Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

自己記録のゴールドラッシュ

2016-10-24 | アウトドーア・環境
やった、またまた自己新記録樹立だ。先週は山登りコースだったので、二週間ぶりの峠攻めであった。気温摂氏6度だが、深い霧で湿っていて、決して有利ではなかった。人気もあまりないが、八時を過ぎている。五時前に目が覚めてうとうとしていたので体調は悪くはない。念のために心拍計を着けて体調をコントロールする。準備体操で筋が伸びる感じが分かり、其々の動きに慣れてきた感がある。パンツを脱ぎ棄て、思い切ってフリースも脱ぎ捨てる。湿り気に鬱陶しさを感じたからだ。

さて出発、いつものように最初の二三十メートルは腕に力が入るが、直ぐに臍を意識して体幹走りに徹する。最初の右カーヴで心拍計は鳴るのだが、息がとてもし易く、幾らでも加速可能な状態だ。以前そこを親爺と並んで話しながら走っていた例の走力のある奥さんのことを思い浮かべる。自分も出来るではないか。坂が始まっても好調だ。出鼻から若干便意があったのだが、意欲を挫かれてもいけないと思って、何を差し置いても出掛けたのだが、丁度下腹などに意識が行くので決して悪いだけではなさそうだなどと考えるが、不安もある。このことでいつも思い出すのがマラソン選手のショーターが日本の大会中にそこいらの河原にかがみに行っても断トツ優勝したことだ。今ならば薬を肛門から入れないかなどとそこまで監視しないといけないだろう。

最初の左カーヴで坂を終えても快調で足が面白いように動き、心拍数の警告に拘わらず余力がある。こんなことは初めてで、これは久しぶりの20分割りは堅いと思った。その後も心拍数に拘わらず快調な足取りで、頂上が近づいたところでジープに抜かれる。如何に、峠を越えてからも心拍数を保ちながら、下りで加速出来るかだけを考える。峠で誤って時計のストップのスイッチを押したが、再びスタートに入れて下りに専念する。以前ならば足元がふらふらして減速するところを加速に切り替える。足元も視界も悪いながら快調である。その分足を引っかけないように慎重に走るが、躓くことなく最後の下りの左カーヴ手前まで来た。前回も下りは早かったので、そこまで早いかどうかは自信がなかったが、心拍数を下げていない自信だけは充分にあった。警告が鳴るが持続を第一に歩を緩めない。記録を見ると案の定最後の十分弱のスパートで最初の十分間と同じように心拍数170を超えていた。年齢からすると高過ぎるのだが、全く不愉快ではなかったのだ。その体調によって感じが違う。

上りは残念ながら18分台には及ばず19分25秒でまずまず、下りて来て31分18秒は四週間前の自己記録を一分半以上短縮している ― 記録を見ると昨年12月に31分台を出していたので、それは記録で無かったことになる。愈々念願の30分割れが現実的になって来た。そもそも体幹の意識はクライミングでの必要性から来たのだが、こうして走り方とその使い方が分かってくるとスキーの滑降も全く同じだと気がつく。それどころか今水泳を練習すれば結構上手くなるのではないかと思う。

体重を量ると驚くことに増加傾向にあって72㎏を超える。下腹や脇などから足の付け根辺りに筋肉がついてきている可能性がある。同時に上体の胸元は締ってきているが、寧ろボリューム感が増しているので、想像するような長距離ランナーの体とはまた異なる方向に動いているようだ。そして意外にいいのが、平素の姿勢が良くなるだけでなく、身の動きに切れが出来てくることである。これは予想していなかったおまけなのだが、とても価値がありそうだ。柔軟体操に加えて身の動きが快活になると可成りライフスタイルに影響して来る。そしてとても健康的に他ならない。

本日は駐車場に続く道での視界が効かなかったのでランニングなどの人たちを見落とし易かった、先日丁度同じところぐらいでシカが道を横切った。危ないところだった。バムビは林道で頻繁に見かけるが、シカは久しぶりだった。やはり奴らはバムビに比較すると半分馬鹿だと思った。



参照:
新フォームで記録に挑戦 2015-12-17 | 生活
スピードランニングの道 2016-10-17 | アウトドーア・環境
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