気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

カワアイサ 謎の爆走!

2023年12月31日 | カモ 2023年秋~

広大な溜池で今季初のカワアイサ(川秋沙)発見! 雄♂×2羽
岸から遠い池の真ん中を泳ぐ姿を撮っていると、突然、一羽が猛烈な勢いで水面を走り始めました
いったい何ごと?? シャッタースピードを上げる間もなく、カメラを振ってカワアイサを連写

飛び立ち前の助走でしょうか? それにしては不自然なほど水面走りは長く続きます




あれ?何か別の鳥を追いかけている!?




前方を水面走りしていたミコアイサ雄♂に追いつき!追い越し!
カワアイサの爆走は勢いを増すばかり!





加速して ついにふわっと体が浮きました






水面に浮いた身体を滑空させて カワアイサは少し先に着水
いったい何が目的で走っていたのでしょう?


元来た方へと向きを変えて
カワアイサは仲間の待つ池の中心へゆうゆうと泳いで行きました。


一部始終を見ていた限りでは ミコアイサに対して「俺の方が速い!」と見せつけたような場面でした。
真実はわかりませんが、あれこれ想像を巡らせています。野鳥観察はこれだから面白い!




カワアイサ(川秋沙)Common Merganser  全長:♂70cm ♀60cm
カモ目カモ科ウミアイサ属

ミコアイサ(巫女秋沙) Smew 全長約43cm
カモ目カモ科アイサ属


◆カワアイサ - e-Bird
https://ebird.org/species/commer?siteLanguage=ja


今年も一年間ブログを続けることができました。
これもひとえにコメントや訪問して下さるみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさまもどうぞ良いお年をお迎えください。

コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケンカ上等!!オオバン

2023年12月30日 | オオバン

溜池でカモ観察していると、けたたましい鳴き声と激しい水音が聞えてきました
振り向くと二羽のオオバン(大鷭) が取っ組み合いの大ゲンカ
大きな足で互いを蹴りあったり噛みついたり
ものすごい勢いで争っている最中でした






上に乗ったオオバンが 相手を踏みつけて水中に沈めています。


翼を広げて浮いてこられないよう抑え込んでいます。
どこか楽しそうにさえ見える横顔・・・
勢い余って自らも水中に!






水に沈められた相手もひるみません。
浮上してくると睨み返して隙を伺って逆襲してきました。






その近くでは別の二羽が、羽毛を膨らませて威嚇のポーズを取り始めました
オオバンはケンカ上等! なかなか好戦的な性格をしているようですね。




オオバン(大鷭)  Black coot   全長約39㎝
ツル目クイナ科オオバン属


◇バン 真昼の決闘
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/57de887b0e3941703f71a1b5997519dd


◆オオバン e-bird
https://ebird.org/species/eurcoo?siteLanguage=ja



いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明けのセイタカシギ

2023年12月29日 | シギの仲間 2021~

セイタカシギ(背高鷸)が一羽 早朝の溜池で採食していました

脚がとても長く背が高く見えるので背高鷸の名が
足の長さは、付け根から爪先まで約25㎝ほどだそうです
細長いピンク色の足で深みでも楽々歩いて採食できます












手前にいるのはコサギ
セイタカシギと同じポイントで小魚を探していました。



セイタカシギ(背高鷸) Black-winged Stilt 全長約37cm
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属


◆セイタカシギ e-bird
https://ebird.org/species/bkwsti/


いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミコアイサとカンムリカイツブリ

2023年12月28日 | カイツブリの仲間

ミコアイサ(巫女秋沙)白装束に目のまわりが黒いパンダ模様
ユニークな雄の繁殖羽衣で人気の高い鴨の一種です

カンムリカイツブリ(冠鳰)冬に観られる大型のカイツブリの一種
ミコアイサより長い首に大きく立派な体格をしています






ミコアイサもカンムリカイツブリも潜水して魚を捕らえます。










カンムリカイツブリ(冠鳰)Great Crested Grebe 全長約56㎝
カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属

ミコアイサ(巫女秋沙) Smew 全長約43cm
カモ目カモ科アイサ属


◆ミコアイサ e-bird
https://ebird.org/species/smew/

◆カンムリカイツブリ e-bird
https://ebird.org/species/grcgre1?siteLanguage=ja



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜はコールドムーン

2023年12月27日 | つきあかり

今夜は今年最後の満月です
12月の満月は「コールドムーン」と呼ばれているそうですよ
夜の長い冬至の五日後の満月なので空の最も高い所に昇るそうです

凍てつく冬の夜空に白く輝く月は「寒月」と呼ばれ冬の季語にもなっています。

寒月や いよいよ冴えて 風の声  永井荷風

一句詠むセンスがないので、借りてきました^_^;




