(横雲)
〇 掃墨(はいずみ)を白粉(はふに)と紛(まが)ふ女居て笑ひし後に吾(あ)を顧みし 掃墨物語絵巻によせて
後注にある「掃墨物語絵巻」とは、南北朝時代から室町時代中期頃までの間に製作されたと推測される絵巻物であり、その上下二巻は国指定の重要文化財でもある。
その大概を紹介すると「白粉と眉墨とを取り違えて顔に塗り、化粧にしくじった娘が、好きな男に逃げられた挙句、これを契機として菩提心を起こして剃髪する」という出家遁世物語の絵巻である。
本作は、後に『堤中納言物語』中の一短編『はいずみ』や狂言の『黒塗女』にまで発展して行く、この絵巻物のストリーをそのまま上の句として取り入れ、下の句に「笑ひし後に吾を顧みし」と置いて一首とした、実に他愛も無い作品ではあるが、横書きを宿命づけられているネット上の短歌に、四か所もの括弧付きのふりがなが在ったとしたら、見た目もだらしなくなり、“作者の衒学趣味の顕れ”として斥けられてしまうのが“落ち”である。
また、「掃墨物語絵巻」を知っている読者にとっては、後注も嫌味以外の何物でもありません。
作者の横雲さんは、「誰を読者としての作品であるか?」ということを、もっともっと真剣に考えなければなりません。
「発表してはみたものの何方にも読んで貰えなかった」では、あまりにも哀れではありませんか?
〔返〕 横書きの短歌に付ける振り仮名は一首の価値を台無しにする 鳥羽省三
(夏実麦太朗)
〇 赤糸に束ねられたる箒にて掃き出されたる黒い糸くず
「赤糸に束ねられたる箒にて掃き出されたる黒い糸くず」とは、何か意味深な言い方である。
主宰・選者以下、同人会員揃って仲間褒めに終始している某結社に飛び込んだ挙句、摘み出され、弾き飛ばされてしまった彼のような歌詠み(一応は歌詠みと言うべきかも?)を「黒い糸くず」と言うのでありましょう。
〔返〕 赤糸で束ねられてる結社誌で黒い歌詠む者は馬鹿だね 鳥羽省三
赤糸で束ねたがってる選者には赤の熨斗付きお菓子を贈れ
(紫苑)
〇 春近き夜明けの空は水ふくみくれなゐ匂ふうす雲を掃く
「空は水ふくみ」とは、しっとりと潤み、水気を帯びたような朝空を指して言うのでありましょうか?
〔返〕 春曙の山の端赤く染まりたりうす雲低くたなびいてをり 鳥羽省三
(西中眞二郎)
〇 作業場の落ち葉掃きいる男あり秋深まりし夕べの散歩
「作業場」とだけ言って、その作業場の業種を特定しないのがこの一首の奥行きの深さでありましょうか?
〔返〕 仕切り場の塵を掃いてる女あり亭主紛いの男が見張る 鳥羽省三
稽古場の汚れ拭いてる弟子が居て女師匠の目を気にしてる
(飯田彩乃)
〇 掃いて捨てた自尊心から伸びてきた蔓にまたもや絡め取られる
かなり前のことでありますが、「赤ちゃんに穿かせて捨てた紙おむつから芽を出す南瓜があった」という話を聞いたことがありますから、そういうことも十分に在り得ましょう。
凡そ、この世の中の人間にとって、「自尊心」ほど始末の悪いものはありません。
〔返〕 吐き捨てたチュウインガムがくっ付いて足をとられて骨折しちゃった 鳥羽省三
(野州)
〇 遺産分けを争いしより掃苔のひさしくなりて彼岸花赤し
老後の小林一茶、信濃も越後に近い柏原に隠棲してからの小林一茶の生活を彷彿とさせる作品である。
『七番日記』『九番日記』など、年齢の離れた妻との“交合”の回数まで詳細に記録した、あの小林一茶の日記に知悉している評者としては、本作の五句目の「彼岸花赤し」の毒々しさが印象的である。
また、作者のお名前が「野州」さんであることから拝察すると、作者ご自身の現在の生活をそのまま映したような作品としても読めるのである。
〔返〕 継母や弟・仙六と諍ひて後の一茶は交合ばかり 鳥羽省三
(香村かな)
〇 今朝君が何も言わずに掃除機で吸い込んでいた胸のもやもや
(史緒)
〇 やり場なき思い抱えた女らはただ黙々と掃除するらし
同工異曲といった感じの二作品である。
「たた黙々と」「掃除機」を動かして居れば、「胸のもやもや」も「やり場なき思い」も、どうやら晴れるものらしい?
だとしたら、最新式の電気掃除機の、何と便利なことよ!
