代車はメルセデスのBクラスであった。Aクラスのほうが安いのでそれが良かったのだが、人気があるから無くなっていたのだろう。前回は2012年に借りているようだ。それを読み返すが、その騒音に関しては全く異なって甚だしい。今時ディーゼルエンジンでもこれほど酷い音の車は無いであろう。そして借りた車自体が走行700KMに満たない新車そのものである。
実はマンハイムの地下の駐車場に停めて出ようと思ったときに、エンジンが掛からなくなった。電話をして、取り替えてもらう約束をした。そして地下で待っている間に更に試すとエンジンが掛かった。どうも理由はクラッチを完全に踏み込んでキーを回し切らないと起動電動モーターに電源が入らないようになっているらしい。その出来が大変悪い。
なるほど今回のものはエンジンも2リットルなさそうでひ弱だが、ダッシュボードあたりのデザインもしっくりと来ない。これならばフランスの会社の遊びの方が遥かに素晴らしく、とんでもないと思った。新車価格は二万八千ユーロぐらいで、さまざまな装備が付いている。
たとえばサイドミラーの警告ランプなども紛らわしく、視覚に邪魔になるようなディスプレーなど今までに乗った車で最も悪質なものだった。乗り心地もクラッチのつながりも悪く、ギアーを入れ替えるとロケットの切り離しのように鞭打ちになるような発射があるのだ。これほど繋がりの悪いクラッチならば昔借りたことのあるフィアットのプントの方が良かった。
正直、音だけでも日本車の方が価値があり、部品の集め方がとても悪く、嘗てのオペルの没落期よりも調整が悪い。どうしてこのような車を製造したのか分からないのだ。実はこの車の初期タイプをお隣さんが乗っているのだ。その人はEに乗っていて壊れたので乗り換えたのだ。余程そのEが良くなかったのだろうか。下取り値段に上乗せして購入したのだろう。
2014年のワインはかなり良いと書いた。ボディー感があっても酸が効いていて、2011年とは大分異なり、2008年よりも酸が構造的で繊細なので期待が出来るかもしれない。ブルグンダー種に関しては全く心配が要らない。
さて、グーツリースリングで、モスバッハ―醸造所はなにを示していたか?VDPの基準としてはそれなりにテロワールを示して尚且つ上級のリースリングへの興味を喚起しなければいけないのだ。前者の点では、石灰質の抜けの悪さのようなものが顕著で、個人的には傷だと思われた点がある。なるほどグーツリースリングに本格的なそれを求めるのはお門違いである。2013年のビュルクリンヴォルフのグーツリースリングが評価本で著しい高評価を受けていたが、なるほどその様々な地所の土壌感は示せていても、それ以上のものではなかった。要するに、ミネラルの質が一定しないときのミックスされたテロワー感であり、ただ酸が効いておいしいだけなのだ。VDPではグーツリスリングに美味しさを求めていない。重要なのは、本格的なワインへの興味を引き付ける素材の良さである。
なるほどモスバッハ―のグーツリースリングはビール代わりに食事を流し込む飲み物としてはこれ以上いうことはない。但し単品として楽しめるかというと、先ずややケミカルくさい香り以外にはほとんど鼻では楽しめないのだ。味も目視できる炭酸の粒など新鮮さ以外の何物でもない。要するにヴァイツェンビーアなら一ユーロもしない缶で楽しめるものが、グラス一杯で二ユーロ半を越している。そして何よりも高くつくのは、こうしたワインはどうしてもがぶ飲みになって、大事に飲まないから高くついてしまうのだ。この手のワインを三本飲むなら、12ユーロのワインを二本一年を掛けて味わいたい。要するに高くつくのである。
自動車でも市場は様々で、そうしたニーズがあるのは分かるのだが、個人的にはなんとも不可解な商品が存在していることがある。ワインの場合も現在のライフスタイルからして、もはやと思われることも多い。しかしよく考えてみれば十年前には今では考えられないような生活があったことも事実である。少なくとも五年前までは毎日のようにワインを開けていたのである。リッターワインを購入していたこともあったなと思い出すのだ。
参照:
新Aクラスのターゲット 2013-08-23 | 雑感
市場が見え難い車Bクラス 2012-08-14 | 雑感
なんと内容の濃い試飲会 2014-10-29 | 試飲百景
