打上橋の向うに打上水路橋が見える
現役であるため鋼材とガードレール等で補強・補修がされている
打上橋の下は深い谷になっている
草に覆われた橋脚部分
ところどころ補修が見える輪石
自然の栗石が使われた壁石
間近で見ると石橋の迫力が感じられる
橋の袂にある 「 車矼供養塔 」
石工の名が刻まれた供養塔の側面
供養塔の側面には 「 石工 山袋村 山村藤四郎 」 と刻まれている
橋の下を流れる下流の谷
所在地 / 大分県宇佐市院内町高並 打上 ・ 高並川
架橋 / 文久3年 ( 1863年 ) 5月
石工 / 山村藤四郎
長さ / 17.8m 幅 / 3.0m
拱矢 / 5.3m 径間 / 11.8m
環厚 / 55㎝
単一アーチ
打上橋は壁石の上部が破損したこともあって、橋面上に鋼桁を渡して利用している。
右岸の橋の袂には 「 車矼供養塔 」 があり、架設年月や石工名が刻まれている。
石工は明治24年に東谷村(現在の中津市本耶馬渓町)の深瀬橋を架けた、
宇佐山袋の山村藤四郎である。
高並川へ降りて下から見上げると、上の打上橋と上下するように打上水路橋が並んで見え、
こうして上下2段に石橋が見れるのも珍しい旧・院内町では最古の石橋である。
打上橋へのアクセス
打上橋へは、国道387号線を宇佐市内から宇佐別府道路の院内インターを過ぎて、
1キロほど行くと県道664号線に入る道が右にある。
そこから入って500mほど行った右側に水路橋と上下して架かっている。
橋の袂には打上橋の展望所がある。
駐車は町の施設が多いので、邪魔にならない駐車場所に止めた。