〔返〕 我が胸の曇り拭える掃除機が在ったら買いたいジャパネット馬鹿だ 鳥羽省三
(尾崎弘子)
〇 掃きだめに鶴と言はれて掃きだめに居ても喜ぶ素直な彼女
「掃きだめ」の「鶴」ならば、「掃きだめ」の「ゴキブリ」よりもずっと宜しいんではありませんこと。
〔返〕 人間は、とりわけ女性は素直で好し!掃きだめに鶴と言われて喜べ! 鳥羽省三
(砂乃)
〇 掃除するふりしてみては夕暮れに染まった君の席に近づく
作中の「君」がパソコンを打ちながら赤くなっているのは、「夕暮れに染まって」いるからではありません。
先程からミス総務課の砂乃さんの目線が自分に向けられていることを意識しているから、彼の顔は赤く染まっているんですよ。
〔返〕 パソコンのキーを叩いてるふりをしてミス総務課の目線を意識 鳥羽省三
(弥慧)
〇 きばる日は少し高めに上向きに眉山描いて丁寧に掃く
作中の「きばる日」とは、「年下のイケメンの部下を誘惑しようと密かに目論んでいる日」を指して言うのでありましょう。
「少し高めに上向きに眉山描いて丁寧に掃く」と、おかちめんこのお局さんの顔も、少しは見られるようになるのでありましょうか?
〔返〕 きばる日は財布の中身を確かめてランジェリーなども新品にする 鳥羽省三
必ずや“いざ、鎌倉!”という場面に持ち込もうとしての細やかな気配りなのである。
(梅田啓子)
〇 すじ雲の天女のころもに見ゆる日はゆうべの紅きはなびらを掃く
「ゆうべ」「紅き」色した「はなびら」が散ったのでありましょうか?
で、その「紅きはなびら」を散らしたのは、何処のイケメンでありましょうか?
〔返〕 すじ雲が天女のころもに見ゆる日は疲れ気味かもお休みなさい 鳥羽省三
(原田 町)
〇 片付けて掃除を済ませやれやれと思う間もなく探しものする
かくまで、家庭の主婦は仕事に追われているのである。
男性よ、この現実を徒や疎かに思ってはいけませんよ!
〔返〕 片づけてやれやれやれと思ってたら成田で別れてしまったと言う 鳥羽省三
(ちょろ玉)
〇 掃除機に戻るコードが何となく君の吸い込むうどんとかぶる
言われてみればそんな感じもしますね。
でも、「掃除機」の「コード」ほどの長さの「うどん」はありませんでしょう?
〔返〕 巻尺がケースの中に戻るのはきしめんを啜る時と似ている 鳥羽省三
(五十嵐きよみ)
〇 ヘアピンを吸ってしまった掃除機のように突然泣き叫べたら
逆に言えば、「『掃除機』が『ヘアピンを吸ってしまった』時の音は、エキセントリックでヒステリックな女流歌人が『突然泣き叫』んでいる時の声と似ている」ということになりましょうか?
〔返〕 掃除機を新しいのに替えなさい“ジャパネットたかた”なら下取りもする 鳥羽省三
(じゃこ)
〇 女子たちのこうげき「男子!さぼらんとまじめに掃除してくださいー!」
これは亦、ものすごい女性が次々と登場するものである。
「男子!さぼらんとまじめに掃除してくださいー!」という、あのエキセントリックでヒステリックな声の持ち主は、三年六組担任の“じゃこ”先生の小判鮫みたいな少女らでしょうか?
〔返〕 「女子たちも掃除が済んだら帰りなさい!河合塾にでも行きなさいよ!」 鳥羽省三
(伊倉ほたる)
〇 笑いにも缶詰があり墓掃除にも代行がある惑星(ほし)になる
「笑いにも缶詰があり墓掃除にも代行がある」までの言葉の運びはすっきりしているが、それに続く「惑星(ほし)になる」については、何方でも理解が届かないと思われます。
或いは、「私は生きるのに疲れ果ててしまって『惑星』にでもなりたい」という儚い願望を語っているのでありましょうか?
だとしたら、五句目の「惑星」を「流星」となさったらいかがですか?
