「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県下地島  「 通り池 」

2017-05-24 12:24:24 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所


























































下地島の通り池は2つの池が自然の橋で結ばれた鍾乳洞で、
底の方は海と通じているので海水である。
池の直径は、小さい方は55mで、大きい方が77mと20mほど大きくなっている。
そんな通り池には色んな伝説が残っている。

◯ 「 正夢伝説 」

昔、下地島に住む男が漁に出てヨナタマという人魚を釣った。
物を言う珍しい魚だったので、 「 明日は隣近所を集めて鑑賞しよう 」 と、
炭火に干しておいた。
その夜、隣家の幼児が夜泣きして 「 いま伊良部島へ行こう 」 と叫んだ。

海の方から 「 ヨナタマ、どうして帰りが遅いのか? 」 という声がし、
ヨナタマが 「 炭火にであぶられている。
早くザン ( ジュゴン ) を寄こしてくれ 」 と答えると、
母子は恐ろしくなり伊良部島へ向かった。

翌日戻ってみると、すべてが津波に流され、
母子の家屋跡は陥没して池になっていた。

「 宮古島記事仕次 」 が書かれた1748年には村の形跡があるが、
そご後、村つくりは無かったという。
その後も1771年の明和大津波に襲われた。



◯ 「 継子 ( ままこ ) 伝説 」

昔、下地島に妻に先立たれ息子と暮らす漁師がいた。
やがて再婚し、三人は仲良く暮らし始めたが、
後妻に子どもが生まれると、継母 ( ままはは ) は前の妻の子を疎ましく思い、
ある日、継母は兄弟を通り池に連れて行き、
前妻の子である兄をツルツルした岩場に寝かせ、
自分の子の弟をゴツゴツした岩場に寝せた。

そしてその夜、継母はツルツルした岩場に寝ていた子を池に突き落とし、
残った子を背負って一目散に家へと向かうと、
途中で背負っていた子が 「 弟はどうしたの? 」 って尋ねた。
継母は驚いて背中の子を見ると、前妻の子をであった。

ゴツゴツしていた岩に寝ていた弟が寝れないというので、
優しい兄は、弟が眠れないのなら自分が寝ていたツルツルした場所と交代した。
そのことに気づかず間違って我が子を池に落とし込んだ継母は、
背中の兄を放り出すと、そのまま自分も池に飛び込んで命を絶ってしまった。



第10位 みずがめ座 今日のラッキーポイント 「 座右の銘 」

2017-05-24 06:00:51 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

今朝、雨は降っていなかったが、
未明に雨が落ちていたのか?
散歩に出ると道路が濡れてブチになっていた。
大した量ではないがちょっと前から雨が落ちてきた。
今日の仕事のことを考えるとウレシイ雨になりそうである。
そんな今日の順位は10位で、
ラッキーポイントは、
「 座右の銘 」 である。

衝動買いで無駄遣いしそう?
慎重な商品選びを心がけよう!



   今日のコトバ

 嵐の前の静けさ

 ( あらしのまえのしずけさ )

嵐の前の静けさとは、
大きな事件や異変が起こる前の一時的に訪れる不気味な静けさのこと。
暴風雨が襲う前、一時的に雨や風がおさまって静かな状態になることから。
不安を感じるような不気味な静けさをあらわす。