落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

今日の歳時記(9)

2011-11-01 19:19:44 | 落語会
おはようございます笑いで街づくりを応援いたします NPO法人リールの菊池明美です

日本の四季を通して落語を感じていきたいと思います。
11月1日の「今日の歳時記」です

「犬」の日
我が家の犬のピースです。犬にとっても平和な日々が過ごせるということはいいことです。
落語の中に登場する犬は ちょっとかわいそうだったりします。今の時代の様に犬が家族の一員の感覚で噺が書かれていない時代背景を感じます。

落語の演目「元犬」「犬の目」「鴻池の犬」

「寿司の日」
寿司は元々魚類を米と発酵させたもの。鮒寿司・蕪寿司(かぶら)などがあります。その後、なれ寿司・ちらし寿司の様な酒を混ぜた寿司が登場します。江戸時代に米酢が出来上がり江戸前の握りが出来ました。

「水天の日」
人形町にあります水天宮は安産祈願や子授けで親しまれています。犬の日には安産祈願の帯をもとめて水天宮は賑います。今の地に移ってくる前は港区の赤羽根の久留米藩有馬氏の上屋敷にありました。
おおもとは平安朝健礼門院の女官が祭ったものです

落語の演目「源平盛衰記」
「京見物」。。。「弥次喜多道中記」の京編では大原女から梯子を買わされる話がありますが この大原女が京で登場したのも水天宮と繋がっています

「妙見の日」
妙見は国技館から隅田川沿いを蔵前に行くと割ぽ「吉葉」があります。この店の前の通りをスカイツリー方向に歩くと勝海舟のゆかりの妙見があります
「吉葉」の隣には横綱バーガーのお店があります

「灯台記念日」
女流噺家の「春風亭ぽっぽ改メぴっかり」と11月1日より二つ目に昇進して名前が変わりました。
「ぴっかり」という名前はこの灯台記念日にちなんで小朝師匠がつけました。
前座時代同様に明るい高座で楽しませてくれることでしょう。