いたように見えます。

その姿から 室町時代に「菊戴(きくいただき)」という美しい名前がつけられました。
~参考:大橋引一 『日本野鳥歳時記』

閉じている時の冠羽は 黄色い菊の花びらのように見えます。














オスの冠羽は黄色の中央に橙色の羽があります。




五年ほど前の春先に、一度だけ、オスのキクイタダキが冠羽を開いた姿を見ることができました。



松葉越しですが、頭のてっぺんの菊の花を開いた瞬間が撮れました。



◆キクイタダキの求婚
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/7f9ff607a30194d8d0e9b9e380f46622#comment-list



いま頃 お山のキクイタダキたちも繁殖を終えて新しい家族が増えていることでしょう。

キクイタダキ(菊戴)Goldcrest 全長約10㎝
スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属


水琴窟(すいきんくつ)は、日本庭園の意匠の一つ 
手水鉢の近くの地中に空洞をつくって中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。

◆水琴窟とは 水琴窟フォーラム
http://www.suikinkutsu.com/suitoha.htm

全国水琴窟データベースも掲載され、お近くの水琴窟の所在地を検索できます。


最後まで見ていただきありがとうございました。

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メジロたちの水浴

2021年07月23日 | メジロ

毎日毎日 厳しい暑さが続きますね。

今日から数日間 水琴窟で水浴びする野鳥たちが登場します。
わずかでも涼しさを感じていただけたら幸いです。
 
秋から冬にかけて撮影した写真なので、ひんやりした空気感も伝わるといいのですが。
めいっぱい厚着して寒気に耐えながら撮影した日が恋しいです。














この人気の水場、夏はどうなっているのでしょう。私は猛暑に負けて訪ねたことがありません。

メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属


日中に屋外を歩くのはできるだけ避けていますが うっかりすると家の中でも熱中症になりそうです
平年でも7月下旬からお盆前までは 1年で一番気温の上がりやすい時期ですが、
今年も 例年を上回る暑さになると予報されています。
みなさまも熱中症に気をつけてお過ごしください。

東京オリンピック、今夜が開会式ですね。
アスリートたちを応援する気持ちはありますが、コロナ禍への不安がそれを上回ってしまいます。
7月と8月の祝日を五輪開催に合わせて変更したのも迷惑な話。手帳を見ても日付が赤いままです。
一番気がかりなのはごみの収集、どうなるのか、後で市のHPを確認しなければ。


最後まで見ていただきありがとうございました。
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ヨシゴイ ミョウガの妖精?

2021年07月22日 | サギの仲間 2020~

ヨシゴイは 繁殖のため東南アジア方面から日本に渡ってくる夏鳥です。

このヨシゴイの模様や色彩が どことなくミョウガに似ていることから
いつしか「ミョウガの妖精」と呼ばれて SNSなどで静かな人気を呼んでいます。

ふだんは葦原や蓮池の繁った葉の奥に潜んで 姿を見せることの少ないヨシゴイですが
時々 思いがけず ひょっこり 近くに丸見えの状態で現れたりもします。

撮影時はゲリラ豪雨の翌日で ヨシゴイはなぎ倒された葦の上に小魚を獲りにやってきました。









首を縮めてガニ股気味に歩く姿は ユーモラスでどこか鳥離れして見えます。



いかがでしょう?
ミョウガとヨシゴイ、似て見えますか?






丸い姿のヨシゴイに「不思議の国のアリス 」に出てくる手足をつけた卵・ハンプティ・ダンプティを連想しました。



ヨシゴイを観察しているつもりが 気がつけばヨシゴイからじっと見られていました。

金色の丸い目玉でじっと見つめてきます。

ヨシゴイ(葦五位)Yellow bittern 全長約36cm
ペリカン目サギ科ヨシゴイ属

◇2~3年前に撮った過去の写真を載せています。


◆「ミョウガの妖精」と呼ばれる渡り鳥、ヨシゴイを知っていますか? BE-PAL
https://www.bepal.net/play/birdwatching/37691



写真のミョウガは撮影後、キュウリの塩もみと酢で和えて 冷ややっこに乗せて食べました。
◆[みょうが]切り方や下ごしらえのコツ、含まれる栄養素は? kagome
https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/myouga/


最後まで見ていただきありがとうございました。
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スズメの絵 国宝になる

