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美馬市 盤笠館

2020年10月04日 | 日記

10月2日(金)、美馬市立図書館での「小星の書展」が終了したので、授業の合間を見て、搬出に行ってきました。

終了後、帰る途中に、美馬市役所近くの、中妻さんの知人のお宅を短時間、見学させていただきました。

篠原勝彦さんのご自宅のガレージを改造した盤笠館と呼ばれる施設です。

篠原さんは、昨年9月に亡くなられた阿波踊りの名手、四宮生重郎さんの、唯一のお弟子さんです。四宮さんを心から尊敬し、四宮さんに関わる様々な物品を集めて10年以上前から記念館を作られています。生前には四宮さんもよく訪問されていたとのことです。

四宮さんは、昨年の春に四国大学にも来ていただき、また学生と一緒に書道パフォーマンスもしていただきました。

四宮さんが亡くなられてからは、この施設内に四宮さんを祀った神社も作って、毎朝拝んでいるとのことで驚きました。深い師弟愛のなせる業です。

篠原さん自身も、美馬市の阿波踊りの連長をされているということで、阿波踊りも披露していただきました。踊りのスタイルは、四宮生重郎さんそっくりでした。ゆったりと美しい動きです。藍染めのお召し物は、四宮生重郎さんからいただいたものだということです。

レコード盤を二つ折りにした笠をかぶって踊るのが篠原さんの独自のスタイルで、そこから「盤笠館」と名付けたそうです。

この方は、徳島県の有名人の一人で、息子さんも30年ほど前にプロボクサーとして活躍したそうです。蜂須賀家の末裔で、アメリカ在住の言語学者でもある蜂須賀正子さんもこの方のファンで、年に一度は来られるとのことでした。最後に、お見送りもしてくださいました。御年80歳ということですが、エネルギーに満ちた方でした。

年齢を重ねても、求める道をお持ちの方は元気で活動されることの好例だと思います。

 

 

 

 


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