2度目の「宮沢賢治〜」いよいよ堤真一さんの日。舞台向かって左に段田安則さん、中央に少女のようなおかっぱの鈴木京香さん。「セカンドバージン」のような艶っぽさでなく、とても可愛らしい姿。そして右側に先日見たばかりのヤクザなオールバック堤真一さんとは180度な、やわらかいベージュのシャツに髪をしゃらっと流した学生のような優しい堤さんがいました。役者さんて、やっぱりすごいなあ・・・
今回は上手だったので、堤さんが目の前。うっとり。プログラムは前回と全く同じですが、役者さんが入れ替わるとこうも違った雰囲気になるんですねえ。。「注文の多い料理店」で、京香さんが山猫軒の注意書き(体に塩をもみこんでください!とかいうやつ)をアニメ声で読み上げるとお隣の堤さんがくすっと笑い、表情をゆるめて、なんとも「かわいいなあ・・・」というお顔をされました。そこに、ものすごーく親しい者同士の空気感がありかなりうらやましい。。。いやいや、そりゃ先入観でしょ!・・・と妄想を振り払いましたが、繰り返される堤さんの「くすっ
」に、ちょっとフクザツな思い。。。って、心が狭い私でした。
それはおいといて、それまでずっと標準語で賢治作品を朗読していた京香さんが、「稲作挿話」 で見事な東北弁を聞かせてくれました。東北の人が東北の作家の作品を静かな東北弁で読む。それが、こんなに心に沁みるものだとは。いや、想像以上の感動でした。ちょっとしたアクセントまでが美しい
「雨ニモ負ケズ」は堤さん。
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ・・
と、「行って」を強調する朗読がとても印象的で、いままで聞いたどの「雨ニモ負ケズ」よりも強い強い意志を感じました。段田さんは、その心のありようが声色ひとつでどんなふうにも変化する。やはり、この方は「演劇界の至宝」なんだなあと思います。「叔母との旅」の再演もいきたいなあ。。。
と、心から思いました。
舞台全体を埋め尽くすような星がこぼれる「星めぐりの歌」でははからずも涙。「よだかの星」では、よだかの最期を語る堤さんの深い声の向こうに、まぼろしのよだかがまっすぐ天を駆け上がっていく姿がはっきりと浮かんで見えました。
終演後、ロビーにシス・カンパニー代表の北村さんがお客さんと談笑しながら、「いや、急に言われてこちらも困った・・」といった声が聞こえました。今回、寺島しのぶさんの妊娠で予定されていた舞台が中止になり、急遽この企画が持ち上がったらしいのですが、思わぬ収穫で、短い間に別な印象の堤真一さんを見られ、また心が疲れたこの時期に宮沢賢治の言葉の泉に癒され、ステキな時間をもつことができた幸せを噛みしめています。しばらく舞台に関しては隠居しようかと思ってましたが、我慢できるかな〜できないかな〜・・・・













」というのでよく見ると確かに耳の中に赤いおできのようなものが















