落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

今日の歳時記・芙蓉

2016-08-03 13:21:32 | 落語の噺と俳句

ピンクや白い大きな芙蓉な花が咲いています。

この花ことばは「繊細な美」「しとやかな恋人」

落語の世界にも妖しくもせつない世界の男女の噺があります。

「たちきり」「悋気の火の玉」「牡丹灯籠」「崇徳院」「三年目」「貝の村」「白薩摩」「刀屋」

芙蓉の季語・・・秋(初)

おもかげのうするる芙蓉ひらきけり・・・安住敦

枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな・・・芭蕉

存へて浮世よろしも酔芙蓉・・・森澄雄

 

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今日の歳時記・葉月

2016-08-01 13:08:05 | 落語の噺と俳句

今日から8月です。夏本番です。

そして「柳家喬志郎独演会・1」が池袋演芸場で8月28日「土」午後6時開演されます。

喬志郎師匠は「みらくるnight」に向かって日々研鑽しています。

葉月の季語・・・秋(仲)

よどみなく葉月の蝉の鳴きにけり・・・高橋去舟

奔放に雲をぬぎすて葉月富士・・・宮下翆舟

葉月なる堅縞あらし男富士・・・富安風生

わが葉月世を疎めども故はなし・・・日野草城

8月1日はもともと秋の実りを祈る日です。また吉原では白無垢の白小袖を着て中ノ町を道中する習わしがありました。

落語のネタ・・・「冬の遊び」「松曳き」

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今日の歳時記・ハンカチの花

2016-05-16 16:54:43 | 落語の噺と俳句

国立演芸場から半蔵門駅に向かう途中に「ハンカチの木」に白い花が咲いています。

まるで葉の上に白いハンカチを載せたように風に揺れています。

花言葉・・・清潔

落語家で手拭の代わりにハンカチを使って高座を勤めた名人に先代の「桂文楽」がいます。

落語のネタ・・・「明烏」「大仏餅」「かんしゃく」

ハンカチの花の季語・・・夏(初)

ハンカチの花や一日風の吹き・・・下鉢清子

ハンカチの木のハンカチは白ばかり・・・坂本宮尾

ハンカチの花散る別れの数ほどに・・・和気久良子

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今日の歳時記・初夏

2016-05-14 12:37:37 | 落語の噺と俳句

夏を三つに分けます。その最初の1か月をいいます。新緑が美しくて爽快な風を感じます。

花々も次から次に咲いてきます。

「目に青葉山ほととぎす初鰹」という有名な俳句があります。鰹は勝負に勝つ魚とされていました。めでたい魚でもありました。

江戸の庶民の食生活も充実していました。

落語のネタ・・・「百川」「千両みかん」「試し酒」「もう半分」

初夏の季語・・・「夏」(初)

はつなつのおほきな雲の翼かな・・・高田正子

初夏に開く郵便切手ほどの窓・・有馬朗人

船よりも白き航跡夏はじまる・・・鷹羽狩行

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今日の歳時記・滝

2016-05-12 15:13:18 | 落語の噺と俳句

下町の由緒ある公園の中を日陰を求め歩きます。

滝が静かに流れ落ちています。そして流れ落ちた先の池に鯉が泳いでいます。

滝には不動明王を祀り修行や神道の禊の修行場です。

落語のネタ・・・「不動坊火焔」「和歌三人(西行)」

滝の季語・・・夏(三)

滝の上に水現れて落ちにけり・・・後藤夜半

滝の前女のいのち相寄らず・・・中村苑子

一と筋といふ強さあり女滝には・・・村松紅花

未来より滝を吹き割る風来る・・・夏石番矢

 

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今日の歳時記・猫の恋

2016-05-12 15:04:56 | 落語の噺と俳句

下町の公園に「モカ」という名の猫が気ままに昼寝をしています。

このモカの前を通る人は口々にモカの名前を呼んで通り過ぎます。

初めてこのモカを見ている私に町の人がこのモカ猫談議を聞かせてくれます。

猫に関する落語のネタ・・・「「猫」「猫忠」「猫定」「仔猫」

猫の恋の季語・・・・春(初)

菜の花にまぶれて来たり猫の恋・・・一茶

恋の猫鈴をなくして戻りけり・・・西嶋あさ子

恋猫となりたり昼は寝てばかり・・・大塚友治

寝て起て大欠して猫の恋・・・一茶

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今日の歳時記・スイトビー

2016-05-10 11:36:54 | 落語の噺と俳句

花言葉・・・「門出」「ほのかな喜び」「別離」・・・花形がいまにも飛び立つ蝶の様に見えることから。

旅たちの別れはまた出会いの旅でもあります。

落語のネタ・・・「東の旅」「煮売り屋(七度狐)」「西の旅」

スイトピーの季語・・・春(晩)

佳きことがスイートピーに重なりぬ・・・浜井武之助

短髪にカールをゆるくスイトピー・・・南澤ひつじ

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今日の歳時記・梅の実

2016-05-10 09:51:14 | 落語の噺と俳句

梅は三毒を絶つと言われます。りんご酸やくえん酸が多く含まれます。

飲み水を買っていた江戸時代、梅の殺菌力は水患いの予防になっていました。

落語のネタ・・「水屋の富」「祝いの壺」「子別れ」

梅の実の季語・・・夏(仲)

