「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県飯塚市 「 柳原白蓮が暮らした部屋 」

2014-06-19 00:02:41 | 文学・文化・映画作品



二階が白蓮が暮らした部屋








柳原白蓮







全面ガラス窓になった庭園側







白蓮の部屋から見える庭園







部屋に掛けられた白蓮直筆の掛け軸







家紋をあしらった床の間の天井






白蓮が暮らした部屋の天井







有田焼きで造られた電灯のソケット







次の間にある天井の仕切り







取っ手のチューリップと今は煤けて黒くなった銀箔があしらわれた襖








内壁の明り取り






食事などを差し入れた階段上の小窓







白蓮の部屋に続く階段











柳原白蓮が暮らした部屋は北棟の二階の角にある。
その部屋に一本の掛け軸が掛かっている。

『 朝化粧 五月となれば京紅の
             青き光も なつかしきかな 』 


この歌は、白蓮が旧伊藤邸で暮らした時に詠んだ一首で、
五月の光の中で朝化粧した時に、
ハマグリの口紅に、なつかしい京都を飯塚からしのんで詠んだ歌である。

この歌は、大正4年(1915年)発刊の白蓮第一歌集 『 踏絵 』 をはじめ、
その後、『 白蓮自選歌集 』 や 『 流転 』 などに収録された歌で、
白蓮自身がこよなく愛した歌でもある。



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