日々・from an architect

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沖縄へ(6) 和やかな日差しの中の奥竹島のハーリー

2016-05-07 14:36:37 | 沖縄考
小学生時代を過ごした熊本県天草郡下田村北(現・天草市下田)の天草灘に注がれる下津深江川の河口で、かつて毎年行われていた、部落対抗戦で沸き立つ「ぺーロン」の様子が、蘇ってきた。
南城市の海沿いを走ると現れる奥竹島。150メートルほどの短い橋を渡ると、簡単な屋根をかけた船置き場が現れ、そこに「ハーリー」が置かれていたからだ。

下田でも、長崎でも「ぺーロン」と呼称されているが、此処沖縄では「ハーリー」である。
此処でのハーリーは、例年旧暦の5月4日に行われるとのことだが、今年は6月4日(水)、豊魚や航海の無事を祈願する海神祭として根付いていて、海人(うみんちゅ)の島の伝統に思いを馳せた。

ところでこの島の名物は「てんぷら」である。てんぷら店が軒を並べ、大樹の木陰では、家族連れの人たちが、旨そうにウースターソースをかけた`てんぷら`を頬張っている。衣が厚くてもちもち、がイメージコトバ。`おやつ`なのだそうだ。
春の日の中の「ハナリ奥竹」離れ島奥竹の一齣だった。


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