今日の写真は数年前の冬に神戸どうぶつ王国で撮ったものです。
温泉に入ってぽかぽか寛ぐカピバラです。
バラの花びらを浮かべたお風呂は大人気でした。
 


フラワーセンターの温室で花の少ない冬季にベゴニアを浮かべて花筏
この時の写真を見せたら、「いつか観に行きたい!」と喜んでくれましたね。
実現することはなかったけれど、もしまた花筏の展示があれば撮影に行きたいです。










クリスマスにも特別な事をしない我が家
ブログに掲載した写真も地味だったので、今夜は華やかに。
曇っていて満月は見られるかどうか微妙なところです。
あなたが夜空の月になってしまってから4カ月が過ぎました。
2023年もあと数日で終わります。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ズグロカモメひらひら

2023年12月26日 | カモメの仲間

郊外の溜池で今年もズグロカモメ(頭黒鴎)を3羽確認しました

本州以南の海岸や干潟、河口に冬鳥として飛来するズグロカモメ
東アジアの沿岸部に限定的に生息、日本でも九州地方以外では数の少ないカモメです
羽色が似ているユリカモメより小さく、クチバシが黒いことで容易に見分けられます
(ユリカモメ・全長40㎝  ズグロカモメ・全長32㎝)








兵庫県ではカニの多く生息する大河の河口付近で越冬する個体をよく見かけますが
単独や数羽で内陸の溜池に飛来するズグロカモメも少数ながら毎年見られます。
ひらひらと軽やかに飛びながら水面に魚が浮上してくる魚を探している様子でした。









背後の黒い鳥はカワウ



ズグロカモメ(頭黒鴎) Chinese black-headed gull 全長約32㎝
チドリ目カモメ科カモメ属

◆ズグロカモメ e-Bird  
https://ebird.org/species/saugul2?siteLanguage=ja



いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユリカモメゆらゆら

2023年12月25日 | カモメの仲間

今年も都市公園の池にユリカモメ (百合鴎)の群が飛来しました
カモメたちのお目当ては来園者のくれる食べ物です

見た目が優雅で愛らしいユリカモメは人気高いの冬鳥です
ユリカモメは雑食性で木の実から昆虫、魚介類、穀類など好き嫌いなし
トビやカラス、ドバトに負けず 早くも我が物顔に振舞っていました




ユリカモメの成鳥は鮮やかな赤いクチバシ






翼に褐色の羽を残す幼鳥たち
まだクチバシが黄色いのも成鳥との違いです。









♪波にチャプチャプ浮かんでる♪ 
 カモメの水兵さんの歌を思い出しますね。



この公園では自販機で水鳥の餌が売られていますが 持参したパンを与える人も少なからず
何も食べ物を持っていないことが分かると、ユリカモメたちは私に興味を失って離れていきました。


ユリカモメ (百合鴎) Black-headed Gull  全長約40cm
チドリ目カモメ科カモメ属


◆ユリカモメ e-bird
https://ebird.org/species/bkhgul?siteLanguage=ja


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハシビロガモも当たり年?

2023年12月24日 | カモ 2023年秋~

シャベルのように平たく幅広いクチバシが特徴のハシビロガモ(嘴広鴨)
今季も地域の溜池や公園の池にたくさん飛来しています
昨年と同じ群なのか あまり人を恐れず岸辺近くまで寄ってきます
おかげでユニークなお顔を堪能できます







偶然なのか大胆なのか 近くに来てくれるのはメスが多いですが、
雄も時おり 様子をうかがうかのように寄ってきます。














ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆野鳥画家 神戸宇考(ごうどうたか)さん ハシビロガモを観に行こう
https://vanguardbirding.blogspot.com/2015/12/42.html



今日はクリスマスイブですね。
我が家は特別なこともなく普段通りの日曜の夕食
ケーキもチキンもありません。

一日でも早く戦火や爆撃のない夜が地球に訪れますように…

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハクセキレイ キセキレイ

2023年12月24日 | セキレイの仲間

夜間には集団で塒(ねぐら)入りするハクセキレイ(白鶺鴒)
日中は思い思いの場所で採食活動に精を出す個体が多いです

脅威を減らすため夜には寄り添いあいますが 
食べ物を巡ってはライバル関係 早いもの勝ち 強いもの勝ち?





山間部の渓流などで子育てするキセキレイも秋冬には町の近くに移動してきます。
ハクセキレイよりずっと警戒心が強く 人のちょっとした動きのも敏感です。


ハクセキレイほどの数はおらずポツポツ単独行動するキセキレイ
夜間にはどこで眠っているのでしょう・・・?
いまだ解けない謎のひとつです。







冒頭の二枚とは別個体のハクセキレイ





ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオゲラ 冬の宿

2023年12月23日 | キツツキの仲間

キョキョキョ・・・キョキョ・・・
道を散策していると林の奥から甲高い鳴き声が響いてきました
声のする方角に目を凝らして探すと 樹の幹に穴が穿たれています
穴からひょこっと顔を出したのはアオゲラ(緑啄木鳥)でした