いずれにしても、無用な“句割れ・句跨り”が在るのも見苦しく、「惑星」を「ほし」と読ませるのにもかなりの無理が在ると思います。
〔返〕 お笑いにも限度があって馬鹿みたいな言葉の運びもさまになりません 鳥羽省三
(田中彼方)
〇 見てないと自動掃除機ロボットは、四角い部屋を丸く吸い込む。
最新式の「自動掃除機ロボット」は、障害物に突き当ったら反転して働くから「四角い部屋を丸く吸い込む」ようなことは決してありません。
したがって、「自動掃除機ロボット」にお部屋の掃除をさせながら田中の彼方へお出掛けになられ、畦道の草刈りをなさることさえ可能です。
〔返〕 見てないと掃除機同士が恋をする一家に二台は必要がない 鳥羽省三
〇 掃墨(はいずみ)を白粉(はふに)と紛(まが)ふ女居て笑ひし後に吾(あ)を顧みし 掃墨物語絵巻によせて
後注にある「掃墨物語絵巻」とは、南北朝時代から室町時代中期頃までの間に製作されたと推測される絵巻物であり、その上下二巻は国指定の重要文化財でもある。
その大概を紹介すると「白粉と眉墨とを取り違えて顔に塗り、化粧にしくじった娘が、好きな男に逃げられた挙句、これを契機として菩提心を起こして剃髪する」という出家遁世物語の絵巻である。
本作は、後に『堤中納言物語』中の一短編『はいずみ』や狂言の『黒塗女』にまで発展して行く、この絵巻物のストリーをそのまま上の句として取り入れ、下の句に「笑ひし後に吾を顧みし」と置いて一首とした、実に他愛も無い作品ではあるが、横書きを宿命づけられているネット上の短歌に、四か所もの括弧付きのふりがなが在ったとしたら、見た目もだらしなくなり、“作者の衒学趣味の顕れ”として斥けられてしまうのが“落ち”である。
また、「掃墨物語絵巻」を知っている読者にとっては、後注も嫌味以外の何物でもありません。
作者の横雲さんは、「誰を読者としての作品であるか?」ということを、もっともっと真剣に考えなければなりません。
「発表してはみたものの何方にも読んで貰えなかった」では、あまりにも哀れではありませんか?
〔返〕 横書きの短歌に付ける振り仮名は一首の価値を台無しにする 鳥羽省三
(夏実麦太朗)
〇 赤糸に束ねられたる箒にて掃き出されたる黒い糸くず
「赤糸に束ねられたる箒にて掃き出されたる黒い糸くず」とは、何か意味深な言い方である。
主宰・選者以下、同人会員揃って仲間褒めに終始している某結社に飛び込んだ挙句、摘み出され、弾き飛ばされてしまった彼のような歌詠み(一応は歌詠みと言うべきかも?)を「黒い糸くず」と言うのでありましょう。
〔返〕 赤糸で束ねられてる結社誌で黒い歌詠む者は馬鹿だね 鳥羽省三
赤糸で束ねたがってる選者には赤の熨斗付きお菓子を贈れ
(紫苑)
〇 春近き夜明けの空は水ふくみくれなゐ匂ふうす雲を掃く
「空は水ふくみ」とは、しっとりと潤み、水気を帯びたような朝空を指して言うのでありましょうか?
〔返〕 春曙の山の端赤く染まりたりうす雲低くたなびいてをり 鳥羽省三
(西中眞二郎)
〇 作業場の落ち葉掃きいる男あり秋深まりし夕べの散歩
「作業場」とだけ言って、その作業場の業種を特定しないのがこの一首の奥行きの深さでありましょうか?
〔返〕 仕切り場の塵を掃いてる女あり亭主紛いの男が見張る 鳥羽省三
稽古場の汚れ拭いてる弟子が居て女師匠の目を気にしてる
(飯田彩乃)
〇 掃いて捨てた自尊心から伸びてきた蔓にまたもや絡め取られる
かなり前のことでありますが、「赤ちゃんに穿かせて捨てた紙おむつから芽を出す南瓜があった」という話を聞いたことがありますから、そういうことも十分に在り得ましょう。
凡そ、この世の中の人間にとって、「自尊心」ほど始末の悪いものはありません。
〔返〕 吐き捨てたチュウインガムがくっ付いて足をとられて骨折しちゃった 鳥羽省三
(野州)
〇 遺産分けを争いしより掃苔のひさしくなりて彼岸花赤し
老後の小林一茶、信濃も越後に近い柏原に隠棲してからの小林一茶の生活を彷彿とさせる作品である。
『七番日記』『九番日記』など、年齢の離れた妻との“交合”の回数まで詳細に記録した、あの小林一茶の日記に知悉している評者としては、本作の五句目の「彼岸花赤し」の毒々しさが印象的である。
また、作者のお名前が「野州」さんであることから拝察すると、作者ご自身の現在の生活をそのまま映したような作品としても読めるのである。
〔返〕 継母や弟・仙六と諍ひて後の一茶は交合ばかり 鳥羽省三
(香村かな)
〇 今朝君が何も言わずに掃除機で吸い込んでいた胸のもやもや
(史緒)
〇 やり場なき思い抱えた女らはただ黙々と掃除するらし
同工異曲といった感じの二作品である。
「たた黙々と」「掃除機」を動かして居れば、「胸のもやもや」も「やり場なき思い」も、どうやら晴れるものらしい?
だとしたら、最新式の電気掃除機の、何と便利なことよ!