うれしきは葉がくれ梅の一つかな・・・杜国

青梅に眉あつめたる美人かな・・・蕪村

青梅や充ちゆくものは香をもてり・・・萩原季葉

青梅のとんとんはずみころがりぬ・・・柏木二郎

 

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きょうの歳時記・金魚草

2016-05-02 16:38:06 | 落語の噺と俳句

花の姿が金魚のように見えてきます。

金魚草の花言葉・・・「おしゃべり」「でしゃばり」

金魚がタイトルの落語の噺・・・「猫と金魚」「金魚の芸者」

金魚草の季語・・・夏(仲)

緋の色の尾びれをひろげ金魚草・・・権藤千秋

わが庭の風に泳げる金魚草・・・一木緋左子

幼な顔ふくらみばかり金魚草・・・香西照雄

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今日の歳時記・紫陽花

2016-04-29 15:18:10 | 落語の噺と俳句

花屋の店先にマザーズデイの花に異変?カーネーションが並んでいるイメージがあったのに「紫陽花」が並んでいたのです。

紫陽花の花ことば・・・「移り気」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「自慢家」

こんな花言葉ですが今の母のイメージなのかな?でも母の日はカーネーションが可愛くて好きです。特にピンク色のカーネーションがお気に入りです。

落語のネタ(遊郭の女性は移り気です)

「お見立て」「三枚起請」「品川心中」「辰巳の辻占」「星野屋」「子別れ」

紫陽花の季語・・・夏(初)

紫陽花やはなだにかはるきのふけふ・・・正岡子規

あじさいやなぜか悲しきこの命・・・久保田万太郎

紫陽花となるまでただの無色かな・・・平井照敏

花二つ紫陽花青き月夜かな・・泉鏡花

 

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今日の歳時記・都忘れ

2016-04-28 14:32:01 | 落語の噺と俳句

知人と歩いていると庭さきの「みやこ忘れ」の花に足を止めて見つめています。

「私が小さい時におじいさんがお庭で大切に育てていた花」だと教えてくれました。おじいさんを懐かしむようにいつまでも語ってくれます。

都忘れの花言葉・・・「しばしの憩い」「また会う日まで」

都忘れの季語・・・「春」(晩)

とほく灯のともりし都忘れかな・・・倉田鉱文

奥嵯峨に咲きいて都忘れかな…大川八重

東京に棲みつき都忘れかな・・・永島理江子

野菊が紫色に咲いているのを見つけ「紫と言えば京の都を代表する色。私は全てを諦めている。花よいつまでも私の傍で咲いておくれ。都の事が忘れられるかもしれない。お前を今日から都忘れと呼ぶことにしよう・・・」平家滅亡で佐渡に遠流となった順徳帝の逸話。

落語のネタ(源平)

「源平盛衰記」「扇の的」「猫忠」「袈裟御前」「西行」「鼓ケ滝」「舟弁慶」「影清」「江戸の夢」「応挙の幽霊」「貝の村」「鬼の面」

 

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今日の歳時記・二人静

2016-04-26 11:23:38 | 落語の噺と俳句

ひっそりとした暗い庭で咲いています。二人静かに・・・

悲恋の静御前に因んで偲ぶようです。

二人静の花言葉・・・「いつまでも一緒に」「静御前の面影」

歌舞伎「義経千本桜」の落語ネタ:::「猫忠」「初音の鼓」

二人静(一人静)の季語・・・春

岩かげり二人静のしずかなる・・・吉本逸郎

沢風に二人静の触れ合ふも・・・沢野生末子

摘みてあはれ二人静の花こぼれ・・・川瀬カヨ子

一人静むらがりてなほ淋しけれ・・・加藤三七子

道くるる一人静も去りしごと・・・井沢正江

 

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落語の噺と俳句・朝顔

2016-04-25 12:03:16 | 落語の噺と俳句

幼馴染は毎年江戸時代からの品種だという珍しい朝顔を育てています。

花芽が出来てきたら苗床から鉢に植え替えてプレゼントしてくれます。

朝顔の花言葉・・・「はかない恋」「固い絆」「明日もさわやかに」

都都逸から朝顔3種

「朝顔はばかな花だよ 根もない竹に 命までもとからみつく」

「一筋とばかり思ひし この朝顔は いつか隣へ 隠れ咲き」

「朝顔が たよりし竹にも振離されて うつむきや涙の露が散る」頼山陽

★朝顔が出てくる落語の噺・・・・「加賀の千代」①・②

長屋の夫婦が大みそかにお金のやりくりに困っています。

「朝顔につるべとられてもらい水」の有名な句をもじってオチになります。

★小噺・・・「朝顔買い」

朝顔を買った男はいつも朝寝坊!咲いたのを見たことがないのでおかみさんに朝早く起こしてもらうと朝顔がしぼんでしまいます。

この男がどうしたのかと朝顔に聞くと

朝顔は「あんたが起きたんで、昼かと思いました。」

 

 

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