2021年07月22日 | 鳥のトリビア

江戸時代の絵師・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」が国宝に指定されることになりました。
「動植綵絵」は若冲が40~50代に制作し京都相国寺に寄進した三十幅からなる大作です。(現在は宮内庁三の丸尚蔵館蔵)
鳥や草花、魚、昆虫などが絹地の上に神業のように緻密な手法で描かれていて、観る者を圧倒します。

「動植綵絵」の中にスズメを主題にした作品も描かれています。

秋塘群雀図 (しゅうとうぐんじゃくず) ~Autumn Millet and Sparrows




畑のアワを目指して上空から一斉に舞い降りてくるスズメの群 
たわわに実ったアワをついばむスズメが 合計58羽描かれています。

鳥獣保護法などなかった時代、野鳥は大半の人々にとって食べ物でした。
そんな時代にあって若冲は日常でも野鳥を愛してやまなかったそうです。

焼き鳥屋の店先に吊るされた篭の中のスズメを見過ごせず 
すべて買って帰って自宅の庭先で放したという逸話が若冲の図録に掲載されています。
違う種類の鳥~ツグミだったと記憶しています~を同様に救い出した話も別の本で紹介されていました。

実家が京都錦小路の青物問屋で金に困らない若冲だからできたのだ、という声が聞こえてきそうですが、
「舌切り雀」の昔話にもあるように、小さなスズメを慈しみ情けをかける心が
食糧の乏しい時代を生きた人々の中にも確かにあったのでしょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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スズメ ささやかなごちそう

2021年07月21日 | スズメ

ベンチに先客がこぼした芥子粒ほどの食べ物が残っていました。
子供が食べたお菓子かパンのくずでしょうか。

小さなスズメにはごちそう!目を輝かせています。




わずかな食べ物を巡って争う子スズメたち



勝者は意気揚々と食べはじめます。





別の鳥が目当てでここに通っているのですが
ひたむきに生きるスズメたちの愛らしさに カメラを向けずにはいられません。



スズメ(雀)Tree Sparrow 全長約15㎝
スズメ目スズメ科スズメ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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ホタル前線 北上の旅

2021年07月20日 | 日々雑記
『ホタル前線 北上の旅』

たまたま録画したNHKのドキュメンタリー番組が心に残ったので、内容を紹介しておきます。
記事は番組のナレーションを聞き取って書いたので、表現や言葉の多くを拝借しているかと思います。
残念ながらホタルの写真は撮ったことがないので、代わりに白いホタルブクロの花を載せました。

南北に細長い日本列島には 季節の到来を告げる風情豊かな報せがあります。
つとに有名なのは「桜前線」「紅葉前線」
その中でもあまり知られていない「ホタル前線」
5月初旬の九州南部からほぼ三か月かけて8月に北海道へ北上していきます。

動物写真家・小原玲さんは、毎年 ホタル前線を追いかけて撮影の旅をしているそうです。

まだ明るいうちからホタルを探して目星をつけた場所を下見に歩く小原さん。
草の裏にじっと身を隠すホタルを見つけ出しカメラを低い位置にセットして
じっとその場に座り込んでホタルが光りだすのを待ちます。
辺りが薄暗くなってきたころ、小原さんは黒いテープでカメラの液晶画面を覆い始めました。

ホタルの撮影にはできれば人工の光は一切使いたくない
ホタルは、暗くなるのを喜ぶかのように光り出す
そんな虫に対して 光をつけるのは礼儀に反する
ホタルは暗いのを喜んでひかりだしている
そのことを最大限尊重したいと思う

この言葉に込められた小原さんの心の持ち方や行動の仕方
私も昆虫や草花、野鳥を撮影する際、折に触れ見習いたいと思いました。


小原さんは大学卒業後、報道写真家として通信社に雇われ世界中を飛び回る日々でした。
戦争や飢餓を目の当たりにして人間の憎しみや悲しみに心が押し潰され やがてシャッターが切れなくなったそうです。
小原さんの傷ついた心を救ったのは動物でした。

流氷の上でのびのび生きるアザラシの赤ちゃん
~もふもふの白い産毛にくるまれた真っ黒な丸い瞳がまっすぐにこちらを見ています。
小原さんの写真とは知らずに、十数年前、私もアザラシの赤ちゃんの写真集を夢中で眺めていたのを思い出しました。
その頃にも辛いことがあり心が疲れ切っていましたが 氷の上でコロコロと転がる白く丸々とした姿を見て笑顔になれました。

