pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ジキル&ハイド千秋楽@日生劇場1階H列下手

2007-04-29 22:14:19 | 鹿賀さんの舞台

ジキル&ハイド、鹿賀さんのファイナル公演も、ついに東京千秋楽となってしまいました。

これが超多忙な4月の公演でなかったら、もっともっと通えたのに~と、超良席やトークショー付を手放したことがかなり悔やまれもしますが、何を言っても千秋楽。今日は本当に本当に熱い舞台でした。ジキル博士が自分で善と悪とを分離する薬を試す直前の大ナンバー「時が来た」では、あまりの圧倒的な歌声にうるっと来てしまいました。あふれんばかりの喜びを全身で表現するジキル。万感こもっているように思うのは私の気持ちがかぶっているせいですね、きっと。

熱いのは鹿賀さんばかりではなく、今日が本当の千秋楽になるルーシー、マルシアさんもすごかったです。「あんなひとが」ではショー・ストップかと思えるすごさ。あの細い体のどこにあんなパワーが・・と思えるほどのすごい声量と軽やかな動きで、あっという間に劇場を征服してしまいました。

そして何と言ってもこの作品の醍醐味、アンサンブル。どの方も立派にソロをとれるような力のある声.。その幾重もの重なりは、地鳴りがするんじゃないかと思う大迫力でした。

何度も観ているのに、新しい発見もありました。苦悩の中、ジョンとエマの歌を前に下手のデスクでハモっているジキルは、「エマ、エマ、道を見つけて!」と、静かに静かに歌っていたのですね。誰にも言えない深い心の声だったんだ。。そして、ハイドに変身し、髪がばさっと落ちたときの美しさにもはっとしました。悲しみと恐れが傲慢と邪悪に変わる、善が悪に変わる瞬間の表情が、ものすごく美しいのです。

何度かのカーテンコールの後、鹿賀さんから「2001年に幕を開けましたこのジキル&ハイド、7年間やってきて厳しいことも楽しいことも沢山ありました。 スタッフやキャストの皆さんにも感謝しています。 今回をもって終わりとします。特に理由はありません。(笑)こんな風に幕を降ろすのも、この作品との付き合い方なのかと。この作品をバネにして次の作品に挑戦していきたいと思っています。本当にありがとうございました!」というようなご挨拶がありました。

そしてそして、最後の最後には、再びハイドに変身。会場は沸きに沸きまくり、当然のようにオール・スタンディング。パーンと銀のテープも飛び交い、華やかな幕切れとなりました。

 

興奮を鎮めるため、chat noirさんたちと椿屋珈琲店でお茶しましたが、その後更なる興奮が!なんと、駅まで歩いていると、向こうから美しい女性がふたり歩いてきました。ジキハイのアンサンブルの女性に似てるなーと思ったら、その後ろから、演出の山田和也さんとエマのパパを演じた浜畑賢吉さんが!思わず「素敵な舞台をありがとうございました。」と、声をおかけすると、立ち止まり、「ありがとうございました。」と、ちゃんとこちらを見てご挨拶をかえしてくださいました。握手してもらえばよかったですね!と話しながら調子に乗って日生方向へ向かうと、執事役の丸山さんが通過!ストライド宮川浩さんもたたずんでる!宮川さんにも当然のようにご挨拶。なんと、ずうずうしくも握手までしていただきました。

戸井勝海さんはすでに通過したらしく、残念がっていたら、なんと御大、鹿賀さん登場!もうびっくりです。興奮して見送っていると、今度は目の前にエマ、鈴木蘭々さん。私服は淑女のエマではなく、ポンキッキのランランちゃん。「こんな格好ですみませんね」と、笑顔で気さくに握手にも応じてくださり、「朝ドラも観てますよ~」と声をかけると、マネージャーさんともども、「よろしくお願いします。」とにっこりでした。

今日はたぶん千秋楽の打ち上げがあるのでしょう。みなさんでフツーに日比谷方向へ歩いて向かわれました。基本的に出待ちはしない主義な私ですが、こんなラッキーなこともあるんですね。みなさん、本当に気取らず丁寧な対応をしてくださって素敵でした。宮川さんの手は大きくて柔らかく、ランランちゃんはとっても華奢できれいな手でした。

名古屋・・・・大千秋楽・・・いやいや、・・・名古屋。。。千秋楽。。だめだめ。。

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15 コメント

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誘惑多し!? (八女)
2007-04-29 22:30:09
貴重なお話ありがとうございます
私も先日行ってまいりました。
初見でしたが、メインのキャストの皆様はもちろん、アンサンブルさんの迫力にほんとうに感動して帰宅しました♪
大千秋楽の誘惑は・・・pippi様、危うし!?
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ご一緒でしたね (ぷ~さん)
2007-04-29 23:07:48
私はG列の下手側にいました。
素晴らしい舞台でしたね~~~いい舞台を観たと感動して帰ってきました。
この感動を逃すまいと、観る側もすごい集中しました。仕事だってこんなに集中しないよ~~状態です。
しばらく、余韻に浸ります。
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これだからやめられません。 (pippi)
2007-04-29 23:17:35
>八女さん
なんだかんだ言って、今、必死で大千秋楽のチケット探しをしようとしているこの右手をどうしてくれようぞ・・・って感じです。

>ぷ~さん
私の前の列にいらしたんですね
本当に、一瞬も見逃すまいと集中しましたよ~
今夜は鹿賀さんの夢みられるといいなー
返信する
大興奮ですね! (emiemi)
2007-04-30 00:58:31
私も昨日、最初で最後のジキハイ見てきました!