立ち止まって観察しているとアオゲラは木屑を巻き散らして作業に没頭
この穴を冬の間のねぐら(塒)にするのでしょうか。
30分ほども立ったころ、ひょいっと穴から抜け出し幹を登って採食をはじめました。












アオゲラ(緑啄木鳥) Japanese Green Woodpecker 全長約29cm
キツツキ目キツツキ科アオゲラ属 


時々、この一帯を飛び回って採食しているアオゲラと同じ個体のようです。
後頭部のみ赤いので雌♀ アオゲラは日本だけに分布する日本固有種です。



◆アオゲラ e-bird
https://ebird.org/species/japwoo1?siteLanguage=ja



いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。

コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大寺に鵜の像 鳩の紋

2023年12月22日 | 野鳥雑記帳

東大寺・二月堂下の若狭井戸の閼伽井屋の屋根の上に二羽の鵜の像が飾られています

「二月堂下の大岩の前で祈りをささげると岩が動いて二つに割れ、
  黒と白の鵜が飛び立ち、続いて霊水が湧き出てお供えの水とされた」
という伝説に基づいて造られたそうです

「鵜の像」の撮影は、今回の奈良訪問の目的のひとつでもありました






実際の鵜より上品な雰囲気に造られているような…?
「鵜の像」は、予想よりかなり小さく手のひらに載るほどのサイズでした。






東大寺三月堂近くに手向山八幡宮があります。
その神社の神紋の「向かい鳩」


向かい合ってクチバシを合わせる二羽の鳩の間に♡型








いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良公園の鹿たち 

2023年12月21日 | 野生動物

毎年、秋になると奈良のオス鹿たちは角を切られます

雌を巡る雄同士の闘いでシカが傷つけあうのを防いだり
誤って人間を角で突いてケガを負わせないための措置です
放っておいても鹿の角は自然に抜け落ちて 年に一度生え変わります

10月初旬の「角切」神事の前に、すでに大半のオスが角を切られていました
写真の若い雄も、きれいにさっぱり角がなくなって切り株状になっていました





東大寺系内にあまたのシカが暮らしています。
樹下で休憩する群の中に可愛らしい小鹿を見つけました。


やさしい母さん鹿が近くで見守っているので、小鹿は安心して寛いでいます。


身体の柔らかさにびっくり…!



うっそうと木々が生い茂る薄暗い林の奥に
 立派な角を生やした大きなオスが寝そべっていました。


角や毛皮が泥で湿っています。「ぬたば」から出たばかりなのでしょうか。
ぬたば(蒐場)とはイノシシやシカなどが泥の中を転げまわるるようにして体についたダニや寄生虫を落とすための場所です




大きな群から離れた小さな社の林に一頭の小鹿が


すぐ近くに母さん鹿の姿も。
理由は分かりませんが、群に加わらずひっそり暮らす親子もいるのですね。



◆【奈良公園】秋の風物詩「鹿の角切り」  奈良街歩き風景紀行
https://narakanko-enjoy.com/?p=13473



いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良公園の鹿

2023年12月20日 | 野生動物

10月上旬、立派な角のオス鹿を撮影しようと奈良公園に出かけました
江戸時代から続く伝統行事「鹿のつの切」前でしたが
既に角を落とされている雄鹿が大半でした
それでもなんとか数頭見つけて写すことができました

奈良公園に生息している鹿は野生動物で国の天然記念物です
とても人慣れしていますが、飼育されているわけではありません












◆奈良公園の鹿 奈良公園及び周辺で生息する鹿(ニホンジカ)について
https://www3.pref.nara.jp/park/1003.htm

鹿の生態や奈良での接し方などが丁寧に書かれています。
奈良へ訪れる際には、前もってぜひ一読しておきたい内容です。













紅葉前の平日でしたが、国内外からの観光客が多く、人物を写しこまずに撮影するのは難しいほどでした。
奈良シリーズ、まだ続きますので、どうぞお付き合いくださいませ。


コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨシガモ ♂

2023年12月19日 | カモ 2023年秋~

地域の溜池に滞在中のヨシガモ(葦鴨)

エクリプスの羽衣を残すものもいますが
雄♂たちは日毎に美しい繁殖羽に変わっていきます















ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


◆ヨシガモ e-Bird
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セグロセキレイも越冬中

2023年12月18日 | セキレイの仲間

ハクセキレイを撮影した池ではセグロセキレイ(背黒鶺鴒)も越冬しています
今季はまだ一羽だけですが、昨年の冬は三羽のセグロセキレイを確認しました

カモ類の他 ハイタカなどの猛禽類、セキレイの観察や撮影もできる豊かな環境の溜池です















セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


◆セグロセキレイ e--bird
https://ebird.org/species/japwag1?siteLanguage=ja



この溜池では、冬でも暖かい日には羽虫が飛び交っているのかもしれません
同じ日に越冬ツバメを三羽見かけました。

電線に止まった2羽のツバメ




いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする