「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

熊本県球磨村  「 肥薩線 ・ 一勝地駅 ( いっしょうちえき ) 」

2013-05-12 05:05:29 | モノレール ・ 乗り物 ・ 旅客機




「 肥薩線一勝地駅 」







































駅の横にある 「 一勝地郵便局 」












一勝地駅 ( いっしょうちえき ) は、熊本県球磨郡球磨村大字一勝地甲字友尻にある、
九州旅客鉄道 ( JR九州 ) 肥薩線の駅である。


駅構造は、単式ホーム2面2線を有する地上駅。
以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の2面3線で、
単式ホーム側に駅舎のある構造を持っていたが、島式ホームの内側の線路を撤去したことにより、
ホーム・線路・ホーム・線路、の順の特異な配列を持つ2面2線の構造となった。
回廊のある古い木造駅舎が残る。

地元農業協同組合であるJA球磨の簡易委託駅で、マルス・POS端末は設置されていない。
また、駅舎にはJA球磨が同居する。

「 SL人吉 」 運行日のみ、停車時間に合わせてホームで駅弁 「 一勝地弁当勝つ弁 」 が販売されている。

駅周辺には集落が球磨川両岸と芋川両岸に広がっており、
特に、球磨川に注ぐ芋川沿い ( 一勝地温泉方向 ) に集中している。
当駅から東方向に約100mほどの距離の熊本県道・鹿児島県道15号人吉水俣線上には
産交バスの一勝地駅前バス停が、約600mの距離にある対岸には一勝地バス停がある。

熊本県道・鹿児島県道15号人吉水俣線 - 人吉から一勝地までは球磨川に沿って走り、
一勝地からは芋川に沿って走っている。


歴史
1908年 ( 明治41年 ) 6月1日 - 帝国鉄道庁が開設。
1914年 ( 大正3年 ) 4月7日 - 駅全焼。出火原因はストーブの煙突。
1986年 ( 昭和61年 ) 11月1日 - 電子閉塞装置導入により無人化。
1987年 ( 昭和62年 ) 4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。


その他縁起の良い名前の駅であるため、駅舎に入居しているJA球磨一勝地駅支所にて
平日のみ 「 必勝お守り記念入場券 」 を販売している。
スポーツ選手や受験生などが勝利 ( 合格 ) を祈願し買いに来る。
また、駅に隣接する一勝地郵便局でもお守りを販売している。

肥薩線の真幸駅との乗車券は、 「 一生 ( 一勝地駅 ) 幸せ ( 真幸駅 ) 」 という語呂で親しまれており、
JR九州でも 「 一生 ( 一勝 ) 幸せきっぷ 」 として販売されている。


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