鹿賀さん、マルシアさんの演技と歌に圧倒されまくりの舞台でした。

前回までの公演も無理してでも見ておけばよかった…とかなり後悔。



今日の千秋楽はステキなおまけ付きで、大満足の観劇でしたね☆うらやましいです。
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東京千穐楽、素晴らしかったです! (ぴかちゅう)
2007-04-30 04:39:43
pippiさま、ご無沙汰しております。
私も東京千穐楽を観てきました。前楽と続けて観たのでどっぷりと浸って長々といろいろ書いてしまいました。カテコのところの鹿賀さんのご挨拶の詳細までレポしていただいているpippiさまの記事を文中でご紹介させていただきました。ご了承くださいませm(_ _)m
演出の山田和也さんはロビーでおみかけしました。意図された出待ちでなくキャストの皆様に出会われたpippiさん、本当によかったですね。
私は遠征できないので、遠征されたらレポアップを是非是非お願いします。楽しみにしておりま~す(^O^)/
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初めまして (のろにゃん)
2007-04-30 11:14:52
私は28日の夜の部を観ました。
その日もスタンディング・オベーションで、
いつも以上に盛り上がっていましたが、
私も千秋楽を観たかったです。
鹿賀さんの最後の挨拶、
私も観た気になれました。ありがとうございます。

実は私は浜畑の身内で、
浜畑の名前を辿ってきました。
浜畑に声をかけてくださって
ありがとうございました。
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素敵な舞台に感謝! (pippi)
2007-04-30 20:18:14
>emiemiさん
前楽も本当に素晴らしかったと評判でした。そちらも観たかった~

>ぴかちゅうさん
さっそくぴかちゅうさんのブログ拝見し、完璧な東京千秋楽レポに感動しました!でも、「玉手箱」じゃなくて「おもちゃ箱」なんです・・・

>のろにゃんさん
浜畑さんのご身内とは!感激です。私、NHKの「男は度胸」からのファンなんです!ジキハイではロマンスグレーの素晴らしいお父上でしたが、素顔は本当に青年のようなすがすがしい雰囲気を持ち続けていらっしゃって感激しました。これからも応援していますとお伝えください!
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ごめんなさいm(_ _)m (ぴかちゅう)
2007-04-30 21:21:41
>「玉手箱」じゃなくて「おもちゃ箱」なんです・・・
ご紹介させていただいておきながらブログのお名前を間違えるなんて大変失礼申し上げました。お詫び申し上げますm(_ _)m
私の方の記事も早速訂正させていただきました。これに懲りませず、今後ともよろしくお願い申し上げます。
返信する
ジキル&ハイド (chat noir)
2007-04-30 22:21:01
皆様盛り上がっていらっしゃいますね!私も「ジキル&ハイド」満喫しました。忘れ難い舞台となりました。

pippi様 昨日はお世話になりました。あの時pippiさんに教えて頂かなかったらそのまま駅まで行っていました。「浜畑さんよ!」と囁かれた瞬間反射的に足が動き気づいたらダンヴァース卿の前に!今から考えると冷や汗ものですね。そしてその後宮川さん、鹿賀さんにもお会いして・・・公演の素晴らしさは勿論のことあのような思いもかけぬ出来事が次々に起こるとは!夢のような1日でした。このところずっとそうなのですが今日も朝からずっと「ジキル&ハイド」名曲の数々が頭の中を駆け巡っています。pippiさま名古屋是非ご一緒しましょう!

のろにゃん様 私も28日客席におりました。本当に素晴らしい夜でしたね!「ジキル&ハイド」が大好きで27~29日と千秋楽までの連続三日含めて気づいたら前回と同じく今回も7回日生劇場に通っていました。5月名古屋にも行きますので又ダンバース卿のエマを想う深い眼差しに心打たれることでしょう。昨日は偶然にもお会いして思わず公演の感激と感謝をお伝えしたくて突然お声をかけてしまいました。そんな失礼にもかかわらず浜畑さんはとても暖かく聞いて下さって感謝しています。すてきな思い出になりました♪
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こちらこそ、お世話になりました。 (pippi)
2007-04-30 23:49:51
chat noirさんの行動力には、本当に感服いたしました。ご一緒でなかったら、私も遠目にながめるだけで終わったと思います。名古屋に行くか、この素敵なハプニングで満足のまま封印するか、真剣考え中でございます。
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