〔返〕 我が胸の曇り拭える掃除機が在ったら買いたいジャパネット馬鹿だ 鳥羽省三
(尾崎弘子)
〇 掃きだめに鶴と言はれて掃きだめに居ても喜ぶ素直な彼女
「掃きだめ」の「鶴」ならば、「掃きだめ」の「ゴキブリ」よりもずっと宜しいんではありませんこと。
〔返〕 人間は、とりわけ女性は素直で好し!掃きだめに鶴と言われて喜べ! 鳥羽省三
(砂乃)
〇 掃除するふりしてみては夕暮れに染まった君の席に近づく
作中の「君」がパソコンを打ちながら赤くなっているのは、「夕暮れに染まって」いるからではありません。
先程からミス総務課の砂乃さんの目線が自分に向けられていることを意識しているから、彼の顔は赤く染まっているんですよ。
〔返〕 パソコンのキーを叩いてるふりをしてミス総務課の目線を意識 鳥羽省三
(弥慧)
〇 きばる日は少し高めに上向きに眉山描いて丁寧に掃く
作中の「きばる日」とは、「年下のイケメンの部下を誘惑しようと密かに目論んでいる日」を指して言うのでありましょう。
「少し高めに上向きに眉山描いて丁寧に掃く」と、おかちめんこのお局さんの顔も、少しは見られるようになるのでありましょうか?
〔返〕 きばる日は財布の中身を確かめてランジェリーなども新品にする 鳥羽省三
必ずや“いざ、鎌倉!”という場面に持ち込もうとしての細やかな気配りなのである。
(梅田啓子)
〇 すじ雲の天女のころもに見ゆる日はゆうべの紅きはなびらを掃く
「ゆうべ」「紅き」色した「はなびら」が散ったのでありましょうか?
で、その「紅きはなびら」を散らしたのは、何処のイケメンでありましょうか?
〔返〕 すじ雲が天女のころもに見ゆる日は疲れ気味かもお休みなさい 鳥羽省三
(原田 町)
〇 片付けて掃除を済ませやれやれと思う間もなく探しものする
かくまで、家庭の主婦は仕事に追われているのである。
男性よ、この現実を徒や疎かに思ってはいけませんよ!
〔返〕 片づけてやれやれやれと思ってたら成田で別れてしまったと言う 鳥羽省三
(ちょろ玉)
〇 掃除機に戻るコードが何となく君の吸い込むうどんとかぶる
言われてみればそんな感じもしますね。
でも、「掃除機」の「コード」ほどの長さの「うどん」はありませんでしょう?
〔返〕 巻尺がケースの中に戻るのはきしめんを啜る時と似ている 鳥羽省三
(五十嵐きよみ)
〇 ヘアピンを吸ってしまった掃除機のように突然泣き叫べたら
逆に言えば、「『掃除機』が『ヘアピンを吸ってしまった』時の音は、エキセントリックでヒステリックな女流歌人が『突然泣き叫』んでいる時の声と似ている」ということになりましょうか?
〔返〕 掃除機を新しいのに替えなさい“ジャパネットたかた”なら下取りもする 鳥羽省三
(じゃこ)
〇 女子たちのこうげき「男子!さぼらんとまじめに掃除してくださいー!」
これは亦、ものすごい女性が次々と登場するものである。
「男子!さぼらんとまじめに掃除してくださいー!」という、あのエキセントリックでヒステリックな声の持ち主は、三年六組担任の“じゃこ”先生の小判鮫みたいな少女らでしょうか?
〔返〕 「女子たちも掃除が済んだら帰りなさい!河合塾にでも行きなさいよ!」 鳥羽省三
(伊倉ほたる)
〇 笑いにも缶詰があり墓掃除にも代行がある惑星(ほし)になる
「笑いにも缶詰があり墓掃除にも代行がある」までの言葉の運びはすっきりしているが、それに続く「惑星(ほし)になる」については、何方でも理解が届かないと思われます。
或いは、「私は生きるのに疲れ果ててしまって『惑星』にでもなりたい」という儚い願望を語っているのでありましょうか?
だとしたら、五句目の「惑星」を「流星」となさったらいかがですか?
いずれにしても、無用な“句割れ・句跨り”が在るのも見苦しく、「惑星」を「ほし」と読ませるのにもかなりの無理が在ると思います。
〔返〕 お笑いにも限度があって馬鹿みたいな言葉の運びもさまになりません 鳥羽省三
(田中彼方)
〇 見てないと自動掃除機ロボットは、四角い部屋を丸く吸い込む。
最新式の「自動掃除機ロボット」は、障害物に突き当ったら反転して働くから「四角い部屋を丸く吸い込む」ようなことは決してありません。
したがって、「自動掃除機ロボット」にお部屋の掃除をさせながら田中の彼方へお出掛けになられ、畦道の草刈りをなさることさえ可能です。
〔返〕 見てないと掃除機同士が恋をする一家に二台は必要がない 鳥羽省三