東京大学の赤門は有名だが、
福岡県みやこ町豊津にある中高一貫校の育徳館の西側に黒門がある。
一時真念寺の山門となっていたが、昭和45年に育徳館高校に再建されたもので、
この育徳館と黒門は、学校の説明によると、
「 宝暦八年(1758)小倉城三の丸に開かれた小笠原藩校思永齋は思永館となり
永く藩士の学問所として栄えた。
慶応2年の御変動で長州に敗れた小笠原藩は香春を経て明治2年
錦原に藩庁を移し同3年(1870)藩校育徳館を開校した。
「 黒門 」 は育徳館正門として建てられた。
当初の黒門の位置は育徳館高校のグランドの中央部付近といわれる。
廃藩置県後学制も改められ、明治7年第三十五番中学育徳学校、
明治12年福岡県立豊津中学校となり、
明治20年県立豊津尋常中学校と改められる。 」 とある。
この 「 黒門 」 は、毎年、入学式と卒業式に開門するという。