クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

年齢がもたらすもの

2017年10月05日 | ブログ
私は退職後暫くして近くのハローワークを訪ねました。なにか適当なパートの仕事でもないか、との気持ちからです。適当な期間を間に置いて3度はそれを繰り返したように思います。その3度目だったでしょうか、同所に備えてある企業による従業員募集のファイルを見ていてやっと、私に該当すると思われるものを探し出せました。その会社は我が家から通勤できる場所に在りPCが扱えることも要求されていましたが、募集の対象についての対象年齢、性別は記されていませんでした。私は苦労の末に探し出せた情報でしたのでそのファイルを持って係員の所へ行きました。開いたままの頁を提示して私の要望を彼に告げますと「これには年齢は書いてありませんが、会社が求めているのは30歳までの人です」。その後私は、ハローワーク訪問は一切、しないことにしています。関空からLCCを利用して福岡へ帰ることにしました。初めての経験です。搭乗などの場所も確かめる必要があることから早めに決められた場所へ足を運びました。到着すると何と其処は若い人ばかり、私のような高齢者は1人も見当たりませんでした。私は「高齢者は利用出来ないんじゃないか」と自分に疑問を投げかけました。相当な不安の中で搭乗開始をその場所で過ごしました。いよいよ搭乗が始まって漸く、高い年齢の方々の姿が見受けられるようになりました。結果からみればバカみたいな心配ですが安心で落着したことから胸を撫で下ろしました。昨夜、ある教室を訪ねました。市の広報誌で目に止まった募集に関心が湧いたからです。教室開始15分ほど前に現場に着きましたがまだ、どなたも来ておられず、ロビーで時を待ちました。その教室に正式に参加するのでなく差し当たっては「見学者」という形を取らせて貰いました。しかし、実際にはその教室の内容に従ったものを体験することになり保育園に通う女の子と小学生の女の子との2人を相手に、もう1人の「見学者」の方とともに2時間、対応しました。会が終了して会の責任者の方が「見学者」である私達2人に感想を尋ねられましたので「良」の旨を返事しますと、氏名、住所、連絡先、職業等が書かれた名簿を渡されました。いざ記入しようとしてその名簿に目を通すと既に書かれている方は全員、30歳くらいまでの方ばかり、私は愕然しました。加えて連絡先も全ての方が携帯電話となっており更に、会からの連絡は「ライン」を使われているようでした。私の会への加入意欲は早くも100%近く崩壊染しました。目的を達成するために他のあらゆることは捨てる、との覚悟が在ればその会に参加出来るのですが、そんな年齢の人達の中に身をおくことは却って皆さんにご迷惑を掛けることになるように感じます。ここは諦めて白紙に戻すべきだと今は、思っていますが・・・。