大城森グスク ( 二又グスク ) の遠望
西側のグスクにあたる場所
照屋東交差点側にあるグスクの頂部にある殿
消防署の先の小路を上がって行ったグスク道
殿(どぅん)の下にある石垣
頂部に行く途中にある 「 カラハワノ御川 」
東側のグスクの下にある特養老人ホーム 「 いとまん 」
東側のグスク内にある拝所
グスク内の石積み
大城森グスクは南山城跡の北に位置し、
照屋グスクとは県道7号線を挟んで真反対側になる。
グスクの性質は南山城の物見として機能し、
グスクの発生過程からの聖域の性質が強く感じられたグスクである。
いずれにしても山南時代の流れを汲む14~15世紀のグスク(拝所)だと思われる。
また、このグスクは西にも物見が存在し、
二つの丘にそれぞれ物見があったことから、「二又グスク」とも呼ばれている。
掲載している東側と西側の両グスクであるが、
照屋グスク同様にグスクの裏に報得川が流れていることから、
唐との貿易交通の安全を願っての祈願場所だったとも考えられる。
大城森グスクへのアクセス
大城森グスクへは、県道7号線の糸満市照屋東交差点を左折して
糸満消防本部の先を過ぎて、およそ200mほど行くと右に「老人ホーム」がある。
その脇を入った突き当りがグスクになる。
また、西側のグスクは消防署を過ぎて自動車工場の手前を上っていったところにある。
遠望の山の頂上に少しだけ見える。
駐車は、写真上の老人ホーム横の道を上った所のフェンスの脇に止められる。
( 沖縄県糸満市大里 )
このグスクの西側の消防署の向かいのサトウキビ畑の中に、
ケービン ( 沖縄軽便鉄道 ) の築堤の跡が残っている。