「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎県平戸市  「 平戸オランダ商館 」

2016-10-14 07:54:23 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣















































平戸瀬戸を眺める白亜の洋館。
平戸オランダ商館は、1609年に設立された東アジアにおける貿易拠点で、
江戸時代初期の日本の対外政策を考える上で重要な存在であった。
平戸では比較的自由な活動ができたため、商取引や日常生活で様々な交流が行われていた。
しかし、進展する鎖国政策により、1641年に長崎出島への移転が命じられ、
約33年の平戸時代は終焉を迎える。

復元された建物は、1639年に完成した巨大な石造倉庫であり、
日本ではじめての洋風建造物である。
屋根などは、一部日本建築の要素も感じられるが、
約2万個もの砂岩切石や48cm角の大きさの柱などが使用され、
外観や構造はオランダの建物に酷似していて、異国情緒を漂わせている。



この記事についてブログを書く
« 第7位 みずがめ座 今日の... | トップ | ボブ・ディランの曲名をつけ... »