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徳島から書道文化を発信します。

大学院 渡邊浩樹君 子廬展3

2021年02月15日 | 日記
2月15日(月)です。大学院文学研究科の長期履修生の渡邊浩樹君の修了展「子廬展3」が四国大学書道文化館1Fギャラリーにて開催中です。書道文化分野の修了者が1名ですので、彼の個展になっています。「子廬」は彼の雅号で、呉昌碩を敬愛して自ら付けたものです。
作品の多くは、彼自身による紙の簡易表具の掛軸で、この1年間に制作した小作品群です。また、オークションなどで入手した書家・文人の作品約20点紹介しています。







文人的な作品が多いです。書と水墨画、墨彩画です。
彼は約半年間の中国留学も経験しているので漢文はお手のもので、多くの書作品の内容は自作の漢文や漢詩で、絵画はそれに付随するものです。










ガラスケースの中には、自らの収蔵品を展示しています。巌谷一六、日下部鳴鶴、中林梧竹、松田雪柯、内藤湖南、長尾雨山、前田黙峯、永坂石埭 、巌谷小波、斎藤茂吉など、近代作家の軸や小作品が中心です。また、拓本や古銭、焼き物などもあります。





なかなか楽しい内容です。2月24日(水)まで実施しています。