現在全校生徒22名が通う知名町立上城小学校。
小学校は海抜146m,大山北側の中腹にあり,
知名町の中心街まで7.5km,
和泊町の中心街まで10.5kmの所に位置し,
校区には,上城・下城・新城の三集落があります。
上城小学校区は,沖永良部島の南西部大山北麓の段丘部に位置しています。
「 上城 」 のことは俗に 「 西目(ニシミ) 」 と言われています。
奄美地方では一般に北の方角を「ニシ」と称することから,
「ニシミ」は「北を見る」という所在の位置による地名であると言われています。
明治27年新学校令実施に伴い,
下城簡易小学校より上城尋常小学校となりました。
上城の東部は和泊町及び大字上平川からなっており,
西部は大字田皆,北部は東シナ海と接しています。
一方,南方へは大山の町有林へと続き,
集落の中心部を東西に町道鉢巻線が走り,
南北には知名新城線が通っています。
人情味豊かで住みやすく,
言語はやわらかく島内でも本校区の方言は
「 ふとばやわらさ(言葉が上品でやわらかい)ニシミ村 」 と、
島口説でうたわれています。
三味線や島唄,イシシハカマ等の伝統芸能を大切にし,
受け継いでいこうとする伝統があります。