厳しい大自然に育まれた命の尊さにふれ 小原さんは環境問題にも取り組むようになったそうです。
そんなころ、出版社の依頼で訪れた宮崎でホタルの大乱舞に出会います。
もう日本には自分が感動できるような自然は残っていないと思い込んでいた小原さんでしたが、
その光景を次の世代の子供たちに伝えることが自分の仕事だと考えて 毎年ホタル前線を追う旅を続けているそうです。

◆小原玲 アザラシの赤ちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=cwcDivVRRiU


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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コアジサシで暑中お見舞い 

2021年07月19日 | アジサシの仲間

暑中お見舞い 申し上げます

連日 各地で厳しい暑さが記録されますが
みなさまも体調を崩されませんようご自愛ください。


令和三年 盛夏




本日、兵庫県では「熱中症警戒アラート」なるものが発令されました。

神戸市のHPによると~「熱中症警戒アラート」とは
環境省と気象庁が連携し、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された日の前日夕方又は当日早朝に都道府県ごとに発表されるそうです。
発表されている日には、熱中症にかかる危険性がとても高いので、いつも以上に積極的に熱中症予防につとめましょう、とのことです。

◆暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートをご存知ですか?~神戸市
https://www.city.kobe.lg.jp/a38966/kenko/health/promotion/hyperthermia.html#WBGT

最後まで見ていただきありがとうございました。
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望遠コンデジB700で蝶を撮る!

2021年07月18日 | 花や昆虫 2020~

毎日毎日ほんとうに暑いですね! 
日中の外出は熱中症の危険が高いので なるべく日陰の多い場所を選んで短時間で済ませています。
撮影にも時間をかけられないので 手軽な望遠コンデジ~COOLPIX B700 を散策のお供にしてみました。

しかし、そんな時に限って、蝶が良い所に飛んでくるではありませんか。
ああ~いつものミラーレス一眼を持って来ていたらなぁ~
でも、まぁ、ないものねだりしてもしょうがない。
久々過ぎてすっかり使い方を忘れてしまった望遠コンデジで 蝶撮りに挑戦!です。




現地ではナミアゲハ(並揚羽)と思っていましたが 帰宅後に確認するとキアゲハ(黄揚羽)でした。



▼ナミアゲハ


前翅の付け根が黒い線模様になっているのがナミアゲハ ↑   ↓ 一様に黒っぽいのがキアゲハ
翅の色もナミアゲハは淡い黄白色で白っぽく見えます ↑    ↓ キアゲハの翅は黄色っぽく見えます



この日は二頭のアゲハチョウが絡み合うように飛び交う場面も見られましたが、
使い慣れない望遠コンデジでは 二頭の蝶の華麗な乱舞は一枚も写せませんでした。



花から飛びたつ瞬間 惜しい・・・
ミラーレス一眼のプリ連写機能なら飛翔を捕捉できたかもしれない・・・
「捕らぬ狸の皮算用」ならぬ「撮れぬタヌキの皮算用」
私の腕では「いつものカメラ」でも多分、撮れていないでしょう。
自分のカメラの性能を使いこなせるよう日頃から訓練しなければチャンスを活かせませんね。
腕うんぬん・・・は言い訳。ひとえに努力不足です。



センサーサイズの違いは、ブログに載せている画像程度のサイズならほとんど気にならないと感じています。

しかし、いかにキアゲハとはいえ、背景やマツバボタンまで黄色っぽく写っているような・・・?
色味は気になったので画像編集ソフトの自動色調補正にかけてみました。



いかがでしょうか?
色調補正後の画像がこちら ↓



キアゲハやマツバボタンの色など どちらがより自然に見えますか?
みなさまの忌憚のないご意見をお聞かせください。

◆センサーサイズによる画質の違い
https://www.photografan.com/basic-knowledge/compare-camera-sensor-sizes/

◆森と水の郷 あきた キアゲハとナミアゲハの見分け方
http://www.forest-akita.jp/data/konchu/09-ageha/ageha.html


撮影したのは梅雨明け前の晴れ間 上空に厚い雲がかかる時間帯も多い日でした。
 湿度がジメジメと高く日陰は蚊がブンブン 人気の山里公園も人影まばら。
おかげでゆっくりのんびり撮影を楽しめました。

関西地方にも昨日 梅雨明け宣言が出されました。
各地で真夏日や猛暑日が記録されています。この夏も厳しい暑さとなりそうですね。
朝から梅干を食べ水分を摂っています。
大好きな南高梅の蜂蜜入り お安くお手軽価格で売られている「つぶれ梅」です。

最後まで見ていただきありがとうございました。
みなさまも熱中症に気をつけてお過ごしくださいね。
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