週末の走りと喉越し 2014-09-02 | 生活
初の13年ラインガウ試飲 2014-05-31 | 試飲百景
実はマンハイムの地下の駐車場に停めて出ようと思ったときに、エンジンが掛からなくなった。電話をして、取り替えてもらう約束をした。そして地下で待っている間に更に試すとエンジンが掛かった。どうも理由はクラッチを完全に踏み込んでキーを回し切らないと起動電動モーターに電源が入らないようになっているらしい。その出来が大変悪い。
なるほど今回のものはエンジンも2リットルなさそうでひ弱だが、ダッシュボードあたりのデザインもしっくりと来ない。これならばフランスの会社の遊びの方が遥かに素晴らしく、とんでもないと思った。新車価格は二万八千ユーロぐらいで、さまざまな装備が付いている。
たとえばサイドミラーの警告ランプなども紛らわしく、視覚に邪魔になるようなディスプレーなど今までに乗った車で最も悪質なものだった。乗り心地もクラッチのつながりも悪く、ギアーを入れ替えるとロケットの切り離しのように鞭打ちになるような発射があるのだ。これほど繋がりの悪いクラッチならば昔借りたことのあるフィアットのプントの方が良かった。
正直、音だけでも日本車の方が価値があり、部品の集め方がとても悪く、嘗てのオペルの没落期よりも調整が悪い。どうしてこのような車を製造したのか分からないのだ。実はこの車の初期タイプをお隣さんが乗っているのだ。その人はEに乗っていて壊れたので乗り換えたのだ。余程そのEが良くなかったのだろうか。下取り値段に上乗せして購入したのだろう。
2014年のワインはかなり良いと書いた。ボディー感があっても酸が効いていて、2011年とは大分異なり、2008年よりも酸が構造的で繊細なので期待が出来るかもしれない。ブルグンダー種に関しては全く心配が要らない。
さて、グーツリースリングで、モスバッハ―醸造所はなにを示していたか?VDPの基準としてはそれなりにテロワールを示して尚且つ上級のリースリングへの興味を喚起しなければいけないのだ。前者の点では、石灰質の抜けの悪さのようなものが顕著で、個人的には傷だと思われた点がある。なるほどグーツリースリングに本格的なそれを求めるのはお門違いである。2013年のビュルクリンヴォルフのグーツリースリングが評価本で著しい高評価を受けていたが、なるほどその様々な地所の土壌感は示せていても、それ以上のものではなかった。要するに、ミネラルの質が一定しないときのミックスされたテロワー感であり、ただ酸が効いておいしいだけなのだ。VDPではグーツリスリングに美味しさを求めていない。重要なのは、本格的なワインへの興味を引き付ける素材の良さである。
なるほどモスバッハ―のグーツリースリングはビール代わりに食事を流し込む飲み物としてはこれ以上いうことはない。但し単品として楽しめるかというと、先ずややケミカルくさい香り以外にはほとんど鼻では楽しめないのだ。味も目視できる炭酸の粒など新鮮さ以外の何物でもない。要するにヴァイツェンビーアなら一ユーロもしない缶で楽しめるものが、グラス一杯で二ユーロ半を越している。そして何よりも高くつくのは、こうしたワインはどうしてもがぶ飲みになって、大事に飲まないから高くついてしまうのだ。この手のワインを三本飲むなら、12ユーロのワインを二本一年を掛けて味わいたい。要するに高くつくのである。
自動車でも市場は様々で、そうしたニーズがあるのは分かるのだが、個人的にはなんとも不可解な商品が存在していることがある。ワインの場合も現在のライフスタイルからして、もはやと思われることも多い。しかしよく考えてみれば十年前には今では考えられないような生活があったことも事実である。少なくとも五年前までは毎日のようにワインを開けていたのである。リッターワインを購入していたこともあったなと思い出すのだ。
参照:
新Aクラスのターゲット 2013-08-23 | 雑感
市場が見え難い車Bクラス 2012-08-14 | 雑感
なんと内容の濃い試飲会 2014-10-29 | 試飲百景
週末の走りと喉越し 2014-09-02 | 生活
初の13年ラインガウ試飲 2014-05-31 | 試飲百景
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